アライバル ファイナル・コンタクト | 2003 アメリカ 劇場未公開 ALIEN HUNTER |
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ストーリー | 南極観測基地で未確認物体を捕捉。ジュリアンは数学者の立場から発せられる電波を解読しようと試みる。 | |||
監督 | ロン・クラウス | |||
出演 | ジェームズ・スペイダー | カール・ルイス | ジョン・リンチ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 'DON'T OPEN'と解読できたと思ったら・・・不気味なエイリアンとの対峙シーンは面白かった。こんな奴と友達になれるんだろうかといった不安を隠しきれない目が良かった。その後の展開は普通のエイリアンものといった感じでしたが、ロシア戦艦の核攻撃という発想はついていけなかった。 サブリミナル効果もあって、宇宙人が徐々に平和でいい奴なんだと思えるようになっていく不思議な映画。やっぱ核の無い、変な毒に感染しても大丈夫な星に行きたいもんだ。。。ラストは綺麗! (2004.12)
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荒神 | 2002 日本 ザナドゥ |
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ストーリー | 侍が重傷を負って寺に逃げ込んできた。一人は死んだが、もう一人を寺の主は手当てし、食事を与え酒をふるまったおかげで元気がでる。そして主は自らを「荒神」と名乗り、介抱した見かえりに「自分を殺してくれ」と依頼するのだった。 | |||
監督 | 北村龍平 | |||
出演 | 大沢たかお | 加藤雅也 | 魚住佳苗 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 堤幸彦監督(2LDK)とのコラボレーション企画DUEL。 ぶははははぁぁぁ!!!! 前半部分はかなり眠かったのに、途中で大笑いすること間違いなしだ。しかも大阪弁になってるし(笑)。しかし、落ちがいま一つ。結局誰だったんだ。。。 (2005.2)
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あらしのよるに | 2005 日本 東宝 |
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ストーリー | 嵐の夜、寂れた山小屋で一緒になったヤギのメイと狼のガブ。何も見えず、匂いもわからない暗闇で意気投合した2匹。こっそり逢うようになったが、仲間が気付き・・・ | |||
監督 | 杉井ギサブロー | |||
出演 | 中村獅童 | 成宮寛隆 | 竹内力 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 今年最後の記憶もの映画? きむらゆういち氏によるベストセラー絵本の映画化。予告編でもかなりのあらすじを露出しているため、ストーリーはわかりやすく、ヤギのメイが愛らしいキャラのために感情移入しやすいアニメとなっています。氏によると、映画のために絵本の最終章を書き加えたらしく、最後まで目が離せない展開となっていました。また、お子様向けのメッセージだとは思いますが、「映画を3度観てストーリーを味わってほしい」とのこと。 「あらゆる世代に愛される」と銘打ってあるように、子供から大人まで楽しめる内容の映画ではあるのですが、メイとガブの友情以外に宗教的・哲学的な自己犠牲精神、生物学的な捕食や食物連鎖など、考えればキリがないほど奥が深いのかもしれません。この捕食者と被食者との関係に、子供に残酷な世界を見せたくないというグローバルなフェミニズムが絡み、争いが絶えない種族間の和平をも訴えてくる。しかし、解決法は敢えて避け、『ダイナソー』のように緑の楽園を求めて旅をすることを選ぶのです。 今年公開されたアニメ『マダガスカル』でもちょっとだけ取り上げていた“友情と捕食”。『未来少年コナン』でもジムシー少年とウマソーの関係もこれに当てはまる。手塚治虫氏の傑作『ブッダ』にも登場したウサギと僧の関係。探せばいくらでも出てきそうだ。 あらゆる世代に愛されると言われますが、各世代での感想はかなりばらつきがあるのではないかと想像できるのです。実際、会場で聞こえてきた声を参考に再構成してみました。 ・小学校低学年男性 「お母さん、狼って怖いの?日本にもいるの?」 ・普通の女子中学生 「メイってチョー可愛い!うちにもほしいなぁ〜」 ・真面目系女子高生 「涙が自然に出てきて、止まらなくなったの」 ・読書系女子大生 「かなり宗教チックよね。あんなに簡単に命を差し出してもいいものかしら」 ・テレビ好き系奥様 「KABAちゃん、うざかったわね」 ・ネタバレ映画館系おっさん 「あの場面はパク・チャヌク監督だったらどうするかなぁ。殺された母親の復讐をするためにヤギの角を切り取って落とし穴を掘って、メイがガブに催眠術をかけて、狼のボスをおびき寄せて殺すんだろうな」 (2005.12)
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アラビアのロレンス | 1962 イギリス COL LAWRENCE OF ARABIA |
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ストーリー | 1914年第一次大戦中のアラブ。砂漠の利権を奪い合うトルコとアラブにイギリス軍が介入する。青年将校ロレンスはカイロから砂漠を通り王子に会いに行くが、途中ハリスのアリと出会う。 | |||
監督 | デヴィッド・リーン | |||
出演 | ピーター・オトゥール | アレック・ギネス | オマー・シャリフ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | ベドウィン族、ハリス族、ハジミ族と部族抗争の激しい地域。果てしなく続く砂漠のどこに境界線があるのかさっぱりわからないというのに、アラブ人はかなり地理に詳しい。アリと再会してからはハイフェットの首領アウダをも味方につけ、トルコ軍の構えるアカバへ向う。 仲間を増やしていっても部族間での争いがある。仲裁するためロレンスがかつて助けた男ガシムを処刑することに・・・かなり苦悩するシーンではあるが、ちょっとスピーディ。 功績が認められ少佐に昇進したロレンスは戦地に戻り、アラブ人からは英雄と崇められトルコ軍との攻防を続けていた。人を殺したことや、自分がアラブが好きなことでアイデンティティに疑問を持ち始め、やがてはアラブ国民会議として独立するまでに至る。後半には“オレンス”と呼ばれていて、なんだか愛着が沸いてきました。 劇場で観ていたら満点つけてたかもしれないけど、テレビじゃストーリーを追ってしまいがち。見たかったなぁ。 1962年アカデミー賞作品賞、監督賞、撮影賞、作曲賞、美術監督・装置賞、編集賞、録音賞、作曲賞 同主演男優賞、助演男優賞、脚色賞ノミネート 1962年ゴールデングローブ賞作品賞、助演男優賞、監督賞、撮影賞 1962年英国アカデミー賞作品賞、男優賞、脚本賞 その他 (2006.2)
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アララトの聖母 | 2002 カナダ/フランス ギャガ・コミュニケーションズ ARARAT |
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ストーリー | トルコ軍によるアルメニア人虐殺を映画化するために映画監督サロヤン(アズナブール)がカナダにやってきた。 | |||
監督 | アトム・エゴヤン | |||
出演 | デヴィッド・アルペイ | シャルル・アズナブール | アルシネ・カンジアン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 1915年のアルメニア人虐殺を認めようとしないトルコ政府。今の日本の風潮が、「南京大虐殺を認めない」方向に動いていることとダブらせてしまった。真実をどこまで追究するのか、映画の中で詩的許容範囲はどこまで通用するのか、美術史家アニの心もよくわかる。「ヴァンからはアララト山は見えない」ことが象徴していた。 途中からはカナダでの撮影風景と、アルメニア青年ラフィが税関で説明する場面が中心となる。テロリストの息子として悩みだして、画家アーシャル・ゴーキーの姿と父の姿をオーバーラップし、一人で故郷を撮り続ける。俳優との会話で「ヒトラーがユダヤ人を虐殺する際に、誰がアルメニア人虐殺を覚えている?と言った」という台詞が妙に生々しく、数少ない証言にも心を痛めてしまいます。 劇中劇の手法で真実を追究しようとする映像によってワンクッション置いて、史実や民族の諍いを考えてみようという気にさせてくれる。それでも数カットの残虐シーンが脳裏に刻み込まれ、色んなことを想像してしまいました。 主人公ラフィと義理の妹シリアが近親相姦しているというエピソードがなければ、もっといい映画になったのかもしれない。 (2005.8)
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荒鷲の要塞 | 1968 アメリカ/イギリス MGM WHERE EAGLES DARE |
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ストーリー | 鷲しか入れないとされる山奥にあるドイツ軍の要塞。そこに重要機密を知る連合軍のカーナビー将軍が幽閉されているのを救出するという作戦が立てられた。 | |||
監督 | ブライアン・G・ハットン | |||
出演 | リチャード・バートン | クリント・イーストウッド | メアリー・ユーア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 実は役者が・・・と、序盤からかなり展開するサスペンス。中盤から、ドイツ兵を殺しまくる展開なので興ざめしてしまう。終盤には謎解きのような面白さがあるのだが、そこまで潜入するのは「ありえない」と思えるところや、全て英語を使っているためにドイツ人に成りきる演技が皆無であるところなど、所詮はネタだけの勝負なんだと感じてしまう。 アクション部分だけは迫力あるシーンがあるけど、戦争に関する部分はオマケ程度。最初から女性もスパイ活動に参加してる?ってところで、真剣には見れなかった。 (2004.12)
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アリゾナ・ドリーム | 1992 フランス アミューズ=ユーロスペース ARIZONA DREAM |
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ストーリー | 叔父の結婚式のためにアリゾナにやってきたアクセル。彼は夫を射殺したと言う過去を持つ未亡人の家に泊まり、自殺願望を持った娘とともに奇妙な共同生活を始める。 | |||
監督 | エミール・クストリッツァ | |||
出演 | ジョニー・デップ | ジェリー・ルイス | フェイ・ダナウェイ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | NYで水産局の仕事をしていたアクセル。アリゾナでキャデラックを売れとすすめる叔父。客である未亡人と連れ子にあたるグレース。最初は未亡人エレインとできてしまうアクセル。手作りの飛行機でパプアニューギニアに行きたがるエレイン。何度も試作機で失敗し、大木に激突するまでが心地よい。アラスカを中心に魚が飛んでいく映像も良かったのに、叔父が死んでからは普通のドラマになってしまったような気がする。 『北北西に進路をとれ』『ゴッドファーザー』にこだわりを見せるヴィンセント・ギャロの演技も面白い。アメリカンドリームをおいかけて成功しても、それは夢でしかない。フランスから見たアメリカ社会への風刺ともとれる。アラスカでのジョニー・デップが真実なのか、どこまでが夢だかわからないという難解さ。自殺さえなければもっと評価してもいいかもしれない。 1993年ベルリン国際映画祭銀熊賞 (2005.6)
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アルカトラズからの脱出 | 1979 アメリカ Par=CIC ESCAPE FROM ALCATRAZ |
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ストーリー | サンフランシスコ湾に浮かぶ脱獄不可能のアルカトラズ刑務所。仲間とともに脱出を試みる。 | |||
監督 | ドン・シーゲル | |||
出演 | クリント・イーストウッド | パトリック・マクガハン | ロバーツ・ブロッサム | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | うひゃー、ナタで指を何本も切り落とすシーンで背筋が凍りつきそうになった。脱出劇はただただ淡々と描かれていて、ストーリーの面白さはない。静かな音楽とともに夜の行動に出て、朝のびっくり顔の看守が印象的。人形の顔がずっと残ってるところなんて、冴えた演出だ。 (2006.2)
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アルゴ探検隊の大冒険 | 1963 イギリス COL JASON AND THE ARGONAUTS |
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ストーリー | 幸福をもたらすという“黄金の羊の毛皮”を求めて旅立つジェイソン一行の冒険物語。 | |||
監督 | ドン・チャフィ | |||
出演 | トッド・アームストロング | ナンシー・コヴァック | ゲイリー・レイモンド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 子供の頃、テレビでよく放映していた。神々が机上の人間に話しかけたり、巨大な青銅像、怪獣や骸骨軍団、特撮技術も当時としては素晴らしく、面白くてしょうがない。ただ、ストーリーは唐突すぎるし、主人公にのめり込めない。むしろ女神ヘラや大神ゼウスのやりとりなんかが神秘的で面白いかも。 (2005.6)
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アレキサンダー | 2004 アメリカ 松竹=日本ヘラルド映画 ALEXANDER |
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ストーリー | 紀元前356年、マケドニア王フィリッポスと妻オリンピアスの間にアレキサンダーが誕生する。 | |||
監督 | オリヴァー・ストーン | |||
出演 | コリン・ファレル | アンジェリーナ・ジョリー | ヴァル・キルマー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | アレグサンドロス・ザ・グレイト!アンジェリーナ・ジョリーの巻き舌r発音の英語が耳に残ってしまう・・・『小さな恋のメロディー』のマーク・レスターをも思わせる、少年期のアレキサンダーの可愛さも目に焼きついた・・・ 世界史は好きだったし、こういう歴史スペクタクル映画は大好きだ。『ベン・ハー』、『十戒(“じっかい”と読む!“じゅっかい”ではない)』、『スパルタカス』、『サムソンとデリラ』などが特に好きだ。ただし、『クレオパトラ』やシーザーを扱ったモノに関しては、歴史に忠実すぎたり、視点が王族側だけだったりして、単に美術セットの素晴らしさだけの映画となって面白くないものです。この映画では戦闘シーンに力を注いでいて、血飛沫を上げたり腕を切ったりと残虐なシーンも盛りだくさんになっていて、ここだけ取り上げると反戦スペクタクルととる方も出てくるのだと思います・・・ しかし、“監督生命の全てをかけて史上最大のミステリーに挑む”とというコピーはおかしい。歴史教科書では3行ほどの扱いにしかなっていないものを詳しく紹介した、という程度であった。まず、父フィリッポスの暗殺とアレキサンダーの心理変化が撮れていない。暗殺事件が原因で東方征伐に出向いたわけじゃないので、父を超えたかった意味をこめたエディプス・コンプレックスというのも弱い要因だし、マザコンと母(女性全てともとれるか・・・)に対する復讐心が交錯することも不自然だ。結局、様々なヒント(実はゲイだったんだよ〜みたいな点も含む)を提供するだけで何も解決になっていない手法だったのかもしれない。 とにかく3時間にもおよぶ超大作なのだ!これは間違いないのだ。消化不良気味のギリシア神話のエピソードやヘファイスティオン(ジャレッド・レト)の心理描写も問題ではないのかもしれない。ひょっとすると、「被征服民族に自由を与えた」などと主張していることから、アメリカがイラク戦争をはじめ第三世界への軍事介入を正当化している映画ともとれる。前半の見せ場であるダレイオス大王とのガウガメラの戦いでは、ヨーロッパ民族対アラブ民族のように感じてしまったし、逃げまくるダレイオスと臣下の者は、ビン・○ディンとアルカイダの姿をだぶらせてしまう・・・もし、そういう意図があるなら危険な超大作映画なのだろう。実際には、「大義名分のない戦争なんて無意味だ」というメッセージがあるのだと思いますが、表面だけ見てしまう可能性の方が高いような気がします。ダリウスが可哀想だと思った人はどれくらいいるだろうか・・・ エンドロール途中で帰る人が多かったけど、象も馬も殺していないのでご安心を!!スマトラで遺体救出のために頑張ってますので。。。 2004年ラジー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、助演男優賞、脚本賞ノミネート (2005.2)
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