バーバー | 2001 アメリカ アスミックエース THE MAN WHO WASN'T THERE |
|||
ストーリー | 終戦直後、サンタローザの町で義弟と床屋を営む無口な男エドがある男のドライクリーニング店展開の話に興味を持つ。その資金を得るべく、妻ドリスの浮気相手デイブを恐喝するのだが。。。。 | |||
監督 | コーエン兄弟 | |||
出演 | ビリー・ボブ・ソーントーン | フランシス・マクドーマンド | ジェームズ・ガンドルフィーニ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 今回はカラー版のため、雰囲気の良さはさほど感じられなかった。 確か現金で1万ドルを支払ったのに、最後では小切手になってるし、理解できなかった。 ベートーベンの「悲愴」はいいですね〜しかし、主人公が音楽に関して全く無知であるのが微笑ましいですよね。気持ち良かったです。 2001年アカデミー賞撮影賞ノミネート 2001年カンヌ国際映画祭監督賞 (2003.12)
|
母と娘 | 2000 フィリピン スーパーシネマ ANAK |
|||
ストーリー | 香港で家政婦として働いていたジョシーは6年ぶりにマニラに帰国し、仲間たちと事業を起こそうとしていた。しかし、長い年月の間に夫はすでに亡くなっていて、末っ娘は7歳になり、息子は奨学金を打ち切られ、長女は母親を憎んでいた。。。 | |||
監督 | ロリー・B・キントス | |||
出演 | ヴィルマ・サントス | クラウディン・バレット | バロン・ゲイスラー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 6年の歳月はとても長い。子供たちを愛していたことには違いはないのだが、子供たちはそう思ってなかった。母ジョシーは悔やんだ。夫の死、葬式にさえ出席できなかったことが子供たちをこれほどまでに苦しめていたことに気づかなかったのだ。 今では死語になりつつある「ジャパユキ」さん。国内で働くよりも香港で家政婦をしたほうが数倍見入りがいいのだ。フィリピンの経済事情は今でも変わってないことを窺わせる。その反面、欧米文化だけはしっかりと定着して、娘カーラも麻薬にまで手を染める。こうして娘と心を通わせるまで母はたっぷりと愛情を注ぎ込む感動作なのです。 しかし終盤、学力低下のため奨学金をカットされる息子マイケルが、母娘のケンカを次女に見せまいと抱きかかえるシーンで思わず彼に感情移入してしまったおかげで、周囲が号泣しているにも関わらず細々と感動している自分がいた。息子に共感してしまったため、ちょっともったいないことをしたと反省した。 1970年代に流行ったフレディ・アギラーの「息子(ANAK)」という曲をモチーフに作られフィリピンで大ヒットしたこの映画。母と娘の愛に感動したい人たちのために是非広く公開してほしいものだ(と、言いつつ私は3点)。 (2004.4)
|
パパは、出張中! | 1985 ユーゴスラビア 東宝東和 OTAC NA SLUZBENOM PUTU |
|||
ストーリー | 1950年代のユーゴスラビア。スターリン主義がはびこる国内で、密告者が横行する中、マリクの父親も収監されてしまうが、「パパは出張中」と母は息子に告げた。 | |||
監督 | エミール・クストリッツァ | |||
出演 | モレノ・デバルトリ | ミキ・マロイノヴィッチ | ミリャナ・カロノヴィッチ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ユーゴスラビアでも割礼が!しかもかなりリアル。少年マリクの目から見た映像と大人から見た映像が交互する。パルムドールを取るくらいなのに、子供目線が少なく、面白味には欠ける作品。 1985年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート 1985年カンヌ国際映画祭パルムドール、国際批評家連盟賞 1985年ゴールデングローブ賞外国映画賞ノミネート (2005.7)
|
バーバー吉野 | 2003 日本 ユーロスペース |
|||
ストーリー | 小学生はみなおかっぱ頭をしている小さな田舎町。東京からやってきた転校生坂上が茶髪に染め、おしゃれな髪型をしていたので、彼らは何かに気づく・・・ | |||
監督 | 荻上直子 | |||
出演 | もたいまさこ | 米田良 | 大川翔太 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | ハレルヤコーラスをおかっぱで統一されると雰囲気があるなぁ。1軒しか床屋がない町って、人口は千人くらいなのでしょうか。もたいまさこが床屋さんなのもピッタリ。 日本の『スタンド・バイ・ミー』などという評もあるようだけど、似ているのは秘密基地やちょっとした家出だけかもしれない。結局は親と子との比較。田舎町に代表される封建的な風習に対する反発は、子供たちがもっと純粋な気持ちを表現しなければ無理なのかもしれない。学校や親から教えられた通りのことを脱却できないでいるのは残念だ。全員が上杉真央を好きだと告白したことによって、周りの意見に同調してしまうという日本人の感覚も悲しい。 女性監督、脚本ということは評価できるが、個性を大事にするという点で子どもにはこうあってほしいという願望が前面に出すぎているのかな・・・ (2005.5)
|
ハービー/機械じかけのキューピッド | 2005 アメリカ ブエナビスタ HERBIE: FULLY LOADED |
|||
ストーリー | NYでTV局の就職が決まっていたレーサー一家の娘マギー。父親に大学卒業祝いに中古の車を買ってもらうことになったのだが、選んだ車はかつてレースで名をはせていたワーゲンのハービーだった。 | |||
監督 | アンジェラ・ロビンソン | |||
出演 | リンジー・ローハン | マイケル・キートン | マット・ディロン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 車に感情移入する映画。このくらい好きになれば、事故なんて起こさずに安全運転できるかも・・・って、おいおい、ムチャしよるがな・・・ ヴァン・ヘイレン、ラバーボーイ、ライオネル・リッチー。70〜80年代ロック、ポップスファンならかなり楽しめるかと思います。廃車にするための見世物を行なう私設競技場のシーンでは『A.I.』をも思い起こしましたが、ここで使われる曲がヴァン・ヘイレンの「ジャンプ!」。ホッとすると同じに爽快感あふれるところでもあり、映画の中ではここが一番好きです。 1969年の『ラブ・バッグ』シリーズの続編という位置付けで、冒頭では過去の栄光から挫折までを一気に流れます。1963年製フォルクスワーゲンのハービーは引退、すぐにスクラップ工場に運ばれ、そこで主人公マギー(リンジー・ローハン)と運命的な出会いを果たします。ダッシュボードからは1通の手紙、「あなたとハービーがひとつになれば奇跡がおこる」という文を目にして、「フォーチュンクッキーみたいだわ」とつぶやくマギー。完全に彼女の主演作『フォーチュン・クッキー』にかけていますよね。 泣けるシーンなんてほとんどないのに、マギーがスポーツカーが欲しいとトリップの策略に嵌った時、ハービーの表情にじわりと涙腺が熱くなりました。親子愛はいささか平凡であったけど、意外と兄レニーと妹マギーの兄妹愛がさわやかに描かれていて、ライバルの兄弟との対比も面白かったです。 気になったのは、ローハンの目立つソバカス。『フォーガットン』のジュリアン・ムーア以上かもしれない・・・ (2005.5)
|
ハピネス | 1998 アメリカ シネカノン HAPPINESS |
|||
ストーリー | ニュージャージー州、ごく普通の3姉妹の生活に、周りの異常な性格の人間たちの変態的行為が露呈するにつれ、幸せな生活が少しずつ狂い出す。。。 | |||
監督 | トッド・ソロンズ | |||
出演 | ジェーン・アダムス | ララ・フリン・ボイル | シンシア・スティーヴンソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | エロ電話をかけまくる男、少年に対する異常な愛情、それらによって被害を受ける一家であったが、何事もなかったように自分たちが幸せであることに固執することが可笑しい。風変わりな群像劇でもあり、下ネタ満載のコメディドラマでもある。しかし、映画を観終わると「疲れた」としか言えない。これは、無駄なカットが多すぎるのだ。まさか異常者に感情移入させようという魂胆ではないだろうが、すっきりまとめるともっといい映画になると思う。 一番面白かったのが、ロシア人男がアイラブNYを文字ったアイラブNJのTシャツだった。 (2003.12)
|
パピヨン | 1973 フランス 東和 PAPILLON |
|||
ストーリー | 無実の罪で投獄された蝶のイレズミを持つ男パピヨンが自由を求め脱獄を繰り返す。。。 | |||
監督 | フランクリン・J・シャフナー | |||
出演 | スティーヴ・マックイーン | ダスティン・ホフマン | ヴィクター・ジョリィ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 映画館で観た時は中学1年だった。しかも原作本を買って読んだのだ。ゴキブリを食べるシーンがあるとかで、当時は破格のギャラでかなり話題になっていた。日本では『大脱走』のヒットの影響も手伝って、マックイーン目当てでかなりの観客動員だったような気がする。何度も何度も脱走に失敗し、それでも陪審員への復讐の念を捨てきれず、生き抜くということと無実の証明という執着心には恐れ入った。 買った本を探してみるか・・・ 1973年アカデミー賞作曲賞(ジェリー・ゴールドスミス)ノミネート (2004.5)
|
パピヨンの贈り物 | 2002 フランス 東京テアトル LE PAPILLON |
|||
ストーリー | パリのあるアパートに引っ越してきた8歳のエルザと母。母の帰りが遅いことから、同じアパートの老人ジュリアンと一緒に幻の蝶“イザベル”を探す旅に出る事になったのだが、母親は娘が誘拐されたのでは?と警察沙汰にまで発展していた。 | |||
監督 | フィリップ・ミュイル | |||
出演 | ミシェル・セロー | クレール・ブアニッシュ | ナド・デュー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 蝶コレクターというかなり偏屈で頑固者の老人ジュリアン。一方、母親が16歳の時に、中絶に間に合わず生まれてしまった純粋な心を持つ活発なエルザ。今まで自然に触れたことさえ少なかった彼女は、施設に戻りたくない一途な思いと探究心旺盛なため、ジュリアンについて行き何でも質問するのだ。この質問の応酬がとても面白く、何度も笑わせてくれました。ずばり核心を突くかのような困った質問もあり、動揺を隠せないジュリアン。中でも“密猟者”ネタは面白かった。また、即興の創作影絵“最後の晩餐”も印象に残ります。 蝶を追い求めて一心不乱ではあるが、エルザの質問によって自分の人生で本当にやり残したことに気付くジュリアン。時計を直すこととも掛けて、一秒一秒を大切に過ごさねばならないと反省することになり、やがては年齢のかけ離れたエルザと友情が芽生える様子が和ませてくれました。 誘拐犯と間違われることにより、心理面をついたサスペンスになるのかと思っていたら、こんなにハートウォーミングなストーリーだとわかり、ちょっと得した気分にさせられた。 (2004.8)
|
パーフェクト・ストーム | 2000年 アメリカ WB THE PERFECT STORM |
|||
ストーリー | カニを捕る | |||
監督 | ウォルフガング・ッペーターゼン | |||
出演 | ジョージ・クルーニー | ダイアン・レイン | マーク・ウォールバーグ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | この作品はTVで見ると、かなりしょぼいです。最初に映画館で観たので、大波のCG映像の迫力に感激したことを覚えています。TVで見るときは、男の友情ってところに注目です。 サリーがらみのシーンがよかったなぁ。。。 ジョン・C・ライリーも渋いです♪ 2000年アカデミー賞視覚効果賞、音響賞ノミネート (2003.11)
|
PERFECT BLUE | 1998 日本 レックスエンタテイメント |
|||
ストーリー | 人気絶頂のアイドルグループ「CHAM」のミマが女優転身のため突如引退するが、ある日、熱狂的なファンらしい人物から・・・そして脚本家が殺される。 | |||
監督 | 今敏 | |||
出演 | 岩男潤子 | 松本梨香 | 辻親八 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★ | ★★★ |
コメント | 「あなた、誰なの?」と一言だけの台詞をもらった女優のミマ。ネットのHPで音声まで入れられているのなら、悪意があると気づけよ、ミマ。人気絶頂だったという設定の割には、81位にチャートインして大喜びしているのは何なのだろう。 面白いサイコサスペンスをアニメにするのは難しいのだろうと感じさせられる。劇中劇や心の中の自分の映像の切り替えが、同じ絵なのでわかりづらいのだ。って、これがこのアニメの作戦なんでしょうけどね・・・実写版パーフェクトブルー『夢なら醒めて・・・』も見比べてみたくなりました。 (2004.6)
|
バベットの晩餐会 | 1987 デンマーク シネセゾン BABETTE'S FEAST BABETTES GAESTEBUD |
|||
ストーリー | 19世紀末、デンマークの小さな港町。年老いた美しい姉妹のもとで働くバベットが宝くじに当り、亡き牧師の生誕100年に世話になった教会と姉妹のために晩餐会を開く。。。 | |||
監督 | ガブリエル・アクセル | |||
出演 | ステファーヌ・オードラン | ビルギッテ・フェダースピール | ビビ・アンデショーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 「ハレルヤ!」これしか言わないおじいさんが好きだ。何ともタイミングがよくて、周りの人たちにも意思の疎通が出来ている。ローレンス将軍の食べ方を参考にしているおばあさんも素敵だ。「食べ物の話をしちゃだめよ」と言いつつ、美味しい気持ちを隠しきれない。 食事で人を幸せにする映画の基本ですね、これ。日本ではコミックで大流行だったけど。。。最後にパパンともつながりが明らかになって、とっても心温まるストーリーになりました。見終わるととてもワインを飲みたくなる映画でした。 1987年アカデミー賞外国語映画賞 1988年英国アカデミー賞外国語映画賞 (2004.2)
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||