バイオハザード | 2001 アメリカ アミューズ RESIDENT EVIL: GROUND ZERO |
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ストーリー | 近未来、アメリカ中西部ラクーンシティ、巨大企業アンブレラの地下研究室で事故が起き、従業員が全てゾンビ化してしまった。 | |||
監督 | ポール・アンダーソン | |||
出演 | ミラ・ジョヴォヴィッチ | ミシェル・ロドリゲス | エリック・メビウス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | プレステのゲームでは何度も死んだりしてクリアするのに苦労したので、プレイ時を思い出しながら見入ったのだけど、ゲームには無いサスペンス要素が盛り込まれていて、かなり楽しめました。 また、全体を通して出演者たちが無表情に感じられ、出演者全員が真剣にバイオハザードのゲームをやってるかのように感じられた。しかし、これはミラ・ジョヴォヴィッチが良かったことですべてカバーされてるかな・・・。そしてミシェル・ロドリゲスをこの映画で初めて知ったけど、最初からゾンビに噛まれっぱなし・・・よく耐えたもんだ。 アンブレラ社の地下研究所ハイブでウィルス漏出。アリスはいきなり特殊部隊に襲われるが、彼女はハイブの入り口を守る工作員であり、神経ガスにより一時的記憶喪失になったのだと聞かされる。その主人公たちそのものの正体も不明であること、警官マットと名乗る男の謎などが絡み、マザーCPU“レッド・クイーン”をシャットダウンするという序盤のスリル。そしてゾンビたちとの戦いによって目をそらすことの出来ない展開となる。 マットの妹は真実を暴くために研究員として忍び込んだのでったが、それも適わず、ゾンビとなった彼女と対面。本当に戦うべき相手はだれなのか?と物語が進むにつれて明らかになる事実には驚かされ、感情移入する登場人物が変化していく展開、SF・アクション・サスペンス・社会風刺といったエンターテイメントの要素がぎっしりつまった映画に仕上がってました。 レーザーメスによって指が飛んだり、顔がきれたり、隊長なんてバラバラに・・・。 変異した怪物に襲われたマットは「ネメシスプログラムで使おう」と連れ去られたのは。 (2003.9)
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バイオハザードU アポカリプス | 2004 アメリカ SPE RESIDENT EVIL: APOCALYPSE |
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ストーリー | 前作から36時間後、アリスが目覚めるとラグーン・シティがT-ウィルスに感染し、人々はゾンビ化、街は廃墟と化していた。一方STARSの隊員ジル・バレンタインとカルロスもモンスターと戦い、アリスと合流し、アシュフォード博士の娘を救出に向かう。。。 | |||
監督 | アレクサンダー・ウィット 製作・脚本:ポール・アンダーソン | |||
出演 | ミラ・ジョヴォヴィッチ | シエンナ・ギロリー | オデッド・フェール | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | これもまたPS版「バイオハザード2」にそっくりの設定だ。最初は単なるゾンビ映画に成り下がったのではないかと危惧さえ覚えたのだが、教会でのモンスターとの闘いやネメシス計画で誕生したモンスターが登場してからアドレナリンがどんどん放出されて、手に汗握り、興奮状態に陥った。 とにかくアンブレラ社に怒りを覚え、映画に夢中になれる作品。ゲームをやりたくなる感覚にもおちいってしまうというか、スクリーンの中に参加したくなるほど興奮度が高く、前作をはるかに凌いでいる。これでもか、これでもかと目まぐるしく展開する終盤には若干詰め込み過ぎ感もあるのだが、恐怖・怒り・愛といった要素を見事に1本の映画に収めていることに感動した。特にアリスとバイオ・モンスターとの戦いには悲しさのあまり涙さえこぼれてしまうくらいなのだ。 そして、巨大企業による生物兵器実験と核まで使う隠蔽工作には充分社会派映画としても楽しめる。もちろん、強くなったミラ・ジョヴォヴィッチの魅力満載。そしてジル役のシエンナ・ギロリーがゲームと同じコスチュームで活躍していることにも感動だ! 見所は、いやというほど見せ付けられるVAIOのパソコン。余りにも宣伝がえげつないとアンブレラ社のようになっちゃうよ・・・ソ○ーさん。 (2004.9)
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バイオハザードV | 2007 アメリカ SPE RESIDENT EVIL: EXTINCTION |
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ストーリー | 前作から数年後、世界中にT-ウィルスが蔓延し、人類のほとんどがアンデッド化していた。アンブレラ社は地下に潜り、アリスのクローンを実験台にしてアリス計画を発動していたのだ。アリスと、別行動をとっていたカルロスたちは再会し、平和な町だというアラスカを目指す・・・ | |||
監督 | ラッセル・マルケイ 製作・脚本:ポール・アンダーソン | |||
出演 | ミラ・ジョヴォヴィッチ | オデッド・フェール | アリ・ラーター | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | フォークギター片手にアリスのコピーはよくやりました・・・ちがう・・・ テレビで『バイオハザードII』を見てたら、無性に観たくなってきたので慌てて出かけました。深夜上映の時間に間に合うかどうか・・・と、こんな時に限って、前を走る車が遅いんです。なんだよ、とろい車だな・・・もしやミゼットか?・・・あ、ミラか・・・てな感じで。 なんだか『マッドマックス』を見てから『マッドマックス2』を観たような気分にさせられました。世界観がまるで違う!アリス・プログラムとは何だ?目力で警備員を血まみれにした能力は何だ?と前作のラストによって興味津々だったのですが、その答えは得られたものの、とんでもない方向に進んでいたのです。アンデッド化されずに生き残った人々は旅をしなくてはならなく、車の燃料がとても重要。一応、説明があるので世界観にも納得。 残念ながら前作で活躍したジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)が出ていませんが、その代わり、ゲームの2に出てくるクレア・レッドフィールド(アリ・ラーター)が新たに登場。カルロスやLJも健在でした。大幅に進化を遂げたのはアリス(ミラ・ジョヴォビッチ)。彼女の瞳が遠隔操作によりアンブレラ社のマークに変わり、とてつもない超能力を発揮してしまうのだ!物体を浮かせたり、炎を捲き起こしたり、真空波を放ったり・・・ただでさえ超人的アクションをこなすのに、これではやり過ぎです。 ヒッチコックの『鳥』のようにカラスに襲われるシーンや、随所に効果音で驚かされるシーンがあったり、ホラー・アクションとして楽しめるには楽しめる。しかし、前2作のように巨大企業に風刺を込める社会派要素が感じられないのが最大の難点。1作目では生物化学兵器への批判や巨大コンピュータの矛盾、2作目では『アウトブレイク』のように感染者隔離と核による消滅工作、それにメディアによる情報操作への風刺があった。ところが今3作目では、巨大企業アンブレラ(ほとんど政府と同義)が、人類が滅ぼうとしているのに、まだ世界征服しようとしているのです。もう民衆から搾取するものなんてありませんよ・・・ なんだか褒める要素がそれといって無いところが痛いのですが、1作目の回想シーンと思わせるギミックや、カラスの大群と、緊迫感溢れるアクションシーンが普通に良かった。缶詰の中味を当てる特技を持つ男もすごいぞ・・・ (2007.11)
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ハイ・クライムズ | 2002 アメリカ FOX HIGH CRIMES |
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ストーリー | 女性弁護士クレアは夫トムと平和に暮らしていたが、ある日泥棒に入られたことにより事件が発生する。トムはロン・チャップマンという別名を持ち、12年前のエルサルバドルでの虐殺事件の首謀者として軍に逮捕されてしまうのだった。。。 | |||
監督 | カール・フランクリン 原作:ジョセフ・ファインダー | |||
出演 | アシュレイ・ジャッド | モーガン・フリーマン | ジェームズ・カヴィーゼル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
コメント | アメリカ軍海兵隊によって行われた秘密工作と陰湿で閉鎖的な軍事裁判を描いている。民間の裁判との確執とも言うべきアメリカ内部の腐敗した構造を巧みに描いているのではあるが、ストーリー的にオチが読めてしまうのが残念だ。軍内部の犯罪を描いた映画としては、アメリカ万歳主義になっていないことが好感度大ですが、米軍批判とまではたどり着けなかったところも物足りない。 アシュレイ・ジャッドの演技は良かったし、モーガン・フリーマンの禁酒482日が破られる件は面白かった。 (2004.2)
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ハイシーズン | 1987 イギリス コムストック HIGH SEASON |
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ストーリー | 地中海ロードス島。宿屋と観光客の物語。 | |||
監督 | クレア・ペプロー | |||
出演 | ジャクリーン・ビセット | ジェームズ・フォックス | イレーネ・パパス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | チターの音色。音楽がいい。景色はとても綺麗。ほとんど寝てた(笑) (2004.6)
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ | 2005 アメリカ FOX HIDE AND SEEK |
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ストーリー | 妻アリソンが自殺して、デビッドは心を閉ざした娘エミリーを連れてNYの郊外に引っ越すことにした。エミリーは新しい環境を受け入れることを拒んだかのように空想の友達チャーリーと遊ぶようになった・・・ | |||
監督 | ジョン・ボルマン | |||
出演 | ロバート・デ・ニーロ | ダコタ・ファニング | エリザベス・シュー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 多忙なダコタ・ファニングは学校の勉強をするヒマがあるのだろうか?語学だけは優れていそうなのだが、算数は苦手そうだ。eight and thousand・・・ 前半は大きな事件が起きるでもなく、オフシーズンの避暑地と不気味な雰囲気を存分に味わえる内容。登場する人物のディラン・ベイカー演じる保安官も不動産屋も怪しいし、隣人の旦那だって怪しすぎるという、サスペンスの輻輳が観客をスクリーンに徐々に惹きつけていくのです。NY郊外へ引っ越してきたものの、妻アリソンがバスタブで手首を切ったことが父デイヴィッドと娘エミリーの心に大きな傷を与えてしまったため、死体を発見した深夜2時6分がそのまま父と娘にとってトラウマとなっていました。悪夢から目覚めるのは決まって2時6分。ここでもロバート・デ・ニーロの物静かな演技が光り、ダコタ・ファニングのやつれたメイクが冴えていた。 大きな展開となるのは、仲良くなったエリザベス・シューが父娘の家を訪れてから。恐怖のどん底に叩きこまれるのはこの直後なのに、ある程度想像がついてしまい、感想を書くため前半にある細かな伏線の矛盾点を吟味してしまいました。そうやって考えるとツッコミどころは多々あるのですが、2人の演技力がプロットの穴を埋めてくれるほど良かったと思います。一番のツッコミどころは、ネタバレしちゃいけないと謳っているのに、戸田奈津子さんの翻訳がかなり危険だったことでした・・・気づいていない人もいる時点で勝手に名前を変えちゃってるし・・・ 別エンディングのバージョンを公開している映画館もあるらしいけど、すごく観たいのですがDVD待ちなのでしょうかね・・・それよりもダコタの好きな人形が“チャッキー”という名前のバージョンがあればもっといい! (2005.4)
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灰とダイヤモンド | 1957 ポーランド ヘラルド POPIOL I DIAMENT |
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ストーリー | 終戦直後、ポーランド。戦勝祝賀会のホテルで、反共組織のマチェックはシチューカ暗殺の命を受け、17号室に部屋を取る。 | |||
監督 | アンジェイ・ワイダ | |||
出演 | ズビグニエフ・チブルスキー | エヴァ・クジジェフスカ | バクラフ・ザストルジンスキー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 反ナチ、反ソ連の組織の中で冷静だったはずのマチェック。どちらにころんでも帝国主義国家の支配下に置かれるという状況下では、何が正しいかさえもわからないし、とにかくテロ組織に入れば居心地が良かったのであろう。戦争終結という知らせに戸惑いながらも、工場で罪もない二人を誤殺してしまったと知ったときもクールだった。 「生き方を変えたい」と苦悩する余裕などなかった地下活動時代。ようやく人間らしく生きる目的を見出せるきっかけを生んだのはクリスティーナの出現だ。いつの時代も、若者の心を変えるのは恋なのか・・・ 終盤で、目的を果たしたときの花火の美しさとゴミ捨て場での凄惨な死・・・まさしく灰とダイアモンドを表現しているのだが、どことなく日本のヤクザ映画にも通ずるものがあると感じてしまった。この映画だけでは高評価できず、3部作全てを観たくなった。 1959年ヴェネチア国際映画祭国際映画評論家連盟賞 1959年英国アカデミー賞作品賞、男優賞ノミネート (2004.8)
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灰の記憶 | 2001 アメリカ アートポート THE GREY ZONE |
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ストーリー | 1944年のアウシュビッツ。ニスリ医師から見たナチ収容所の物語。 | |||
監督 | ティム・ブレイク・ネルソン | |||
出演 | デビッド・アークエッド | スティーヴ・ブシュミ | ハーヴェイ・カイテル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ゾンダーコマンダーというナチが命名したユダヤ人たち。彼等は同胞の死体を焼いたりガス室に送るという仕事を与えられていた・・・4ヶ月の処刑の延期という条件で・・・ 仲間の死体を焼く作業。残酷な上、彼等自身の良心の呵責が生まれる。それに耐え、4ヶ月だけ延命するなら自ら死を選ぶというのが普通であろう。しかし、戦争末期。ロシア軍が侵攻してくるという噂もあった。ナチに何とか一矢を報いるというのも頷ける。 ただし、ストーリーはナチ将校と医師との会話が中心で、暴動を起こす描写もごくわずか。今までホロコーストの映画・TVは数多く見ているだけあって、目新しいものはない。ガス室から生き残った少女のエピソードも添え物に過ぎない感があった。しかし、最後のテロップによって、生き残ったユダヤ人の苦悩がよく伝わってきました。 また、ラストの少女の言葉は震えがきました。 (2004.1)
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ハイ・フィデリティ | 2000 アメリカ ブエナ HIGH FIDELITY |
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ストーリー | 中古レコード店のロブ・ゴードンは店員バリー、ディックと仲良くオタクを相手にしていた。ローラには愛想をつかされて失恋トップ5を作っていた。 | |||
監督 | スティーヴン・フリアーズ | |||
出演 | ジョン・キューザック | ジャック・ブラック | イーベン・ヤイレ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 基本的にはウディ・アレンのようにボヤキ風に進むストーリーで、失恋トップ5を基本に何でもトップ5を作っちゃうところが最高だ。夢の職業トップ5が良かったな。音楽では、かなりオタクなミュージシャンの名前も出てくるので楽しい。本筋の恋愛に関するロブの行動は異常とも思えるくらい未練がましいもので、付き合うこと=セックスと思い込んでるようでもあり、同情もできないのだがストーカーっぽくもないし、不思議と可愛く見えるのだ。 キューザック4兄弟やB・スプリングスティーン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ティム・ロビンスなど、出演者も豪華で面白い。ジャック・ブラックの音楽オタクの原点なのかな。ラストのボーカルは最高!! 2000年ゴールデングローブ賞男優賞ノミネート 2000年英国アカデミー賞脚色賞ノミネート その他 (2004.6)
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち | 2003 アメリカ ブエナビスタ PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL |
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ストーリー | 17世紀、海賊たちがカリブ海を暴れまわっていた頃、総督の娘エリザベスはキャプテン・バルボッサ達に誘拐されてしまう。かつて黄金のメダルを彼女に与えたウィルはジャック・スパロウと組んで救出に向かう。 | |||
監督 | ゴア・ヴァービンスキー | |||
出演 | ジョニー・デップ | オーランド・ブルーム | キーラ・ナイトレイ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | かなり楽しめました。ホラーっぽいシーンもあるし、お笑い要素が満載です。 ただ、船を行ったり来たりで、忙しなく感じられ、見終わってから頭の中を整理するのが大変でした。もうちょっと単純明快なストーリーにしてくれると助かります。 2003年アカデミー賞主演男優賞ノミネート その他 (2003.9)
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ハウリング | 1981 アメリカ ヘラルド THE HOWLING |
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ストーリー | 人気ニュースキャスターのカレンは異常者エディからの電話を受け町へと出かけるが、警官の発砲事件となり記憶も定かではなくなってしまった。そこで精神治療をするためにコロニーへ向かう。 | |||
監督 | ジョー・ダンテ | |||
出演 | ディー・ウォーレス | パトリック・マクニー | ジョン・キャラダイン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 25セントを入れて映画が始まる個室。レンタルビデオの試写室だったのだろうか。当時のレンタルビデオ店には結構あったかもしれない。 田舎に来てからは、不倫がテーマであるかのようなホームドラマ風の映像の中にエロと狼男の恐怖が混在するという不思議な魔力を持った内容になる。当時としては特殊メイクは素晴らしいものがあるのだが、とがった三角耳が可愛くて怖さが半減。後半のエディの変身シーンはすごいです!顔も動くし、胸も隆起するし、CGが無い時代にここまでやるとは・・・でも、目の前にカレンがいるはずなのに黙って見てるだけです。硫酸か何かを顔にかけてからの爛れた顔のエディの方が怖いなぁ。 銀の弾で撃たなきゃ死なないという設定なんかは伝統を尊重しているし、ラストのTV番組での悲哀に満ちたディー・ウォーレス(E・Tの母親もやってる)がすごくいい。エンドロール後の白黒TV映画は何のオマージュなのかなぁ・・・ 1981年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭黄金のアンテナ賞 (2004.12)
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ハウルの動く城 | 2004 日本 東宝 HOWL'S MOVING CASTLE |
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ストーリー | 魔法使いと人間が住む国。父の遺産である帽子屋さんで働く18歳のソフィーは、荒地の魔女に90歳のおばあさんにさせられる。そして以前助けてもらった魔法使いハウルの住む動く城を目指していた。。。 | |||
監督 | 宮崎駿 | |||
出演 | 倍賞千恵子 | 木村拓哉 | 三輪明宏 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 宮崎アニメの世界観が健在だったのがうれしい。街並や戦争の雰囲気からすると第2次世界大戦中のイタリア、フランスが想像できるが、しっかりと魔法使いが存在し、国は全て王国であるという無国籍ワールド。 宮崎作品で重要なポイントの一つに空を飛ぶシーンが欠かせないことが挙げられる。今回は90歳になったソフィーが不思議な飛行機(ナウシカやラピュタの雰囲気)を操縦するのだが、この雰囲気がラピュタのドーラそっくりなのだ。ただし、今までの作品よりはおとなしい飛行シーンだったし、後半の盛り上がる部分にも取り入れてもらいたかった。 お得意の隠されたテーマを考えてみるのも面白い。反戦メッセージや星にぶつかった少年というファンタジーだけでは、宮崎ワールドの一部しか楽しめないのであろうから、サブテーマを考えてみる。まず、ソフィーが自分には帽子屋という職業の道しかないと思っていたのに、普通の職に就くことを捨ててしまうという人生設計のテーマ。第2に、ソフィー、荒地の魔女、サリマンに共通する老人介護のテーマ。第3に、悪魔や魔法使いという人種差別・偏見のテーマ。4色のボタンが象徴するパラレルワールドのテーマ等、探せば色々みつかりそうだ(かなり穿った見方・・・でたらめもありますw)。 キムタクがハウルの声を担当することに対してかなりの賛否両論がありますが、その他のキャラに目を向けて、犬のヒン(原田大二郎)が『チキチキマシン猛レース』のケンケンをオマージュしていたり、キャラ作画が先か声優が先かわからないほど良く似ているサリマンの加藤治子等のナイスキャスティングを褒めるべきでしょうね。キムタクは普通・・・ ラストになってテンポが失速し、変な解決法を取るので、マイナスポイントになるでしょうか。それでも★★★★ 2004年ヴェネチア国際映画祭オゼッラ・ドゥオロ賞(スタジオジブリ) (2004.11)
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バウンティフルへの旅 | 1985 アメリカ 日本ヘラルド映画 THE TRIP TO BOUNTIFUL |
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ストーリー | テキサス州ヒューストンで息子夫婦と共に暮らすおばあちゃん。姑とはいつも口論が絶えない。そんな日常の中で、彼女は故郷のバウンティフルに帰りたくて一人旅に出る。。。 | |||
監督 | ピーター・マスターソン | |||
出演 | ジェラルディン・ペイジ | ジョン・ハード | カーリン・グリン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 何故かおばあちゃんもの(?)映画には惹かれるものがある。駅で切符を買うシーンでは「早くしろよ、後ろがつかえてるぞ!」なんて思ってしまったが、やはり微笑ましい。 ストーリーはトルーマン大統領時代、牧歌的な演劇の様相を呈していて、家族愛や老いについてしみじみと語りかけてきます。最近の中国映画にありそうな内容です。 それにしても、このジェラルディン・ペイジという女優は、1987年に若くして没しているのですね。それを考えると泣けてきます。 1985年アカデミー賞主演女優賞 同脚色賞ノミネート (2004.3)
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バウンド | 1996 アメリカ K2エンターテイメント BOUND |
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ストーリー | 5年の刑期を終えたコーキーは、隣人であるバイオレットと知り合いレズビアンノ恋に落ちる。バイオレットの情夫シーサーはマフィアのボスの金を奪おうと計画するのだが・・・ | |||
監督 | アンディ・ウォシャウスキー&ラリー・ウォシャウスキー | |||
出演 | ジーナ・ガーション | ジェニファー・ティリー | ジョー・バントリアーノ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 仲間に裏切られて捕まった経験のあるコーキーは、セクシャルな関係になってもバイオレットを信じ切れないでいたが、自分からは裏切らないという信念を持っていた。泥棒ながらアッパレだ。 マトリックスを見たため、前作がどんなものだったのか気になってたのだが、心理描写を中心に斬新な映像を撮っていて、どろどろした人間の一面をも軽快に仕上げていた。さすがに指を切り落とす場面は痛々しかったが・・・ 映像で唸らされたのは、隣同士を水道管から聴こえる音、頭上からのカメラワークが効果的だったこと。これがマトリックスの原点なのか〜と妙に納得しました。 見所は、やはりレズシーン? (2003.10)
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