アサインメント | 1997 アメリカ COLTRI THE ASSIGNMENT |
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ストーリー | 国際爆弾テロのカルロス(通称ジャッカル)は10数年に及びCIAの追跡をかわし暗躍していた。ヘンリーはカルロスにそっくりの海兵隊員を見つけ、組織に近づき一網打尽にしようと計画するが・・・ | |||
監督 | クリスチャン・デュゲイ | |||
出演 | エイダン・クイン | ドナルド・サザーランド | ベン・キングズレー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 1974年のフランスのカフェ爆破。ドナルド・サザーランドがそこからどんどん年をとっていき、カルロスを何度も接触する。髪の色やひげなど、この序盤だけでもすごい。 それから特殊工作員アニバル(エイダン・クイン二役)の訓練。かなり変わった訓練だけど、特に記憶の訓練はすごいな。もう、だんだん区別がつかなくなって、KGBに殺させるという作戦もlすごく・・・とにかく面白かった。 (2005.5)
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アサシン | 1993 アメリカ WB THE ASSASSIN POINT OF NO RETURN |
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ストーリー | ヤク中のため薬局を仲間と共に襲ったが、警官を殺したために死刑になったマギー。目が覚めると生かされており、工作員に仕立て上げられる。コードネームは「ニーナ」と呼ばれる。『ニキータ』のリメイク | |||
監督 | ジョン・バダム | |||
出演 | ブリジッド・フォンダ | ガブリエル・バーン | アン・バンクロフト | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 『ニキータ』よりも演技力の面で上だと思う。最初の殺人指令のときに涙を見せるブリジッド・フォンダ。スタイリッシュな映像よりも、暗殺者の内面描写がいかに大切か、演技指導の違いなのであろうか。ニューオリンズのホテルで恋人JP(ダーモット・マローニー)からのプロポーズを受けながら暗殺するシーンは最高です。 掃除屋ヴィクター(ハーヴェイ・カイテル)は『パルプ・フィクション』でも掃除屋ウルフを演じているというのも面白いけど、彼だけはジャン・レノの方が上かもしれない。 (2005.4)
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アザーズ | 2001 アメリカ/スペイン/フランス ギャガ=ヒューマックス THE OTHERS |
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ストーリー | 夫が出征し、光アレルギーの子供二人と家を守るグレース。ある日使用人3人がこの家を訪れ、使用人として雇われる事になった。この日から屋敷の中には怪奇現象が・・・ | |||
監督 | アレハンドル・アメナバール | |||
出演 | ニコール・キッドマン | アラキナ・マン (子役) |
ジェームズ・ベントレー (子役) |
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音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 怪しい使用人たちの正体を常に想像しながら見てしまうのだが、結局オチがわからずドラマの中にひきこまれていった。オチは考えず素直に見ると、素晴らしいプロットの映画だと思います。 途中からは二コール・キッドマンの演技にだまされ、彼女が精神異常者になってしまう映画だと思ってしまった。 戦争についてのシーンは出てこないが、戦争の犠牲者になったということの悲しみが少なからず表現されていた。 2001年ヨーロッパ映画賞作品賞ノミネート (2003.9)
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アザー・ピープルズ・マネー | 1991 アメリカ WB OTHER PEOPLE'S MONEY |
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ストーリー | 企業乗っ取りのラリー・ガーフィールドはNE社に狙いを定めた。しかしニューイングランド電信電話会社の会長ジョーギーは弁護士の娘ケイトにガードさせる。 | |||
監督 | ノーマン・ジュイソン | |||
出演 | ダニー・デヴィード | グレゴリー・ペック | ペネロープ・アン・ミラー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 資本主義の原理なのだから別に構わないと思うのだが、独占だけはさせたくない心理や社会的道義を感じるのだろうか?スケベなオヤジだから嫌悪感を抱くだけじゃ意味がない。巨大化したマネーゲームそのものを風刺した内容になっているので、平和と自由を尊重する根底には汚い株取引があることを知ることが重要なのでしょうね。 設定なんかは面白い。しかしオフ・ブロードウェイの劇が原作だというのに、映画化してもドラマの枠を超えていない。もっと緊張感を醸し出す工夫をしてほしかった。終わり方もこんなんでいいのか?とちょっとがっかりです。 コンピュータにカルメンと名前を付けるところなんかは好きだなぁ・・・グレゴリー・ペックも頑張っていて良かった。 (2004.12)
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アサルト13 要塞警察 | 2005 アメリカ/フランス 角川ヘラルド ASSAULT ON PRECINCT 13 |
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ストーリー | 雪が降る大晦日のデトロイト。年内で閉鎖となる13分署で新年を迎えようとしていた警官たち。そこへ大物ギャングを乗せた護送車が雪のため立ち寄ることになったのだが・・・ | |||
監督 | ジャン=フランソワ・リシェ | |||
出演 | イーサン・ホーク | ローレンス・フィッシュバーン | ジョン・レグイザモ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 俺はスマイリー小原。てんびん座だ! 『トレーニング・デイ』でデンゼル・ワシントンに鍛えられたイーサン・ホーク。無敵のアクションスターとは違い、ちょっと弱々しい面も見せる警官でもあるし、必ずどこかを撃たれるという憎めない男だ。セクシー女性警官やインテリ女性セラピストの色香にも負けず、8ヶ月前のトラウマと闘っているし、内勤職になってもしっかり働いている(ような気がした)。同僚を信じるタイプで、ライバルとも正々堂々とやりあう性格。しかも、年寄り相手だってギャグをかます奴。男からすれば友達にしたいキャラクターです。 そんな面白い奴のところへ、ギャグでは負けていない囚人スマイリー(ジャ・ルール)の登場です。ジョン・レグイザモのキレっぷりも好きなのですが、細○数子もびっくりの星座好きスマイリーが最高でした。この二人が輝いて見えたのもギャングのビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)がどっしりと構えていたおかげ。緊張感が連続する隙間をぬってほのぼのとさせてくれる犯罪者だったわけです。 この映画はジョン・カーペンター監督の『要塞警察』をリメイクした作品ですが、オリジナルの記憶がどこかへ飛んでいってしまっているので、比較のしようがありません。しかし、心理劇としてもアクション映画としても見応えのある作りになっていて、ホッと一息ついたら「ドカーン」と爆発したりするビックリ手法も冴えてます。リメイクではありますけど、演出面ではなかなかの出来だったように思います。最も気に入ったのは、お笑いキャラとシリアス・キャラをしっかり分けていることかもしれません。 「この人は最後まで生き残るんだろう」とベタな展開を想像していたら、あっという間に殺られてしまうという最近のホラー脚本にも通ずるところがありました。「ぇっ・・・」と小さく声を漏らしそうになること間違いなしです。 (2006.2)
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阿修羅城の瞳 | 2005 日本 松竹 |
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ストーリー | 時は文化文政、江戸の町。世は鬼たちがはびこっていた。人間側にも“鬼御門”という剣術の隠密があった。かつて、その鬼御門の一員であった病葉出門は歌舞伎の中村座の人気役者となり、渡り巫女のつばきと恋に落ちる・・・ | |||
監督 | 滝田洋二郎 | |||
出演 | 市川染五郎 | 宮沢りえ | 樋口可南子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
コメント | 「おもしれえ!面白すぎる!」と言う南北(小日向文世)が面白すぎた。せをはやみ
いはにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ・・・ 百人一首は苦手だが、苦手な人のために「“せ”で始まる句は一つしかないからこれを覚えておくといい」、という言葉を信じてこの句だけを覚えたものだ。しかし、苦手な人の考えてることは皆同じ。結局は「せをはやみ」争いになってしまう・・・ ストーリーはこんなところかと思ったが、それよりも役者が良すぎるためか、全体のバランスが悪い。舞台劇としてなら通用しそうだけど、やりすぎ感漂う無駄なCGのため雰囲気が悪くなっていました。ストーリー的には、まず鬼の悪行がわからない。あの惨殺シーンがいきなり始まったときには、まるで征服者が先住民族を大量殺戮しているようだったし、映画なんだから、絵だけでも楽しめる工夫が欲しいところでした。大仏大の阿修羅の造形は良かったけど、戦うときに人間になるのはショボいですし・・・ 「ウォーター・フルーツ」「サンタフェ」。1991年の芸能ニュースを賑わせた2人の競演も中々いいけど、ついでに小柳ルミ子、川島なお美、藤田朋子等々を大胆にキャスティングしたら(テーマ曲はマドンナとか)・・・シャレにならないですね・・・すみません。 なんだかんだ言っても、歌舞伎シーンはかなり良かった(生で観たことないから)ので多少評価は上がりました。 (2004.12)
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阿修羅のごとく | 2003 日本 東宝 |
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ストーリー | 竹沢家の三女滝子の呼びかけで4姉妹が集まった。何と70歳になる父が愛人を囲い、子供までいるという。。。 | |||
監督 | 森田芳光 | |||
出演 | 大竹しのぶ | 黒木瞳 | 深津絵里 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ |
コメント | こんなにいい原作で演技派俳優を大勢揃えて、その出来上がりが。。。これはTV用に作られた映画なのでしょうか?もったいなさ過ぎます!原作も読んだことなければテレビ版も見てませんが、これは無理して映画にすべきではなかったのでしょう。 カット割りが無駄というほど多く、何故これほど無駄なシーンを入れてあるのだろうかと不思議でたまりません。多分テレビ版の作品をかなり忠実に引き継ごうとしたのでしょうけどね。 全体的なストーリーは淡々と展開され、緊張感がほとんど無かったことが悔やまれますね。このテンポは連続ドラマ向きです。笑いを取るべきシーンももっとメリハリが欲しいところ。しかし、時代考証は細部に渡って再現される苦労が窺え、俳優陣の巧みな表情も絶品で納得のいく演技でした。タバコの自販機にわかばとエコーがあったのには驚かされました(その時代でもそんな自販機は稀です)。 かなり批判的ではありますが、演技力はさすがですよ(子役は除く)。深田恭子も『陰陽師II』ほどひどくなかったし。。。中村獅童も良かったです。 見所は深キョンのセミヌード!(前にも書いたな・・・) 2003年日本アカデミー賞助演女優賞(深津絵里、八千草薫)、監督賞、脚本賞 (2003.11)
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あーす | 1991 日本 「あーす」製作委員会 |
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ストーリー | 大阪十三。小学生の良平はゴミ収拾車で働くおじさんに興味を持ち、手伝うようになった。 | |||
監督 | 金秀吉(キムスグル) | |||
出演 | 坂口昌裕 | 趙方豪 | 本多陽一 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★★ |
コメント | 東家の母親、長男洋平、次男の良平は毎朝マラソン。近所でも仲の良いと評判だった兄弟も、良平がゴミ屋を手伝っていることで家族皆からつまはじきにされるが、良平の信念は強かった。 両親は離婚したが一月に一度家族で会う。指揮者をしている父親は篠田三郎。パッカー車の手伝いをしていることを告げると「誰もやりたがらない仕事を率先してやることはいいことだ」と励まされる。 「ゴミをきちんとかたづけると綺麗なお嫁サンをもらえる」と剥げましてくれた駅の清掃員のおばさん。母親もちょっとは良平のことを見直したようだ。洋平のガールフレンド友子は「今は勉強が大事。大人になってからゴミ収集の手伝いをすればいい」と言う。 ある日、いつも優しくしてくれたパッカー車の翔太さんが、不法に捨ててあった消火器のために大怪我をし、良平はその犯人を探し出そうとビラを貼って回る。その後の展開が感動的だ。 子役の台詞が棒読みになってたりするので、イメージ映像などにもこだわった美しい作品なのに残念でもあった。 (2006.5)
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明日に向かって撃て! | 1969 アメリカ FOX BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID |
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ストーリー | 19世紀末の西部、列車強盗でならしたブッチとサンダンスの物語。 | |||
監督 | ジョージ・ロイ・ヒル 音楽:バート・バカラック | |||
出演 | ポール・ニューマン | ロバート・レッドフォード | キャサリン・ロス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | ラストの銃撃戦は何度となくパロディやオマージュを生んだ有名なシーン。何度も観たのだが、やはり「雨にぬれても」のテーマ曲の鳴る自転車のシーンとラストシーンだけは感動的だ。 1969年アカデミー賞脚本賞、撮影賞、作曲賞、歌曲賞 同作品賞、監督賞、音響賞ノミネート その他多数 (2004.2)
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あずみ | 2003 日本 東宝=日本ヘラルド映画 |
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ストーリー | 関ヶ原の合戦の後、天下泰平を願う家康の家臣が反乱分子を抹殺するため、爺に暗殺集団を組織させる。10年後、あずみをはじめとする10人の若き戦士たちは最初の試練を迎える。。。 | |||
監督 | 北村龍平 | |||
出演 | 上戸彩 | 原田芳雄 | 北村一輝 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 北村龍平監督の血の美学が開花した。アクションと飛び交う血、これが全ての映画だ。ストーリー的にはまんががベースなのでどうしようもないが、200人斬りのシーンだけはもう一度観てもいいな。笑える斬られ役もよかった。深夜なのに笑っちゃいました。 2003年日本アカデミー賞新人俳優賞(上戸彩、オダギリジョー) (2004.4)
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あずみ2 Death or Love | 2004 日本 東宝 |
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ストーリー | 徳川の刺客となったあずみは生き残った仲間ながらとともに真田真幸の首を狙う。途中、夜盗軍団と出会い、その中の銀角がかつての仲間であるなちに瓜二つだった。 | |||
監督 | 金子修介 | |||
出演 | 上戸彩 | 栗山千明 | 北村一輝 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 印象に残ったのは前作への回顧シーンを中心にした前半部分。強烈なインパクトは今も尚健在で、北村龍平が改めてすごい監督だと感じてしまう。感想が前作との比較が中心になることを許してほしい・・・ 前作での連続200人斬りという壮絶な闘いには、正直言って度肝を抜かれ、下手な台詞やぬるい殺陣というツッコミがぶっ飛んでしまうくらいの迫力だった。仲間をも切らねばならぬ刺客の宿命と、幼きあずみに鋼の心を備え付けるという心情描写も、前作においては上戸彩が大人になりきっていない年齢も加味されて雰囲気が出ていたのだが・・・今作では微妙に女性らしさが備わって、太刀を振るう腕にも優しさが見えた(ほんとかよ?)。また、なち=銀角という恋愛対象の男の存在によって、“仲間”を想う気持ちも薄らいでしまった。こうなればラストに前作のようなハチャメチャなカメラワーク・CG・ワイヤーアクションを期待していたのだが・・・ あとは何が足りなかったのだろう?笑える敵もいなかったし、頼みの北村一輝も出番が少なかった。強敵空如(高島礼子)がすごいと聞いてはいたが、面白かったのは鎧だけだったし、竹やぶのシーンでは『LOVERS』や『スパイダーマン』を思い出してしまったし、後半になるにつれ盛り上がらない敵キャラの登場となったのではないでしょうか。それよりも長刀ブーメランを操る六波が怖かったです(これには『マッドマックス2』を思い起こされてしまいました)。 漫画が原作である時代劇ということ自体、ツッコミどころも多くなることはわかっているはずです。だから、漫画、もしくはそれ以上の荒唐無稽さを敢えて取り入れた方が面白いのであって、真面目にアクション時代劇を作り上げようとすると失敗してしまうのだと思います。 エンドロールが流れる中、ゴジラとガメラが戦っているシーンを妄想してしまった・・・周りに大勢いた中学生たちは楽しめたのだろうか。 (2005.3)
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