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X-ファイル ザ・ムービー 1998 アメリカ
FOX
THE X-FILES: THE MOVIE
ストーリー  テキサス州北部で少年が地下の洞窟に落下して変死。1週間後、ダラスでビル爆破事件で責任を取らされたモルダー捜査官とスカリー捜査官。やけ酒を浴びていたとき、父の友人である医師が現れ、爆破される前に遺体があったと告げる・・・
監督 ロブ・ボウマン
出演 デヴィッド・ドゥカヴニー ジリアン・アンダーソン ジョン・ネヴィル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  3万5千年前のテキサス州。とてつもない怪物がいて、人間がやられた・・・
 大戦直後から50年間続いていた裏の政府“FEMA”。全人類を植民地化するために地球外生命体と手を組んでいたのだ。大昔は恐竜の姿であり氷河期とともにウィルスとして姿を変えていたが、成虫となってしまった。左遷にもめげずモルダーとスカリーはダラスを調査し、コーン畑の中にあるドームを調べるが、ハチの大群に追われて断念。そして彼女はハチに刺され、謎の組織に連れ去られる・・・
 父の友人カーツウェルも殺され、FEMAの一人も危険を察知してモルダーに打ち明ける。そしてスカリーを救うため南極基地へ。
 テレビシリーズを全く見たことがないので、あまりのめり込めなかったが、巨大なUFOとかエイリアンの登場が迫力あった。なんだか南極へ行くところが急展開すぎたのも原因かなぁ・・・
(2008.10)

X-ファイル:真実を求めて 2008 アメリカ
FOX
THE X-FILES: I WANT TO BELIEVE
ストーリー  FBI女性捜査官が失踪し、透視能力を使う神父ジョーが現れたため、今では隠遁生活を送る元FBI捜査官のモルダーに超常現象解明を依頼する。
監督 クリス・カーター
出演 デヴィッド・ドゥカヴニー ジリアン・アンダーソン アマンダ・ピート
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  252!絶対に生きている。あきらめるな!と、邦画の宣伝までしてくれたXファイルの劇場版第2弾。(旧約聖書『箴言』25章2節より)
 TVシリーズの『X-ファイル』は一度も見たことがない。ちょっと前まではスルー態勢だったのに、気が変わったのはコンビニで廉価版DVDを衝動買いしたためだ。なにしろ知っていることといえば、不気味でシンプルな口笛のメロディと超常現象を扱っていることくらいだったのです。これも「映画を見ろ」と知らず知らずのうちにビジョンが送られてきたことが原因かもしれません。
 ファンでも何でもないのですが、序盤にモルダーとスカリーがあんな関係になってるなんて!と驚かされ、互いに“モルダー”、“スカリー”と呼び合ってたことから、またわからなくなってくる。それでも超常現象を信じるモルダーと否定的なスキナーという設定は変わらず、これなら大槻教授とたま出版社長の韮澤氏が主人公でも面白そうだ。と、鑑賞中に二人の顔を思い出そうとしていたら韮澤氏の顔が思い出せず、彼の顔が現首相の顔になってしまいました(大槻教授に攻撃されてひきつってる顔が似ていたりする・・・)。
 終わってみると、「超常現象はビジョンだけ?」と納得できない方も多いのかもしれません。不法臓器移植を扱った、ほとんど普通のサイコ系サスペンス映画の展開で、壮大なVFXなんてほとんどない。しかし、これがホラーファンにとってみれば大満足!現代のフランケンシュタインなどと報道で扱われていましたけど、『死霊のしたたり2』のシリアス版じゃないですか!
 そういや、1970年のあたりって、こうしたグロい映像が結構あったような。ホラー漫画でも人間と犬の首を移植したりするのとかあったし、お茶の間でも『キイハンター』で首だけの男が登場していたし・・・ちょうどベトナム戦争で使われた枯葉剤の影響が問題になってから、こうした映像がなくなってしまったのかもしれませんね。
 そんなこんなで、従来のファンの方よりホラーファンにオススメできる映画でした。モルダー、ピンチ!女の子、ピンチ!と、やはり「生存者あり」と伝えたくなるクライマックス。“しおりちゃんの笛”が欲しくなった・・・
(2008.10)

エッジ・オブ・アメリカ 2003 アメリカ
TVM
EDGE OF AMERICA
ストーリー  アフリカ系アメリカ人のケニーは先住民居住地域レッズにある高校に英語教師として赴任する。そこで弱小女子バスケットボールチームのコーチとなり、鍛え上げるのだが・・・
監督 クリス・エア
出演 ジェームズ・マクダニエル イレーヌ・ベダード デランナ・ステューデイ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  レディ戦士と名付けられたバスケットチーム。負け続きであったが、ようやく二桁得点したなどと報道される。
 ケニーは車修理工のオヤジに修理代をロハにしてもらう代わりにバスケットをしている娘の面倒を見てくれと頼まれる。それなのに、夜自損事故を起こしてしまう・・・なんだか普通のスポコンものとは違う展開だ。ケニーはデンゼル・ワシントンだってピッタリくるだろうし、修理工だってトミー・リー・ジョーンズに似てる。しかし、予算のなさそうなこの雰囲気がいいんだなぁ。
 白人ぽい女の子カーラはやりたかったけど、成績でBを取らなければだめだと言われる・・・シュートはうまいがチームプレイがなってないと試合終了後にも激を飛ばすケニー。全戦全敗という泥沼から救ったのに、仲間うちでの葛藤がはじまる。中には妊娠した子もいるというのがアメリカの現状なのだろうか、わけがわからない・・・
 快進撃は続き、州大会の決勝までいったが、最後はカーラのシュートが決まらず負けてしまう。途中まで「走っていたのに、最後に歩いてしまった」という言葉に象徴されるように、安全策をとってしまったのだ。ケニーは自分を責めて辞意を表すが、みんなは違っていた。
 ベタな粗さは目立つものの、壮観な景色がとてもよかったし、人種差別に負けない強さをも感じ取れた。
(2006.10)

エディ&マーティンの逃走人生 1999 アメリカ
劇場未公開
LIFE
ストーリー  禁酒法時代、ひょんなことから知り合ったコソ泥のレイ(マーフィ)と銀行員のクロード(ローレンス)はNYへボスの酒を運ぶ途中、殺人事件に巻き込まれ、ミシシッピ州刑務所に終身刑となり労働させられる。
監督 テッド・デミ
出演 エディ・マーフィ マーティン・ローレンス オッバ・ババタンド
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  コメディアン2人が主演なんだからと大して期待もかけずにいたが・・・
 ポーカーでイカサマ野郎にはめられ、その相手の男が保安官に殺される。その保安官によって無実の罪を着せられて終身刑となった2人。禁酒法時代というだけでなく、黒人差別の激しかった時代。
 いつも脱走話を持ちかけるレイだったが、「友達ではない」と毛嫌いしているクロード。文盲だらけの囚人の中にあって字が読める2人は重宝されたし、野球に詳しかったおかげで、野球選手もスカウトさせるにいたった。あの選手がどうなったかも気になるところ。
 ケンカが絶えず、口をきかなかった時期もあったが、クロードが白人の焼いたパイを盗んだことがきっかけでまた仲直り。40年経った頃、刑務所の所長にかつて2人をハメた保安官が就任。父親の形見である銀時計を持っていたためレイは保安官を殺そうとするが、殺したのは元所長。なんだか泣けてくる・・・
 2人とも90歳になったとき、クロードが脱走話を持ちかけるのだが、なんだか爽快な展開。最後にヤンキースの試合を観戦しているところなんて最高だ。

1999年アカデミー賞メイクアップ賞ノミネート
(2008.7)

エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜 2007 フランス/イギリス/チェコ
ムービーアイ
LA MOME 
THE PASSIONATE LIFE OF EDITH PIAF
ストーリー  パリの貧しい家庭に生まれたエディット。母は歌を歌って日銭を稼ぐが姿を消し、父の実家である娼館へと引き取られる。兵役から戻ってきた父が大道芸の手伝いをさせ、彼女は人前で歌うことの喜びを見出した。1935年、路上で歌っていたところをスカウトされ、キャバレーの歌手となり、徐々にスターダムへと上っていくのだが・・・
監督 オリヴィエ・ダアン
出演 マリオン・コティヤール シルヴィー・テステュー パスカル・グレゴリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★
コメント  いくつもの時間軸を交差させ、彼女の人生がそれほど苦悩と悲運にまみれているような、そしてその記憶の断片が晩年の想いになっているように思われる。「歌がなくなったら死んでしまう」と印象に残る台詞を残すほど、彼女の人生は音楽そのもの。最期にプレゼントされた曲の「何も後悔しない」というフレーズが全てを物語っているかのように・・・
 母親が路上で歌を歌っていたように、エディットも路上で歌うようになる。きっかけを作ったのは大道芸人である父親。足芸を簡単に済ませたはいいが、客が去ってしまいそうなとき、幼いエディットに「何かやれ」と急かしたシーンだ。何かやれと言われても・・・頭のなかが真っ白になるけど、咄嗟に歌うフランス国歌。観客は天使の歌声に魅了されるのです。
 鼻の俳優ドパルデューが彼女の才能を見出す。その彼も殺人事件に巻き込まれ、エディットも容疑者として捕まったりするのです。この事件も衝撃的だったけど、ニューヨークで出会った最愛の男性マルセルのエピソードも涙を誘う。妻子ある男だし、報われることはないのかもしれないけど、エディットの愛が驚くほどに感じられるところ。
 映画ではスター街道を歩む華々しさよりも、悲しい別れがクローズアップされていた。娼館で可愛がってくれたティティーヌもそうだし、前記2人だってそうだ。ステージに立てないほど衰弱してしまった彼女に再会できて喜ぶのはもう一人の恩師レーモンだけ。悲しすぎです。
 劇中に登場する歌にはエディット・ピアフ本人の肉声を被せてあるらしいのですが、マリアン・コティアールの歌い方にはそれを感じさせない自然な演技。全くわかりませんでした。どこまで本人に似ているのかわからないけど、20歳から、実年齢よりも老けていた晩年の姿を演じきった彼女。素晴らしすぎです!アカデミー賞最有力候補などと謳ってありますが、主演女優賞ノミネートは確実なのかも。
(2007.10)



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