ハイウェイマン | 2003 アメリカ 日本ヘラルド映画 HIGHWAYMAN |
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ストーリー | 5年前に妻をひき逃げされたレニーは犯人のキャデラック“エルドラド”を追跡することに全てをかけていた。自ら改造マシン“バラクーダ”を操って・・・ | |||
監督 | ロバート・ハーモン | |||
出演 | ジム・カヴィーゼル | ローナ・ミトラ | フランキー・フェイソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 廃工場で義足を集めるレニー。トンネルで、モリーを乗せたアレックスの車は車椅子にぶつかり、馬に横切られ交通事故現場に遭遇というスピーディでわけのわからぬ展開だ。 犯人がまたすごい!『ターミネーター』や『ロボコップ』を思い出してしまうほど不死身な奴。だけど車がないと生きていけないような奴。妻を殺された時には追跡し体当たりをして3年の刑を食らってるレニー・クレイ。相手は保険屋で、保険金によって体に金属ギプスを固定させていたり、殺人場所を購入したりしていた。見たこともないようなムチャなカーアクションで、体当たりを得意とする犯人と追跡者。しかし、印象に残ったのは犯人の姿だけだ・・・ (2005.11)
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バイオレント・サタデー | 1983 アメリカ FOX THE OSTERMAN WEEKEND |
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ストーリー | KGBと接触したスパイ容疑がかかる3人の友人を招待したTVキャスター、タナー。CIA長官の命で調査することになった。家の中に隠しカメラ、盗聴マイクを仕掛け・・・ | |||
監督 | サム・ペキンパー | |||
出演 | ルドガー・ハウアー | ジョン・ハート | デニス・ホッパー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 日本軍の細菌兵器の話題・・・悪魔の飽食以来だ。とにかく、かなり興味深い導入だった。細菌は731部隊をも否定する右翼が多くて、今の世の中おかしいですね。 OMEGAというわけのわからない記号。スイス銀行の秘密口座。冷蔵庫の中の犬の頭。結局は、仕組まれた罠だったけど、ハイテク情報操作時代の幕開けを予感させる内容だ。サム・ペキンパー監督の遺作ということだが、男臭さは感じられず、かなりB級アクションっぽく仕上がってしまった。しかし、強いアメリカ=権力の暴虐という社会派ドラマに落ちつかせるところは見事でした。 (2005.5)
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拝啓天皇陛下様 | 1963 日本 松竹 |
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ストーリー | 陸軍に入った山田ショウスケ(渥美)は三度の飯と俸給にありつけ、天国のように感じていた。 | |||
監督 | 野村芳太郎 | |||
出演 | 渥美清 | 長門裕之 | 左幸子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 葛西(桂小金治)だけは結婚していたが、スケベと囃し立てられるも手紙の内容を読むとそれだけで泣けてくるような話。二年兵になったとき、字の読めない山ショウは初年兵に字を教えてもらう。ある訓練の日、天皇陛下がお見えになり、彼はそれ以来尊敬の念を抱く。 除隊して昭和10年になった。戦争が始まり、棟本(長門)は召集される。大陸で生き残った棟本は戦争小説家となり、山ショウも三度召集される。 2度目の軍隊では天皇陛下に「兵士としてまた軍隊においてくれ」といった内容の手紙を書こうとしたが、棟本に止められた経緯があった。戦争や天皇陛下万歳ということに疑いを持たず、心が純粋すぎた男の物語。軍隊に入ったほうが生活が楽になるといった皮肉もあるが、何も知らないことによっても幸せになれるかというと・・・ちょっと疑問。 (2006.7)
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背信の行方 | 1999 アメリカ ギャガ・コミュニケーションズ SIMPATICO |
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ストーリー | ストーカー行為で訴えられたヴィニー・ウェッブ(ノルティ)が馬主として巨万の富を得たライル・カーター(ブリッジス)に相談する。 | |||
監督 | マシュー・ウォーカス | |||
出演 | ニック・ノルティ | ジェフ・ブリッジス | シャロン・ストーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★ |
コメント | “SIMPATICO”とは馬の名前。カーターの妻はウェッブの元恋人。20年前に彼らは競馬の八百長をやっていたという過去があったのだ。逮捕されそうだと嘘をついて、カーターの車を盗み、不可思議な行動をとるウェッブ。カーターは訴えた女性セシリア(実はウェッブの恋人:キャスリン・キーナー)とともに彼の自宅を捜索するが・・・ 過去の映像と現在が交互に出てくる。ラスト近くで見せる2番単勝買いはゾクゾクくるが、それだけだ。面白いと思ったのはジェフ・ブリッジスの若い時代の俳優がかなり似てたこと。 (2005.7)
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配達されない三通の手紙 | 1979 日本 松竹 |
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ストーリー | 山口県萩の銀行頭取唐沢邸。婚約者が失踪して3年たった次女(栗原)の元に婚約者が戻ってくる。結婚式を挙げるが、彼の妹も居候しはじめる。やがて夫の書いたと思われる妻の死亡を知らせる三通の手紙を発見し・・・ | |||
監督 | 野村芳太郎 原作:E・クイーン 脚本:新藤兼人 | |||
出演 | 佐分利信 | 音羽信子 | 栗原小巻 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 「居候でございますよ」と変な日本語を使うはとこにあたるボブのように、笑える箇所もある新藤兼人脚本作品。この調子で進んでいたら、とてもエラリー・クイーンの映画だとは思えなくなるかもしれない。 もちろん野村芳太郎監督作品なのですが、新藤脚本であるから音羽信子がもちろん出ているため、家族の食事シーンの台詞回しはまるで新藤監督映画のような雰囲気になっていました。栗原小巻と松坂慶子の対決も女優魂を発揮して白熱したバトルとなっていました。“けいこ”対決で“三択の女王”竹下景子も負けてはいられないと頑張っていましたが、それほどでもなかったようです。 「おにいちゃん」などと言われると、昔付き合ってた彼女を思い出すけど、別れてから考えると、今まで付き合ってきた男と間違わないようにするための作戦だったような気がします。そんなことを考えてたら、筋が読めてしまう・・・ (2006.2)
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バイバイ・ラブ | 1995 アメリカ 劇場未公開 BYE BYE LOVE |
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ストーリー | バツイチ男トリオは今日もマクドナルドに集まり、子供を待つ。 | |||
監督 | サム・ワイズマン | |||
出演 | マシュー・モディーン | ランディ・クエイド | ポール・ライザー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 子供への愛情は伝わってくるけど、彼らの生活を見てると離婚するのもしょうがないと思える性格の3人。小ネタだけは面白いけど、プロットそのものが普通のファミリードラマの印象を与えてしまう。演技派なんだけど、役者が地味なせいもある。 クライマックスにて離婚問題の話ばかりのDJのところへラジオジャック!乗りこんだはいいけれど、ほのぼのしてしまう。他、親子3人で泣けるテレビを見ていて皆で泣くシーンが印象的だった。離婚経験者や年頃の娘を持つ父親は必見かも・・・ (2005.5)
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ハイロー・カントリー | 1998 アメリカ アスミック THE HI-LO COUNTRY |
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ストーリー | 第二次大戦から復員し、故郷ハイローに帰ってきたピート。町は変わり果て、戦争成金のジムエドが支配していた。親友のビッグボーイの弟までがジムエドの下で働いていた・・・ | |||
監督 | スティーヴン・フリアーズ 製作:マーティン・スコセッシ | |||
出演 | ビリー・クラダップ | ウディ・ハレルソン | サム・エリオット | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 冒頭の乗馬シーンでは西部劇かと勘違いしそうだった。儲けるためには牛を飼うことだ。カウボーイ魂がまだ健在!といった雰囲気のニューメキシコ州なのだ。好きだったモナはもはや人妻。ジョセファ(ペネロペ・クルス)がラテン系の魅力でピートにせまる。ビッグボーイがピートに恋人を紹介するが、それはなんとモナだった。人妻なのに・・・ 仕事のほうでは、ジムエドの執拗な雇用申し出を断り、フーヴァー・ヤングの共同経営の話に乗ってしまう。ビッグボーイは不倫の上に、ポーカーでジムエドの手下を死に至らしめたため、ますます相手側を怒らせてしまう。 しかし、ジムエドやモナの夫との確執はなおざりになって、ドロドロの四角関係の恋愛模様が中心となっていった。それでも4人それぞれの心理描写が上手く、飽きずに観られた。特に、酔った勢いでピートがモナを犯した事件に関してはずっとしこりになって残る。 1999年ベルリン国際映画祭銀熊賞 (2005.5)
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ハウス・オブ・ザ・デッド | 2003 アメリカ/ドイツ/カナダ 日活 HOUSE OF THE DEAD |
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ストーリー | 始まりは孤島のパーティに参加したことから。 | |||
監督 | ウーヴェ・ボル | |||
出演 | ジョナサン・チェリー | タイロン・レイツォ | クリント・ハワード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | これは新鮮。泳ぐゾンビの登場だ! 「ロメロ・ムービーが現実になった」とか言って三部作を説明するシーンがあったけど、新作はちゃんと出来ましたね〜〜予想はハズレです(笑)。そして、台詞によるとブードゥー教ゾンビのようでしたけど、ちょっと違ってた。 元がシューティングゲームなだけあって、ゾンビを攻撃するシーンではゲーム画面のカットをそのまま挿入してあり、臨場感が全くなくなっている。殺しまくることによってアドレナリンがどんどん上昇するけど、『DOOM』のように一人称型のような工夫があればいいのにな。 16世紀にスペインから国外追放になった囚人がマッドサイエンティストとなって不死の血液を開発したことによって作られたゾンビ。1人フランケンシュタインみたいなものだ。最後には元彼をなんとか再生の血で甦らせてヘリに救助された。 (2006.5)
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パウダー | 1995 アメリカ ブエナ POWDER |
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ストーリー | 雷雨の日に、色素が無く光に弱い赤ん坊が生まれた。ひっそり暮らす少年ジェレミー・リードは祖父が死んで、保安官バーナムによって発見された。やがて施設に入れ、いじめにも遭い、しきりに自宅へ戻りたがるのだが、次第に周囲の人の心を癒して・・・ | |||
監督 | ヴィクター・サルヴァ | |||
出演 | メアリー・スティーンバーシェン | ショーン・パトリック・フラナリー | ランス・ヘンリクセン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | どこかの前衛的演劇集団のように、頭髪はなく真っ白にどうらんを塗られたかのような風貌。地下室にあった本を全て暗記するほど高い知能を持っていたジェレミー。施設ではいきなり金属吸い付けの超能力を発揮した。知能テストを受ければ、史上最高のIQだし、電気を帯びていてかなり危険。ジェフ・ゴールドブラムはここでも物理の教師。そんなに似合ってるわけでもないのに、理系顔というだけでのキャスティングなのであろうか。 監督は『ジーパーズ・グリーパーズ』や『ヒューマン・キャッチャー』をも作っているが、こちらはB級全開の映画ではなく、心温まるファンタジー。電気を操り、雷までも味方につけてしまうジェレミーは、万物はすべて繋がっていると主張し、命の尊さを教える。神や天使のような存在として描くという単純さには、わかりやすさはあるけれども心が見えないままだ。ほんの数人ではあったが、人に優しい心だけを与えて、雷雨の中に消え去っていく光景は美しい。 1996年ジェラルメール・ファンタスティック映画祭観客賞 1996年MTVムービーアワード ブレイクスルー演技賞(フラナリー)ノミネート (2005.4)
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