ペナルティ・パパ | 2005 アメリカ 劇場未公開 KICKING & SCREAMING |
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ストーリー | 体育会系のガンコ親父(デュヴァル)に育てられたが運動音痴のフィル(フェレル)。息子サムのサッカーの面倒も見てもらっていたけど、最下位チームにトレードに出され、対抗意識をむき出しにする・・・ | |||
監督 | ジェシー・ディラン | |||
出演 | ウィル・フェレル | ロバート・デュヴァル | ケイト・ウォルシュ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 最下位チームのタイガース。急きょ代理監督をやって父親のチームと対決。大差で負けたせいで対抗意識がメラメラと・・・隣人の名監督マイク・ディトカをスカウトするも、その監督はアメフトの監督。ともに父親にうらみがある男だ(笑)しかし、そう簡単に強いチームにはなれないということで、イタリア人肉屋に修行にきていたイタリア人二人をスカウトする。 コーヒー中毒のエピソードもヘンテコだったし、突如狂ったかのように変貌するフィル・フェレルはかなりヤバい。「逆のことをヤレ!」と、今まですべてイタリア人にパスしていたのにひっこめたりと、面白いには違いない。目的は勝つことじゃない!なんてテーマもいいけど、親子の和解ってのが全然感じられない・・・まぁ、笑えたからいいんだけど。 (2008.9)
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ベニイ・グッドマン物語 | 1955 アメリカ UNI THE BENNY GOODMAN STORY |
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ストーリー | 本人が存命中に出来た音楽伝記映画。1919年、シカゴ。職人である父は3人の息子たちに音楽を教えてくれるシェップ教授の下へ通わせる。実は7人の息子がいる。。。 | |||
監督 | ヴァレンタイン・デイヴィス | |||
出演 | スティーヴ・アレン | ドナ・リード | サミー・デイヴィス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | ライオネル・ハンプトンとのいきなりのセッションが感動的!楽器、特にインプロヴィゼーションを主とした音楽をやっていないと、この感覚はつかめないかもしれないが、これほどまでに表現できているのは素晴らしい。 ニューオーリンズ・スタイル(楽譜なし)にハマってジャズの世界に入るベニー。船上の楽団で小遣い稼ぎ、20年代不況の中、家族との絆も心暖まる。ジャズのプロとして活躍していたころ、交響楽団との共演をして、アリスが見直してしまう。最初の感動は巡業先での「ワン・オクロック・ジャンプ」で観客を圧倒するところ。ダンスホール支配人もビックリのシーンです。アリスとのロマンスも音楽を通じて愛を深めていくところにプロットの素晴らしさを感じます。アリスにプロポーズするくだりと、カーネギー・ホール初のジャズ演奏がラストで絡み合い、「シング・シング・シング」が・・・母親はアリスに結婚反対の意向を示しているが、アリスの愛情の深さを試していたのでしょうね。He is asking me now. クラリネットは影でグッドマン本人が吹き、豪華なゲストミュージシャンの参加で最高に盛り上がります。S・アレンの運指もグッドマンに師事したこともあり違和感がありません。演奏曲目と独奏を書いたパンフレットと客が読み上げることでで曲名とゲスト・ミュージシャンを紹介する手口も憎い演出だ。 (2004.9)
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ベニスで恋して | 2000 イタリア/スイス ギャガ PANE E TULIPANI |
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ストーリー | イタリアのペスカーラに住む主婦ロザルバは家族旅行の途中、置いてけぼりを食らい、行ったことがなかったベニスへヒッチハイクした。そのままずるずると滞在し、自由を満喫する・・・ | |||
監督 | シルヴィオ・ソルディーニ | |||
出演 | リーチャ・マリェッタ | ブルーノ・ガンツ | ジョゼッペ・バッティストン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ドジな主婦ロザルバ。トイレにイアリングを落としたことから、バスに乗り遅れ、ヒッチハイクであれやこれやとベニスまで。その晩で閉めてしまう宿屋、コックがいない料理店。そして、帰りの汽車に乗り遅れ、その料理店の初老のウェイター、フェルナンドが親切に彼女を泊めてくれる。家に残された旦那は旦那で浮気中だが、女房がいないと何かと面倒。そこで会社に面接に来た太ったマザコン男に探偵役を任せる。 イタリア映画らしからぬ脱力系のコメディ。登場人物誰しもがドジだったり、ちょっと変わった人たち。ロザルバの見る夢さえもが脱力系なのだ。 アコーディオンを弾くロザルバ。自殺しようとしていたフェルナンド。なんとなくカウリスマキ風の展開。にわか探偵コンスタンティーノは彼女の指名手配写真を貼りまくるという恐ろしい手段にまで訴えてくるが・・・結局は息子が麻薬をやっていると騙されて・・・ 途中までは良かったけど、家に帰るところの心理描写が弱い。ほんの旅行のつもりだったと思えばなんともないが、ラストに引っ張るためにはその辺りの展開が不可欠。でもブルーノ・ガンツの渋さに対して1ポイントアップ。チューリップを前にした映像はなかなか凄い。 2000年ヨーロッパ映画賞作品賞ノミネート 2000年イタリア・アカデミー賞9部門独占 (2005.9)
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ヴェニスの商人 | 2004 アメリカ/イタリア/ルクセンブルグ/英 アートポート=東京テアトル THE MERCHANT OF VENICE |
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ストーリー | シェークスピアの戯曲を忠実に映画化。 | |||
監督 | マイケル・ラドフォード | |||
出演 | アル・パチーノ | ジェレミー・アイアンズ | ジョセフ・ファインズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 民話「舌切りスズメ」はこの『ヴェニスの商人』がオリジナルだったのか!?などとつまらぬことが頭の中を駆け巡る・・・ シェイクスピアを3冊読んでレポートを提出した大学時代を思い出しました。実は当時、読む気がおきなかったので、あらすじだけ読んで感想を書いたら「A」をもらったいう事実がありまして、結局この原作は読まずじまい。かといってシェイクスピアが嫌いなのではない。読むのが嫌いなだけなのです・・・したがって、あらすじしか知らないという乏しい知識のみでの映画鑑賞となりました。 『恋に落ちたシェイクスピア』でもそうですけど、女性の男装ってのは好きです。虐げられたユダヤ人というテーマよりも「男装」というテーマのほうがインパクトありました。もしかすると、『リボンの騎士』コンプレックスが幼少期から心の奥に潜んでいるのかもしれません。ついつい、「ばれるなよ、ばれると痛い目を見るぞ!」と手のひらに汗をかくくらいに緊張してしまうほどなのです(誇大表現に注意)。見破られるとまずい相手がアル・パチーノでよかった・・・彼は『インソムニア』で眠らされ、『リクルート』で罠にハメられていたので、多分意識が朦朧としていたのでしょう。「公正だ、公正だ」と眠りながらつぶやいてました。 役者もよかったですけど、今までもジェレミー・アイアンズとレイフ・ファインズの区別がつかなかった上に、弟のジョセフ・ファインズが出演していることによって、さらに名前の効果で混乱してしまいました。「似てないよ」と女性ファンの方々からお叱りを受けそうなのですが、どうも覚える気力がないようです。 (2006.1)
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