赤い鯨と白い蛇 | 2005 日本 東北新社クリエイツ=ティー・オー・ピー |
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ストーリー | 老境を迎えた雨見保江は息子夫婦の家へ身を寄せようと千倉に向かう途中、戦時中に疎開していた館山の古き家を訪ねた。 | |||
監督 | せんぼんよしこ | |||
出演 | 香川京子 | 浅田美代子 | 宮地真緒 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 「赤い鯨」はいつ出てくるのかと心配になってきますが、「ジュリ〜!」ともだえる樹木希林が出てくればすぐにでも浅田美代子が歌ったはずだ・・・それは「赤い風船」やろ! 樹木希林の名前がまだ悠木千帆だった頃、「寺内貫太郎一家」や「時間ですよ」で共演していた浅田美代子。歌も演技も下手だったあのアイドル時代から比べると格段の進歩です。その浅田美代子演ずる光子が小学生の娘・里香(坂野真理)と暮らしていた館山市にある茅葺の古い家。そこへ老境を迎える保江(香川京子)が孫娘の明美(宮地真緒)に連れられてやってくる。保江は長男の元へ身を寄せようとする途中で、戦時中疎開したときに住んだこの家を懐かしんでやってきたのです。そして、10年前まで住んでいたというサプリメント食品のセールスをしている美土里(樹木希林)もやってくる・・・光子が蒸発した夫を忘れようと古い家を取り壊す予定だったところへ、タイミングよく元の住人が現れたという設定だ。 世代の違う5人が一同に会するシーンでは彼女たちの台詞のやりとりがとても面白く、むしろ舞台劇のほうが向いているのではないかと思えるくらい。しかも1対1となったとき、それぞれの互いの好感度がよく伝わり、その変化も絶妙な描写なのです。そして、個々にはそれぞれの悩みを抱えていて、わずか3日間の共同生活の中でそれが徐々に氷解していく。「きっと家が呼んだのよ」とかつての住人が偶然に出会ったこともさることながら、白い蛇によって家が守られているなどといった迷信的ではあるが、人と家、人と人との絆を感じさせる内容でした。 地味で渋いストーリーながら、「忘れてはならない人」への想いや「命の大切さ」などを静かに訴えてくる。映像もとても綺麗。特に瓶詰の海ホタルが好き。こんな商売っ気のない映画があってもいいのか?と思ってしまうほど素敵でした。 監督はこれが映画デビューとなる78歳の女性せんぼんよしこさん。まさに女性による女性のための映画なのかもしれないが、映画館は男が多かった・・・ (2007.1)
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アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵 | 2005 フランス ハピネット MON PETIT DOIGT MA DIT... |
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ストーリー | フランスの田舎で悠々自適の暮らしをする夫婦プリュダンスとベリゼール。老人施設に入院していた叔母が死んで、同じく施設にいた女性もいなくなってしまった・・・ | |||
監督 | パスカル・トマ | |||
出演 | カトリーヌ・フロ | アンドレ・デュソリエ | ジュヌビエーヌ・ビジョルド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★ | ★★★ | ★ |
コメント | 叔母は毒殺か? 風景画を見たことがあると感じた主婦プリュデンスは娘家族が家に泊まることになったことを機会にその風景画に描かれた家を探す旅に出る。良かったのはその旅のシーンだけだったかもしれない。その後はその村で謎の人物がどんどん増えていき、登場人物を覚えきれなくなってしまう。なんなんだ、この展開。 場面の切り替えが急展開すぎて、その雰囲気さえも楽しむことができない。ところどころ笑えるシーンもあるが、ちょっと笑いについていけない・・・無駄に過ごしてしまった。 (2006.11)
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あかね空 | 2006 日本 角川映画 |
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ストーリー | 京で豆腐の修行を積み単身江戸へやってきた青年永吉。深川の長屋に住むおふみと出会い結婚。豆腐屋“京や”も軌道に乗ってきた。彼らの長男が組合の寄り合いで誘われ賭場にはまる・・・ | |||
監督 | 浜本正機 原作:山本一力 | |||
出演 | 内野聖陽 | 中谷美紀 | 中村梅雀 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
コメント | 借金までしてギャンブルしたらオシマイです。 中谷美紀の演技が凄い!京で豆腐の修行を積んだ永吉(内野聖陽)と出会った頃の初々しい娘を演じたかと思ったら、結婚後18年経ったときの毅然とした妻の態度。特に息子のことで口論になったときには首に筋を何本も立てて凄まじい形相になるところを見ると、またもや主演女優賞総なめか?とも思えるくらいでした。声質や存在感のある演技、とにかく中谷美紀は見どころです。そして内野聖陽の一人二役もビックリさせられるところ。 長男がギャンブル(丁半賭博)にはまってしまい、それに対する物語の核となる部分をまざまざと見せられるとギャンブルは止めたくなってしまいます。しかし、おふみ(中谷)の父親役の泉谷しげるがパチンコCR座頭市のメインキャラクターになってるところは皮肉としか言いようがなかったりします(しかもパチンコはそれほど面白くない)。基本的にギャンブルは小遣いの範囲内で遊ぶのがベスト。借金してまでハマってしまうと、抜け出せなくなるものです。FXなどという為替相場も手を出しちゃいけません・・・ 原作は山本一力氏の直木賞受賞作。まともに映像化すると6時間くらいになる尺のものを2時間にまとめてあげた映画。監督業を引退した篠田正浩が脚本を共同執筆しているようですが、『スパイゾルゲ』のときと同じく、まとめ方がスッキリしなかった。親子二代の豆腐屋の物語のどちらに重きを置けばよかったのだろうか。むしろ大胆な脚本によってすべて中谷美紀の視点から描いたほうが綺麗にまとまるようにも感じました。 また、冒頭での石橋蓮司と岩下志麻の一粒種が行方不明になったエピソードが後半に上手く反映されてなかったのも残念。ヤクザの親分傳蔵が“京や”を訪れたときに豆腐の香りによって全てを思い出したことがわかるような演出が欲しいところでした。それにしても、江戸の豆腐が京豆腐よりも硬いとか、まるで『美味しんぼ』の第一話のようなウンチクもあり、豆腐を無性に食べたくなったことも事実。豆腐ばかりを食べていた貧乏アパート時代まで思い出しました。 (2007.4)
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秋のソナタ | 1978 スウェーデン 東宝東和 HOST SONATEN |
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ストーリー | 国際的なピアニストのシャルロッテ(バーグマン)が夫の死を看取り、娘エーヴァ(ウルマン)夫妻の元へやってきた。そこには退行性脳性麻痺で療養中のヘレーナも呼んであり、シャルロッテは戸惑う・・・ | |||
監督 | イングマール・ベルイマン | |||
出演 | イングリッド・バーグマン | リヴ・ウルマン | グンナール・ビョルンストランド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | エーヴァにはエリックという息子がいたけど4歳のときに死んでしまったり、18歳のときに中絶を経験していたりとかなり不幸があった。だけど、子供時代の母親への怒りってのはほんの些細なことだし、なんだかどうでもよくなってしまった。 それでもベルイマン演出は終盤に映える。自戒の念も感じられるが、「ヘレーナが早く死んでくれれば」とつぶやくところに恐ろしさも感じられる。母娘の葛藤は見どころだけど、なんだか設定に入り込めないのが残念だった・・・ 1978年アカデミー賞主演女優賞、脚本賞ノミネート 1978年ゴールデングローブ賞外国映画賞 その他 (2008.8)
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悪魔のいけにえ | 1974 アメリカ ヘラルド THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE |
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ストーリー | 5人の若者がテキサスの片田舎で立ち寄った一軒家。彼らはその近くに住むレザーフェイスの餌食となる・・・ | |||
監督 | トビー・フーパー | |||
出演 | マリリン・バーンズ | ガンナー・ハンセン | エド・ニール | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 無茶苦茶怖い・・・こんなホラーが70年代に作られていたことにも驚愕。 続編やリメイクを先に観ているので、展開などはさすがに想像がつくももの、突如出現するレザーフェイスの演出や効果音が非常に恐ろしいのです。キュイーン!と大音量で鳴るとビビってしまいますです。 墓荒らしのニュースを聞いて、遺族たちが抗議のためにテキサスの田舎を訪れる。若者たちのうち、車椅子の青年フランクリン(ポール・A・バーテイン)と妹サリー(マリリン・バーンズ)がその遺族。住んだこともあった一軒屋を訪れる前に、不気味なヒッチハイカー(ニール)を拾ったことで惨劇の予兆が始まるのです。その前にもサリーが星座占いで不吉な予言をしてしまうし、ヒッチハイカーが自分の手を切ったり、写真を売りつけようとしたり・・・ アメリカの闇を描くトビー・フーパーという金沢映画祭で上映された。かなり素敵な試み。この後にトークショーもあり、『ショッキング・トゥルース』という悪魔のいけにえに関するドキュメンタリーを併映してくれたおかげで知識も深まった。冒頭のアルマジロとか人を吊るすフックの小ネタとか・・・ 何気ない日常を描くためにホラーらしくない青空や太陽をカットインさせたり、炎天下での苦労した撮影秘話のおかげで悪臭が漂ってきそうになるほど気味が悪い映像。また、レザーフェイス一家の謎も解明できない演出の裏にはテキサスの家族という独特の共同体意識も感じられる。低予算ならではの独特映像のおかげで恐怖度倍増いたしました・・・ 1976年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭批評家賞 (2007.6)
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悪魔の沼 | 1976 アメリカ ヘラルド DEATH TRAP EATEN ALIVE |
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ストーリー | 巨大なワニを飼っているホテルの主人は客を大鎌で殺してエサにする。 | |||
監督 | トビー・フーパー | |||
出演 | ネヴィル・ブラント | メル・ファーラー | マリリン・バーンズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | さすがにチェーンソーと比べると、大鎌では物足りない。おまけに、宿屋の主人は自分の右足をワニに食われて義足なので、動きが鈍いところが襲われるという恐怖感が少ないのかもしれません。それでも、小さな女の子がずっと床下で逃げ回っている様子はハラハラドキドキものでした。スケベなロバート・イングラムも早く助けてやれよ!と祈るような気持ちに・・・ 冒頭でそのロバート・イングラムが売春宿にやってきた女の子を襲うシーンがあるのですが、「名前はバック・・・」という台詞はそのまま『キル・ビル』でオマージュされているところだ。思わずニヤリとしてしまいました。そのバックさん。売春宿では2人の女の子をあてがわれたのに、その日のうちにガールフレンドとまた・・・飼われていたワニの食欲も凄いものだったけど、バックさん色狂いも激しすぎます。 猟奇殺人の犯人の性格は『悪魔のいけにえ』と違い、どちらかというと『サイコ』風。しかし風貌は猟奇的だった。 (2007.6)
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悪魔の手毬唄 | 1977 日本 東宝 |
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ストーリー | 昭和27年、古い因習がいまも力を持つ鬼首村(オニコベムラ)。手毬唄をモチーフに連続殺人事件が起こる。 | |||
監督 | 市川崑 | |||
出演 | 石坂浩二 | 岸恵子 | 若山富三郎 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 『犬神家の一族』に比べ、最初は人間関係を把握しづらい。磯川警部(若山)が20年前の時効になった殺人事件を金田一に依頼し、死んだはずの婆さんが村に戻ってきたとか、ある女好きの男が腹違いの子をいっぱい作ったとか、人物が一堂に会する場面がないので、頭の中で整理しなければならない。むしろ原作を読んだほうがわかりやすい内容だ。 北公次のくさい演技を若手女優陣がカバーしてくれる。岸恵子の存在感もいい。何度も見てるのに人間関係の複雑さだけのプロットは好きではなかったが、トーキー映画登場のために失業した弁士の伏線は映画ファンにとっては涙もの。『モロッコ』の映像が映し出されてびっくりする。 (2007.4)
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悪魔のような女 | 1955 フランス LES DIABOLIQUES |
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ストーリー | 好き勝手し放題の夫に怒った妻と愛人が共謀して彼を殺害。死体をプールに沈めるものの、死体は忽然と消えて、彼の衣服が郵送されたのだった・・・ | |||
監督 | アンリ・ジョルジュ・クルーゾー | |||
出演 | シモーヌ・シニョレ | ベラ・クルーゾー | ポール・ムーリス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
コメント | (2006.7)
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悪夢探偵 | 2006 日本 ムービーアイ NIGHTMARE DETECTIVE |
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ストーリー | 謎の自殺を遂げた事件が連続した。警察キャリアの霧島慶子は二人の被害者が最後に交信した携帯の相手が同一人物だったことから、夢の中で自殺の暗示にかけたのではないかと疑い出す・・・ | |||
監督 | 塚本晋也 | |||
出演 | 松田龍平 | hitomi | 安藤政信 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 眠ってしまったら殺される!まるで『エルム街の悪夢』のような怖さ。フレディにあたる恐怖の男は監督兼俳優の塚本晋也が演じている。火傷を負っていたり手が凶器になってたりするわけでもなく普通の人間なのに、この恐怖感は『HAZE』の続編じゃないかと思えるほどド迫力の音響効果によるものだろう。夢の中ではあちこちからけたたましい轟音が響く・・・何の音なのかもさっぱりわからない。この見えない音の恐怖が一層盛り立てているのです。 悪夢探偵と呼ばれている影沼(松田龍平)がヒーローとして活躍してくれるのならば安心して観ていられることもできたでしょう。しかし、なにしろ彼は自殺志願者だったり、他人の夢の中は怖いから入りたくないのだとも言う。そうした頼りなさがまた恐怖心を倍増する。ヒロインであるhitomiも警察ではキャリア組で実戦には弱そうだし、大杉漣の刑事も頼りないし、頼れそうな安藤政信は真っ先に殺されてしまうし・・・こうした全ての設定が観客をも絶望感に導いてくれるという徹底ぶりなのです。 ストーリーは単純ながらも、なぜ死にたいと一度でも思ったことのある者が狙われるのか。幼少時のトラウマが残る者や生きる勇気を失いかけたときに忍び寄る悪夢。人間本来の弱さを突いてくる恐怖に対していかにして立ち向かうのか。眠気も忍び寄ってくるのですが、色々と後から考えてしまうほど、ドライブ感たっぷりの塚本流ホラーを堪能いたしました。 映像も『六月の蛇』のようにブルーがかった夢の部分が印象に残るし、『ヴィタール』のようにグロいシーンも健在だった。欲を言えばきりがないけど、警察の描写や脚本は刑事ものを見慣れていると物足りないと感じるかもしれません。 (2007.4)
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アキハバラ@DEEP | 2006 日本 東映 |
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ストーリー | ||||
監督 | 源孝志 | |||
出演 | 成宮寛隆 | 山田優 | 忍成修吾 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 検索エンジン“クルーク”だなんて、やっぱり今年はアナグラムの当たり年だ。 インド人のジャンク屋から買ったパソコンが「GELL」「FUJITYU」「SOMY」。極め付きにMacのOSがWindowsだったというのも大笑い。アキハバラだなんてタイトルをつけるものだから相当にオタクな内容かと思っていたら、かなり面白い映画となっていました。ただし、PCやインターネットについて若干の知識が必要かと思います。 ベンチャー企業を立ち上げた5人の若者たちが尊敬するのはデジタル・キャピタル社のCEOでIT業界のカリスマ的存在の中込(佐々木蔵之介)だ。風貌は全く違うが設定はまさしくホリエモン。企業買収によって莫大な利益を得ていて、傲慢な経営、マスコミでの生意気な発言、9割が契約社員という事実等々、間近で見れば嫌悪感をもよおすほどの存在だ。社内でも虐げられている契約社員たちは黒覆面でデモを起こしていたり“7ちゃんねる”で連絡を取っていましたが、会社がそれら反対勢力を抹殺すべく秘密組織も抱えているところなんて、あの殺人(?)事件さえも想像してしまいました。 せっかくのベンチャー企業を創設したのだから儲けることは当たり前なので、5人それぞれの能力を生かしたサイトを立ち上げる。「お帰りなさいませ、ご主人様」という挨拶のメイドカフェでバイトするアキラ(山田優)はデジキャピの息のかかった地下格闘場でも活躍中。その彼女をメインキャラとしたのですが、中込はその彼らの才能を買って公告の契約をして仕事にはずみがついた。しかし、その後に開発した検索エンジンでの契約を拒んだことから、デジキャピが非合法に奪ってしまうのです・・・警察もアテにならず、裁判を起こしても負けてしまう。知的所有権の問題や警察批判、社会派的な内容をも盛り込んで、ディスクを奪還しようとするストーリー。 終盤、デジキャピ社に乗り込んでいくのはまるでRPGのような雰囲気。IDカード、暗号解読などといった『ミッション・インポッシブル』的な内容になるのかと想像していたのですが、彼らはあくまでも素人集団。不恰好でも「ネットは無料コンテンツが大切」といった信念に基づき、それぞれの力を出し切るところが感動的でした。 特筆すべきキャラは萩原聖人。バンダナに長髪と口ひげ、ファッションもそうだし、雰囲気が『パイレーツ・オブ・カリビアン』のスパロウ船長そのものでした。また、中込の腕の立つ秘書が寺島しのぶであり、劇中映画の『緋牡丹博徒』は藤純子が主演しているというお遊び要素(もちろん母娘)もありました。そして、憎まれ役の刑事には田口トモロヲ。寺島しのぶも元警察だったというから、彼と関係があったのかもしれません。さらに重要な伏線に“ハゲ”があります。この伏線とともにラストにはスカーーっとさせてくれました。 (2006.9)
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