張込み | 1958 日本 松竹 |
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ストーリー | 佐賀県へ向かった二人の刑事。殺人事件の片割れが3年前に別れた恋人の元へ行くのではないかと旅館に泊まり続ける・・・ | |||
監督 | 野村芳太郎 原作:松本清張 | |||
出演 | 大木実 | 高峰秀子 | 田村高広 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ストレートすぎるほどの展開。暑い部屋で辛抱強く待つ二人。犯人は拳銃を持ってるかもしれない。3年前に別れ、今は人妻となっていた女だったが、身寄りが少ない犯人のこと。現れるに違いないと信念を貫く姿があった・・・ 目的の女性の家の目の前だったため、旅館には刑事と告げず、農機の営業マンを装ったのであるが、ここから笑えるシーンが派生する。高度経済成長時代に突入した時期。まだまだのんびりした雰囲気がとてもいい。 伏線として、独身刑事の結婚物語。銭湯で働く高千穂ひづるがいい感じ。浦辺粂子や菅井きんが脇役として引き締めていました。 1958年ブルーリボン賞脚本賞(橋本忍) (2006.2)
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パリところどころ | 1965 フランス ヘラルド→ザジフィルムズ PARIS VU PAR... |
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ストーリー | ヌーヴェルバーグを代表する6人の監督がパリに展開する人間模様を描いたオムニバス。 | |||
監督 | 6人の監督 | |||
出演 | クロード・メルキ | ミシュリーヌ・ダクス | ナディーヌ・バロー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ジャン=ダニエル・ポレ ジャン・ルーシュ バーバラ・ウィルキンド エリック・ロメール ジャン=リュック・ゴダール クロード・シャブロル 同じパリの風景。しばらくすると、どれがどの監督作品だったかさっぱりわからなくなる。ストーリー的にはブラックなものが多く、最後のシーンで必ず人を殺してしまうような・・・ (2006.4)
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パリの大泥棒 | 1966 フランス UA LE VOLEUR THE THIEF OF PARIS |
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ストーリー | 富豪の家に育ちながらも叔父の策略によって財産を失い、大泥棒になった男ジョルジュ。いとこのシャルロットとともに育ったが彼女は他の男と婚約してしまう。 | |||
監督 | ルイ・マル | |||
出演 | ジャン=ポール・ベルモンド | ジョヌヴィエーヴ・ビジョルド | マリー・デュボア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 大泥棒と言う割には、華麗な技は全く使わない冒頭シーン。ちょっと見た感じではドジな空き巣狙いといった雰囲気だ。泥棒仲間の結束も強い。 金庫に特殊な酸で溶かし穴を開けるなんて手はよかったな。 (2005.11)
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パリの旅愁 | 1961 アメリカ 松竹セレクト PARIS BLUES |
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ストーリー | パリのジャズクラブで活躍するミュージシャンのもとへ二人の女性がやってきた。 | |||
監督 | マーティン・リット | |||
出演 | ポール・ニューマン | ジョアン・ウッドワード | シドニー・ポワチエ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | トロンボーンのポール・ニューマン、テナーサックスのシドニー・ポワチエ。ギタリストがヤク中で再生の手助けをするニューマン。クラブ歌手の女との関係も冷え切ってしまいそう。そんなときにアメリカから二人の女性がパリに旅行にやってきた。たちまち二組のカップルが誕生するが、アメリカで一緒に暮らすかどうか迷う二人。 サッチモのゲスト出演も良かったし、デューク・エリントンのジャズが最高なのです。だけど、ストーリーがジャズを感じさせるほどミュージシャンの生活に密着してないように思う。ヤク中のギタリストジプシーだけは雰囲気があるんだけど、ポール・ニューマンのようなにやけた人間がジャズをやるように到底思えない。 1961年アカデミー賞ミュージカル映画音楽賞(デューク・エリントン)ノミネート (2005.11)
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット | 2005 アメリカ ワーナー HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE |
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ストーリー | 悪夢にうなされ続けたハリーはクィディッチ・ワールドカップ観戦で悪夢を一時忘れるが、ヴォルデモード卿の闇の印が試合会場を襲う。ホグワーツに戻ると、3大魔法学校対抗試合が行なわれると発表されたが、17歳未満が参加できないはずなのにハリーも選ばれた・・・ | |||
監督 | マイク・ニューウェル | |||
出演 | ダニエル・ラドクリフ | ルパート・グリント | エマ・ワトソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ボーバトン魔法学校の事務員でもやらせていただけませんか?ふ〜♪ 人種も増え、お笑いキャラも増え、その上フランス娘とロシア男の学校も加わった。国際色豊かになり、ホグワーツ校内も明るく楽しい雰囲気となった。その分一人一人の描写が希薄になった感もあったけど、笑いの要素が増えたおかげで前半はかなりのめり込んでしまいました。 原作も読んだことないし、このシリーズもそんなに好きではなかったのですが、今回は良かった。14歳のハリーたちと17歳以上の選手たち。今までは子供向けの作品だと思っていたのですが、中学生が高校生に憧れて淡い恋心も見事に描写した、大人へのステップを1歩踏み出したかのような青春魔法ムービーとなっていました。 また、禁じられた3つの呪文が後半への伏線となって、今までにない魔法そのものの物語にもなっていたように思います。そして、「アブラカタブラ」という昔からよく耳にする呪文がとても怖いモノに感じてしまうのです。デフランコ・ファミリーの「アブラ、カ、タブラ」という名曲さえも怖くて聞けなくなってしまうじゃありませんか!(そんな歌知らない・・・でしょうね。ちなみにスティーブ・ミラー・バンドの「アブラカダブラ」という曲もあります)。かつては「恋の呪文」とか言われて、音楽に結構使われてたような・・・ 「今年は双子が目立つ映画が多いな〜」と呑気に構え、楽しく帰ろうと思っていたのに、最後にずしりと悲しいシーンがやってきた。しばらく立ち上がれないほど・・・ちょっと泣いてしまった。 (2005.11)
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 | 2007 イギリス/アメリカ ワーナー HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX |
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ストーリー | 人間界で魔法を使ってしまったハリーが退校処分となるが、ダンブルドア校長のおかげで処罰を免れた。しかし、女教師アンブリッジが幅を利かせて、校長を追いだすまで権力を握る・・・ | |||
監督 | デヴィッド・イェーツ | |||
出演 | ダニエル・ラドクリフ | ルパート・グリント | エマ・ワトソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | アズカバンから集団脱走した面々。中でも光るのはヘレナ・ボナム=カーター演ずるベラトリックスだ!いやぁ、魔女がとてもよく似合う。そしてアンブリッジのイメルダ・スタウントン。シリーズも回を重ねるごとに有名実力俳優が名を連ねてきて、名前を思い出すのに一苦労。 中盤のアンブリッジ政権なんて、魔法学校内という狭い地域ではあるけどナチスとか戦前の日本を思い起こさせるくらい空恐ろしいものがあった。だけど、子供向けということもあろうが、その部分は巨人によって簡単に解決してしまう。「嘘をついちゃいけない」って・・・ セドリックとかヴォルデモードとか、それに“名前を言っちゃいけない人”って誰なんだよ。と、復習が要求される内容。しかも、シリウス・ブラックという重要な人も思い出せない。 2007年アカデミー賞美術賞、特殊視覚効果賞ノミネート その他 (2009.1)
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パリ・ルーヴル美術館の秘密 | 1990 フランス セテラ・インターナショナル LA VILLE LOUVRE |
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ストーリー | 歴史的な美術品を撮影するだけでなく、搬入する人々など裏側で活躍する貴重な映像で綴ったドキュメンタリー。 | |||
監督 | ニコラ・フィリベール | |||
出演 | ||||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★ | 評価できず | ★★★ |
コメント | ローラースケートで働く若者から始まる面白さ。裏方さんが非常に多い。このドキュメンタリーはかなり珍しいタイプなのでしょうか?説明がほとんどない・・・エンドロール時にようやく出てくるのでちょっととまどいました。1200人いるうち、学芸員は54人ですって・・・ (2005.12)
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春が来れば | 2004 韓国 SPE WHEN SPRING COMES |
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ストーリー | トランペット奏者としての夢を半ば諦めかけていたイ・ヒョヌは恋人とも別れ、ある炭坑の町にあるトゲ中学校吹奏楽部の臨時教師として採用された。 | |||
監督 | リュ・ジャンハ | |||
出演 | チェ・ミンシク | キム・ホジョン | チャン・シニョン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | オービスには気をつけよう!ラーメンと酒だけの生活はやめよう!テレビを見ながらウンチするのはやめよう!人生、捨てたもんじゃないよ・・・ 俳優チェ・ミンシクがますます好きになりました。ヒット作ではいつも暴力男を演じていたのに、この映画ではごく普通の中年男になるんじゃないかと心配していたのですが、序盤のシークエンスではちゃんと彼らしさが見れてホッとできます。ホッとできるといえば、いくつかの伏線の中の一つに“他より100ウォン安い自販機のコーヒー”があったのですが、かなり苦かったのか、胃炎持ちの彼には辛かったのか、今後の人生を再出発する上で乗り越えなければならなかったのでしょうね。もちろん、鑑賞後には自販機のコーヒーを飲みましたよ・・・ 主人公イ・ヒョヌ(ミンシク)は一流トランペット奏者を目指していたが、なかなか芽が出ずいつしか中年になり、今ではおば様方相手の市民講座で楽器を教えるだけのフリーターとなっていた。ある日、元恋人ヨニから「今度結婚する」と告げられたことを契機に夢を追いかけることを諦め、田舎町にあるトゲ中学校吹奏楽部の臨時講師として赴くことになった。というストーリー。この序盤でのヒョヌとヨニのやり取りで、すでに胸を激しく揺さぶられた思いです。何しろ、同じ年代の独身ミュージシャンという設定ですから、彼の設定には身につまされっぱなしだったのです(さすがに叶わぬ夢はもう追い求めていませんが・・)。 そしてこれまた大好きな音楽映画であります。コンクールで入賞しなければ廃部になるというありきたりな展開を予想させる内容だったり、『八月のクリスマス』を思い起こさせる薬局と若い女性薬剤師スヨンの存在もあったりして、「もしかすると彼の慢性胃炎は胃がんなのでは?」などと余計な想像さえしてしまうのです。生徒にご馳走するといってもインスタントラーメン。いつも金がない男ヒョヌ。“負け犬”とか“負け組”という言葉は嫌いなので使いたくないのですが、それを絵に書いたような人物設定であります。しかし人生の悲哀だけを感じさせるのではなく、たくましく生きる術を知り、人の情けがわかる男でもあります。そして「金のために音楽はやらない」という信念によって真に音楽を愛する素晴らしさを教えてくれたり、生徒や住民たちとの交流によってより人間らしくなっていく様子がうかがえました。 “再生のドラマ”と言ってしまえば簡単なのですが、それもちょっと違うような気がします。何しろ人生のほとんどが挫折なのですから・・・幸せの絶頂期から奈落の底へ突き落とされたのではありません。むしろ、不器用だった男が真摯に生きるためのスタートラインに立つことがテーマなのかもしれません。ヒョヌが家族、恋人を愛することの大切さに気づき、「おれ、最初からやり直したい」と言うシーンでは胸が熱くなってきました・・・できればkossyだって・・・ トゲ中学校があるのはソウルからは遠く離れた東海(日本海)に面した炭鉱の町。毎年人口が減っていくほどの貧しい町でした。薬剤師スヨンの父も炭鉱で体を悪くしていたようだし、吹奏楽部の生徒たちも裕福な家庭の子なんていない。伝染性の眼病が何だったのかわかりませんけど、それも石炭に関係あったのかもしれません。こうした観客の想像に委ねられるシーンが随所に見られ、コンクールの結果やヒョヌの行く末、全てが爽やかに描写され、心を温かくされた上に想像力までが掻き立てられるなんて本当に素晴らしい映画でした(独身男性向けなのかもしれませんけど)。 (2006.4)
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春の雪 | 2005 日本 東宝 |
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ストーリー | 大正初期、幼馴染の侯爵家の嫡子・松枝清顕と伯爵家の令嬢・綾倉聡子は次第に恋心を抱くようになるが、清顕が煮え切らないため聡子は宮家の縁談を決意する。 | |||
監督 | 行定勲 撮影:リー・ピンピン | |||
出演 | 妻夫木聡 | 竹内結子 | 高岡蒼佑 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 久しぶりに死なない竹内結子を見ることができて安心した。と思っていたら清顕の夢の中で死んでるではありませんか!! 今回はできちゃった結婚というおめでたいニュースが飛び交っての公開となった映画。死んでしまったらさすがに縁起が悪いけど、堕胎というシビアな内容のためか、顔色も良くないように思われる竹内結子。四季の変化とともに顔色も変化していったように感じたのですが、気のせいでしょうか。撮影がアジア映画で大活躍するリー・ピンピン。自然美を撮らせれば超一流なのですが、人物になると弱いような気もします。彼の作品ではベトナム映画の『夏至』が好きです。 原作は三島由紀夫。国粋主義者で割腹自害した彼は、人間的には好きになれないが、小説は美しく素晴らしい・・・いつも途中で挫折してますが。そんな彼の遺作となった“豊饒の海シリーズ”四部作の第一巻「春の雪」。華族社会を舞台に家を重んじる両家の確執の間で、運命に翻弄される二人。しかし、清顕の自業自得のような気もするし、蓼科の計らいで上手く逢瀬を続けられたのです。問題があったとすれば、キンゼイレポートが発表される以前の話だということと、避妊の知識もなかったことなのだろう。 夢日記、蝶、百人一首、と伏線も充実していて映画としても面白いのですが、清顕の心情変化が上手く表現できていなかったりして、竹内結子の演技が際立っていたような気がします。清顕の親友本多(高岡蒼佑)も終盤ではいい演技を見せてくれたのですが、田口トモロヲに美味しいところを持っていかれたしまったのが残念でした・・・ 観た直後、日本アカデミー賞では衣装デザイン賞が確実なんじゃないか?!と思ったのですが、そんな賞の部門はないようです。多分、撮影賞、音楽賞をもらうんじゃないでしょうか。 (2005.10)
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パロディ放送局UHF | 1989 アメリカ 劇場未公開 UHF |
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ストーリー | 仕事中の妄想癖によりバイトをクビになったジョージは倒産寸前のUHF放送局の運営をまかされる。 | |||
監督 | ジェイ・レヴィ | |||
出演 | アル・ヤンコヴィック | ヴィクトリア・ジャクソン | スー・アン・ランドン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 「イート・イット」などマイケル・ジャクソンのパロディPVで有名になったアル・ヤンコヴィック。オープニングは『インディ・ジョーンズ魔宮の伝説』だ。UHF62放送局に入ったら『BTTF』のドクもどきがいる。 コナン・ザ・ライブラリアンってのも面白い。『シャフト』の音楽で『ランボー』のようなガンジー2。ラストは『風と共に去りぬ』でしめくくり。 (2005.10)
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ハロー・ドーリー! | 1969 アメリカ FOX HELLO, DOLLY! |
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ストーリー | 1890年。何でも屋をやっている未亡人ドリー・リーバイはやもめの男を世話するうちに好きになってゆく。 | |||
監督 | ジーン・ケリー | |||
出演 | バーブラ・ストライザンド | ウォルター・マッソー | ルイ・アームストロング | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | バーナムとタッカーも面白いし、バンダゲルダー氏がおもろい。人間の9割はアホだ!と従業員に訓辞を述べる。そしてモロイさんと結婚するんだと意気込んでいるところへドリー登場。 ドリーの計らいで皆ニューヨークのモロイ帽子店へと向うことになり、帽子店ではホレス・バンダゲルダーと従業員バーナムとタッカーが鉢合わせに・・・しかし、みんな上手く行く・・・突如寂しさを感じるドリーなのだった。 バーブラの衣装デザインは『マイ・フェア・レディ』のパクリか?と思うほど。ストーリーは単純だけど、歌と踊り、特に公園やダンスホールでの踊りが圧巻。 1969年アカデミー賞ミュージカル映画音楽賞、美術監督・装置賞、音響賞 同作品賞、撮影賞、衣装デザイン賞、編集賞ノミネート 1969年英国アカデミー賞主演男優賞、主演女優賞、編集賞ノミネート (2006.1)
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