Mの物語 | 2003 フランス ファインフィルムズ HISTOIRE DE MARIE ET JULIEN |
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ストーリー | 時計技師のジュリアンは1年前に出会ったミステリアスな女性マリーと再会して愛の生活を始める。彼は模造品を売るマダムXという女性を恐喝しているのだが・・・ | |||
監督 | ジャック・リヴェット | |||
出演 | エマニュエル・ベアール | イエジー・ラジヴィオヴィッチ | アンヌ・ブロシェ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 音楽が全くないんですよね・・・足音やちょっとした音がすごくリアルに伝わってきて気味が悪いくらい。エマニュエル・ベアールのセックスシーンが官能的であるのに、ちょっと実態を伴わないかのような気分にもさせてくれる。 実はマリーは半年前に首吊り自殺をしていたと聞いたときから、あたかも日本の怪談のような展開に・・・一つ一つのシーンがコラージュのように散りばめられた手法もこのためだったようだ。男が飼っていた猫の雰囲気がそのままマリーに重なり、猫の化身のようなイメージもいい。しかし決してホラーの手法ではなく、フランス風の愛の物語を描いた映画。時間が長すぎるという欠点もあるかもしれない・・・ (2006.9)
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Mバタフライ | 1993 アメリカ WB M.BUTTERFLY |
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ストーリー | 1964年、北京。夫婦で駐在しているフランス外交官ガリマールは京劇女優と出会い、恋に落ちる。 | |||
監督 | デヴィッド・クローネンバーグ | |||
出演 | ジェレミー・アイアンズ | ジョン・ローン | バルバラ・スコヴァ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | “蝶々夫人”のオペラ。日本女性を置き去りにしてしまうアメリカ軍人の話に魅入るガリマール。日本は中国人を実験台にしたとの痛烈な言葉も返ってくる。 ベトナム戦争や文化大革命を背景に、不倫の末、“バタフライ”と呼んでいた女優は子供を出産。芸術家は罰せられるという中国において、彼女は捕らえられた。 最後に刑務所の中で化粧して自殺するガリマール。なんだかな・・・わけわからんよ。 (2005.12)
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エミリー・ローズ | 2005 アメリカ SPE THE EXORCISM OF EMILY ROSE |
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ストーリー | 実話を基にした悪魔祓いによってエミリーを死なせてしまった裁判の物語。 | |||
監督 | スコット・デリクソン | |||
出演 | ローラ・リニー | トム・ウィルキンソン | ジェニファー・カーペンター | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 『エクソシスト』では首が回るシーンが有名だが、この映画ではまるで中国雑技団によるイナバウアーのような決めポーズが印象に残る。 悪魔が取り憑くのは深夜3時。草木も眠る丑三つ時である。被害者はエミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)。最初は原因不明の痙攣と幻覚。医師もさじを投げてしまうほど症状だったが、薬によりなんとか改善が見られそうだったのですが、結局はエクソシストのムーア神父(トム・ウィルキンソン)に依頼し死なせてしまうことになり、過失致死罪に問われてしまう。 ホラー映画というよりは法廷劇。悪魔の憑依による恐怖映像も流れますが、悪魔の存在をいかに証明するかが映画のテーマとなっています。初期症状である痙攣のシーンでは野村芳太郎監督の『震える舌』を思い出してしまいましたが、音響効果も素晴らしくて、ビク〜ンっと体が硬直してしまいそうになりました。そして漫画チックでもあった『エクソシスト』よりもリアルさが溢れていて、やはり実話なのか?と信じてしまいそうになります(はっきりと結論づけたくないのです)。また、映画の中ではかなり脇役でしたが、エミリーのボーイフレンド、ジェイソンが彼女の家族とともに最後まで面倒を看ていたところが良かったです。 裁判の結果は有罪。しかし、刑の執行は今日で終わりという執行猶予よりも甘い判決でした。陪審員も悪魔の存在を信じた結果として捉えてもよいのでしょうけど、エクソシストとしてカトリックの任務を全うしたムーア神父を評価しただけかもしれません。 何しろ法廷において悪魔が存在すると認められたら、魔女裁判なども正当化されそうで危険です。司法と宗教というものが相容れないものであるから、悪魔が存在するなどという判例は作れないでしょう。しかし、宗教家としての職務であることも否定はできないので、映画としても結論はぼかしてあるように思えました。まだまだ議論の余地がありそうな問題ですね。 (2006.3)
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エーミールと探偵たち | 2001 ドイツ メディア・スーツ EMIL UND DIE DETEKTIVE |
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ストーリー | 12歳の少年エーミールは失業中の父と二人暮し。優しいフンメル先生のおかげで就職できるも束の間、交通事故で入院、免停。 | |||
監督 | フラッツィスカ・ブッフ 原作:エーリッヒ・ケストナー | |||
出演 | トビアス・レツラフ | アンニャ・ゾマヴィラ | ユーゲン・フォーゲル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 離婚したママはカナダで再婚するかもしれない。手紙にはいつも500マルク同封。父親がやっと掴んだ営業の仕事。3ヵ月の免停通知を受け取ったエーミールは父にそのことを言えなかった。 ベルリンに行けば偽造パスポートや偽造免許証が簡単に手に入るという友達の言葉を信じて旅行に出かけるエーミール。入院中はベルリンに住む先生の妹のところへお世話になるので丁度良かったのだ。列車の中でグルントアイスという気味の悪い男と同席になり、偽造免許証を世話してくれると親切な態度・・・しかし眠らされて金を盗まれてしまったのだ。追いかけるエーミール。そこで知り合った女の子ポニー。警察には言えないため仲間を集めてもらうことになった・・・総勢30人くらい?! 面白いのは身代わりで先生の妹の家にやっかいになる少年ジプシーがいること。彼とグスタフが仲良くなって、泥棒を捕まえるため奮闘する。ポニーがグルントアイスに誘拐されたり、偽造免許の売人とも格闘。最後は子供たち数百人?を集めて逮捕するシーンが圧巻!!こりゃすごいぞ。 父親も営業ではなく顧客相談係として雇われるなど、ちょっと出来すぎ。 (2007.2)
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M:I-2 | 2000 アメリカ Par=UIP MISSION: IMPOSSIBLE 2 |
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ストーリー | 休暇中のイーサンのもとに指令が下った。それはテロ組織が奪った致死最近“キメラ”の奪還。新チームが結成されるが、そこには見知らぬ女盗賊ナイアの名前があった・・・ | |||
監督 | ジョン・ウー | |||
出演 | トム・クルーズ | ダグレー・スコット | タンディ・ニュートン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | ディミトリーと呼ばれるいきなりのトム・クルーズ。実はテロリストが変装したものだった。フリークライミングをやっているところへやってきたミッションは女盗賊を仲間に引き入れること。テロリストの1人アンブローズはナイアとかつて関係があったことから選ばれたのだが、思わず寝てしまったイーサンはちょっとショッキング。アンソニー・ホプキンスの冷徹なまでの指令が静かに響く・・・ ウィルスとその解毒剤。競馬場とか敵のアジトとか、かなり淡々とした展開から突入してからの急激なアクション全開。ナイアが感染したり、変装マスクによる騙し合い。結局はバイクに乗ったトム・クルーズの印象しか残らない。GPSがかなり活躍するけど、他の目新しいスパイ道具がないところが痛い。 あぁ、最後のプロレス空中戦。ドロップキックがかっこいい。 2000年ラジー賞助演女優賞(ニュートン)、リメイク賞ノミネート 2001年MTVムービーアワード男優賞、アクションシーン賞 (2006.7)
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M:i:III | 2006 アメリカ Par MISSION: IMPOSSIBLE III |
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ストーリー | イーサンの教え子であるリンジーが悪の組織に監禁されている。それを救助するという指令がイーサンのもとにくだった。そして、兵器密売の首領ディヴィアンが立ちはだかる。 | |||
監督 | J・J・エイブラムス | |||
出演 | トム・クルーズ | ミシェル・モナハン | フィリップ・シーモア・ホフマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 「“ラビット・フット”っていったい何なんだ?」「それは、妻に自分が特殊エージェントであることを明かさない役を演じた俳優のこと。しかも子供の写真が3億円もする」「そ、それって、またアナグラムですか・・・」 などと考えていたら、殺されそうになる妻ジュリア(ミシェル・モナハン)が「実はわたしもスパイだったの」と素性を明かすサプライズがあるんじゃないかと妄想してしまいましたが、彼女が看護婦であるという伏線が生かされていただけでした。また「IMFって何だっけ?」という疑問にも答えてくれたので、「国際通貨基金だ」というギャグが通用しなくなってしまいました。 しかし、「私の頭の中の爆弾」という冒頭のシーンと最初のミッションであったリンジー救出シーンによって、最後のパターンが読めてしまうんです。もうひとつの裏切者に関する意外性にしても読めてしまうし、全体のストーリーには満足できませんでした。 もっとも、アクションシーンを楽しむべき映画ですので、むしろほんの1日で計画したミッションの手際よさやハイテク技術に驚かされます。衛星からの精密な映像はもちろんですが、特にバチカンへの侵入やそこで即座に作った変装マスクや声帯模写が面白かった。それもアカデミー賞を取ったフィリップ・シーモア・ホフマンの名演技のおかげかと思います。 他には紅一点のエージェント、ゼーン(マギーQ)がなかなか良かったですけど、ローレンス・フィッスバーンはなんだかなぁ・・・鼻から爆弾を入れらた仲間がいても、マトリックス世界に行くんだと安心していたのかもしれないです。トム・クルーズもカッコいいシーンがありました。一発しか残ってないのに「弾はある?」「十分だ」と答えるところ。 (2006.6)
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