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I am 日本人 2006 日本
ギャガ・コミュニケーションズ
ストーリー  カリフォルニアに住む日系3世のエミー・ワタナベが高校卒業して日本の大学に行くことを決意する。祖父の話を信じ、日本は義理人情に厚く、ワビ・サビと大和魂の国だと思っていた。日本での生活が始まってみると、思い描いた日本像とはギャップがあることに気づき・・・
監督 月野木隆
出演 森本クリスティーナ 森田健作 小野真弓
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★
コメント  自分の理想を押し付けようとするクレージーなアメリカ人留学生。そんな彼女が徐々に変化していくのかと思っていたら、それほどは変わらなかった・・・
 とにかく作品の意図は明確。森田健作が文部政務次官在任中に抱いた教育システムへの疑問を基にしただけはある。国家を歌えない大学生を見ておかしい、国旗にリスペクトしないのはおかしい・・・それを言いたいがために無理やり作った映画だから、全体的に押し付けの道徳番組そのもの。
 後半のメインとなる商店街の祭りのための寄付金集めなんてのはよかったけど、その他のエピソードはどうでもいい話ばかり。何でもかんでもオープンなアメリカ娘には「沈黙は金、雄弁は銀」などという言葉の意味もわかるまい。
(2007.12)

アイ・アム・レジェンド 2007 アメリカ
ワーナー
I AM LEGEND
ストーリー  2012年、ニューヨーク。科学者ロバート・ネビルは3年前に地球規模で起こった災厄に免疫を持ち生き残った一人の男。相棒のシェパード犬サムとNYを探索し、AM放送で世界に呼び掛けながら、ナイトシーカー治療に精を出していた・・・
監督 フランシス・ローレンス
出演 ウィル・スミス アリシー・ブラガ ダッシュ・ミホク
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  ボブ・マーリーを知らない世代がいるのか・・・
 10数年前、HONDAアコードを買った男が自慢げに話しているところへ、HONDAレジェンドを現金払いで買った友人が割って入り「I am Legend!」と言ったとか・・・そりゃ文法が違うやろ!と今更ながらにつっこみたくなってきた。なにしろ、「I am Beowulf!」という言葉がいまだに耳から離れない状態なのでインパクトが弱い。HONDAのエンジンも登場していたこともあって、ついつい昔のことを思い出してしまいました。
 2012年、いきなりニューヨーク一人ぽっちになってしまった科学者ロバート・ネビル(ウィル・スミス)。なぜ地球は滅んでしまったのか?ポツリポツリと夢や回想シーン、それに録画されたTV番組によって明らかにされていく展開。3年前にガン根絶のため遺伝子操作による治療が確立されたらしい。治癒された患者が突如狂犬病のような症状を起こし、それが次々と感染したのだという・・・折しも日本では血液製剤のによる肝炎患者のトラブルがニュースを賑わせている時期。アメリカではFDAの審査はもっと甘いはずだし、十分考えられる設定だ。それでも免疫を持つ人間が1%という事実・・・これがなぜなのかはさっぱりわからない。
 地球上でたった一人生かされてしまった人間などというと、どことなく哲学や宗教的な内面要素も感じられるはずだけど、ここはさすがにハリウッド産。結局はゾンビを登場させて派手なアクションの展開へとなだれ込んでしまう。紫外線に極端に弱く、腕力は通常の人間をはるかに上回る。そして中には人間並みの知能を失わずにいるゾンビもいるという恐ろしい内容なのです。
 ビックリさせるシーンも多く、とにかく心臓に悪い。ナイトシーカーに襲われるという恐怖は存分に感じられるのです。それにCGによる背景には最初こそ違和感があるものの、途中からは気にならなくなるほど自然に出来ている。犬がどこまでCGなのかわからなかったし・・・・今年はゾンビ映画の当たり年だったのかどうかはわかりませんが、いささか食傷気味。どうせなら笑って楽しむこともできるB級テイストのほうがいいのになぁ〜
(2007.12)

アイガー・サンクション 1975 アメリカ
Uni=CIC
THE EIGER SANCTION
ストーリー  美術教授のジョナサン・ヘムロックは裏で政府諜報機関に籍を置いていたが、正体不明の殺しの標的が参加しているアイガー国際登山隊に参加して・・・
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド ジョージ・ケネディ ヴォネッタ・マギー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  昔はよく地上波で放映されてた・・・山の景色なんかが好きだったので、なんだかいつも見てたぞ。それにしても最近のCG効果に慣れているせいか、最初の練習風景だけでも迫力満点に感じてしまう。本当にとんがり山に登ってるのか??なんて・・・
 とにかく色仕掛けに弱いヘムロック。最初は黒人ジェマイマ(マギー)に騙されるが、彼女は同じくドラゴンの命令で動いていて、後にパートナーっぽく変わった。次はホテルでインディアンの娘・・・これが最後にベンの娘だったと知らされたときにゃ、嘘だろ!と言うよりほかない。さすがに同じパーティの奥さんの誘いには乗らないわな・・・
 何度も観てるはずなのに犯人がジョージ・ケネディしかいないだろう、とそれしか覚えていなかった。最初に殺されたの組織の人間は、化学兵器データの載った偽のマイクロフィルムをわざと奪わせるため。殺しのターゲットは最後までわからない。結局は組織に踊らされてただけなのかいな・・・
(2008.1)

愛されるために、ここにいる 2005 フランス
セテラ・インターナショナル
JE NE SUIS PAS LA POUR ETRE AIME
ストーリー  50歳を迎えたジャン=クロードは裁判所の執行官という憎まれ役の仕事にも飽き、父親の介護にも疲れていた。体力の衰えのためタンゴ教室に通うようになり、そこで若い女性フランソワーヌと出会う・・・
監督 ステファヌ・ブリゼ
出演 パトリック・シェネ アンヌ・コンシニ ジョルジュ・ウィルソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  フランソワーズは婚約者がいると言ってるのに人気がある。スケベそうな中年オヤジからはしつこく一緒に踊ろうと迫られ続けるが巧みに拒絶。車に乗せてもらった縁でジャン=クロードと急接近なのだ。
 ジャン=クロード本人も父親と同じく代々の執行官。彼もやがてボケ始めるんだろうといった雰囲気がある。50歳超えても恋をすれば変わるんだろうな・・・
 しかし切ない。最初から彼がフランソワーズの婚約のことを知っていたならば、なんてことはなかったのに。中年からの恋。やっぱりいいですよ。『Shall we dance?』なんかとは違って、ほんとに男女の想いだけの映画。この先どうなるかわからないけど、淡い希望が募ってくる。
 それにしても盗み聞きということが功を奏すこともあるんですな・・・いきなおばちゃん、あなたも切ない恋を経験してたんですね。
 
2006年ヨーロッパ映画賞男優賞ノミネート
2005年セザール賞主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞ノミネート
(2008.2)

愛と復讐の挽歌・野望編 1987 香港
劇場未公開
江湖情 RICH AND FAMOUS
ストーリー  ユン(マン)とクオ(ラウ)は賭博の借金からくるトラブルをチャイに解決してもらった縁でチャイの下で働くことになる。親戚のインホン(アラン・タム)も誘いいれる。
監督 テイラー・ウォン
出演 チョウ・ユンファ アレックス・マン アンディ・ラウ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  先に続編のほうを見たために、最初は物足りない。ああ、麻原似のファンがユンに殺されるんだな〜などと、冷やかな目で見てしまう。刑事との繋がりは最初からかなりあったのか等々
 今回の最大のライバルはチウというスキンヘッド。鼻炎のためチャイの前でもくしゃみをするマックはイケメンなだけに面白いキャラでした。また、チャイの秘書として信頼の厚い女性チュウもユン、クオと兄妹だったんだなぁ。続編では「俺のお古」なんてチャイの妻ボウイをけなしてたけど、単に振られただけだったようだし・・・順番が逆でも楽しめるもんだ。
 そして結婚式に刺客を向かわせる悪党。このクライマックスのアクションシーンは続編よりも凄い。指を落とされたインホンの怨み。かなり激しいぞ!終わってみると、結局ユンは父親の懇願によって助けられてんじゃ・・・やっぱり家族愛を無視した奴だったんだな。
(2008.2)

愛と復讐の挽歌 1987 香港
大映
英雄好漢 TRAGIC HERO
ストーリー  暗黒街でのし上がってきたボスとなったチャイ(ユンファ)。凶暴なヤクザのユンがその地位を狙ってきたことから・・・
監督 テイラー・ウォン
出演 チョウ・ユンファ アレックス・マン アンディ・ラウ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント  腹心であったユンとクオ(ラウ)の兄弟。何かとチャイに取り入ろうとしていた70年代。しかしチャイが選んだ後継者はクオだった・・・しばらく香港を離れマラッカへ向かったクオ。ユンは80年代に入り、狙いを定めた。などと、冒頭から説明される・・・
 チャイは警察とも仲がいい。ハウ刑事部長から「ユンを殺るなら手を貸そう」などとも言われる仲だ。小競り合いや挑発が続き、一触即発の状態で、クオが帰国して兄のユンを説得しようとする。裏切りなんかもあって、部下を失い、そのうち警察を使ってチャイは逮捕。しかし、強行突破し死に物狂いでマラッカのクオの元へ・・・
 フィルムノワールなどと言われてるけど、単なるヤクザの抗争モノ。それでもなぜかのめり込んでしまうのはチョウ・ユンファの魅力なのだろうか。なんせ、家族を大切にし、部下をもかばう男なのだ。現代社会に当てはめてみても、こんなボスは見たことがない。中盤ではめられたときにも警察から部下をかばい、拳銃の束を持って進んで捕まるし、ラストだってクオをかばうのだ。そして火事場のクライマックスでは兄弟、親子の撃ち合いが・・・
 しかし、よ〜く考えてみるとユンが部下の心を掌握したとは思えないという欠点がある。どちらかというと一匹狼としてムチャするヤクザなのです。誰もこんな奴にはついていかないって。ボートで逃げて、マラッカまで魔の手が忍び寄るとか、ユンファの不死身ぶりにも突っ込めそうだけど、一番はユンの性格だよなぁ・・・
(2008.2)

愛ふたたび 1971 日本
東宝
ストーリー  本からパリへ留学中のみやと愛し合うレーザー技師のニコ。言葉の行き違いからきちんと別れも告げられないままみやが帰国してしまうが、レーザーのセミナー出席のため日本へ。再会しお互いへの愛を確かめ合うが、みやには決められた婚約者がいて・・・
監督 市川崑
出演 ルノー・ヴェルレー 浅丘ルリ子 石立鉄男
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  なんだか金沢だとか言ってたけど、言葉が全然違う・・・
 予定表を忘れたとかですぐさま東京へと飛ぶ2人。そこからはまるでフランス映画ぽく心象風景。しかし、東京の雑踏がメインとなると雰囲気はよくない。何言ってるのかわかんないフランス人というのは字幕なんかないほうがいいのかもしれません。
 『個人教授』で人気の出たルノー・ヴェルレー。欧米ではさっぱり人気がなかったようですけど、『地獄に堕ちた勇者ども』では使われていた。
 それにしても音楽がださい。まるでポプコンの応募曲を聴いているような・・・
 
(2007.11)

相棒-劇場版- 2008 日本
東映
ストーリー 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン。不可解な殺人事件が連続して発生し、杉下右京と亀山薫は、現場に残された謎の記号から一連の事件が同一犯による連続殺人事件であることを突き止める。
監督 和泉聖治
出演 水谷豊 寺脇康文 鈴木砂羽
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  日テレにチェックメイトをかけたテレビ朝日?
 これもまたTVシリーズの劇場版ということで、期待も全くしていませんでした。TVドラマをちょっとだけ豪華にした程度だろうと・・・。ところが、この劇場版が選んだ題材と、西田敏行のいい演技によって泣かされてしまった。忘れてはならない、あのバッシング。日本国民は一体どうしたんだろう?と悩んでしまった事件を思い出さずにはいられませんでした。そして、“この映画はフィクションです”というエンディング後の言葉がまた痛烈だ。
 いつものごとくTVドラマ版は一度も見たことがないのですが、映画に感動した割には改めて見たいとも思えませんでした。 杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)のコンビとか、サスペンスや推理の部分もそれなりに面白いけど、魅力を感じるまでには至らない。それよりも犯人側の背景や動機、そして政府の誤った発表やそれを隠ぺいしようとする裏の世界をまるで社会派映画のように観客に訴えかけてくるのです。
 観たいと思っているのに未だ実現できないでいる『バッシング』がどのような内容なのかは知らない。ただ、実際にバッシングを受けた本人や家族たちの内面に迫るよりは、こうして犯人側の怒りと復讐を見せるだけで自己責任論に沸いた当時を顧みることができるのかもしれません。映画では有森裕子も参加している“東京ビッグシティマラソン”で無差別テロが行われるのではないかというサスペンスがメインになるように仕向けてあり、実は・・・という展開。Sファイルの謎、チェスの棋譜、インターネットのSNSを使った有名人の死刑宣告サイト。特に書き込みに関しては、先日観た『ブラックサイト』よりも身近に感じてしまいます。
 平幹二朗が小泉元首相にそっくりな風貌だったために、ますます当時の出来事を思い出すのですが、テレビ朝日が作った映画だと考えると、世論を誘導したマスコミの責任まで追及できなかったところが残念ではあります。それに木村佳乃演ずる衆議院議員が怪しげな法案を提出している割に気概のある代議士だったという違和感もあった。その点では津川雅彦演ずる政治家の性格は上手かったかも。
 東京でのシティマラソンという大規模なエキストラ数といい、忘れてはならない愚行をテーマにしたことといい、映画作りの姿勢は買う。だけど、演出がイマイチだったり、細かなところに粗がありました。特に捜査陣の描き方が・・・。自分で自分をほめることなく、これからもいい映画を作ってほしいと願うばかり。まぁ、それでも満足でした。ステール・メイト!
(2008.5)

青いドレスの女 1995 アメリカ
COLTRI
DEVIL IN A BLUE DRESS
ストーリー  1948年、失業していた黒人労働者であるイージーは、ある男から市長候補カーターの愛人ダフネを捜すという仕事を請け負う。
監督 カール・フランクリン
出演 デンゼル・ワシントン トム・サイズモア ジェニファー・ビールズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  カリフォルニアでひっそり金を貯めて家を買ったイージー。しかし職を失っていたので、どんな仕事でも飛びつきたかった。ダフネの情報を簡単に仕入れたのに、それを教えてくれたコレッタという黒人女性は何者かに殺されたのだ。その友人の恋人コレッタを寝取るというデンゼル・ワシントンがなんとも言えない。
 ハードボイルド小説を戦後直後の黒人社会に当てはめたという奇抜さもあり、私立探偵ではないため簡単に殺人容疑者とされ、まだまだ差別社会だったアメリカを描いてある。話がややこしくなった上に、強力な助っ人(?)ドン・チードルの登場だ。簡単に人を殺してしまう彼のコミカルな演技によってハードボイルドさよりもクライムコメディの様相を帯びてしまう。
 ストーリー的には雇われたと思っていたカーターが実は雇い主ではなく、対抗馬の黒人市長候補だったというところが面白いはず・・・なのに、最後は散漫な展開となり、殺人容疑で捕まる前に犯人を挙げると宣言し、逆に人を殺しまくるってのもなんだかなぁ・・・

1995年全米批評家協会賞助演男優賞、撮影賞
1995年LA批評家協会賞助演男優賞(ドン・チードル)
(2008.1)

青空のゆくえ 2005 日本
ムービーアイ
ストーリー  東京三軒茶屋にある西原中学校。バスケ部のキャプテンである高橋がアメリカに転校することになった。クラスのあいさつでは「日本でやり残したことがある」と言い、バスケ部の挨拶では「好きな女の子もいる」という言葉を残し、好意を寄せてる女子には波紋が広がる・・・
監督 長澤雅彦
出演 中山卓也 森田彩華 黒川芽以
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  転校を発表したときから女の子たちと個別に話をしていく展開・・・もてる男は違うな。男の友情はないんかい!と、ただうらやましくなるばかり・・・
 結局は、誰が好きなんだ?と思い悩む女子生徒の淡い恋心を描いただけのに、登場する女子が5人とかなり複雑。しかも森田彩華と多部未華子と悠城早矢の性格が似通っているため、途中で人物関係がどうでもよくなってしまう・・・
 まぁ、5人の女の子が好きで、しかも関係どころか告白すらない、まったく空中分解的なプロットでは将来の高橋も思い出にふけることはないだろう。こういう八方美人な奴は、タイムカプセルを開けて自分の文を読んだだけで記憶が混乱するはずだ。
 良かったところは、「好きな人は高橋」とつぶやいて同じ姓の委員長に女同士の恋心を打ち明けるところだろうか。この微妙な心理の脚本・演出は巧かった。
 東京にも青い空があるんだと、ピュアな気持ちになれる点では成功しているけど、はっきり言って面白くない・・・
(2008.1)



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