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バラ色の選択 1993 アメリカ
Uni=UIP
FOR LOVE OR MONEY
ストーリー  NYの一流ホテルの接客係(コンシェルジェ)であるダグは高額のチップを貯めて自分のホテルを建てる夢を持っていた。スポンサーをみつけたが、その愛人アンディが気になって・・・
監督 バリー・ソネンフェルド
出演 マイケル・J・フォックス ガブリエル・アンウォー アンソニー・ヒギンズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  金持ちの性格がよくわかる。
 接客というよりやり手の営業マンといった感じ。犬の散歩などの雑用の他、客とその夫人の関係を大切にする。特に「ミス・サイゴン」や「キャッツ」といったブロードウェイのチケットを仲間たちと交換するシーンは面白い。営業で成功しようとする者にとっては見るべき価値がある。
 父親もホテルの料理人で、生まれてからずっとホテルマンだったダグ(フォックス)なだけに、恋愛も縁がなかったようで、スポンサーの愛人(と言っても純愛風)に心奪われるのはしょうがない。
 スピーディな展開、ダグの機転の利いた対応や計算高さはあまり似合ってないような気もするが、彼の性格に合わせたものだったのか・・・それでも映画としての演出はイマイチで、もっと笑わせるところはメリハリつけてほしいところ。
 細かなチップは要らないと言ったり、結婚20周年のために心から親切にした初老の客・・・最後には彼が大会社の社長だったという出来すぎたオチだったけど、もっとスポンサーのほうの悪人ぶりを描いてくれてもよかったかな・・・
(2008.10)

ハリーとトント 1974 アメリカ
FOX
HARRY AND TONTO
ストーリー  ニューヨークに住む老人ハリーは区画整理によってアパートを追い出された。そして愛猫トントを連れて娘の住むカリフォルニアへ向かう。
監督 ポール・マザースキー
出演 アート・カーニー エレン・バースティン チーフ・ダン・ジョージ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  「資本主義め!」とか『警部アイアンサイド』の話題とか、アメリカ人らしくないアメリカ人のハリー。ユダヤ人らしいジョーク。ひねくれ者という言葉がピタリと当てはまる。飛行機ではなくバスやヒッチハイクで旅するロードムービーだったけど、結婚もして子どももいる老人の奥深い人生観にはあまりのめり込めない。
 昔の恋人を訪ね、ダンスをするシーンもいいが、ラストに死んだトントに語りかける侘しさと、海岸で少女を見つめる姿が印象的。

1974年アカデミー賞主演男優賞
同脚本賞ノミネート
1974年ゴールデングローブ賞男優賞
(2009.2)

春の居場所 2006 日本
カエルカフェ
ストーリー  2004年に急逝した作家・鷺沢萠の未完の小説を映画化。お嬢様学校から下町の都立高校に転校した芽衣子はクラスの男子・ゼンコーに恋心を抱く。
監督 秋原正俊 原作:鷺沢萠
出演 堀北真希 細山田隆人 柳沢なな
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  dangerをダンガーと発音するなんて・・・本当に高校生?それに女の子に麻雀メンバーのヘルプを頼むなんて・・・
 結局、淡い初恋は失恋に終わる。自分の居場所を求め、同じ空間にいることに憧れを抱いていたにすぎないのだけれど、お手伝いさんが母親になればいいと思っていたのにその夢も崩れたことで決定的になった。
 急に大人になるシーンへと変わり、高校時代の失恋と重なる。だけど、仕事上の相手がゼンコーだったという展開が見えすぎ。未完の小説を補完したというけど、そのまま未完となった感があった・・・もっと堀北真希で押し通した方がいいものになったかもしれないのに・・・
(2008.5)

春の日のクマは好きですか? 2003 韓国
アット・エンタテインメント
SPRING BEARS LOVE
ストーリー  スーパーのレジ係として働くヒョンチェは、がさつな言動が災いして小学校の頃から男の子にフラれてばかり。そんなある日、彼女は図書館で借りた美術書に書き込まれた愛のメッセージを見つける。
監督 ヨン・イ
出演 ペ・ドゥナ キム・ナムジン ユン・ジヘ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  三流小説家の父に頼まれて図書館から画集を借りてきたヒョンチェ(ドゥナ)。その大切な画集を地下鉄の棚に忘れてしまうが、運転士が幼なじみの男性ドンハ(ナムジン)だったのだ。彼はヒョンンチェに片想い。父の病室から見えた聴覚障害者の女性ソノク(イ・ジウォン)。彼もまた恋していたのだ。
 一方、ヒョンチェは愛の告白を自分のことだと妄想ばかり・・・まず、図書館の貸し出し係の男性は違ってた・・・熊マニアなんだもん。結局、同僚ミラン(ユン・ジヘ)の忠告で次のメモがある画集を誰が借りているのか探ることになった。探り当てたら、借りているのも自分当てのメッセージと感じた女性だった。
 ゴッホにちなんで、愛のメモの主を“ヴィンセント”と名付けたヒョンチェとミラン。ミランは積極的にドンハに急接近。
 最後のルノアールの画集に自分のメモを残すヒョンチェ。そして見つかったヴィンセントはドンハだった?!そんなはずはないだろうと思いつつ、ドンハの一途な気持ちも伝わってくる。とりあえず仲良くなった2人だが、ドンハはヒョンチェが自分ではなくヴィンセントに恋していると気づくのだ。独自にヴィンセントを捜すドンハ・・・
 父親がソノクに宛てたラブレターだということは容易に想像できた。展開もほぼ予定通り。それでも小道具の赤い手袋や、ドゥナちゃんが缶コーヒーの蓋を開けられないことなど、楽しめる部分が多かった。
(2007.10)

春よこい 2008 日本
東映
ストーリー  佐賀県唐津市呼子町で漁業を営む尾崎修治は、妻・芳枝、息子・ツヨシ、父・一平と家族4人で穏やかな日々を送っていた。そんなある日、悪質な借金取りに迫られた修治は、家族を守るためその男を殺害し逃亡してしまう。
監督 三枝健起
出演 工藤夕貴 西島秀俊 時任三郎
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  一人碁を打ってると思っていたら・・・ドット画制作だったのか。
 時代は80年代初めで、佐賀県呼子町の漁業町が舞台。平和に暮らす尾崎家に借金取りが現れ、尾崎修治(時任三郎)ともみ合いになった途端誤って殺害してしまうのだ。修治はそのまま逃亡し、5年が過ぎた。
 明らかに殺人ではなく過失致死、もしくは正当防衛も考えられる。すぐに自首すれば2,3年の刑期、正当防衛が認められれば無罪にだってなり得る事件。相手だってヤミ金のチンピラだったし、町の人たちも忘れ去ろうとしていた・・・しかし、「父ちゃんの顔が思い出せなくなる」と、息子のツヨシは交番に貼ってある指名手配書を見て父を懐かしんでいるところを新聞記者の岡本(西島秀俊)が涙を誘う記事にしてしまったのだ。
 妻の芳枝(工藤夕貴)は息子と修治のボケた父(犬塚弘)を女手一つで支えていかねばならない。さっさと離婚して実家に帰ればいいのに・・・とも同情してみるのだが、そこは佐賀のがばい母ちゃんである。職場の漁協でも後ろ指さされ、息子だっていじめられそうだけど、気の強さと一途な愛情が彼女を呼子に留まらせている。
 どこにでもありそうな単純なストーリー。だけど、登場人物それぞれの“間”の取り方の上手さが涙腺を刺激してくる。「すぐに自首して・・・」と周りは皆言いたいはずなのに、寸でのところでそれを言わせない。唯一、西島秀俊だけがおせっかいで全てのお膳だてをしようとする役回りなのだ。一方で、常に尾崎家を張り込みする刑事の宇崎竜堂が彼の行動を牽制しつつ、正しい道を示そうという立場。古き良き刑事ドラマの典型でもあり、最後には彼の優しさが伝わってくるのです。
 刑事ドラマ、2時間サスペンスを彷彿させるのですが、逆にその古さが良かったような気がします。人が罪を犯すと、結局は被害者・被害者家族、そして言うまでもなく本人の家族が可哀想。最近の事件報道を見ていても憤りを通り越して、残された人たちに同情してしまいます・・・
 しかしまぁ、夏だというのに「春よこい」。帰りに「冬のソナタ2」を打ってしまいました・・・
(2008.6)



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