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愛がこわれるとき 1990 アメリカ
FOX
SLEEPING WITH THE ENEMY
ストーリー  投資コンサルタントの夫は独占欲が強くて暴力的。
監督 ジョセフ・ルーベン
出演 ジュリア・ロバーツ パトリック・バーギン ケヴィン・アンダーソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  海辺のシーンが美しい。しかも満ち潮になったら海に浸かってしまいそうな位置の白くて大きな別荘。音楽も映像も素敵なのに、「若い医者と何があったんだ!」といきなりのDVシーン。もちろんその直後にプレゼントしたりと急に優しくなる夫。典型的なパターンだ・・・
 チャンスは突然やってきた。水難事故を装って夫から逃げ出す計画だ。夫に隠れて水泳を練習し、逃げ出すことに成功。ローラは死に、新しい自分が生まれた。
 森の中の一軒家を借りて、名前をサラ・ウォーターズと変え、新しい生活をスタートさせたローラ。陽気にジェット団の歌を歌う隣人のベンとはたちまち仲良くなるが、夫の影に怯える彼女はなかなか結ばれない。男装シーン、階段での求愛シーンなど印象に残りそう。
 しかし終盤は普通のハリウッドサスペンス。夫に怯える妻を普通の演技でちょっとだけ楽しめるといった感じ・・・
(2006.7)

アイス・エイジ 2002 アメリカ
FOX
ICE AGE
ストーリー  サーベルタイガーたちが人間の村を襲い、赤ん坊一人がマンモスのマニーとナマケモノのシドによって拾われる。彼らは人間の村にその赤ん坊を届けようとするのだが・・・
監督 クリス・ウェッジ
出演 山寺宏一 太田光 竹中直人
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  観る順番が逆になってしまったけど、これはいい話。種族が違う動物の間に友情が芽生えるとか、人間を殺さなければ自分たちが狩猟の対象になるいがみ合った関係なのに、赤ん坊を返すことに納得するサーベルタイガーのディエゴの心など。現在の人間の世界に照らし合わせても興味深いところだ。
 実際に人間たちが動物を襲う場面はないものの、食物連鎖を考えればマンモスなんてかなり敵対心を持つであろうし、タイガーだって殺される対象となったのであろう。

2002年アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート

(2007.1)

アイス・エイジ2 2006 アメリカ
FOX
ICE AGE 2: THE MELTDOWN
ストーリー  マンモスのマニー、ナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴの3匹。氷河期が温暖化によって終焉を告げようとしていることを知り、船のあるところまで皆を移動させようとする。
監督 カルロス・サルダーニャ
出演 ジョン・レグイザモ デニス・リアリー レイ・ロマノ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  どんぐり命のスクラット!心置きなく笑ってしまった・・・376席の場内に1人だけだったし・・・
 字幕版を観たのですが、前日に観たジョン・レグイザモの顔がシドの顔に焼き付いてしまって、すでにシドの顔を思い出せないでいます。他の俳優で思い出せるのはクイーン・ラティファだけだったのですが、マンモス・エリーの顔にラティファを思い浮かべようにもフレームアウトしそうなほど大きい顔ですから、どうもピンときません。それよりも、彼女の目がダイアン・キートンに見えたんです。そして、マンモス・マニーの目がハリソン・フォードに見えて・・・
 3DCGアニメにも慣れてきたつもりだったのですが、飛んだり滑ったりするスピード感が凄くてジェットコースターに乗ってる気分にさせてくれました。前作が未見であることもよかったのでしょうか。映画の内容は温暖化による氷河期の終焉。夏向けの映画かと思っていましたが、丁度氷が溶けて春を感じました。マンモスが絶滅するというしつこいまでの台詞にはちょっと悲しくなりますが、エリーと上手くいきそうな予感にほのぼのさせてくれます。
 途中でミュージカルの替え歌が登場するのですが、何の映画だったか思い出せません。
(2006.4)

愛と死をみつめて 2006 日本
TVM(テレビ朝日)
ストーリー  『愛と死をみつめて』のTV版リメイク
監督 犬童一心
出演 草なぎ剛 広末涼子 室井滋
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  ミコが死んでから、本が売れたおかげで非難の声も多く、河野さんがそうしたことで悩んでいたときに世界文学全集を3年間送り続けてきた綿引という女性がいた。河野さんは彼女と結婚することになるのだが、結婚が決まったときにはまたマスコミの記者会見で罵倒される・・・こうしたプロローグで始まったが、「純愛を売り物にするのか?!」という、人間味を欠いたマスコミによるバッシングの現実社会。彼等は自分たちが非難の記事を売り物にしていることに気付いていない。
 テレビドラマとは思えぬほど金がかかっていそうな60年代のセット。『三丁目の夕日』の影響もあるのだろうか、車もどこから集めたのかオート三輪などを使い、当時の雰囲気を上手く表現していました。草なぎ・広末のコンビにはそれほどの魅力は感じなかったけど、回りの人たちの演技に泣かされました。特に河野さんと同じ学生寮に住んでいる滝沢さん(池田努)。生活のために稼いだバイト代を鷲掴みにして交通費として使うように差し出すシーンがよかった。

 手術後の広末の演技はリアルだった!ちょっと評価が上がってしまいました。電話口でのギター演奏は「禁じられた遊び」ではなかった。しかしまぁ、よくキスをするなぁ・・・
(2006.3)

愛の選択 1991 アメリカ
FOX
DYING YOUNG  THE CHOICE OF LOVE
ストーリー  恋人の浮気現場を目撃して別れたばかりのヒラリー。そして富豪の息子ヴィクターの看護にあたるが、彼は白血病だった。
監督 ジョエル・シューマカー
出演 ジュリア・ロバーツ キャンベル・スコット ヴィンセント・ドノフリオ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  「毒薬を飲まされている」という表現が意外とピッタリくるほど、発作、嘔吐、スクリーミングが迫真の演技。
 74年型ピンクのキャデラック。海辺へのドライブ。難病モノとはいえ、さすがハリウッドの恋愛ドラマ。しかも結ばれてからがうだうだと進み、ちょっと飽きてしまう。クイズ合戦で心理状態を上手く表現したことが面白かったけど、ゴードンというライバルの出現やヴィクターを探していた父親の登場もそれほど訴えるものがない・・・後半の展開を上手く涙を誘うものにしてほしかったというのは日本人的発想なのかもしれないが、最後も死なずに終わることにもビックリ。

1992年MTVムービーアワード 女優賞、ブレイクスルー演技賞ノミネート
(2006.7)

アイ・ラブ・トラブル 1994 アメリカ
ブエナ
I LOVE TROUBLE
ストーリー  列車事故の報道によってシカゴ・クロニクル誌の売れっ子コラムニスト、ピーター・ブラケットとライバルのグローブ誌の新人記者サブリナ・ピーターソン(ロバーツ)がスクープ合戦を繰り広げる。
監督 チャールズ・シャイア
出演 ジュリア・ロバーツ ニック・ノルティ ソウル・ルビネック
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  普通の記者とは違った手段で・・・ちょっとした鉄道員の名前から電話帳を頼りに電話しまくるサブリナ。整備員がアルコール依存症というスクープをモノにしたおかげで、ブラケット(ノルティ)は仰天。
 徐々にスクープ合戦もエスカレートし、互いに独自の調査も白熱するが、あるビルのエレベーターに閉じ込められ、銃で殺されそうになった二人。ミルクの会社とか調べるところからコメディ色が強くなりすぎて、最初の社会派の雰囲気が台無しに・・・
(2006.5)

愛を殺さないで 1991 アメリカ
Col=COLTRI
MORTAL THOUGHTS
ストーリー  殺人事件の重要参考人シンシア(ムーア)がウッズ捜査官(カイテル)に尋問される。彼女の親友ジョイス(グレン・ヘドリー)が夫ジミーと諍いが絶えないことで相談。
監督 アラン・ルドルフ
出演 デミ・ムーア ブルース・ウィリス ハーヴェイ・カイテル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  「おっぱい見せろ」って、いつも見てるだろーが!
 
(2006.3)

青い車 2004 日本
スローラーナー
A BLUE AUTOMOBLE
ストーリー  中古レコード店で働くリチオは幼い頃事故に遭い九死に一生をを得て、右目の回りに大きな傷を負った。付き合ってる(?)アケミ(麻生)の妹このみ(宮崎)に出会い、ずるずると関係を持ってしまう・・・
監督 奥原浩志
出演 ARATA 宮崎あおい 麻生久美子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  ブルーフィルムのような首吊り死体シーン。リチオは少年のときに死んでしまっていたのではないだろうか。虚脱感に満ちたやる気のない日々。
 中古レコード店の田口トモロヲは生活臭が溢れている。離婚調停、親権問題。なんだか青春ものとしてはかなりつまらない。やる気のない人間には興味がわかないからだ。二人と関係を持つリチオだが、ベッドシーンといってもキスするだけ。しょうがないけど・・・
 アケミの事故シーンだけはなかなかよかった。
(2006.3)

青い棘 2004 ドイツ
アルバトロス
WAS NUTZT DIE LIEBE IN GEDANKEN
ストーリー  1927年ドイツ、ベルリン。寄宿学校のポール・クランツは仲のよいギュンター・シラーの別荘で過ごすことになったが、彼の妹ヒルデと出会い好きになる・・・しかし、彼女には恋人ハンスがいて、そのハンスはギュンターのかつての恋人だったのだ。
監督 アヒム・フォン・ドリエス
出演 ダニエル・ブリュール アウグスト・ディール アンナ・マリア・ミューエ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  1927年の蓄音機でスクラッチ♪ズキュズキュシュイーン。
 美青年だかなんだか知らないけど、ダニエル・ブリュールって俳優は庶民的ですよね。退廃的なパーティであっても“大いなる愛”を求めることに躍起になるポール(ブリュール)だったけど、どことなく仲間に入れない疎外感が漂っていました。彼と仲のよいギュンター(アウグスト・ディール)は上流階級らしいけど、なぜだかウマが合う。愛を求める美しい青春時代に愛に裏切られたら、この世を去るべきなんじゃないかと、虚無的な甘酸っぱさを恥ずかしげもなく語る二人。もちろん退廃的なドラッグ、拳銃なども登場し、R15になっているのも納得です。
 好きになってしまったのはギュンターの妹ヒルデ(アンナ・マリア・ミューエ)でしたが、彼女には恋人ハンスがいて、そのハンスはギュンターの元恋人だった・・・またゲイだ。今月に入ってゲイに関する映画は3本目。この映画ではあまりにもドロドロしすぎた関係に共感もできなかった。また、「両手いっぱいに男が欲しいの」と悪女ぶりを発揮するヒルデのどこがいいのかと、ポールのセンスを疑ってしまったのも事実です。
 自ら死を選びたいといった思想にはついていけなかったのですが、ポールを健気に愛するエリちゃんが素敵だったのです。“以前あったことがあるかどうか”というポイントからも、彼ら5人の運命は決まっていたような気もしたし、妖しげな占いが対象となる人物が違っていた意外性も面白かった。その占いが彼らのその後の運命をも変えてしまったような・・・しかし最後の事件の真相はアルコール摂取過多が原因だったという史実に基づく内容らしい。
 麦畑を自転車で戯れながら進む光景や赤みがかった映像によって情感たっぷりだったと言いたいところですが、何しろ退廃的な上流階級のご子息たちが中心です。デカダンスという言葉で装飾するよりは、事件を起こして現れるのは“刑事(デカ)ざんす”と言ったほうがスッキリするかもしれません・・・
(2006.3)

あおげば尊し 2005 日本
テンプリント=スローラーナー
ストーリー  小学校教師の峰岸光一は末期ガンの父が余命3ヶ月と聞かされ、在宅療養にて父にいい思い出作りをすることを決意する。担任の5年生のクラスには死体に興味を持つ生徒がいて、葬儀屋からもクレームが届くほど。「死」とはどういうものなのか、生徒に教えようと悩む。
監督 市川準  原作:重松清
出演 テリー伊藤 薬師丸ひろ子 麻生美代子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  最近は卒業式に「仰げば尊し」を歌わない学校が多いそうだ。ネットで調べてみると、教師側から恩着せがましく“感謝せよ”と強制されているみたいなので反対意見が多いというのが理由らしい。
 この映画『あおげば尊し』の中でも女性教師が「うちの高校は民主的だったから歌わなかったわよ」といった台詞もあったのですが、そうした学校で「君が代」を歌っていたなら笑ってしまうところです。そういう自分は高校も大学も自主的に卒業式には出席しなかったのだから、何も文句が言えないところなのですが、卒業をテーマにした流行歌でも歌えばすっきりしていいのではないでしょうか。
 テリー伊藤が教師役だということで、多少戸惑いもあったのですが、感情を抑え気味にした演出のおかげで難なく観ることができました。ほかの出演者も、ドキュメンタリータッチのハンディカメラで撮られていたおかげで自然な演技。特に生徒たちが生き生きとしていて、教室のシーンも臨場感たっぷりでした。
 「死体を見てはいけない」と、ネットで死体写真を見る小学校5年の田上少年を叱る先生でしたが、なぜ見てはいけないかと理由を説明することに悩んでしまう先生たち。「死とは何か?」ということの前に「命の尊さ」を教えればよい・・・などと社会問題にもなっている現代的テーマに真摯に取り組んだ内容の映画なのです。答えはなかなか見出せませんが、末期ガンで自宅療養している父の了解も取り、峰岸先生(テリー伊藤)は生徒たちに父の姿を見せることにしました。
 「死の意味」なんて教えるのは難しいのでしょうけど、他人の「痛み」をもわからない子供が増えているんだったら、パク・チャヌクの映画を見せればいかがでしょうか。「痛さ」の伝わる戦争映画だっていいですし、同じ重松清原作の『疾走』だっていいじゃないですか。とにかく、教育関係者はもっと映画を観なければいけません。そして、ちょっと気付いたのですが、先生の息子は箸をちゃんと持っていませんでした・・・
 社会問題、教育問題を考えさせられる良質の映画だとは感じたのですが、ドラマとしては今一歩。ラストシーンはちょっと反則技です。
(2006.5)




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