フライ・ダディ | 2006 韓国 エスピーオー FLY, DADDY, FLY |
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ストーリー | ボクシングの高校チャンピオンに娘を暴行された冴えない父親が奮闘する物語。 | |||
監督 | チェ・ジョンテ | |||
出演 | イ・ジュンギ | イ・ムンシク | イ・ジュ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | フライ・ロビン・フライって・・・ 『プルートで朝食を』でもシルバー・コンベンションの懐かしの名曲「フライ・ロビン・フライ」が聴けたのですが、本作のエンディングでもジョークのつもりなのか、この曲を聴くことができた。日本の『フライ、ダディ、フライ』の韓国リメイクになる作品で、原題も『FLY, DADDY, FLY』。俳優では岡田准一の演じた役を最近人気のイ・ジュンギが演じていて、堤真一のパートを普通のおっさんだが愛嬌のあるイ・ムンシクが演じている。オリジナル作品の出来栄えには到底及ばないものの、このムンシクの15キロの減量と特訓後の筋肉のつき具合には驚かされました。わずか40日間の特訓でここまでできるのか?と、中年男性の限界に挑んだ肉体作りは並大抵の努力ではないはず。走ったり、フリークライミング特訓だけでもできないはず。恐れ入りました。 オリジナルでも『燃えよドラゴン』へのオマージュが見られたのですが、このリメイク版ではさらに進化していました。まず中年のおっさんガピル(ムンシク)が着てきたトレーニングウェアは『キル・ビル』でもお馴染みとなった、ブルース・リーが『死亡遊戯』で着用していた黄色地に黒のラインの入ったもの。鼻を指ではじく仕草や、『燃えよドラゴン』で地下に降りてゆく格好を真似たトレーニング法、階段を登るのもひょっとするとそうなのかもしれません。日本版にもあった、ブルース・リーがサモハンに「相手から目をそらすな」というシーンは、こちらのほうが似ていました。また、一瞬、『ロッキー』のフィラデルフィア美術館のガッツポーズへのオマージュも感じられたのですが、クライマックスの決闘がボクシングだったので、案外そうなのかもしれません。 クライマックスの試合では、ちょっとやり過ぎだろうと思わせるほどの過剰な演出。凝ってはいたけど感動には至らず、むしろバスとの競争シーンに最も泣けるかもしれません。また、日本における在日の存在だとか、政治家の名前なんてのも使ってないし、シリアスさよりも軽いタッチの韓国青春映画といった仕上がりとなっていました。なぜか原作本を買ったのに、未だに冒頭の病院のシーンから抜け出せません・・・ (2007.4)
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フランケンフィッシュ | 2004 アメリカ 劇場未公開 FRANKENFISH |
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ストーリー | 遺伝子操作によって生まれた人喰い雷魚。 | |||
監督 | マーク・A・Z・ディッペ | |||
出演 | トリー・キトルズ | チャイナ・チャウ | ミューズ・ワトソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | B級なのに・・・外来種の問題や遺伝子操作の問題など、結構社会派っぽいところがいい。 中国系のヒロインであるメアリー(チャウ)がなかなかの好み。日本人でいえば芳本美代子に似ている。それがまた、早い段階で殺されちゃう。しかも雷魚にじゃなくて、落ちていたライフル銃が熱せられて暴発。 後半になってくると、川に入らなきゃいいんだろうという考えも覆され、ボートハウスにも平気で上がってくる。無茶苦茶や・・・しかも1匹だけかと思ったら、まだまだいそうだったし、ラストシーンでは生まれた2世雷魚の大群が! (2006.12)
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フランドル | 2005 フランス アルバトロス・フィルム FLANDLES |
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ストーリー | フランス北部のフランドル地方の農場。村の少女バルブは村の青年たちと奔放なセックスを続ける。彼らはやがて召集され戦場へ赴くが、虐殺・陵辱を繰り返し、精神状態がおかしくなっていく。バルブもブランドルの子を孕み、精神が病んでしまう・・・ | |||
監督 | ブリュノ・デュモン | |||
出演 | アデライード・ルルー | サミュエル・ボワダン | アンリ・クレテル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
なし | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 切らないでくれぇ・・・ どこにでもあるような広大な冬の農場の風景。少女バルブは村の青年たちと気軽にセックスをしてしまう。誰が恋人?と、アンドレ・デメステルという男の心理状態も探ってみたくなる序盤部分。彼を始めとして、村の青年たちは召集令状を受け取り、どこともわからぬ戦場へと赴く予定となっているのです。「尻軽女」と陰口を叩かれようが、バルブは彼らとインスタント・セックスを止めることはない・・・しかし、相手は徴兵される男とだけ。そこに彼女の寂しさが感じられるところ。愛情表現は拙くとも、寂しさを彼女なりに伝えようとしていたのです。 徴兵され、いきなり実戦。旅立つ前に「死にはしない。死ぬのは弱い者と子供たちだけだ」などと嘯く台詞が現代の戦争を象徴しているかのよう。彼らに与えられた任は空爆後の村を掃討することだと思いますが、実際には奇襲をかけてくる武器を持った村人兵士。仲間が次々と死んでいくのも痛々しいところです。自然に囲まれて純粋だった彼らも、やがて暴力的になり、狂気も感じられるようになるのですが、自分達を撃ってきたのが子供だったことに愕然・・・戦争が彼らの人間らしささえも奪っていく描写がリアルでした。 現地人を虐殺、陵辱。彼ら兵士にとって興味があるのはは現地人が銃を持っているかどうかだけ。足でもある馬を殺され、仲間を殺され、感覚が麻痺している。また、自分達が戦争をナメていたこともあったのでしょう。強姦に加わらなかったデメステルとブロンデルだけは難を逃れましたが、やがて・・・ 音楽は一切なし。これによって、荒涼とした田舎の風景と、バルブが歩く後姿がなぜか印象に残る。そして戦地では、中東・アフリカ・東南アジアの熱い気候が映像によって伝わってくるのに、音楽を排したことによって血なまぐささと寒々とした雰囲気を同時に醸し出す。これが戦争なんだ!と打ちのめされること必至。さらに大事なモノを切られるシーンでは、胸が苦しくなってしまいます。思わず股間を押さえてしまった男性客も多いはず(なわけないか・・・)。 兵士たちが狂気に走るのと同時期にバルブも精神を病んでいくのですが、彼女のその心理変化が上手く伝わらず、なぜ父親を特定できたのか・・・よくわかりませんでした。それでもシンプルな撮り方なのに、とても心を揺さぶられる映画でした。 2006年カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ (2007.8)
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フリージア | 2006 日本 シネカノン |
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ストーリー | 戦時下制定された“敵討ち法”。敵討ち執行代理人の新人である叶ヒロシは15年前に瞬間凍結爆弾実験のために孤児たちが犠牲になったことがトラウマとなっており、スカウトしたヒグチもまたその生き残りであった・・・ | |||
監督 | 熊切和嘉 | |||
出演 | 玉山鉄二 | 西島秀俊 | つぐみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | ピーマンとタマネギを食べ残すと痛覚が鈍るんだから・・・ 公式サイトから飛んでみると、敵討ち法の是非についてのアンケートではYESと答えた人が55%に達しているようだ。映画の設定では戦時下だということなので、何でもアリのような気もして仕方がないのですが、本筋でもある軍部による瞬間凍結爆弾実験に関しては問題点が多すぎる。敵討ち法対象者は当然軍上層部にあるわけだから、そこまで司法の手が伸びない限り、上官の命令に背くことのできない一兵卒が対象とされるのは逆恨みもいいところだ(わざとらしく、孤児を引率した兵士が最高責任者の息子だという設定にも納得できない)。こうした法の問題点は、結局は遺族の個人的感情と周囲の同情心に左右され、悪の根源が無罪放免となるところにあると思われます。 と思いつつも、復讐劇は好きだし、CR必殺仕事人も好きだし、復讐の連鎖を断つことがテーマとなっている映画・ドラマにも共感してしまう。この映画にしたって、爆弾実験の犠牲者が軍の上層部に闇の執行人を送るなどという展開になれば拍手喝采ものだったと思うのです。また、法律のルールに関しても問題点が多過ぎで、執行対象者が選んだ警護人が凄腕のガンマンだったら返り討ちに遭うだけでなく、国費の無駄遣いとも非難されかねないのです。 テーマとしては大いに考えさせられる内容だったのですが、映像が暗く、撮影や編集技術も脚本もアマチュア映画かと思ってしまうほど(なぜかVFXにプロを感じたが)。俳優は頑張っていたのに、緊迫感がない展開や脚本に奥深さがないところが残念でした。ただ、執行人の冷酷非道とも思われる溝口(三浦誠己)や、人命を尊重する考えに変わる山田(柄本佑)の心理描写などは興味深いところだったし、制度そのものに対する考えが対立しているところが面白い。トラウマによって痛みを感じなくなった主人公の叶ヒロシ(玉山鉄二)のニヒルさも捨てがたいところだ。 殺してしまいたいほどの加害者。司法に頼って解決するのならば、死刑という手段と同じだと思うのですが、やはりココは裏の稼業仕事人に頼るのが一番ではないでしょうか・・・ (2007.5)
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フリーダムランド | 2006 アメリカ ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント FREEDOMLAND |
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ストーリー | ある夜、手を血まみれにした白人女性ブレンダが病院に現れた。連絡を受けたロレンゾ(ジャクソン)が事情聴取すると、帰宅途中に黒人ダイン性に車を奪われたという・・・悪いことに彼女の4歳の息子が車に残されていて・・・ | |||
監督 | ジョー・ロス | |||
出演 | サミュエル・L・ジャクソン | ジュリアン・ムーア | イーディ・ファルコ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | アームストロング団地。黒人中心、低所得者向けアパート。そんな中で住むブレンダ(ムーア)は友達も多く慕われている。しかし、捜査官が大挙して団地に入ると、黒人が殺されてもそんなに大勢の捜査員は来ないと暴れだす。黒人が犯人だと決めつける警官もいて、人種差別問題を引き起こして暴動寸前・・・ 最初からブレンダが嘘をついていると直感したロレンゾ。失踪人捜索団体も手伝って、かつて孤児院があった“フリーダムランド”を一斉捜索すると、ブレンダが白状しだした・・・ 子供の失踪には3分の2が親が絡んでいる・・・最近の日本で起こった事件もそうだし、実際には多いんだろうな・・・ 最後には暴動も起こったりするけど、実際の失踪事件と人種問題を絡めたテーマはなかなかいい。でも、ストーリー展開はいまいち・・・ジュリアン・ムーアが狂ったようにしゃべり出すところはさすが! (2008.10)
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フリントストーン/モダン石器時代 | 1994 アメリカ Uni=UIP THE FLINTSTONES |
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ストーリー | アニメ『原始家族』の実写化。 | |||
監督 | ブライアン・レヴァント | |||
出演 | ジョン・グッドマン | エリザベス・パーキンス | リック・モラニス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | スティーヴン・スピルロックだのアンブリンだの最初からお遊びがすぎる。 フレッド・フリンストーン(グッドマン)にいつか恩返しをしたがってた隣家のバーニー(モラニス)は試験の答案を入れ替え、彼を副社長にさせた。石板の答案用紙ってのも不便そうだった・・・しかし、役員のカイル・マクラクランと秘書のハリー・ベリーは横領などの悪だくみの手先として副社長を採用したのだった。そして、答案を入れ替えた哀れなバーニー。試験結果が0点だったとして会社をくびに・・・ 公園の名前がジュラシック・パーク。ハリー・ベリーの名前は秘書シャロン・ストーン。テレビもあるし、銀行もカードもあるし、マクラクランは携帯電話まで持っている。さすがに車だけは人の足で動く。 ばかばかしいけど気楽に見れる1本! 1994年ラジー賞助演女優賞(ロージー・オドネル、エリザベス・テイラー)、脚本賞 同リメイク・続編賞ノミネート 1995年MTVムービー・アワード魅惑的な女優賞(ハリー・ベリー)ノミネート (2008.9)
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フル・スロットル | 2000 香港 劇場未公開 ROARING WHEELS |
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ストーリー | ストリート・ライダーのフェイ(ウォン)は妻の妊娠をきっかけに引退するが、最後のレースで事故を起こした、妻が出産直後に死んでしまう。3年後、海の家で働くフェイと妻の妹の前に謎の女スキが現れ | |||
監督 | アーマン・チャン | |||
出演 | カレン・モク | デイヴ・ウォン | マギー・ショウ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 海の家の経営者はユー・カーレイ(マギー・シュウ)。子連れのフェイと義妹テッカの面倒をよく見ている。ジェットスキーで荒くれ者たちと勝負するが店を破損させたために、また来ることになった。預けた身分証にはマギー・チャンと書かれていたが、スキと呼んでくれと・・・ 海の家はなぜだか“青森りんご”とか“麦ちゃ”とかのポスター。日本語だらけだ。スキという名前もスズキを略したものだったり、ユー・カーレイの名も早く発音するとユカリになるとか、かなりの日本びいきな設定。 彼のもとへ執拗に日参するフォン。キングの名を3年守ってるけど、フェイだけには勝ってないと言い張ってるのだ。勝負しろ!・・・だけど、片足を引きずっているフェイ。ある事件がきっかけでその障害が嘘であることがわかり、スキはフォンの妹だということもバレる・・・ 派手な脅迫まがいのことをしてでもレースを挑むフォン。なんとフェイの息子までもさらっていってしまった。ユー・カーレイの説得、スキの説得もあって、心の弱さを克服したフェイは・・・と、普通は勝負に入るのだが、フォンは実は心臓病を患っていて、レース直前に死んでしまう。そして、兄の代わりに勝負を挑むスキ。凄い展開に終盤はついていけない。それに独白がテッカ、カーレイ、フォン、フェイと、次々と視点が変わることでのめり込めない。峠のレースは迫力あるけど、危ないだけだ。 (2008.11)
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フルタイム・キラー | 2001 香港 彩プロ FULLTIME KILLER 全職殺手 |
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ストーリー | 闇の社会の殺し屋“O”(反町)。必要とあらばクラスメイトをも冷徹に殺してしまう。そんな時、もう一人の殺し屋“トク”(ラウ)が頭角を現わしてきて、“O”に敵意をむき出しにする。 | |||
監督 | ジョニー・トー | |||
出演 | アンディ・ラウ | 反町隆史 | ケリー・リン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★ |
コメント | 普段はオノと名乗る“O”。台湾人で日本語が得意な家政婦チン(ケリー・リン)を雇っている。そんな彼に脅迫めいたメールがやってきて、ビデオ屋でバイトするチンにも米大統領のマスクをかぶった男が近づいてきて映画に誘う。「予告編が大好きだ。予告編は映画の醍醐味だ」などと言いつつ手を握ってくる・・・女を殺し屋に? しかし、つまらない。アンディ・ラウが殺し屋Oを狙い、警察に捕まりそうになったところを助けるなんてのは盛り上がるところなんだけど・・・全体的なストーリーがお粗末すぎた。向かいのマンションで自分の部屋を監視するとか、そうした設定だけはいいんだけど。 日本、香港、シンガポールと無駄ににアジアを駆け巡るだけの作品。 (2008.8)
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フルメタル・ジャケット | 1987 アメリカ WB FULL METAL JACKET |
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ストーリー | ベトナム戦争。南カロライナ州の海兵隊新兵訓練所に徴兵された若者たちが8週間の訓練を受ける。 | |||
監督 | スタンリー・キューブリック | |||
出演 | マシュー・モディーン | アダム・ボールドウィン | ヴィンセント・ドノフリオ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | ハートマン鬼軍曹(R・リー・アーメイ)による徹底したシゴキ。一糸乱れぬ隊列をよそにデブ1人が落ちこぼれる。新しく班長になったメガネのジョーカー(モディーン)も彼をかばうものの、夜中に他の二等兵に殴られたりする。そのうちデブのパイル(ドノフリオ)は精神的におかしくなってくる。病気を理由に除隊という手段もあったのだが、なんとか訓練所を卒業する・・・ パイルの狂気に満ちた顔は『シャイニング』のジャック・ニコルソンさえ思い起こす。その彼が実弾を充填しトイレでハートマンを射殺。そして銃口を口に咥えて自殺。背筋が凍るような一瞬だ。 後半は一転して南ベトナムに。情報部に転属となったジョーカー。フエ市の攻防が激化し、のん気に取材する雰囲気ではなくなった。北の砦となった廃墟からは激しい銃火。ちょっとでも先を進めば殺されるといった状況なのだ。撤退したという噂を聞いて確かめにいく先遣隊。また数名のアメリカ兵が殺されたが、スナイパーはたった一人でしかも女性だったという驚愕の事実がジョーカーを唖然とさせるのだ・・・ とにかく卑猥語のオンパレード。聞きたくもないくらい(笑)。戦争の虚しさ、馬鹿馬鹿しさ、特に南ベトナムに自由を与えるためにやってきたのに、彼らからも窃盗されたりするのだ。虚しさのきわみは最後の行進。血に染まったかのような夕闇の中を、ミッキーマウスのテーマを歌いながら行進する海兵隊たちは虚勢を張っているのか、虚しさを無理に楽しくしようとしているのか・・・ 反戦という言葉はほとんどジョークにもなってしまっているが、空しさだけはよく伝わる。ジョーカーの心理描写がもっとわかりやすければいいのに・・・ 1987年アカデミー賞脚色賞ノミネート 1987年ゴールデングローブ賞助演男優賞(R・リー・アーメイ)ノミネート (2006.12)
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フレンチなしあわせのみつけ方 | 2004 フランス ギャガ ILS SE MARIERENT ET EURENT BEAUCOUP D'ENFANTS |
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ストーリー | 自動車メーカーに勤めるヴァンサンは妻ガブリエルと息子の3人暮らし。ヴァンサンは愛人を作り、ガブリエルはCDショップで見知らぬ男に憧れを抱く・・・ | |||
監督 | イヴァン・アタル | |||
出演 | シャルロット・ゲンズブール | イヴァン・アタル | アラン・シャバ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 幸せそうな普通の家族。リアルなカメラによって描かれるため、ドグマ風だとさえ感じられる。仲の良い友人夫婦や独身男とのポーカーも雰囲気がある。 CDショップで試聴していたとき、見知らぬ男が同じCDを・・・って、これがジョニー・デップだったのでビックリした。 レストランでヴァンサンの愛人とガブリエルが会食。ガブリエルが置き忘れた携帯に愛人が出てしまい、気づいて悩む・・・どうといったことのない演技で心理描写よりも、バレてからのヴァンサンが対処法を友人たちに相談する会話が可笑しかったりする。「ガブリエルも愛人の事実を知ってる?」という疑念が膨らんで思い悩むヴァンサン。 「膣」男性名詞、「ペニス」は女性名詞。なぜかためになる映画だ(?)。 どうってことないストーリーなのにジョニー・デップが出演しているだけで絵になってしまうのが羨ましい。憎いぞ、デップ!という感じです。ラストシーンはエレベーターに乗ったゲンズブールとデップ。夢のようなファンタジックな映像になるので、ここだけで加点してしまう。 (2006.12)
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