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陽だまりのグラウンド 2001 アメリカ
ギャガ・ヒューマックス=松竹・アルゼ
HARDBALL
ストーリー  ノミ屋をやって5000ドルの穴を開けたコナー・オニールは金のために少年野球のコーチを頼まれる。
監督 ブライアン・ロビンス
出演 キアヌ・リーヴス ダイアン・レイン ジョン・ホークス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★ ★★
コメント  ガキ共と同レベルになったキアヌがぴたりとはまる。黒人文化の中に溶け込んでいるような描写だけど、なんとなく浮いているし、感情のこもってない台詞にはついていけない。
 ピッチャーで頑張ってた子はいつもヘッドホンをつけてたけど、リーグ会長に言われてはずした途端にホームランを打たれる。こりゃ笑っていいところとそうじゃないところが区別つかない。
 試合の最後にGベイビーを代打に出して、結果を求めない演出は良かったけど、ラストの悲惨さは一体なんなのだ・・・

2001年ラジー賞主演男優賞ノミネート
(2005.11)

陽だまりの庭で 1995 フランス
オンリー・ハーツ
LE JARDIN DES PLANTES
ストーリー  ナチス支配化のボナール一家。娘フィリピーヌの誕生日に父アルマンがナチスに連行される。目の前で惨殺されたアルマンを見た祖父フェルマンはフィリピーヌに事実を隠し、彼女を育てることを決意する。
監督 フィリップ・ド・ブロカ
出演 クロード・リッシュ サロメ・ステヴナン サミュエル・ラバルト
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  パリ動植物園に隣接した実家。闇取引や女のことで口論する父と祖父。ちょっとした諍いの直後の悲劇だった。母は女優で娘フィリピーヌを放ったらかし。祖父は父がフランス軍大尉として前線で活躍していると嘘を付き通す。
 植物園、博物館、動物園、ドイツ軍は民間人と仲が良い。フィリピーヌとも一緒に遊んでいるし、祖父とも仲がいい。レジスタンスごっこでかつての地下坑道を探検したり、個人授業をしたりする祖父。ナチス占領の悲惨さを伝える場面は父の銃殺シーンのみで、レジスタンスとは程遠い平和な家庭。凄惨なシーンを用いる反戦映画とは違い、メルヘンチック、ファンタジーをメインにした映画。繋がれた爆弾入り飛行船にぶらさがって散歩するフィリピーヌが幻想的でもある。
 息子の死に顔に細工をした写真に孫は気づき、事実を逆手にとってレジスタンスに伝えると、駅を爆破せよという命令が・・・ここからのシーンでわかるように、ナチスを敵として描くのではなく、むしろレジスタンスが悪人のように描いた対ドイツ親睦映画なのかもしれない。ラストはなんとなくコメディに思えた・・・
(2005.10)

ピックアップ・アーチスト 1987 アメリカ
FOX
THE PICK-UP ARTIST
ストーリー  ナンパな小学校教師ジャックが惚れたの女はヤクザに迫られていて、父親は莫大な借金をしているアル中。彼女を救うため大博打を打つことになったが・・・
監督 ジェームズ・トバック
出演 モリー・リングウォルド ロバート・ダウニーJR デニス・ホッパー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  ナンパも数打ちゃ当たる。30人に声をかけて1人のペースなのか?さすがピックアップ(ナンパの)・アーチストだ。
 とにかくランディ(リングウォルド)を朝からナンパして、車で一発済ませてしまう。さすがにセックスシーンは会話だけ。こんな簡単なインスタントセックスによって彼女に惚れたのかわからないが、名字や電話番号、勤め先を得たくなったジャックは生徒と連れて恐竜博物館へ。しかし、たった今セックスした中でも過去は過去と割りきるランディ。なんだかかなり順番が違うような映画だ。
 とにかく明日までに2万5418ドルの金を用意しなければならない。ジャックも友達も金が無い。ランディは1人アトランティックシティのカジノでブラックジャックを・・・しかし、1万3千ドルを1手にかけるなんて!もっと真剣な演技をしてほしかった。そんなギャンブルなんて都合よくいくわけないね・・・
(2006.4)

ビッグ・アメリカン 1976 アメリカ
東宝東和
BUFFALO BILL AND THE INDIANS, OR SITTING BULL'S HISTORY LESSON
ストーリー  実在の人物バッファロー・ビル。彼の興行する西部ショーに、カスター将軍率いる第7騎兵団を全滅させたインディアンの酋長シッティング・ブルがやってきて、やがて人気が出るのだが・・・
監督 ロバート・アルトマン
出演 ポール・ニューマン バート・ランカスター ジョエル・グレイ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  バッファロー・ビルことウィリアム・コーディ。相手が大物であるほど燃えてくる性格なのか。アメリカのスターとして君臨するも、最初から首長のブルを間違えてしまう。一瞬の落ち度も、一座のスターとして取り繕うが、インディアンからは反感を買うばかり・・・
 ロン毛でヒゲ面のポール・ニューマン。もごもごさせて喋る様子は今のケヴィン・コスナーの雰囲気にそっくりだった。最初にブルと間違えた男ハルゼーの存在感が大きく、インディアン側の主張を取り入れたり、くびだと宣言したりで、中盤までは面白かった。
 勝手に作られたインディアン史への皮肉もあるんだろうけど、ときどきキレてしまうバッファロービルの方が面白かった。
 
1976年ベルリン国際映画祭金熊賞
(2006.9)

ビッグ・ウェンズデー 1978 アメリカ
WB
BIG WEDNESDAY
ストーリー  マット、ジャク、リロイ、サーフィンによって結ばれた3人の友情。
監督 ジョン・ミリアス
出演 ジャン=マイケル・ヴィンセント ウィリアム・カット ゲイリー・ビューシィ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  CG処理した最近のサーファー映画を何本も見ていると、逆に新鮮に感じてしまう。ジャックが徴兵されてからが味わい深い映画となる。もちろんベトナム戦争だ。たった一人でサーフィンをする姿に哀愁が漂う。
 ラストのビッグ・ウェーブは圧巻の迫力。音響もいいし、小細工していない迫真の演技。
(2005.11)

ビッグ・スウィンドル! 2004 韓国
シネカノン
THE BIG SWINDLE
ストーリー  出所したばかりのチャンヒョクは伝説の詐欺師キム先生のもとを訪ね、韓国銀行から50億ウォン搾取のアイデアを披露する。5人のエキスパートによって計画は実行されるが・・・
監督 チェ・ドンフン
出演 パク・シニャン ヨム・ジョンア ペク・ユンシク
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  「冒頭1分からダマされる!」というキャッチコピー。この時点ですでにネタバレっぽいですが、登場人物が皆詐欺師なのでなかなか面白いです。
 なにしろ、いきなり主人公パク・シニャンが死んじゃうのです。これはもう騙されてるとしか思えません。とりあえず彼は一人二役をやっているので、ファンをがっかりさせないのですが、それほど驚愕のどんでん返しもないので(途中で読めてくるので)、巧みな心理戦をじっくり楽しむのがいいのかもしれません。
 詐欺師の映画といえば、『スティング』をはじめとしてハリウッド映画では数多く作られていますが、ほとんどがスマートでスタイリッシュな華麗なテクニックを披露する詐欺師が中心となっていると思われます。この作品でもそのような雰囲気を見せながら、実はドロドロとした復讐や裏切りなど、人間の本質をも描いているところが韓国映画らしいところ。仲間の裏切りの奥底には過去の確執が潜んでいるのです。
 この映画では、それぞれ違った特徴を持った5人詐欺師が登場します。1匹狼のチャンヒョク選手、伝説の大物詐欺師キム先生、雑学王で口先ばかりのオルメ、偽造技術者ガソリン、女キラーのツバメ。中でも、チェ・ミンシクにも似たキム先生(ペク・ユンシク)は自尊心が強く、どっしりと構えているが時々きれるという面白い性格。そして、オルメ(イ・ムンシク)は笑えるキャラ。この二人だけでも充分楽しめます。
(2005.11)

ビッグ・ダディ 1999 アメリカ
SPE
BIG DADDY
ストーリー  ソニーは気ままな独身生活を送る32歳。恋人バネッサも愛想をつかして出ていく頃、小さな子供が訪ねてきた。
監督 デニス・デューガン
出演 アダム・サンドラー ジョーイ・ローレン・アダムス ジョン・スチュワート
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★ ★★
コメント  スティーヴン・ブシェミが浮浪者役で登場。マックのモーニングの残飯を漁っていたようだ。しかしまぁ、人が痛いシーンを喜ぶのってどうよ。アダム・サンドラーがわざわざ車にぶつかってるし・・・こりゃないでしょ。
 さすがに幼稚園の部屋でおしっこする子どもはやだなぁ。新しい弁護士の恋人レイラができたんだから、子どもにこだわるってのもなぁ・・・

1999年ラジー賞主演男優賞
同作品賞、監督賞、助演男優賞、脚本賞ノミネート
1999年MTVムービーアワード コメディ賞
(2005.11)

羊の啼(な)き声 2004 アルバニア/フランス/ドイツ
劇場未公開
DEAR ENEMY
ストーリー  1943年アルバニア。宗教も国籍も違う人たちが生き抜くために一体となってゆく様。
監督 ジェルジ・ジュバニ
出演 ンドリチム・ジェバ ペーター・ローマイヤ ルイザ・ジュバニ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  戦時中だというのに、セックスばかりしている住民たち。兵士を匿っても敵対意識よりも怪我の手当てを優先。銃声が響く中でも緊張感がない。平和を愛するという点ではいい映画なのですが、戦争の悲惨さを伝える場面がないことが痛い。それでもラストには戦争協力しなかったことで連行されるシーンがあり、風刺的に描いている。
(2006.5)

ヒップホップ・プレジデント 2003 アメリカ
劇場未公開 ドリームワークス
HEAD OF STATE
ストーリー  ワシントンDCの市会議員メイズ・ギリアムは今日も大忙し。そこへ大統領候補が死んだというニュースが流れるが、適任者がいないため彼に白羽の矢が当たった。
監督 クリス・ロック
出演 クリス・ロック バーニー・マック ディラン・ベイカー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント  爆破騒ぎから中年女性と猫を救ったヒーロー。マイノリティの票も伸ばさなければならないので当て馬だ!といった党の考え。副大統領候補は戦争の英雄でシャロン・ストーンのいとこ。
 選挙まで10週間しかないのに演説では“shit”を連発して怒られる。
 さいごの直接対決である演説は「アメリカ以外の国にも神の祝福を」と言った内容がなかなかよかった。しかし、実際に当選するとなると、後味がいいものではないな。黒人大統領ってのは面白いんだけどなぁ。
(2006.6)

ひとごろし 1976 日本
松竹
ストーリー  名人と言われる武芸者、仁藤昂軒が城内で人を殺した。汚名をそそぐため双子六兵衛が上位討ちを買って出た。
監督 大洲斉
出演 松田優作 高橋洋子 五十嵐淳子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  松田優作のオーバーアクション。妹かねにもこばかにされるほど。臆病な侍の双子は道中、ばったり出会うが、縮み倒れてしまう・・・まともな勝負をしても勝てる見込みはまったくないので、彼なりの勝負に出た。彼を追い掛け回して「ひとごろしー!」と叫んで、周りの人間に注意を呼びかけ、彼を窮地に追い込むという手に出たのだ。
 越前から富山藩に辿りつき、結局試合をするハメになった双子だが、ここではまた新たな作戦を思いつく。狂った振りをすることだ。バカらしくて勝負を諦めた昂軒は江戸へ行き切腹しようとしていたのだが、さらに双子は追いかけて「ひとごろし」呼ばわりする。
 侍であっても人を斬ったことのある者はそんなにいないという事実や、弱き者が強者に勝つこと。単純な小噺のような映画なのに奥が深いとも思わせる。ちょっと得した気分にさせてくれた。

松田優作 双子六兵衛
高橋洋子 およう
五十嵐淳子 かね
丹波哲郎  仁藤昂軒
岸田森 加納平兵衛
桑山正一 宗方善兵衛
(2005.11)



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