エアフォース・ワン | 1997 アメリカ ブエナ AIR FORCE ONE |
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ストーリー | 米露の協力でカザフスタンの独裁者ラデクが逮捕された。モスクワで演説したマーシャル米大統領が帰途につくとき、専用機がテロリストによってハイジャックされた。 | |||
監督 | ウォルフガング・ペーターゼン | |||
出演 | ハリソン・フォード | ゲイリー・オールドマン | グレン・クローズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 「テロには屈しない!」と力強いお言葉。しかし、その裏には自分や家族の命も犠牲になってもしょうがないという意味が隠されていることがわかった。これくらい、一人でテロリストに立ち向かう覚悟がないと、この言葉を使っちゃダメですね。 冷戦はとっくに終ってる時期に作られたこと、ビン・ラディンもこの映画を観たのではないかと感ずること、色々と考えさせられます。なんたって、サダム・フセインの実名が出てるんですもんね。ゲイリー・オールドマンの台詞もかっこいいですね。「石油の値段を釣り上げるために罪の無いイラク人10万人殺すなんて!」と。単にアメリカ万歳を唱えるだけでなく、考えさせる部分も多々ありました(とらえかたは様々だとは思うが・・・)。 だけど、現実のテロ活動(自爆テロ)を考慮すると、この脚本じゃリアリティがない。『ダイハード』シリーズの主人公が大統領になっただけといった印象だ。 1997年アカデミー賞音響賞、編集賞ノミネート その他 (2004.8)
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永遠の片想い | 2003 韓国 タキコーポレーション=リベロ LOVER'S CONCERTO 恋愛小説 |
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ストーリー | 5年前、ジファンはバイト先の喫茶店でスインという女の子に一目ぼれする。スイン自身はジファンのことは迷惑だと思っていたが、親友のギョンヒは彼に好感を持った。しばらく3人で友達として楽しい夏休みを過ごすのだが・・・ | |||
監督 | イ・ハン | |||
出演 | チャ・テヒョン | ソン・イェジン | イ・ウンジュ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
コメント | 難病ものには弱い・・・そして目当ての女の子から徐々に心が揺れ動いて親友の方へ、というよくある三角関係設定ながらも、イ・ウンジュの魅惑の唇に惹かれてしまった・・・「ポケットに入れたい」とは思わなかったけど。 やはり『猟奇的な彼女』や『ラブストーリー』と比較されがちの映画だ。雨のシーンや丘の上の木(TVドラマ「秋の童話」のロケ地でもあるらしい)などはそっくりです。この2本よりも感情移入できた理由は、3人で『イル・ポスティーノ』を鑑賞中に「足をどけろ」と勇気を出して注意するシーンのおかげです。この映画の上映中にはさすがに迷惑な観客がいなくなりますね。 『イル・ポスティーノ』をオマージュしてあるので、手紙については重要なテーマとなっています。連絡が途絶えてしまった彼らの直前の出来事と言えば、ジファンがスインに宛てて書いた手紙。スインへの想いよりは覗き見するであろうギョンヒに宛てたラブレターであったはずなのにギョンヒが破いてしまうシーンだ。これが重要ポイントだと思わせておいて、実は・・・という見事な手腕に涙腺は開きっぱなしとなりました。最近はこの手口が多いですね(見事にやられるのですが・・・)。 さらに面白いのは、ストーカーか変態かと思わせるような謎の郵便配達人が彼らのキューピッドとなってしまうこと。ジファンの妹が恋をすることで彼らの悲恋をサンドイッチする構成。この2点によって、全体を引き締め、ただ悲しいだけで終らせない工夫が素晴らしかったと思います。 しかし、韓国の純愛は長い年月をも打ち負かすんですよね。この映画は『猟奇』をはるかに凌ぐ5年です!世代を超えた『ラブストーリー』はもっと長いか?! (2004.11)
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永遠のマリア・カラス | 2002 イタリア/フランス/イギリス/ルーマニア/スペイン ギャガ・コミュニケーションズ CALLAS FOREVER |
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ストーリー | 音楽プロデューサー、ラリーは近年声の出ていないマリア・カラスに注目し、デジタル処理をほどこしたオペラ映画を撮ろうと試みる。 | |||
監督 | フランコ・ゼフィレッリ | |||
出演 | ファニー・アルダン | ジェレミー・アイアンズ | ジョーン・プロウライト | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 60年代の音源が多かったと思われるがとても綺麗に仕上がっていました。リアルタイムで聴くことの出来た人が本当にうらやましいです。 ストーリーとしては監督の遊び心が感じられる作品でした。生前のカラスと仲が良かったというテロップからも判断できるのだが、彼女の自由奔放な性格や芸術に対するこだわりが良く伝えられています。ラリーに関する設定は遊び心なのでしょうね。 この映画は、“カルメン”のシーンだけでもいいと思うのですが、どうなんでしょ。。。 (2004.1)
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永遠のモータウン | 2002 アメリカ シネカノン STANDING IN THE SHADOWS OF MOTOWN |
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ストーリー | エルヴィス、ビーチ・ボーイズ、ストーンズそしてビートルズ。全てのNO1ヒットを足しても彼らには及ばない。しかし、彼らの名前を知る者はいない。<公開時コピーより> | |||
監督 | ポール・ジャストマン | |||
出演 | ファンク・ブラザーズ | チャカ・カーン | ベン・ハーパー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★ | 評価できない | ★★★★ |
コメント | マービン・ゲイやスティービー・ワンダーのことは知っていても、そのバックバンドについては知らない。はい、知りませんでした。スタジオ・ミュージシャンだとばかり思っていました。そう言われると、音が似てるなぁ〜と、予告編を見た時に感じました。 映画は伝説のベーシスト、ジェームズ・ジェマーソンについて語られます。一本の指で軽やかにランニングベースを奏でる技術と彼独特のベースサウンド。正確にビートを分析すると、ハネていて微妙にスウィングしている独特のリズムと、隙間を埋める効果的な装飾音。とても魅力的なベーシストだったので、もっと聞きたかったです。もっと昔の音を聞きたかったのです。しかし、音楽の中心は現存(生きている?)メンバー中心の同窓会的セッションなのです。これはこれで素晴らしい演奏なのですが、いまひとつ盛り上がりに欠ける。むしろ、間の過去のエピソードが面白く、古きよきモータウン時代を彷彿させてくれました。 チャカ・カーンが登場してからは、演奏は最高潮に達し、涙まで出てきたのですが、もっと見たかった。ほんの2曲ですもん。そして、亡くなったミュージシャンの遺影とともにコンサートが始まる瞬間に、感動の渦に流されてしまうのだ。。。ああ、満足。 (2004.9)
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H[エイチ] | 2002 韓国 ギャガ=アニープラネット H |
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ストーリー | 雨のゴミ処理場で胎児を引きずり出された女子高生の惨殺死体が発見された。続いてバスの中で腹を引き裂かれた妊婦の死体。この猟奇殺人は1年前に繰り返された6件の事件と酷似していたため、死刑が確定している犯人シン・ヒョンと面接することに・・・ | |||
監督 | イ・ジョンヒョク | |||
出演 | ヨム・ジョンア | チ・ジニ | チョ・スンウ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
コメント | まさしく韓国版『羊たちの沈黙』 !そっくりな設定である。こうなってくるとこの映画の犯人とアンソニー・ホプキンス演ずるレクター博士と比較してしまうのであるが、これが『ラブストーリー(クラシック)』のチョ・スンウでは苦笑せざるを得ない。フンコロガシと戯れた笑顔が忘れられない彼が残酷な連続殺人を犯すのである。しかも映像では、彼が獄中にいるシーンしかないものだから、イメージが沸かないのだ。 他にもツッコミどころ満載で、警察の科学捜査、容疑者を割り出す手段の手抜き加減、動機を無視した点などは、サスペンス映画としては未熟すぎると言えるだろう。妊娠や生理の周期を題材に選んだことは奇抜な発想であり、斬新さは面白かったが、欲求不満のままラストに進んだ。終ってみると、プロットだけは満足できたけど・・・中味がね・・・ (2004.6)
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80デイズ | 2004 アメリカ 日本ヘラルド AROUND THE WORLD IN 80 DAYS |
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ストーリー | 19世紀末のロンドン。王立科学アカデミーの会員である発明家フォッグ氏が世界一周するのには80日かかると発言したことにより、長官ケルヴィンと賭けをすることになった。 | |||
監督 | フランク・コラチ | |||
出演 | ジャッキー・チェン | スティーヴ・クーガン | セシル・ド・フランス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
コメント | トルコの王子シュワちゃん!一番笑えたよ。しかし、なんと言っても、吹替版の原田泰三は最悪だ。 オリジナルである『80日間世界一周』の設定を大胆にアレンジしてありました。銀行強盗したのかどうかというミステリアスな部分は全く排除。最初っからモロバレのジャッキー・チェンであり、これがまたヒスイの仏像を取り戻すという、最近のジャッキー映画の典型的パターンを持ってきてしまった。そして、アクションやCGにより、観客に対しては「考えさせるよりは視覚効果のみで圧倒しよう」というコンセプトだった。CG技術の発達のおかげでスピード感ある映像と臨場感、これには文句のつけようがないが、旅をするという奥ゆかしさが全くないのだ。下手をすると、世界各国を回らずにスタジオ内だけで撮ったのか?と勘違いさせてしまうほど。中国だけは屋外映像が多くて素晴らしかったですけどね。。。 豪華なゲスト陣は楽しい!シュワちゃんやウィルソン兄弟もいいが、キャシー・ベイツとサモ・ハンが最高でした。ジャッキーのアクションも少なめ。コメディ部分も少なめ。じゃ、何故今さらリメイク?という疑問がおこる映画です(ラジー賞ワーストリメイク賞候補最有力?)。 さすがディズニー。 2004年ラジー賞助演男優賞、リメイク賞ノミネート (2004.11)
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8 Mile | 2002 アメリカ UIP 8 Mile |
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ストーリー | 1995年のデトロイト、エミネムの自伝的映画。 | |||
監督 | カーティス・ハンソン | |||
出演 | エミネム | キム・ベイシンガー | ブリタニー・マーフィ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | エミネムの半生を元にと書かれていたが、ほんの数日の出来事の青春映画。ストーリー自体は退屈だ。8マイルと言われる中産階級と貧民街の間。毎週開催されるヒップホップ・クラブ「シェルター」でのラップバトルは単なる罵り合戦。映画では、スターになるチャンスを掴もうとする彼等の淡々とした日常を描いているのだが、見るべきところはアメリカの中の貧困地域だ。 はっきり言って、私はエミネムも知らないし、ヒップホップにもさほど興味がなかったのだが、貧困の中にも明るい希望を求めて熱く燃えている生活感に感銘を受け、素直に音楽を楽しめました。でも、一番良かったのはレーナード・スキナードの「スウィート・ホーム・アラバマ」だったりする・・・また、予想と違い、単なるサクセスストーリーでは無かったことに満足した。 見所は、銃を暴発させたチュダー・ボブ!これからも男の機能を果たせそうで安心した♪ 2002年アカデミー賞歌曲賞ノミネート などなど (2003.12)
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エイプリルの七面鳥 | 2003 アメリカ ギャガ・コミュニケーションズ PIECES OF APRIL |
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ストーリー | 感謝祭は特別な日。家族との確執があり、家を出て黒人青年と同棲しているエイプリルは母が末期癌に冒されていると知り、料理は慣れないものの自ら七面鳥を調理して家族を感謝祭のパーティに招く。 | |||
監督 | ピーター・ヘッジズ | |||
出演 | ケイティ・ホームズ | パトリシア・クラークソン | オリヴァー・プラット | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | アメリカ伝統の七面鳥料理と中国人による七面鳥料理の対決!と、そんな映画ではないが、食欲をそそられる内容だった。 いかにもスラム街という雰囲気にあるアパートで暮らすエイプリルと恋人ボビー。それまでは近所付き合いも疎遠となっていたが、オーブンの故障に気付き、家族が到着する前に何とか七面鳥の調理を間に合わせるため、オーブンの調達に奔放するエイプリルだった。お母さんが末期癌であることを告げると同情してくれ、様々な料理の知識を授けてくれる黒人夫妻や、英語が全く通じない中国人家族。七面鳥を母に味わってもらうのは最後になってしまうかもしれないので必死になる彼女は、今まで気付かなかった近所の人たちの暖かい心にも触れることができた。 こうして自分の今やっていることが人生で初めて家族へ愛情を注いでいることや、不良だった自分を反省し始めたということが、エイプリルの演技力によりビシビシと伝わってくるのです。母役のパトリシア・クラークソンが色々と賞を獲っていますが、エイプリル(ケイティ・ホームズ)の方が圧倒的に上手いと思いますよ。 一方、エイプリル宅へ向かう家族はロード・ムービー風味になっています。ここではボケが始まってる祖母がナイス!お父さん(オリヴァー・プラット)も、どことなくジャック・ブラックに似ていていい味出してます。太った脇役ではよく使われているようですね。 ストーリーは単純なのにこれほど観客を惹きつける理由は、アパートという密室劇とロードムービーのコントラストが面白い点、それにラストでの説明不要の家族の絆。わざと粗く編集してあるとも思われるところが素敵なのです。アパートの住人の個性的なところ、上記した以外ではウェイン(ショーン・ヘイズ)というオタク系で犬好きの男が受けました。また、演技力のあるお母さんの心の変化が読めるところが面白い。最終的にはトイレの少女が・・・ 観終わった後には何だか暖かくなって、家族へ何かサービスしたくなるような映画です。 2003年アカデミー賞助演女優賞(パトリシア・クラークソン)ノミネート 2003年全米批評家協会賞助演女優賞受賞 ゴールデングローブもノミネート (2004.12)
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エイミー | 1997 オーストラリア パルコ AMY |
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ストーリー | ロック・スターの父親を目の前で亡くしてしまったショックで聾唖者になったエイミーは向かいに住む売れないミュージシャン、ロバートのおかげで歌だけは聞こえ、歌えるようになる。 | |||
監督 | ナディア・タス | |||
出演 | アラーナ・デローマ | レイチェル・グリフィス | ベン・メンデルソーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | マーサー・ストリートの車いじりのルークとウェイン、水撒きのマリンズおばさん、ホイールキャップ収集家のザック、と個性的な人間ばかりのご近所さんが素敵だ。エイミーがトイレに行きたがってるところで受付の女性が歌で教えるシーンは笑えました。警官隊が捜索するシーンの大合唱も微笑ましかった。 音楽は70年代テイストが多いけど、エイミーが歌うことによって新鮮な音楽になりました。普通の会話は聞こえずに歌だけというところはファンタジーだなぁ。最後は涙を誘う演技です。 (2004.3)
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エイリアン | 1979 アメリカ FOX ALIEN |
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ストーリー | ノストロモ号乗員7名、地球に帰還中、謎の救難信号を受けて惑星に降り立つ。そこには異星人の船の残骸と奇妙な卵があった。隊員の一人ケインに未知の生命体が付着し、船内へと戻るが。。。。 | |||
監督 | リドリー・スコット | |||
出演 | シガニー・ウィーバー | トム・スケリット | ジョン・ハート | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | ドラキュラ城を意識して作られたという宇宙船。『2001年宇宙の旅』のハルを意識したかのようなマザー(コンピューター)。静かに運行する宇宙船は恐怖を醸し出すのに最適な設定だ。 腹の中から生まれるエイリアンの幼生。強力な酸や成長の早い怪物は本当に怖い!ノストロモ号の隠された目的やアンドロイドといった緻密なプロットも素晴らしい。隊員の命よりも未知の生命体を優先するという企業悪も描かれている。続編以降に見られるような暴れまくるエイリアンではなく、見えざる恐怖を全面に表現しているのもいい。背が高い、強い、半ケツ、リプリー(ウィーヴァー)も若いなぁ・・・・ 1979年アカデミー賞視覚効果賞 同美術監督・装置賞ノミネート その他 (2004.3)
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エイリアン2 | 1986 アメリカ FOX ALIENS |
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ストーリー | 57年後、眠りから覚めたリプリー。LV426星に着陸したノストロモ号を爆破した理由を尋問されていた彼女。再調査を依頼するものの、この星はすでに殖民星として開拓されていたのだ。そして、移住民との連絡は途絶えていた・・・ | |||
監督 | ジェームズ・キャメロン | |||
出演 | シガニー・ウィーバー | マイケル・ビーン | キャリー・ヘン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 腹部からエイリアンが産まれてくる悪夢を見続けるリプリー。トラウマを克服するため、エイリアンを殺すために再度宇宙船に乗り込んだのだ。今回は海兵隊の精鋭ばかりの乗員になっていて、アメリカの侵略戦争を想像させる。会社の人間として乗り込んだバーク(ポール・ライザー)も生物兵器として利用しようという企みを持っていて、SF戦争アクションという内容となっている。 アンドロイドの存在、唯一の生存者の少女といったサイドストーリーで飽きさせない手腕は見事。人形が水の中に沈んでいくとき、目を閉じるという細かい演出もあった。そしてエイリアン・クイーンの登場と、前作にもあったカウントダウン・エスケープ。終盤は恐怖と緊張の連続だ。 アンドロイドのビショップ(ランス・ヘンリクセン)は『エイリアンvsプレデター』にも登場だ! 1986年アカデミー賞特殊視覚効果賞、音響効果編集賞 同主演女優賞、作曲賞、美術監督賞、美術装置賞、編集賞、録音賞ノミネート その他 (2004.9)
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エイリアン3 | 1992 アメリカ FOX ALIEN3 |
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ストーリー | ようやく救命艇で脱出したが、刑務星フィオリーナ161に不時着してしまう。ヒックス、少女は死に、リプリーだけが生き残っていたのだ。実はエイリアンは艇内に潜んでおり、刑務所内の犬の体を借りて、ドッグ・エイリアンとして成長してしまう。。。 | |||
監督 | デヴィッド・フィンチャー | |||
出演 | シガニー・ウィーバー | チャールズ・S・ダットン | チャールズ・ダンス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 恐怖、暴力、グロ、エロ、そして重要なファクターとなっている宗教観。この宗教的な面がSFアクションの緊迫感を邪魔して、イマイチ盛り上がらないのだ。男だらけの中、しかも強姦、殺人の罪で投獄されている囚人たちの中である。エイリアン以外に暴力的な男たちとも戦わなければならない、強くなったリプリーのドラマなのだ。一作目からかなりの年月が過ぎていることもあり、リプリーを丸坊主にしなければ表現できなかったことも興味深い。 一番の見所は、「友達よね?もう長い付き合いなんだから」という台詞。だけど、宿主として卵を産みつけられているんですよね。。。リプリーお母さん。 しかし、やっぱり脚本がおかしい。書き換えの連続により、男どもの心理描写が上手く繋がらない箇所もあるし、エイリアン出現と逃走のシーンだけを楽しむような仕上がり具合だ。スプラッター部分だけはシリーズ最高峰かもしれない。 1992年アカデミー賞特殊視覚効果賞ノミネート (2004.9)
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エイリアン4 | 1997 アメリカ FOX ALIEN: RESURRECTION |
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ストーリー | 前作では自殺したはずのリプリー。今回は200年後という設定で、彼女のDNAから再生された。もちろんエイリアンとともに・・・ | |||
監督 | ジャン=ピエール・ジュネ | |||
出演 | シガニー・ウィーバー | ウィノナ・ライダー | ロン・パールマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 3の世界観でこのシリーズはもうダメになったかと思ったのだが、単に監督が毎回変わって、競っているということがわかった。この作品ではラストのシーンが圧巻!(親子のご対面のような・・・)気持ち悪くもあり、美しくもある。でもわけわからない。 この監督はビジュアルにこだわる監督なのだろうか、恐怖を中心とした心理面よりも美しさを強調している。早く5作目を撮らないと シガニー・ウィーバーがもっと老けちゃいますよーー。 (2004.1)
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エヴァの匂い | 1962 フランス ヘラルド EVA |
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ストーリー | ベニス、不思議な男女がタイヴィアンの別荘にやってきた。女はエヴァ。タイヴィアンはフランチェスカと婚約している脚本家。結婚しても尚悪女エヴァに惹かれるのであった。。。 | |||
監督 | ジョセフ・ロージー 音楽:ミシェル・ルグラン | |||
出演 | スタンリー・ベイカー | ジャンヌ・モロー | ヴィルナ・リージ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | いい音楽だ。これだけでいい。ビリー・ホリデイの歌声にしびれた。片時もレコード盤とプレーヤーを手放せないような女エヴァはある意味魅惑的だ。多分、少年の私ならばジャズを教えてくれる年上のお姉さんという存在にかなりまいってしまうだろう。それほど素敵なのだ。 しかし、映画では美女フランチェスカが婚約者なのである。はっきり言ってジャンヌ・モローは負けている。だからタイヴィアンが何故この女に惹かれるのかがさっぱりわからない。独身でしかも若ければうなづけるのだが。この男はマゾなのかな? (2004.4)
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