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伯爵夫人 1967 イギリス/アメリカ
Uni
A COUNTESS FROM HONG KONG
ストーリー  ハワイへ向う豪華客船に密航した落ちぶれた伯爵夫人と、船内で出会った石油王の息子オグデンとのロマンチック・コメディ
監督 チャールズ・チャップリン
出演 マーロン・ブランド ソフィア・ローレン ティッピー・ヘドレン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  冒頭では「伯爵夫人と踊れます」という触れ込みの酒場。二つの大戦の後、香港が亡命者が溢れていたというテロップと合わないように思いつつ、マーロン・ブランドのシーン。落ちぶれたロシア貴族の亡命者。
 ナターシャ(ローレン)はオグテンの部屋のクローゼットに隠れていた。彼女はアメリカまで密航したいというのだ。つい押し切られて匿うことになってしまった・・・
 かなりゆったりしたコメディ。それでも引っ切り無しに鳴る部屋のベルによって慌ただしさには思わず声を出して笑ってしまう。パスポートも持ってないナターシャのおかげで偽装結婚作戦をたてたりするが、そのまま海に飛び込んだり・・・石油王の息子がどうしてこんな女に惚れなきゃならないのか・・・
(2009.1)

拍手する時に去れ 2005 韓国
エスピーオー
MURDER, TAKE ONE
ストーリー  サイコサスペンス。
監督 チャン・ジン
出演 シン・ハギュン チャ・スンウォン イ・ジョエン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★★ ★★
コメント  まるでテレビの2時間サスペンス。
 ホテルで殺人事件が起こって、外にいた男をそのまま逮捕。取調室で尋問が始まるが、全てテレビ中継されているところが新しかった。自白の強要といったことがないように、暴力的ならば即批判されるし、なかなか面白い設定だ。
 犯人役のシン・ハギュンは『マイ・ブラザー』での印象が強く、なかなかの演技派だ。最初は疑わしいが、次々と新事実が浮かび上がり、徐々に容疑が晴れてゆく。ん、ホテルの支配人が怪しくなった??
 時間もリアルタイムのように捜査状況が変化していく様子が映し出され、映像としても新しい感じがするのですが、コミカルに描いたところが失敗か・・・そして、サスペンスファンなら真犯人もわかってしまうほどお粗末だ・・・まぁ、演技が上手いためかもしれないが。
(2007.10)

白痴 1951 日本
松竹
ストーリー  戦時中のショックで白痴になったと自ら語る純真無垢な青年、亀田欽司。彼は札幌へ帰る途中で無骨な男、赤間伝吉と知り合い、仲良くなる。その赤間は有力政治家の妾、那須妙子に熱を上げていた。
監督 黒澤明 原作:ドストエフスキー
出演 原節子 森雅之 三船敏郎
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★
コメント  戦犯として死刑判決を受け、人違いだとわかったもの、てんかん性痴呆と診断される青年亀田(森)。囲われ者である那須妙子(原)を奪い合うかのような展開の第一部。そこまで魅力ある女なのか?!と疑問に思えど、妾という立場ながら気高い女性。ここでは大野綾子(久我美子)が振られたような扱い。
 第二部に入り、妙子が「結婚しちゃいなさい」と綾子に手紙を送る。結局は2人の女性の心を掴んでしまった亀田。純粋無垢であるために悩みも人一倍。そこへ妙子を諦めきれない赤間(三船)が割り込んでくる展開。
 なんともおぞましいラストの赤間宅。選びきれなかったため綾子との縁談も破棄。そして赤間が妙子をナイフで殺してしまう・・・とは言え、殺人シーンなぞはなく、台詞によって観客に想像させる手法だ。ここではやくざ者の赤間も白痴になったとしか思えない。一人占めするには亀田を誘ったことが腑に落ちないからだ・・・ロウソクの光で語り明かす赤間と亀田。森雅之がキリストのように見える瞬間でもあった。
(2008.7)

博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 1964 イギリス/アメリカ
COL
DR. STRANGELOVE: OR HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BOMB
ストーリー  冷戦時代、アメリカ軍基地司令官がソ連の秘密基地を攻撃せよと命令を下した。イギリス軍のマンドレーク副官は引き返すようジャック・リッパー司令官を説得しようとするが・・・
監督 スタンリー・キューブリック
出演 ピーター・セラーズ ジョージ・C・スコット スターリング・ヘイドン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  R攻撃・・プレイボーイ誌を読みながら飛んでいたB52のパイロット。攻撃目命令なんて受けたこともないのに、いきなりの核攻撃指令である。ソ連が攻撃を仕掛ける前に先手を打てという被害妄想によって、リッパー将軍の越権行為によって下された作戦。タージトン将軍は早速ペンタゴンに赴き作戦会議で発言する・・・
 一方のリッパー将軍。核攻撃戦闘機を呼び戻す暗号を知っているのは彼だけなので、マンドレークが必死に聞き出そうとする。しかし、大統領側からもリッパーの基地を攻撃するよう指示があり、リッパーは死に混乱に陥り、暗号を解析したマンドレークが拉致される。電話線も切られてしまい公衆電話で大統領に電話をかけるところでは笑わせてくれる。なんとか暗号を伝えたものの、一機だけが連絡取れずに攻撃目標にまっしぐら・・・
 マンドレーク大佐、大統領、ステレンジラブ博士の三役をこなすピーター・セラーズ。最後の博士が言う「地底生活」。ばかばかしいけど、その後の核戦争後を描いたSFでは必ず登場するんだから、この映画が残した功績は大きいのかもしれない。まぁ、その前に、ソ連大使がそれをも阻止しちゃうけど(笑)

1964年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞ノミネート
その他いっぱい
(2007.1)

パコと魔法の絵本 2008 日本
東宝
ストーリー  自殺未遂を繰り返す元有名子役、消防車にひかれた消防士、等々一風変わった人が集まる病院。その中で一代で財を成したわがまま老人が最も嫌われていたが、彼が一日しか記憶できない少女パコと出会い・・・
監督 中島哲也 原作:後藤ひろひと
出演 役所広司 アヤカ・ウィルソン 妻夫木聡
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  ゲーロゲーロゲロ、カエルの子♪
 夕方、テレビで舞台挨拶&インタビューを見ていたら、急に観たくなった。というより、どぎついメーキャップのおかげで誰が誰だかわからないほどなので、キャスティングの記憶が消えないうちに見たかっただけかも・・・と、覚えていたはずなのに、貫地谷しほりや林家ペー・パー子なんてどこに出てたんだ?!独特の色彩世界に紛れ込んでいたのかな・・・
 『ガチ・ボーイ』に続いてまた記憶モノ?などと似たような設定に興味をそそられなかったのですが、クランクアップしたのが随分前だということを知りました(ほぼ同時期?原作は先だし、見なきゃ駄目だな・・・と)。この間、CG合成や音楽の編集にかなりの時間を要したとかで、その完成度はハリウッドCG作品に近づいたと思われるほど。特に場面に応じた細かな音楽の編集は素晴らしいものでした。
 元は舞台劇であるこの作品。その劇っぽい部分と、大貫(役所広司)とパコ(アヤカ・ウィルソン)によるメルヘンチックな空間、それに泣き笑いを発揮してくれる病院内の面々のバランスが上手く構成されている。中島哲也監督の『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』から毒を抜いた感じで、子供でも十分楽しめる内容になっていました。
 パコを演ずるアヤカ・ウィルソンは『ローズ・イン・タイドランド』のジョデル・フェルランドや『パンズ・ラビリンス』のイバナ・バケロといった雰囲気もあったし、彼女自身がおとぎの国からやってきたようなオーラがあった。演技よりも雰囲気。その魅力を役所さんが上手く引き出していた。土屋アンナは『下妻』のまんまだったけど、小池栄子のイメージを覆すような演技が冴えていました。
 全体の完成度は申し分ないのだけれど、ちょっと問題があるとすれば阿部サダヲが目立ち過ぎといった点。さすがにラストではその理由も明らかになるのですが、ストーリーテラーとしての立場上、すべてが作り話だったのじゃないかと勘ぐってしまいます。まぁ、加瀬亮をも感動させたんだから、阿部サダヲが真の魔法使いだったのかも・・・
(2008.9)




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