100万回のウィンク | 1998 アメリカ 劇場未公開 HOME FRIES |
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ストーリー | バーガーショップ店員のサリーは不倫の末妊娠。相手の男がヘリに追いかけられ心臓発作で死んでしまう。実は不実の父をこらしめる目的で軍の息子たちの起こした犯行だった。 | |||
監督 | ディーン・パリソット | |||
出演 | ドリュー・バリモア | ルーク・ウィルソン | キャサリン・オハラ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | ヘリコプターの無線がハンバーガーショップのドライブスルーヘッドフォンと混線したために、証拠を消そうと奮闘する息子二人。その内一人ドリアンは探りを入れるためバーガーショップでバイトを始める。殺すつもりじゃなかったと嘆く夫人。サリーの父親が酔っ払ってバーガーショップに強盗に入ったりと、ドタバタの様相を示してくる。やがて兄弟は、寝取った女を執拗に追う母から好きになったサリーを守ろうと奮闘するのであるが・・・ マザコンの兄弟が軍隊で自由にヘリを操るなんてのも怖い国アメリカ。軍ネタだけじゃなく、父親をも平気で殺してしまう兄弟。途中からハートフルコメディと変化を見せるようでいて、ブラックなネタの上に成り立っていることを忘れがちになる。笑えない上に、感情移入できないし、健気なドリュー・バリモアだけがいい人間に見えてくる。 (2005.2)
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ビューティフル | 2000 アメリカ キネティック BEAUTIFUL |
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ストーリー | 親の愛に恵まれずに育ったモナは、認められるにはミス・アメリカに選ばれるほかないと確信する。26歳のとき、ミス・イリノイに選ばれたが、隠し子ヴァネッサを親友ルビーに託し、子供はいないことに・・・ | |||
監督 | サリー・フィールド | |||
出演 | ミニー・ドライヴァー | ハリー・ケイト・アイゼンバーグ | ジョーイ・ローレンス・アダムス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 子どもの頃からバイトをしてコンテスト登録料を払うという努力の女の子。しかし12歳〜14歳のクラスでベスト20に入ったことすらない。初めて獲った賞は親友ルビーの作った衣装デザイン賞だった。ルビーとテレビを観ながらミスコンの研究をする様子が面白い。ライバルには悪質なイタズラを繰り返した過去もあり、汚名返上するためイメージアップことに奔走する。 ある日、老人に薬と投与しすぎた疑いで看護人ルビーが逮捕され、ヴァネッサと2人きりになるモナ。本当の娘であるとは告げられぬまま・・・ 本当の美しさとは何か。逮捕されるまでのルビーの心の美しさばかり目立ってしまい、どうしてここまで献身的になれるのか・・・モナにとっては聖母マリアのような存在であった。意地悪なレポーターも良かったし、ミス・テネシーの腹話術が好きだったけど、あれは吹替えかなぁ。ファイナル10、ファイナル5と絞っていくミスコン。『デンジャラス・ビューティー』でも楽しめました。「自分の娘だ」とカミングアウトすることは予想がつく展開なだけに、もっと感動的にできたらよかったですね。それと、ルビー(アダムス)の扱いがちょっと弱い・・・男なら彼女を選ぶでしょうに。 (2005.5)
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ビューティフル・マインド | 2001 アメリカ UIP A BEAUTIFUL MIND |
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ストーリー | 天才数学者ジョン・ナッシュの数奇な運命を描いた感動作。 | |||
監督 | ロン・ハワード | |||
出演 | ラッセル・クロウ | ジェニファー・コネリー | エド・ハリス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 久しぶりに最後のシーンで涙が出てしまいました。 何の予備知識も持たずに見たため、ビューティフルマインドの意味するのは誰のことなのかと考えながら見てしまった。 ストーリーの丁度真ん中辺りで「えーーー!」と驚くのだけれども、後半は視点を切り替えての鑑賞必要ありです。 ラッセル・クロウの病に苦しむ演技も良かったけど、アカデミー賞を取ったのはジェニファー・コネリー。やはり彼女の献身的な愛がタイトルを意味するのかなぁと・・・・ しばらく余韻に浸りたいです。 2001年アカデミー賞作品賞 同助演女優賞(ジェニファー・コネリー) 同監督賞、脚本賞 2001年ゴールデングローブ賞多数 (2003.9)
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ヒューマン・キャッチャー | 2003 アメリカ FOX JEEPERS CREEPERS 2 |
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ストーリー | 『ジーパーズ・クリーパーズ』の続編。トウモロコシ畑の手伝いをしていた少年ビリーがカカシのような怪物に連れ去られる。翌日、バスケチームとチアリーダーのスクールバスがパンクした。それは23年ごとに現れる23日間人間を食い続けるというクリーパーだったのだ・・・ | |||
監督 | ヴィクター・サルバ 製作総指揮:F・コッポラ 製作:トム・クルーズ | |||
出演 | レイ・ワイズ | ジョナサン・ブレック | エリック・ニネンジャー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 冒頭シーンは22日目。あと2日我慢すれば、あと23年は大丈夫のはずだ。 23日目。バスに乗ってた大人たちは先にやられてしまった。徐々に状況を飲みこんできた高校生たち。どこから取り出したのかわからない銛で1匹やっつけた。と安心させておいて、翼で攻撃。顔の半分がなくなっても平気。高校生一人の首ごと自分の体に取りいれてしまえば、再生できちゃうのだ。 チアリーダーのミンクシーが夢を見たために、生徒の間にも仲間割れが生じてしまう。恐怖のどん底に陥ると人間の本性が表れる描写がなかなか面白い。『白鯨』へのオマージュのような銛を武器にした親父と怪物との戦い。その後のスピード感あふれる逃亡シーンは目を見張るものがある。 エンディングもいい。実は23年前の話だったなんて、誰も携帯電話を持ってないのでおかしいとおもっていたら・・・ (2005.11)
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ヒューマン・ネイチュア | 2001 フランス/アメリカ アスミック・エース HUMAN NATURE |
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ストーリー | 毛深い体質の女性ライラの恋人になったのは、ネズミにテーブルマナーを教え込もうとする科学者ネイサン博士。ある日、森の中で自分を類人猿だと信じている男を見つけ、人間へと調教する。。。 | |||
監督 | ミシェル・ゴンドリー | |||
出演 | パトリシア・アークエット | ティム・ロビンス | リス・エヴァンス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 【ネタバレ注意】 『マルコヴィッチの穴』コンビのスパイク・ジョーンズ&チャーリー・カウフマン製作。設定だけは異常に面白いのだが、人間の本質を突いているようでもあるが、異質な部分だけを追求しているような気がしてならない。 これを欧米の映画館で観ると下卑た笑い声がいっぱい聞こえてきそうな映画だ。『アダプテーション』でもそうであったが、日本人の感覚ではクスクスと堪えた笑しかおこらないであろう。パトリシア・アークエットが頭髪まで剃ってしまうシーンがあるのだが、ほんとに剃っているのかどうか気になってしまうほどリアルだった。 実際にインターネットで調べてみても、hairlyというコンテンツが存在するし、毛深い事が軽蔑されるべきことではないはずだ。したがって、何に対して笑っていいのかも理解しがたいのだが、人を外見で判断してはいけないという教訓を訴える映画でもなさそうだし・・・・やはりわからない。ラストは衝撃的というか、色々良心的に考えさせられた内容をも全て覆す手法!自然を最も愛している人間が、実は、一番俗的で物欲的で憎まれるべき存在であったことに気づく。後味がとても悪くなる作品だ。 (2004.2)
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氷海の伝説 | 2001 カナダ アルシネテラン ATANARJUAT THE FAST RUNNER |
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ストーリー | イヌイット族に先祖代々伝わるアタナグユアト(足の速い人)伝説を描く。 | |||
監督 | ザカリアス・クヌク | |||
出演 | ナタール・ウンガラーック | シルヴィア・イヴァル | ピーター・ヘンリー・アグナティアック | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★ | ★ | ★★ |
コメント | 「固くなっても射精するな」とか変な歌で、許婚を賭けて闘う男たち。アタナグユアトはオキに勝ち結婚した。映像は綺麗。顔中刺青するなど民族の風習もよくわかった。だけど、下手な物語を作るよりはイヌイットのドキュメンタリーの方が迫力あるような気がしました。 ムービープラスで見たけど、ずっと局部に白い○が・・・見えてもしょうがないけど。鳥が鳴いているシーンがあったけど、「アホー、アホーや」と聞こえてしまった(笑)。 2001年カンヌ国際映画祭カメラドール 2002年インディペンデント・スピリット賞外国語映画賞ノミネート (2005.5)
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評決 | 1982 アメリカ FOX THE VERDICT |
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ストーリー | 落ちぶれて酒浸りの弁護士ギャルビンは、医療ミスによって植物人間にされた女性の訴訟を請け負った。当初は21万ドルの示談を持ちかけられたが、証人の医師の協力も得られそうだったことや直接患者を見舞ったことにより裁判に持ち込むことに決断した。 | |||
監督 | シドニー・ルメット | |||
出演 | ポール・ニューマン | シャーロット・ランプリング | ジェームズ・メイソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 死亡欄ばかりチェックして弁護士の仕事を乞食のように漁っていた。楽勝だと思われていた裁判に、強力な証人が長期旅行に出かけてしまったというアクシデント。被告人サイドも判事もまともな手を使ってこない。かなりの社会派法廷モノの映画だ。 結局は病院を辞めてしまった受付をしていた看護助手がキーになる展開。どちらかというと日本の法廷ものにありがちなストーリーだった。途中で召還された黒人医師の証人やシャーロット・ランプリングの役柄がイマイチ生きてこないのが残念だ。 1982年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演男優賞、監督賞、脚色賞ノミネート (2004.12)
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評決のとき | 1996 アメリカ ヘラルド A TIME TO KILL |
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ストーリー | 材木工場で働くカール・リーの10歳になる娘トーニャが二人の凶悪な白人青年二人にレイプされ・・・ | |||
監督 | ジョエル・シュマッチャー | |||
出演 | マシュー・マコノヒー | サミュエル・L・ジャクソン | サンドラ・ブロック | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | アメリカ南部でまだ続く人種差別問題を見事にとらえた映画でした。法廷もの映画というのは結末がある程度予想がつくものの、どういった話術で陪審員に有無罪を印象づけるのかが興味あるところです。 中盤でルーニーが証人台に立って発言する場面は泣けましたが、またまた印象が覆されて。。。とKKKの登場でどんどん被告側に感情移入していく作りになっています。 演技は豪華キャストの中でもサミュエル・L・ジャクソンがピカイチでした。 アメリカの法廷映画を見るときには、今後日本で行われるであろう裁判員制度、これが陪審員制度と照らし合わせてどんなことになるのだろうかと常に考えさせられます。どうなんでしょうねぇ〜 1997年ラジー賞脚本賞ノミネート (2003.9)
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氷点 | 1966 日本 大映 |
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ストーリー | 愛娘ルリ子を殺されてしまった辻口は、妻の浮気に対する復讐を込めて殺人犯の娘を養女とする。大学生になった息子徹は養女陽子を好きになってしまう。。。 | |||
監督 | 山本薩夫 原作:三浦綾子 | |||
出演 | 若尾文子 | 山本圭 | 安田道代 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 養女が娘を殺した殺人犯の娘という奇抜な発想なのである。愛と憎しみが家族内で複雑に交差する緊張感。真実を告げる瞬間にはゾクゾクするのだが、母親の若尾文子の心がそれほど真に迫ってないのが残念だ。むしろ山本圭の無心の愛に心打たれてしまう。 氷点の意味は出生の秘密によって、陽子が父の犯した罪に苦しみ、堪えていくことができなくなった限界点だ。旭川の厳寒の地でその気持ちが映像により伝わってくる。三浦綾子の小説を短い時間で堪能できる映画だ。原作のラストはどうだったのかは知らないが、何となくこんなにハッピーエンドではないような気がする。機会があれば読んでみたいものだ。 (2004.6)
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ビヨンド・サイレンス | 1996 ドイツ パンドラ JENSEITS DER STILLE BEYOND SILENCE |
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ストーリー | ろうの両親に育てられたララは叔母クラリッサからクリスマスにクラリネットをプレゼントされる。やがて音楽の道に目覚めたララは父マーティンの反対を押し切り、ベルリンの音楽大学受験を志す。。。 | |||
監督 | カロリーヌ・リンク | |||
出演 | シルヴィー・テステュー | タティアーナ・トゥリーブ(ララ子役) | ハウィー・シーゴ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | マティアス・ハービッヒ演ずる叔父グレゴールが好演してた。重要な人物ではないものの、家族から疎外され、クラリッサと別れてしまった後の表情が良く、結局はララのことを一番理解してたのではないかと思うほどだった。 前半部分の方が力が入っていたように思う。ろう者の雰囲気を無音じゃなく効果音で表現し、自分だけ音楽が聞こえないという気持ちが恐ろしいくらいに伝わった。ララ役の二人とも手話とクラリネットの両方を練習しているのだろうなと感心したが、その上素晴らしい演技力である。通訳をごまかすところなんかも最高だ。 後半になってからは、普通の恋愛映画に成り下がっていたところが残念。しかし、この監督は涙の押し売りは強要しないんですよね。あっさりさせているところが好感度大。 1997年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート (2004.2)
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ビヨンド the シー 夢見るように歌えば | 2004 アメリカ/ドイツ/イギリス ギャガ・コミュニケーションズ BEYOND THE SEA |
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ストーリー | ブロンクス。心臓が悪く15歳までしか生きられないと言われた少年ボビー。母ポリーの教えで音楽と運命的な出会いを果たし、やがて天才エンターテイナーとして成功する。 | |||
監督 | ケヴィン・スペイシー | |||
出演 | ケヴィン・スペイシー | ケイト・ボスワース | キャロライン・アーロン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | またひとつお気に入りのミュージカルが増えてしまった。 少年ボビー・ダーリンと大人のボビー・ダーリンが自らの物語を展開するという、普通の伝記映画とはちょっと違う構成。この映画を観るまではボビー・ダーリンという人物さえ知らなかったけど、タイトル曲だけは知っていた(『ファインディング・ニモ』でも流れてましたよね)。グラミー賞のみならずアカデミー賞にノミネートされたことのあるボビー。最近、多くの伝記映画が発表されているため影が薄くなってしまったけど、エンターテイメントにかける情熱、生き様という点では最も好感が持てる人物でした。 人気若手女優サンドラ・ディーと結婚、クラブ“コパカバーナ”での出演、オスカーノミネートといった華々しい成功物語のあたりでは、それほどでもなかったけど、義姉ニーナとチャーリーの家族愛に涙が止まらなくなってしまいました。その後の反戦フォークソングはちょっとヤケ気味で悲しくなったけど、ラスベガスのフラミンゴでの演奏は素晴らしかったです。 どこまで真実なんだろう?と考えてもみたけど、ケヴィン・スペイシーの思想もそのまま反映されていそう。歌も踊りも無難にこなすスペイシー。手術痕をみんなに見せてから歌わないでください。ハラハラするから・・・ 2004年ゴールデングローブ賞男優賞ノミネート 2004年放送映画批評家協会賞サウンドトラック賞、若手男優賞(ウルリッヒ)ノミネート (2005.5)
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