エラゴン 遺志を継ぐ者 | 2006 アメリカ FOX ERAGON |
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ストーリー | ||||
監督 | シュテフェン・ファンマイアー | |||
出演 | エド・スペリアース | ジェレミー・アイアンズ | シエンナ・ギロリー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ドラクエではドラゴンライダーは敵キャラです。スライムナイトの色を変えた奴です。 映像に引き込まれないのはなぜか・・・CGの技術もそれなりのものがあるのに、迫力、臨場感がない。これはドラゴン・サフィラの大きさも原因かもしれないけど、主人公エラゴンのカットが大きすぎるため、ドラゴンが人間と同じ大きさのように感じてしまうからなのかもしれません。唯一凄いと思ったところは崖の上から飛び降りる数秒間。落下するときの浮遊感だけは引き込まれて、奈落の底に落とされる気分になりました。 それにしても、アメリカの17歳の高校生が原作者だそうで、今や大金持ちなんだろうな〜という羨望とともに、日本の高校生も負けちゃいられないとエールを送りたい気分です。日本の高校生が書いた映画といったら、今年は『キャッチアウェーブ』くらいです。アメリカでは徴兵制の批判さえも盛り込んだファンタジー映画であるのに対して、日本は「海をなめるな!ゴミを捨てるな!」がテーマとなっています。とは言ってみても、所詮高校生。このエラゴン第一章のストーリーをみても、そこら中にあるファンタジーものと大差ありませんでした。 それほどの映画でもないのに、ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコビッチ、ロバート・カーライル、ジャイモン・フンスーと贅沢な俳優を使っていることに驚きました。一方、『バイオハザード2』のジル役シエンナ・ギロリーは主人公と恋愛関係に陥るには年齢差があり(関係ないかもしれない)、ちょっとミスキャストかもしれませんが、思い切ってジルのコスチュームそのままにしたほうが嬉しかったりします。主人公の衣装だって『スターウォーズ』のルークそのままだったし、3作目あたりで双子の妹が登場するような予感もしてドキドキしてしまいます。 要するに『スターウォーズ』と『LOTR』のストーリーと『ハリーポッター』の呪文を思い浮かべれば、続編は予想がついてしまいます。2作目ではミクロ化した一行がガルバトリックス王(マルコヴィッチ)の頭の中に入って、不思議な世界を体験するだろうし、3作目はブロム(ジェレミー・アイアンズ)が生き返って実は親子でした〜となることでしょう。マルコヴィッチに対抗してミラ・ジョヴォビッチが援軍に加わるというキャスティングも期待したいと思います。 (2006.12)
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エリ・エリ・レマ・サバクタニ | 2005 日本 ファントム・フィルム ELI, ELI, LEMA SABACHTHANI? |
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ストーリー | 西暦2015年、世界中に感染すると自殺したくなる“レミング病”が蔓延していた。不気味な音楽を作り続けるミズイとアスハラがライブ演奏すると治るか症状が収まることがわかった金持ちが孫娘のために演奏してほしいと願い出る。 | |||
監督 | 青山真治 | |||
出演 | 浅野忠信 | 宮崎あおい | 中原昌也 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 終盤、眠くなる箇所があったりするけど、眠ってしまったあなたはすでにレミング病に感染しているのかもしれません。 失業率増大!2015年には日本の失業率も38%に膨れ上がり、自・殺者も300万人にまで増えてしまった。それもほとんどは“レミング病”の蔓延によるもの。感染すると自・殺してしまいたくなるという恐ろしい病気なのです(ただし、普通の自・殺とは区別がつかない)。ウィルスによるものだが、感染経路もわからないし原因だってつかめてない。唯一救われる方法は、ミズイ(浅野忠信)とアスハラ(中原昌也)のユニットによる“音”のパフォーマンスを聞くことだったのだ。 この2人は波の音、掃除機のホースの音、貝殻の音、野菜をつぶす音等々をサンプリングし、コンピュータで加工し、前衛的な音楽を奏でるというもの。とても音楽とはいえないシロモノですが、レミング・ウィルスが死滅もしくは停滞する効果があるのです。音を拾い、ディレイマシンやフランジャーやタッチワウなどのエフェクターを通す。ゲインを下げフリークェンシーを高め、レゾナンスを上げて・・・シンセサイザーもミニムーグからKORGまで加工しまくりで、音に陶酔しなければ出来あがらない。普通の音楽に慣れ親しんだ者にとっては雑音でしかない世界。限りなく自己満足に近い不快音楽の部類なのだった。 金持ちのおっさん(筒井康隆)が、レミング病に感染した孫娘ハナ(宮崎あおい)を連れて2人の元へやってきて「演奏してほしい」と懇願するが、2人は「好きなときにやる」と答えるだけ。自由な音楽家といった雰囲気なのだが、探偵が持ってきた資料には死なせてしまった恋人のカルテがあったことから興味を示すのだが・・・といったストーリー。厭世観と楽天主義が混在しているような中心人物だったけど、人の死に直面すると考えも変わり、甘えの思想も心を無にすると道が開けるようなことを感じました。タイトルの意味が「神よ、なにゆえにわれを見捨てたもうや」ということらしいので、悲観的な内容かと思いきや、そうでもなく、最後には爽快感さえ残る不思議な作品でした。 2人の行きつけであるペンションのオーナーが岡田茉莉子。彼女が登場してアップになると、「犯人は彼女だ!」と叫びたくなってしまうのは何故なのだろうか・・・・ 2005年カンヌ国際映画祭 ある視点部門出品 (2006.5)
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L change the WorLd | 2008 日本 ワーナー |
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ストーリー | 『デスノート』で自らの名前を書き込んだL。タイから起こった生物兵器テロに巻き込まれることになった。 | |||
監督 | 中田秀夫 | |||
出演 | 松山ケンイチ | 工藤夕貴 | 福田麻由子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | アウストラロピテクス、北京原人、ネアンデルタール人、クロマニヨン人、そしてL・・・ 頭が良すぎるために猫背になったのであろうか、それとも未来の人類はこうなるのか、などと予感させるLの姿勢。生物兵器テロを扱った内容だけに、人間の絶対数を減らしてやり直すといった悪魔の企みとLを演ずる松山ケンイチの猫背に共通点があるように思えてしょうがなかった。もっと生きていたら彼の一発芸はコンパでも受けたに違いない。 『デスノート』のスピンオフ・ムービー。2作を監督した金子修介に代わり、ハリウッド映画の経験もある中田秀夫がメガホンをとった。ハリウッドで学んだものを活かしてやるぞ!と意気込んでいたかどうかわかりませんけど、夜神月とLとの頭脳戦が主だったオリジナルに比べると、ずい分ハリウッド映画の影響を受けていることがわかる(悪い意味で)。序盤の『アウトブレイク』から始まり、終盤の旅客機パニック映画に至るまで既視感たっぷりだったことに対して、もっと日本映画らしい内容にしてくれと願った人も少なくないはず・・・ 『七人のマッハ!!!!!!!』をTVで見た直後だったので、最初のタイのシーンもそれほど緊張感が生まれず、体が浮くほど驚かされたのは旅客機の轟音や高嶋政伸がごみ箱を蹴飛ばすシーンだけだったりする。ストーリーもハリウッドライクだったけど、さすがに今日日本を脅かす感染モノだけに、危機管理や対応策について考えさせられるものでした。電車の中や駅でのパニックシーンはなかなか良かったし、その緊迫感をもっと維持できるものであればよかったのに。 そんな平凡なストーリーの中、光っていたのはやっぱり福田麻由子。鶴見辰吾の断末魔の苦しみも良かったし、淡々とした表情でニュースを読む日テレ女子アナも良かった・・・かもしれない。また、工藤夕貴は出演者の中で最もハリウッド経験が豊富なだけに、最初から悪者だとわかるような演出してはだめだと思った。それに、彼女がワタリの部下であるKという存在なだけに、ずっと“なりすまし”なんじゃないかと感じてしまうのも不完全燃焼してしまう要因。そして、もちろん南原清隆はキャスティングの時点で失敗。 『デスノート』ファンのための映画だったのでしょうか。よくわかりません。最後にコミックでも登場したニアという名前が出てくるし、この辺りでニヤっとしてしまうファンも多いのかもしれませんね。 (2008.2)
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エル・ドラド | 1966 アメリカ Par EL DORADO |
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ストーリー | エル・ドラドにやってきたコール(ウェイン)。水の利権で係争中のジェイソンを手伝うためだったが、旧友J・P・ハラー(ミッチャム)が保安官だったとわかり、手を引くことに・・・ | |||
監督 | ハワード・ホークス | |||
出演 | ジョン・ウェイン | ロバート・ミッチャム | ジェームズ・カーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 普通に面白くない西部劇だった。登場人物も多いし、マクドナルドとマグラウドを聞き違えたらもうわからん世界。どっち側の人間だ?と見るだけで疲れる前半。結局はロバート・ミッチャムの渋さと、嫌いなジョン・ウェインをボーっと観ていただけでした。子どもの頃に見た時はもうちょっと面白く感じたのになぁ・・・ (2007.2)
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エル・マリアッチ | 1992 アメリカ コロンビア=ケイブルホーグ EL MARIACHI |
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ストーリー | メキシコの田舎町。そこへマリアッチ(流しの歌手)を目指す若者がやってきたが、復讐に燃えた脱獄囚がギターケースに銃を仕込んでいたため巻き込まれることになる・・・ | |||
監督 | ロバート・ロドリゲス | |||
出演 | カルロス・ガラルドー | コンスエロ・ゴメス | ジェイム・デ・ホヨス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ロバート・ロドリゲスが自費7000ドルで作ったインディーズ映画。『デスペラード』の面白さによってどうしても見たかったのに、レンタルビデオ店には置いてない・・・ようやくwowowで放映してくれた。 普通に観ても面白いのだけれど、やはりロドリゲスの原点を探れるとなると尚楽しい。コミカルな小物や電話のプッシュボタン押しが早いホテルのおっさんがいい。 『デスペラード』を改めて確認すると、マリアッチがどうして殺しの道に入ったのかわかる序章のようなものだけど、左手の甲を撃ち抜かれたためギターを断念せざるをえなかったんだろうなぁ。アントニオ・バンデラスによって、ちゃんと大事なシーンをリメイクしているし・・・ 1993年インディペンデント・スピリット賞新人作品賞 同監督賞ノミネート (2008.10)
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エルム街の悪夢2/フレディの復讐 | 1985 アメリカ WB A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 2: FREDDY'S REVENGE |
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ストーリー | かつてフレディと戦ったナンシーの家にウォルシュ一家が引っ越してきた。長男ジェシーがフレディの夢を見るようになり、ナンシーの日記を発見する。 | |||
監督 | ジャック・ショルダー | |||
出演 | マーク・バットン | キム・マイヤーズ | クルー・ギャラガー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | ホラーの主人公はやっぱり女の子じゃなきゃ盛りあがらないなぁ〜などということを証明してしまったかのような続編。一応ガールフレンドのリサはいるのですが、後半活躍してくれたおかげでなんとか緊迫感を保てました。 スクールバスで住宅地から砂漠へ暴走、尖った岩の頂上に置き去りにされたバスの運転手はフレディだ!夢から覚めるとフレディの指の刃からトマトを切る包丁へと映像が変わる。なかなか凝った序盤映像でした。 悪友といつも腕立てふせの罰を与えられる主人公。ちょっと青春映画っぽい。ある日、コーチが殺されたのだが、殺した記憶があるジェシー。今回の続編は、フレディに襲われるよりもフレディに変身してしまう恐怖が強い。しかし、腹を割いてフレディが登場するなど、パクリが多いのは残念。ネズミ、インコ、犬、ヘビなどの小動物が多いことも恐怖を半減。人面犬はちょっと怖いかな・・・ 1986年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭参加 (2006.4)
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エルム街の悪夢3/惨劇の館 | 1987 アメリカ WB A NIGHTMARE ON ELM STREET 3: DREAM WARRIORS |
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ストーリー | クリスチンが夢の中でフレディに襲われ、病院に入院する。第1作のナンシーが悪夢の研究者として登場し、フレディとの因縁の対決を目指す。 | |||
監督 | チャック・ラッセル | |||
出演 | ヘザー・ランゲンカンプ | パトリシア・アークエット | ラリー・フィッシュバーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | フレディの悪夢を見る若者が数人で病院の治療を受ける。最初にやられてしまったフィリップ。あやつり人形のように紐で操作され、病院のバックに巨大なフレディが現れたのだ。二人目の犠牲者ジェニファーはテレビの中から現れたフレディにやられてしまう。 ナンシーを中心として、フレディ対策を話し合う。クリスチンが夢の中へ誘う能力によって、全員が夢の中に入り一致団結してフレディに対峙する・・・ (2006.4)
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エレクション | 2005 香港 東京テアトル=ツイン ELECTION 黒社會 |
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ストーリー | 香港の黒社会“和連勝会”で会長選挙がおこなわれていた。血気盛んなディー(カーフェイ)と温和で伝統を重んじるロク(ヤム)。 | |||
監督 | ジョニー・トー | |||
出演 | サイモン・ヤム | レオン・カーフェイ | ルイス・クー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | ヤクザの抗争モノ。最初にカーフェイに飯の食い方で怒られながら皿の上でレンゲをバリバリ食うヤクザ。凄いなぁ・・・この映画で一番印象に残るシーンだったかも。 警察の活躍は前半のみで、後半はなんだかありきたり。人間関係も把握しにくいので、どちら側がやられたかとかさっぱりわからない。まぁ、拳銃を使わずに殴り殺すシーンばかりだったのも特徴的かもしれない。 終盤あっけなく和解?して釣りを楽しむ二人。穏やかな方が岩を振り落として殺すってところが不気味だけど、それだけの映画。こんなのカンヌに持ってくなよ・・・ 2005年カンヌ国際映画祭コンペ (2008.10)
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エレクトラ | 2005 アメリカ FOX ELEKTRA |
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ストーリー | 『デアデビル』のスピンオフ。かつての戦いで命を落としたエレクトラは盲目の武術の達人(テレンス・スタンプ)によって復活する。 | |||
監督 | ロブ・ボウマン | |||
出演 | ジェニファー・ガーナー | ゴラン・ヴィシュニック | ウィル・ユン・リー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★ |
コメント | 「キマグレ」という武術の技。なんだかよくわからない。でも、山奥での武術訓練は雰囲気があって良かった。 一時的な休息のあと、組織からの指令を待ち望んでいたのに、知り合ったばかりの少女マギーと父親のマークを殺さねばならなかった。一旦狙いを定めたものの、どうしても殺せない。任務を辞めてもどこからともなく刺客が送られてくる・・・ その後はCGを多用したバトルが繰り広げられ、だんだん目が疲れてくる。どうでもよくなった。 (2006.11)
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