ポワゾン | 2001 アメリカ ギャガ・ヒューマックス ORIGINAL SIN |
|||
ストーリー | 19世紀後半のキューバ。コーヒー工場で成功した実業家ルイスは花嫁募集の広告を出してジュリア・ラッセルという女性と結婚することになった。 | |||
監督 | マイケル・クリストファー | |||
出演 | アントニオ・バンデラス | アンジェリーン・ジョリー | ジョーン・プリングル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 事前に別の女性の写真を送り、「外見で人を選ぶ男かどうか試したかった」というアンジェリーナ・ジョリーの言葉に納得するバンデラス。彼もまた百万長者の経営者であることを隠していたので、真実の女性と知り合えたものだと即座に結婚を決めた。 順調に幸福な夫婦生活を営んでいたが、ある日ジュリアの姉が訪ねてきて、これは妹の筆跡じゃないと告げる。一度は男に貢ぐため金を持ち出して逃げ出すが、捨て子である別人ボニーであることを告白し元のさやにおさまった・・・と思われた。 探偵に頼むと、本物のジュリアは崖の下に投げ込まれ、殺人事件の疑いもあると報告を受けるのだった。それでも愛してるという情けない男バンデラス。探偵が迫ってきて彼と格闘となって誤って殺してしまうが、実はボニーをかつて食い物にしていた男であり、一芝居うったわけだ。しかし彼らの共謀を覗いてしまったバンデラスが・・・ コーヒーの毒なんて、考えてるだろうから、かなりどんでん返しも予想がつく。愛があればこそなんて言っても、単なる肉欲でしか感じ取れないところが痛い。 (2006.11)
|
ポイント・ブランク | 1997 アメリカ 劇場未公開 GROSSE POINTE BLANK |
|||
ストーリー | 凄腕の殺し屋が故郷に帰るが、 | |||
監督 | ジョージ・アーミテージ | |||
出演 | ジョン・キューザック | ミニー・ドライヴァー | ダン・エイクロイド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 殺し屋ジョンと秘書のジョーンの弟と姉のやりとりが虚脱感いっぱいで面白い。故郷に帰れば卒業パーティの夜のデートをすっぽかした相手ミニー・ドライバー。町のラジオ局のDJをやっているので、彼等の関係について視聴者に意見を求める・・・ ダブルブッキングのため殺し屋組合入れと執拗に迫るダン・エイクロイドとのやり取りもいい感じ。80年代のヒット曲満載なので、とても凄惨な殺し屋の戦いとは思えない。それでも序盤のコンビニの銃撃戦はすごかった。ラストは残念・・・ (2006.3)
|
砲艦サンパブロ | 1966 アメリカ FOX THE SAND PEBBLES |
|||
ストーリー | 1926年、上海。揚子江沿いに停泊中のオンボロ砲艦サンパブロ。異国の地で暇な毎日を過ごしていた米海軍兵士たちだったが、国民党による一斉蜂起によって戦禍に巻き込まれて行く。 | |||
監督 | ロバート・ワイズ | |||
出演 | スティーヴ・マックィーン | リチャード・クレンナ | キャンディス・バーゲン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | スペイン戦争での戦利品だったサンパブロ。機関兵のジェイク・ホールマン(マックィーン)は伝道師たちと知り合う。暴動が起こってからは参戦せずに静観せよとの命令を受ける米軍。 ボクシングでも悲惨な闘いを強いられた仲間の中国人マコだが、共産軍に捕まって痛めつけられている。そこで米軍は彼等に攻撃しようとするが、参戦はまずい。金で解決したいが・・・ホールマンのとった行動はマコを射殺することだった・・・ 前半ラストがマコの壮絶なシーンだっただけに、後半が始まるとちょっとセンチメンタリズムが前面に出てしまった感じがした。長い映画なだけに淡々とした部分もあった。実際のオンボロ船を使ってるので迫力はあるけど、なるべく殺さないようにする戦争映画なので描写が難しそうで、窮屈なイメージ。反戦メッセージも感じられるものの、アメリカ人を救うためだけに艦を向かわせるという現代的な問題点にまでは至っていないような・・・それでも、国民党と共産軍との争いに関する記述からはベトナム戦争に対する批判のようなものが感じられる。 1966年アカデミー賞作品賞、主演男優賞(マックィーン)、助演男優賞(マコ)、撮影賞、作曲賞、美術監督・装置賞、音響賞、編集賞ノミネート 1966年ゴールデングローブ賞助演男優賞(リチャード・アッテンボロー) (2006.3)
|
望郷 | 1937 フランス 東和 PEPE-LE-MOKO |
|||
ストーリー | 大泥棒ペペ・ル・モコ(ギャバン)はパリを逃れアルジェリアのカスバに逃げ込んだ。 | |||
監督 | ジュリアン・デュヴィヴィエ | |||
出演 | ジャン・ギャバン | ミレーユ・バラン | リーヌ・ノロ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 人種も雑多で迷路のような町並み。もうすでにカスバの大親分として君臨しているぺぺ。女のいるところが彼の住処と、町の人間からもヒーローとして扱われている。刑事や警察の犬と称する男が多かったけど、この辺りの設定がよくわからん。 ギャビー(バラン)と出会ってからはパリへの郷愁の念がふつふつと沸いてくるぺぺ。2年間一緒に暮らしたイネスはどうでもよくなっていた。しかしまぁ、どうしてこんな男がいいのだろうかと思いつつも宝石の魅力に負けていたのかなぁ。盗みのシーンなんて全然ないし、逃げることとナンパだけがテーマだったような気もする。『カサブランカ』やフィルム・ノワールに影響を与えたことだけはわかるが・・・ (2006.6)
|
暴走機関車 | 1985 アメリカ 松竹富士 RUNAWAY TRAIN |
|||
ストーリー | アラスカから脱獄した2人の囚人は貨物列車に乗り、逃亡が成功したかに思われたが、機関士の死亡により列車は暴走してしまう・・・ | |||
監督 | アンドレイ・コンチャロフスキー 原案:黒澤明 | |||
出演 | ジョン・ヴォイト | エリック・ロバーツ | レベッカ・デモーネイ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 3年間の監禁独房に抗議したマニー(ヴォイト)は裁判で勝訴する。刑務所内ではマニーの勝訴に大騒ぎだが、所長に対しては未だ挑戦的なマニー。「また脱獄してみろ」と言われるが一般監房へ移される。しかし早速ボクシング観戦中に刺されてしまう。 乗っている人間は脱獄囚2人と女性鉄道員の3人だけ。止める手段は絶たれたと思われ、ランケン所長がヘリから列車に飛び降りる。囚人2人の葛藤や死を目の前にした狂気とも思える心理状況を見事な演技で訴えてくる。所長との対決だけを望んでいたマニーと死ぬのを恐れる2人もなかなかだ。 停止ボタンがあるのなら、最初から教えてやれよとつっこみたくもなるが、マニーとランケンの乗った車両だけが雪の中を突き進む静かなラストが印象的。「俺は自由だ」と悲痛な叫び声をあげるマニーの心は、死をもってしか自由を勝ち取れない悲しみの声にも聞こえ、囚人が社会に受け入れられないといった伏線にも繋がってくる。 1985年アカデミー賞主演男優賞、助演男優賞、編集賞ノミネート 1986年カンヌ国際映画祭コンペ 1985年ゴールデングローブ賞男優賞(ヴォイト) (2006.11)
|
暴走特急 | 1995 アメリカ WB UNDER SIEGE 2 |
|||
ストーリー | 『沈黙の戦艦』の続編。豪華列車グランド・コンチネンタルがテロリストによって乗っ取られた。ハイテク機器によって攻撃衛星を掌握した彼らは世界中の武器商人に売りさばく計画だったのだ・・・ | |||
監督 | ジョフ・マーフィ | |||
出演 | スティーヴン・セガール | エリック・ボゴシアン | エヴェレット・マッギル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 兄夫婦を亡くした料理人ライバックは遺児となった姪とともに列車に乗りこんだのだが、不運に見舞われた。その姪だってライバックに武術を教えられ、ナンパな黒人青年を撃退するほどの腕前。 テロリストのリーダー格はデイン(ボゴシアン)。衛星グレイザー1の設計者だったのだ。ハイテク犯罪者とわれらがローテク・セガール。キッチンだったら負けたことないんだよ!などと悪役どもをやっつける。「おっぱいには気をつけろ」とかクライマックスになってもギャグをかます脚本のぶっとびようはいい感じだが、なぜ列車で犯罪を犯さなければならないのか、よくわからなかったりする。 自分が作ったハイテク兵器にそのまま脅かされるなどといった社会派的メッセージも感じるのですが、そんなことは忘れさせるほどのアクション。ちょっとお腹一杯。しかし、大スクリーンで観ていたらもっと評価が上がるかもしれないほどの迫力だ。 (2006.2)
|
暴力教室 | 1976 日本 東映 |
|||
ストーリー | 愛徳学園に赴任してきた体育教師の溝口。他の教師が嫌がる不良の巣窟のようなクラスの担任となった。ワルのボス喜多条は理事長の娘のセックスシーンの写真を撮り恐喝し・・・ | |||
監督 | 岡本明久 | |||
出演 | 松田優作 | 舘ひろし | 山本由香利 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 黒板に名前を書いているときに生徒の席からナイフが飛んできた。そしてオープニングタイトルとクレジット。背景はクールスの面々がバイクで突っ走るモノクロ映像というかっこよさだ。しかし音楽はダサい。 溝口はかつてボクサーであり、対戦相手を死なせてしまった過去がある。ネガと取り返す際にも非暴力を貫いた溝口に怒りを覚えた喜多条は溝口の妹(山本)をレイプする・・・ 学園校長側の土地売買汚職や、生徒会長(南条弘二)を使って不良を抑えつけようとするずるさ。そして、溝口と喜多条のサシのケンカに警察を呼んでおいて、「大変なことになったぞ」という愚かさ。不正に気付いた女性教師(安西マリア)がビラを作って告発しようとするも、レイプという非道行為で挫けさせる愚行も。おかげで不良グループも疑われることになった。 溝口の心理状態以外はかなり雑な脚本も気になる。屋内でのケンカっから一瞬にして校庭に移ったのは面白かったのに・・・ 最後には喜多条はじめ、不良たちが校長をやっつける気持ちになるのだが、その転換点がよくわからない。それと、病院に見舞いにきた喜多条を殴ってるシーンで、いつの間にか彼らが犯人じゃないと気付いた点も。溝口の妹も車にはねられて死んじゃうし、復讐の炎は燃えるのだが、生徒会長の異常さも・・・ 『燃えよドラゴン』を意識してるかなぁ〜、特に日本刀を振り回す校長との死闘が。まぁ、このあたりがB級の面白さ。 (2008.1)
|
包帯クラブ | 2007 日本 東映 |
|||
ストーリー | 病院の屋上で自殺をしようとしただの、してないだの、ひょんなことから出会ったワラとディノ。心の傷を負った部分に包帯を巻き、他人の心を癒そうとHPを立ち上げる。 | |||
監督 | 堤幸彦 | |||
出演 | 柳楽優弥 | 石原さとみ | 田中圭 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | スーパーの試食コーナーからエレベーターのシーンに移ると、マネキン人形にキスする貫地谷しほりがいるような錯覚に・・・ 他人の痛みを知ること。世界中の人々ができたなら、イジメや暴力、そして戦争なんて起こるはずもない。奇想天外なことをするディノこと井出埜辰耶(柳楽優弥)は、周りから見ると単なる“不良”という言葉で片付けられてしまう高校生。彼なりの“他人の痛みを知る”努力は、そのまま優しさと思いやりに繋がっているのです。その難しい役をこなした柳楽くん、大木こだまのようにだみ声の関西弁がとても強烈!下手な関西弁という設定なので、それがとても自然に感じてしまう。 女4人、男2人のグループ、彼らそれぞれの心の傷も描かれている。それが人間には誰にでも心の傷があるものだと気づかせてくれる。また、ボランティアのように人助けをしているつもりが、それによって傷つく人もいるんだとバランスよく反証材料も与えてくれるし、社会的な意味で現実の厳しさをも教えてくれるのです。包帯という突飛な発想ではあるけど、様々な可能性を考えてある内容だったように思います。 難民問題や中東の戦争をも想像させられる内容だったし、いじめや自殺、児童虐待、それに勝ち組・負け組などといった社会問題をもさらりと取り上げている。単純な青春ものとは一味違った映画でした。石原さとみも等身大の演技だったし、やっぱり柳楽優弥の上手さなんでしょう・・・象とかキャラメルとかではがっかりさせられたのですが・・・ 「逃げるで!」と公共物に包帯を巻いたら、写真を撮って後はほったらかし。罪の意識は全くない純粋な高校生たち。建造物等損壊罪などが考えられそうだけど、容易に取り外すことができるので多分当てはまらない。高崎市はどうなのかわからないけど、条例によって美観を損ねる云々の罪を問われるのかもしれない。写真を撮ったのなら、はずしましょうよ・・・ (2007.9)
|
ほえる犬は噛まない | 2000 韓国 ファイヤークラッカー BARKING DOGS NEVER BITE FLANDERS' DOG |
|||
ストーリー | 大学の非常勤講師ユンジュはマンションで犬の鳴き声が聞こえるためいらつき、犬を地下室に閉じ込めてしまう。一方、管理事務所のヒョンナム(ドゥナ)は少女の愛犬がいなくなったと知り、ビラ貼りの手伝いを始めるのだった・・・ | |||
監督 | ポン・ジュノ | |||
出演 | ペ・ドゥナ | イ・ソンジェ | コ・スヒ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 犬はマンションの警備員が食おうとしていた。そしてボイラー・キムの恐怖話。そこに地下室をねぐらにする怪しい男もいる。そして第二の犬殺し。ユンジュが犯人なのだが、目撃したヒョンナムが追いかけ、寸でのところで取り逃がしてしまう。飼い主のばあさんは家族がその犬だけという寂しい人。そのばあさん、病気を患っていたこともあって、しばらくして死んでしまう。ユンジュの妻が退職金をもらい、犬を買ってくる・・・ どこへ話が進むか想像できない、まるでカオスのような脱力系コメディ。犬好きには耐えられない映像があるものの、ユンジュが罪に苛まれるところでホッとするのです。ブラックな展開の中心は結局罪に問われない警備員。なんだかこいつだけは許せない気がする・・・ 黄色いパーカーを被ったドゥナちゃんは可愛く、仕事をさぼって結局クビになるところも憎めないところだ。銀行強盗を撃退する銀行員のニュース映像を見て、生きる目的を見出したのであろうか、犬泥棒と最後にやりあうところはちょっと興奮。思いっきり動き回る健康的な彼女には惚れ直すこと間違いなしだ。そして、文房具屋に勤めるおデブの友だちがいい味出してる。 (2008.6)
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||