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ピーターズ・フレンズ 1992 イギリス
セテラ
PETER'S FRIENDS
ストーリー  1992年、10年前の大学の同級生6人がピーター(フライ)の呼びかけによって集まる。ピーターは大邸宅を父の死を機に売ってしまおうかと悩んでいるところであった。。。
監督 ケネス・ブラナー
出演 スティーヴン・フライ エマ・トンプソン ヒュー・ローリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント  音楽家ロジャー(ヒュー・ローリー)とメアリー(イメルダ・スタウントン)は夫婦で、双子の一人を亡くしている。黒人サラ(アルフォンシア・エマニュエル)は大学時代から誰とでも寝ていた尻軽女で、今回の集まりには2週間前に知り合った妻子もちの男を連れてくる。アンドリュー(ケネス・ブラナー)は女優の妻を連れてくるが、学生時代にサラと一時期婚約したことがばれて、妻に帰られてしまう。マギー(エマ・トンプソン)は独身で、ピーターに結婚を迫るのだが、バイセクシャルという理由で拒まれてしまう。
 6人以外の連れ2人が場違いであるかのような振る舞いをして、場がしらけてしまうところが微笑ましい。群像劇風にすることによって、些細な夫婦や恋人の問題よりも大人になっても友情が続いていることを表現し、観ていても古き良き時代を回顧させられるドラマになっている。そして、ピーターだけが群像劇からはずされていると思わせておいて、新年を迎える直前に重大な告白をする。いかにもドラマチックに盛り上げてくれるものの、マギーが使用人の息子とセックスする場面で幻滅してしまったので評価が落ちてしまいました(これは不必要でしょ・・・)。
(2004.7)

ピーター・パン 2003 アメリカ
SPE
PETER PAN
ストーリー  ウェンディと弟たちはピーター・パンに連れられてネバーランドへ行っちゃう。。。
監督 P・J・ホーガン
出演 ジェイソン・アイザックス ジェレミー・サンプター レイチェル・ハード=ウッド
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  これは如何に童心に返って観られるかという試練のような映画だ。元々ピーターパンの話は好きではない(なら観にいくなよ・・・)のだが、やはり試練には勝てなかったようだ。まず、大人になりたくないという気持ちが伝わらないし、両親の愛情の方に目がいってしまうからだ。
 そして、お父さんはそのままフック船長になっちゃうし、子供たちのためにピアノの練習までしているし、「永遠のアダルト・チルドレンに大事な娘をやれるかー!」とピーターに戦いを挑む素敵な父親なのだ!ピーターはこんなに素敵な父親をあっさりと倒しちゃったもんだから、フックよ何とか生き返ってくれと祈る想いで鑑賞してしまったのだ。頑張れ!お父さん。
(2004.5)

ビッグ・ショー!ハワイに唄えば 1999 日本
シネカノン=東宝
ストーリー  『のど自慢』の赤城麗子のその後。営業と慰安旅行を兼ねてハワイにやってきた。
監督 井筒和幸
出演 室井滋 尾藤イサオ 竹内結子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★
コメント  ハワイで出迎えた加藤茶が失敗。かなりつまらなくしてる。でも、ハワイにも平安神宮があることを知ってビックリです。本物の都はるみが登場したことだけが売りなのだろうか。竹内結子だって軽く扱われすぎ。これはまだ、彼女の才能が発揮されない頃だからしょうがないのだろうけど・・・
 何がテーマなのかさっぱりわからないまま展開し、日系人の大森南朗に求婚される室井滋の迷いがようやく描かれていた。歌手を捨てられない、一緒に成長し、育ててくれた尾藤イサオとの関係。東洋大学やら農学部やらの伏線があるのかと思ったけど、何もなし。安易なストーリーと豪華ゲスト。ただ、ハワイを楽しみたかっただけなのかもしれない・・・
(2005.8)

ビッグ・ビジネス 1988 アメリカ
WB
BIG BUISINESS
ストーリー  取り違えられた二組の双子。しかもどちらも同じ名前、ローズとセイディ。片やNYで大企業を経営する二人、方や田舎でその傘下の会社で働く二人。業績の上がらぬ田舎の企業を売ってしまおうとしている最中だった。。。
監督 ジム・エイブラハムズ
出演 ベッド・ミドラー リリー・トムリン フレッド・ウォード
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  「シング・シング・シング」から始まった。音楽の選曲センスもいい。親から受け継いだと思われる現代の会社は巨大企業なのだが、モラマックスって。。。
 スチールドラムのバンドで突如ヨーデルを歌いだすベッド・ミドラーが良かったなぁ。衣装をかなり着替えたりして、区別もつきにくいのだが、コメディだという先入観のおかげで何とか理解できる不思議な映画だ。ベッド・ミドラーは区別付くのだが、リリー・トムリンはどっちがどっちだかわからない。ホテルでのニアミスの連続はちょっとだけイライラさせるが、『ボディ・スナッチャー』って・・・エイリアンのせいだったのかい(笑)
(2004.10)

ビッグ・フィッシュ 2003 アメリカ
SPE
BIG FISH
ストーリー  大ホラ吹きのように奇想天外な話を息子や周りの人たちに聞かせる父エドワード。息子ウィルは大人になってからの父の話にうんざりしていてここ3年間は会話もなくなっていたが、病に倒れたと母から連絡があり実家に帰る。。。
監督 ティム・バートン
出演 ビリー・クラダップ ユアン・マクレガー アルバート・フィニー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  現実離れした空想話。その中には真実の話もあるのだが、何とか父の本音を探り出したくなった息子ウィル。そうした会話を傍らで聞く母親。ごく普通の家庭の一幕なのだが、病に伏した姿の父と母からは大きな愛情を感じられる。やがて父親になるほど大人になったウィルには、少年の面影と合理主義的な大人の一面とが交差しているのだ。こういう映画こそ大人のためのファンタジー映画なんだろうな。
 俳優陣も演技派を揃えていて心奪われます。中でも母親ジェシカ・ラングとスティーヴ・ブシュミ、ヘレナ・ボナム・カーターは秀逸だ。個人的見解として、唯一浮いているのがマクレガーだったような気もするが、おとぎ話の中の主人公だからしょうがないね。
 見所は、銀行強盗のブシュミ!「ランブリンマン」のBGMにも合っている。

2003年アカデミー賞作曲賞ノミネート
2003年ゴールデングローブ賞作品賞、助演男優賞、音楽賞、歌曲賞ノミネート
2003年英国アカデミー賞ノミネート多数
(2004.4)

ビッグ・リボウスキ 1998 アメリカ
アスミック
THE BIG LEBOWSKI
ストーリー  ロサンジェルス、デュードと名乗るジェフリー・リボウスキが大金持ちのビッグ・リボウスキと間違えられ、誘拐事件に巻き込まれる。
監督 ジョエル・コーエン 製作:イーサン・コーエン
出演 ジェフ・ブリッジス ジョン・グッドマン ジュリアン・ムーア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  なんとも愉快なボウリング仲間たち。ベトナム帰りのちょっとキレ気味のジョン・グッドマンの演技もいいし、ジェフ・ブリッジスの脳天気ぶりも最高だ。もう一人の仲間、スティーヴ・ブシュミは活躍していないが、トリオ漫才の一番目立たない存在といった役どころであり、何度も「だまってろ」と言われる。これが絶妙で、3人の雰囲気を上手く表現している。
 個人的には、金持ちの秘書、フィリップ・シーモア・ホフマンがおすすめだ。真剣に誘拐事件の話をする後ろで確信犯的なくらいに笑いを誘われる。デュードが何度も注文する「ホワイト・ロシアン」という酒も飲みたくなってくる。
 音楽の使い方も好きだ。ラテンバージョンの「ホテル・カリフォルニア」やタクシーの中でのイーグルス。監督の趣味なのだろうか。

1998年ヨーロッパ映画賞インターナショナル作品賞ノミネート
(2004.4)

羊たちの沈黙 1990 アメリカ
Ori=WB
THE SILENCE OF THE LAMBS
ストーリー  バッファロー・ビルと名付けられた猟奇殺人犯の手がかりを得るために、元精神科医であるレクター・ハンニバルに示唆を受けようとするFBIは訓練生クラリス・スターリングを送り込む。
監督 ジョナサン・デミ
出演 ジョディ・フォスター アンソニー・ホプキンス スコット・グレン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  「ミス・モフェットを探せ」というエピソードやレクター博士ならではのプロファイリング。久々に観ても後半のスリリングな展開には手に汗握る。ホラー映画にも通ずるものがありますね。
 この作品をここまで良質にしているのは、やはりジョディ・フォスターであり、レクターとの初めての対峙では声が震える様子がとてもリアルなのです。中盤は謎解き要素が強く、逆にホプキンスの何を考えているのかわからないところに魅力がある。終盤ではクロフォード捜査官とクラリスとの現場踏込みのシーンが秀逸!ただし、ラストは続編を予感させる作りなので賛否両論出てくるところだ。
 『ハンニバル』は続編。『レッドドラゴン』はレクター博士の過去の物語だ。
 
1991年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞
同編集賞、録音賞ノミネート
その他多数
(2004.4)

ピッチブラック 2000 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
PITCH BLACK
ストーリー  原因不明のの事故により名も知らぬ惑星に不時着することとなった宇宙船。その惑星には太陽が3つ有り、夜を知らなかった。そこにはかつて人類が探査し移住していた形跡があった。。。
監督 デヴィッド・トゥーヒー
出演 ラダ・ミッチェル ヴィン・ディーゼル コール・ハウザー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★
コメント  SFとしては普通の出来。惑星周期の模型が印象的であった。
 前半部分では、未知の惑星に不時着したにも関わらず、未知の生物に対する恐怖よりも逃亡殺人犯であるルディック(ヴィン・ディーゼル)に対する恐怖心を中心に描かれているのが納得いかなかった。普通、知らない世界に対するものの方が怖いでしょうに・・・
 日食をテーマにしている点は面白かった。しかし22年前の絶滅の原因である怪獣たちが、エサもないのにどうやって生きていたのか説明がない・・・22年周期で数日だけ活動する生物?
ラストの駆け引きもイマイチ心理が掴めない。冒頭ではヴィン・ディーゼル中心にテロップが流れたんだから、最後もその流れを持ってこなけりゃね。
(2003.12)

ヒート 1995 アメリカ
ヘラルド
HEAT
ストーリー  犯罪組織のボス、ニール・マコーリー(デ・ニーロ)と鬼刑事ヴィンセント・ハナ(パチーノ)の対決を描いた骨太の犯罪サスペンス。
監督 マイケル・マン
出演 アル・パチーノ ロバート・デ・ニーロ ヴァル・キルマー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★
コメント  少人数ながら冷酷かつ完璧に仕事を決める強盗団。情報網も徹底していて警察が介入する隙も与えやしない。「30秒フラットで高飛びできるように身軽でいる」という金科玉条を仲間にも徹底させている。一方のロス警察刑事もワンマンであるかのようだが、情報合戦には長けている。そして、二人の似ている俳優アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが激突する!激しい銃撃戦の迫力もさることながら、この二人の心理戦も見事に表現されている。
 あまりにも長すぎる映画なので、途中ボーっとしてたら、パチーノとデ・ニーロを間違えてしまいそうになる(笑)。余計なシーンはいっぱいあるが、特にロレーン(ナタリー・ポートマン)の自殺未遂なんて必要ない。終盤の逃走シーンに緊迫感がなくなってしまった。銀行強盗のところまではすごかったです。
(2004.9)

ひとまず走れ! 2001 韓国
コムストック
MAKE IT BIG
ストーリー  ソウルの高校。マッチョなホスト、ウソプ。米留学してギャングの仲間にもなっていた20歳のソンファン。特徴のないオタクのジノン。彼らは問題児だが仲がいい。ある日、彼らが乗っていた車に21億ウォンの現金と人間が降ってきた・・・
監督 チョ・ウィソク
出演 クォン・サンウ ソン・スンホン キム・ヨンジュン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  何だ、3人組はほとんど走ってなかったですね・・・むしろ、彼らを追うイ刑事(イ・ボムス)が最も頑張って走っていました。青春ロードムービー風の映画を期待していたのですが・・・
 90年代のクライム・ムービーの雰囲気と、邦画の青春モノとアイドル映画。韓国らしさよりもあちこちの国の映画の影響が見え隠れしていたように思います。空から現金と人間が降ってきて、金だけもらって逃げてしまうという設定は面白いものの、徐々にストーリーが行き詰まり、“ひとまず謎の大男を登場させてやれ”とか“ひとまず間抜けな泥棒をいぢめてやれ”といった、やっつけ仕事的な展開になってしまう。途中からつまらなくなってくるのですが、一つ一つのエピソードが完結する映像を見せずに次に進むという手法なのに、次の場面ではすでに解決しているので緊張感が持続しないのが原因でしょう。緊張-安心-緊張-安心の連続では眠くなってきてしまいますよね。
 それでもある程度楽しめたのは、知らない俳優ばかりだったので、“誰に似ているのか”をずっと考えてたおかげです。特に、刑事のイ・ボムスは「竹中直人、香川照之、ウィル・スミスを足して3で割った」ような雰囲気だと思ったのですが、いかがでしょうか?クォン・サンウは元木大介、ソン・スンホンはドルフ・ラングレン、キム・ヨンジュンは「ジャンボ鶴田とサミュエル・ホイを足して2で割った」感じ(かなり無理・・・)といったところ・・・難しいです。
 それにしても、この映画ではカーアクションがすごい!というか、車にぶつかるシーンが多い。かなり痛そうです・・・ 
(2005.4)

ヒトラー 〜最期の12日間〜 2004 ドイツ
ギャガ・コミュニケーションズ
DER UNTERGANG
ストーリー  ヒトラーの秘書となったトラウドゥル・ユンゲの目から見たヒトラー最後の姿を描く。
監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演 ブルーノ・ガンツ アレクサンドラ・マリア・ラーラ ユリアーネ・ケーラー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  アドルフ・ヒトラーはユダヤ人だった!という仮説は大好きなのですが、それを想像させるシーンもあった・・・
 それはエヴァとの質素な結婚式。「汝はアーリア人か?」と訊かれた瞬間のやりとりで、絶妙の間にゾクゾクしてしまった。実際にはその点を突くようなストーリーではありません。今まで観てきた映画、書籍、漫画の知識を総動員して注視したため、ヒトラーの断末魔に似た狂気と、壮絶な自殺、そしてユダヤ人説を思い起してしまったためです。初めてヒトラーが登場する映画を観たのは、小学生のころ。映画のタイトルは忘れてしまったのですが、レジスタンス側から描いた内容だったと記憶しています。それ以降、ヒトラーが登場する映画は色々と観てきましたが、全て連合国側から描いたものだったので、この映画は衝撃的でした。
 とにかく全編ドイツ語であることが新鮮だった(当たり前か)。ユダヤ人大量虐殺や戦争犯罪についても全く触れないことは賛否両論になるのかもしれないけど、秘書ユンゲからの視点で描いたものであり、ばっさりと切り捨てたことは、史実を周知のこととしているためでしょう。降伏という進言を全く受け入れずに毅然とした態度を取る人間ヒトラーを英雄視する人も若干生まれると考えられるけど、「国民を生かすことに意味はない」と断言するシーンもあることから、ナチ賛美や共感を与える目的で作られたのではないハズです。
 医者が手足を切断する映像といい、生々しい自決のシーンといい、反戦を訴える映画には間違いないのですが、一瞬ではあるけど、「まるで被害者のように」と感じてしまった自分を反省いたします。こう感じてしまったら『火垂るの墓』を「まるで戦争被害者!」と言って非難することと変わりないですよね。淡々とした流れで、人間ヒトラーと周囲の将校、官僚が中心となってしまったことには問題あるかもしれないけれど、ラストのユンゲ自身の独白によりモヤモヤした疑問は一掃されました。とにかく、昔は天使だったガンツのヒトラーをはじめ、狂気としか思えないゲッベルス夫人の演技によって、崩壊する帝国と人間性が重くのしかかり、現代社会への警鐘をも感じました。しっかりと目を見開いて為政者の行動を注意しなければ!と、今朝の新聞はテレビ欄しか見ていない者が言うべき台詞ではないな・・・

2004年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
2004年ヨーロッパ映画賞男優賞ノミネート
(2005.9)






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