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博士の愛した数式 2006 日本
アスミック・エース
ストーリー  シングルマザーの杏子が家政婦として派遣された家には80分しか記憶が持たない数学博士が住んでいた。
監督 小泉堯史
出演 寺尾聰 深津絵里 浅丘ルリ子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  この生徒たちは何年生だ?とか、ルートの本当の名前はトオルっていうんじゃないのか?などとつまらないことを考えてしまった。
 80分しか記憶が持たない博士。人と接する手段として数字のことを訊ねるのです。初対面の異性と何をしゃべっていいのかわからないときに、星座や血液型を尋ねるのと似ています。だけど、ありきたりな会話よりは「靴のサイズ」を訊くほうがよっぽど相手の気を惹くでしょうし、今年の男女の会話において大ブレイクすること必至です。ただし、「24です」という相手の女性の答えに対して、「大きいね」とか「僕と同じだね」と返すのは禁句です。せめて「高橋の背番号と同じだね」くらいにしておきましょう。
 数年前に、小学校では円周率πを「3」で教えるなどというデマも流れましたが、この映画の冒頭で生徒たちが「3だったら正六角形と一緒じゃん」と言ってました。これには目から鱗・・・初めてあの話がデマなんだと確信しました。円周率やその求め方の考えを教えるのは小学校高学年だから、これは中学生か?などと思っていたら、ルートやマイナスの概念にもしっかり答えていたので中学3年以上ということになります。さらに吉岡秀隆先生は虚数や対数についても説明するのですから、受験生にはきついかもしれない(kossyもわからない)。そんな中で、仮にオイラーやフェルマーを知ってる中学生がいたら、職員室に呼び出されるに違いありません。
 物語は素数や友愛数を中心に数字の神秘に触れ、記憶が止まった博士の“今が大事なんだ”というテーマで、家政婦・深津絵里と息子ルートとの交流を描いた作品。心が温かくなりました。暗号は素数から作られるなどといった『ビューティフル・マインド』にも通ずるウンチクや、数学が好きになるエピソードが満載。そして阪神タイガースファン必見の映画とも言えるでしょう。これがジャイアンツファンだったら、「こっちには長嶋語録の“勝利の方程式”があるんだぜ!」などと反論するところでしょうけど、あの時代のワンパターンの戦略では方程式と呼ぶより公式と呼んだほうが正しいかもしれません。もしくは「完全数28は新浦寿夫だ!」と叫ぶかもしれません。間違っても広田、阿波野、岡島とは言わないでしょう・・・
 塾講師をやってたときには数学の主任をしていましたので、数学に関しては言いたいことは山ほどあるのですが、とりあえず、高校受験間近の生徒に分数を教えていたことも謝ります。数学嫌いの生徒に「6174の不思議」などとわけのわからぬ話をしてしまったことも反省しております。そして、わけのわからないこの記事を読んでくださった方々にも・・・ごめんなさい。この映画の博士やルートのように、愛をもって数学を語るべきだった・・・

(2006.1)

ばかのハコ船 2002 日本
ビターズ・エンド
NO ONE'S ARK
ストーリー  東京で“あかじる”を販売する酒井大輔と島田久子。商品はさっぱり売れずに500万円の借金を作ってしまった。再起を計るため故郷に戻るものの、そこでもことごとく反対され行き場を失ってしまった・・・
監督 山下敦弘
出演 山本浩司 小寺智子 山本剛史
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  スーパーにあかじるを置いてもらえるかと思ったら、店員として働けという言葉。普通なら、ここで就職してしまうところだろう。どこでもありそうな話、しかもリアルに描いてあるために、笑いも自然にあふれてくる。
 『リアリズムの宿』が良かったため、観る順番が逆になったことが残念。山本浩司の面白さは相変わらずだが、今回は女運がいい。終盤になってドラッグストアの店頭販売を許されてからの心理描写が弱いかもしれない。もっと相方の小寺智子をもっと見たくなってくる。「あかじるいかがですか〜栄養しか入っていませ〜ん」と連呼されると、どうなんだろ・・・やはり無視してしまうかもしれない(笑) 
 マンホールに落ちるシーンも良かったし、唐突なラストの強盗のシーンが光っていた。

2003年日本プロフェッショナル大賞第4位
(2005.7)

馬鹿まるだし 1964 日本
松竹
ストーリー  シベリアから復員してきた松本安五郎は和尚の元へころがりこむが、偶然寺泥棒を捕まえたことで居座ることになった。
監督 山田洋次
出演 ハナ肇 桑野みゆき 清水まゆみ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  怪力男を日本刀で脅かして追っ払ったりして町のヒーローのような扱いをうける安五郎。賃上げ闘争の工場で自殺者が出たり煙突男が現れたりしたので、町の人は彼に頼む。しかし、酒を一緒に飲んだ時点で結構危険。あまり笑えない。実直な男がおだてられて、そのうち町のボスに成り上がっていく様を見るのが面白いだけかもしれない。
 ヤクザものだけど人情もの。ちょっとだけ社会派の雰囲気を出すものの、笑えないところが致命的。笑いよりは、悲しき人生を送った男の物語なのかもしれない。山田洋次の初期作品だし、これからが期待ってところだったのかも。
(2005.8)

白銀に燃えて 1993 アメリカ
ブエナ
IRON WILL
ストーリー  ウィルは大学合格通知が届いたのに地元に残りたい様子。父に説得されて決心したものの、その父が犬ぞりで命を落とし、残された犬で賞金1万ドルのレースに出場することに・・・
監督 チャールズ・ヘイド
出演 マッケンジー・アスティン ケヴィン・スペイシー デヴィッド・オグデン・スタイアーズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  借金を返すため、大学の資金を稼ぐために犬ゾリレースに出ることになるが、経験不足。父の夢だったレースなだけに弔い合戦のような雰囲気だ。しかし登録に遅れたため罰金を求められるが、彼は2ドルしか持っていなかった。そこでケーン新聞のハリー(スペイシー)が出資すると申し出る。
(2005.8)

白鯨 1956 アメリカ
WB
MOBY DICK
ストーリー  1814年、マサチューセッツ州。金も無く旅をするイシュメル(ベースハート)は安宿に泊まり捕鯨船に乗り込むことになる。ビークォッド号のエイハブ船長は巨大はクジラに足を食われながらも復讐に燃えていた。
監督 ジョン・ヒューストン  原作:ハーマン・メルヴィル
出演 グレゴリー・ペック レオ・ゲン リチャード・ベースハート
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  教会の教壇が船首を形どるほど町は皆海の男だ。同室の男もすごい。顔中いれずみだらけの銛打ちクイーケグ(フレデリック・レデバー)だ。グレゴリー・ペックのエイハブ船長も原作に似せようとして頑張ってる(ミスキャストだとは思うが・・・)。
 モビーディックとの戦いの部分では、ミニチュアと実写の切り替えが上手いです。CGでは表現できない味がありますね・・・わかんないけど(笑)。よく考えたら、『ジョーズ』が完成する20年前だもんなぁ。
 ちなみに原作は英語の本を持っている(読んでない!)。
(2004.7)

バグジー 1991 アメリカ
Tri=COLTRI
BUGSY
ストーリー  砂漠にラスベガスを作った実在の人物ベンジャミン・バグジー・シーゲルの物語。
監督 バリー・レヴィンソン
出演 ウォーレン・ビーティ アネット・ベニング ハーヴェイ・カイテル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  金を盗んだとか、返せとか、そんな話ばかり・・・完全にヤクザの世界だけど、暴力的なところ以外は実業家と変わらない。ベン・シーゲル。「20人の小男が・・・」といつも同じ発声練習している。
 妻子ある身なのにバージニアという誰とでも寝るような女にうつつをぬかす。最終的にはそのバージニアが200万ドルを盗んだとされるが、実際はどうだったんだろう。彼が死んでから金を返したようだが・・・その後自殺したというのも納得だ。フラミンゴホテルなんて発想は純粋な気持ちの表れ。遠くまで飛べないところが、この男の末路を示しているかのようだった。本人は虫だと思ってたようだけど。
 やっぱりバブル期に作られた映画。今観ても何の感動もないのかも・・・

1991年アカデミー賞美術監督・装置賞、衣装デザイン賞
同作品賞、主演男優賞、助演J男優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、作曲賞ノミネート
1991年ゴールデングローブ賞作品賞
その他
(2006.10)

麦秋 1951 日本
松竹
ストーリー  間宮家では適齢期を過ぎた娘紀子がのんきに独身生活を楽しんでいる。周りがやきもきするばかりなのだが、次第に縁談が持ち込まれる。
監督 小津安二郎
出演 原節子 杉村春子 淡島千景
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  小津作品を批評するなんて恐れ多いので、ちょっとだけ・・・一番好きなシーンは原節子と淡島千景が東北弁で会話するところ。後半になって笑えるシーンがいっぱいでした。
 これは身につまされる内容であった上に母親一緒にと観てしまった(子供が居たほうが結婚できるのかぁ。。。)。早く結婚したくなってきました。

1951年ブルーリボン賞主演女優賞、助演女優賞(杉村春子)、監督賞。
(2004.1)

バグズ・ライフ 1998 アメリカ
ブエナ
A BUG'S LIFE
ストーリー  ホッパー率いるバッタ軍団にいつも収穫を奪われているアリたち。バッタ用の食料を川に流してしまったことから、バッタに対抗してくれる助っ人を求めてドジなフリックが旅立つが、見つかったのは弱いサーカス虫だった・・・
監督 ジョン・ラセター
出演 デイヴ・フォーリー ケヴィン・スペイシー ボニー・ハント
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  ディズニーとピクサーの共同作品。3Dアニメも定着し、馴染みやすくなっている頃の作品。
 働きアリなんだけど、色が白に近いのでシロアリじゃないかと勘違いしてしまう。デフォルメされすぎた虫は、万国共通じゃないためわかりやすいといえばそうなのですが・・・
 支配者と被支配者の関係。「アリとキリギリス」とも全く関係ないし、バッタの死骸にもアリは集るだろうし。どうも力関係の設定が納得できないのでのめり込めなかったのか。やはり子供向け感が拭えない。
 わざとらしいNGシーンって、なんだかなぁ・・・

1998年アカデミー賞音楽賞ノミネート
1998年NY批評家協会賞アニメーション賞
1998年ゴールデングローブ賞音楽賞ノミネート
その他いっぱい
(2006.1)

白線秘密地帯 1958 日本
新東宝
ストーリー  特殊浴場で売春婦みどりが殺された。その犯人松崎も河川敷で遺体となって発見される。
監督 石井輝男
出演 宇津井健 天知茂 三原葉子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★
コメント  ハンディカメラを多用した撮影スタイル、「セミ・ドキュメンタリー・タッチ」のシリーズ第1作目だ。売春禁止法施行後の売春婦の実態を描いたものだが、本筋の殺人事件のサスペンス色はかなり弱い(と言うか、カットされているせいか話が掴みづらい)。ろれよりも法律施行後の売春婦たちのとまどいと、彼女たちの何とか商売を続けようとする実態を赤裸々に描くことを主題としているようだ。

黒線地帯 シリーズ第2作
黄線地帯(イエローライン) シリーズ第3作
セクシー地帯(ライン) シリーズ第4作
火線地帯 シリーズ第5作
(2004.5)

白昼の襲撃 1970 日本
東宝
ストーリー  美人局で小遣い稼ぎをする若者たち。オサムとユリ、そして“カマオ”と呼ばれる少年院仲間だったサチオ。拳銃を手に入れたことでボンボン二人を殺してしまう・・・
監督 西村潔
出演 黒沢年男 高橋紀子 岸田森
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★ ★★ ★★
コメント  日野皓正のトランペットが空虚な雰囲気を見事に表現するオープニング。若者たちの価値観、安保や戦争についての取材を通してリポートする手法。ゴーゴー喫茶というよりサイケなイメージを残したジャズ演奏。
 「国産のブランデーなんて飲めるか!ナポレオン持って来い!」と間違ったことを言う頭の悪い金持ちのボンボン。電話遊びでからかうものの、怒りがおさまらず車を盗もうとする。オサムもスパナで殴られ大怪我をするが、裏街道を歩くと言う鳴海(岸田)に助けられた。鳴海は学生運動のリーダーだったというが、どうみてもヤクザだ。その彼もヤクザの佐々木に殺されてしまい、人殺しの捜査員の尾行に恐れをなし、オサムたちは拳銃を入手したジョニーというサモアの男について国外逃亡を図ろうとするのだが、このあたりがどうも・・・
 日野ジャズをメインにしてハードボイルドアクションを目指そうとしているのですが、どうもそのアクションがお粗末。岸田森をメインにしてもっとメッセージ色ある内容のほうが良かっただろうに・・・
(2006.7)

バクテリア・ウォーズ 2001 アメリカ
劇場未公開
OSMOSIS JONES
ストーリー  動物園で働くフランクは妻に先立たれ、娘シェーンと二人暮し。ある日、猿が落としたゆで卵をそのまま口の中へ。。。
監督 ピーター・ファレリー
出演 ビル・マーレイ クリス・ロック(声) ローレンス・フィッシュバーン(声)
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  実写とアニメが見事に絡み合い、健康マニアにはたまらない映画となった。ビル・マーレイ演ずるフランクの汚い足やにきびが印象的。死にそうになるとき、『タイタニック』に出てくる楽団のパロディには大笑いした。しかし、薬がずっと体内に残っていても平気なのか?
(2004.5)


















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