ぼくの伯父さん | 1958 フランス/イタリア 新外映 MON ONCLE |
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ストーリー | プラスチック工場の夫妻のモダン邸宅。息子が憧れる伯父を隣の女性と結婚させようと彼女を招くが・・・ | |||
監督 | ジャック・タチ | |||
出演 | ジャック・タチ | アラン・ベクール | ジャン=ピエール・ゾラ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 邸宅の門のブザー音と子どもたちの口笛の音。これが耳障りでしょうがない。もしかしたら、この単調で飽きることもオートメーション化への批判になっているのかもしれない。 家族の関係は寅さん。ユロ氏はチャップリン風。よれよれのコートとパイプはコロンボ刑事風。他の映画にもかなり影響を与えているのではないかと思わせる。ジャック・タチ演じるユロ氏以外の俳優は軽快で楽しいが、ユロ氏本人がぎこちなくてつまらない。どこまでが狙った映像なんだろう? 1958年アカデミー賞外国語映画賞 1958年カンヌ国際映画祭審査員特別賞、フランス映画高等技術委員会賞 その他 (2005.2)
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ぼくの伯父さんの授業 | 1967 フランス 劇場未公開短編 COURS DU SOIR |
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ストーリー | たばこ、テニス、釣りなどの観察をテーマにした授業。 | |||
監督 | ニコラス・リボフスキー | |||
出演 | ジャック・タチ | マルク・モンジュ | ||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | これはパントマイムの必須の動きを教え授業、とにかく芸が細かい。これはお笑い芸人必見の映画だと思う。 郵便配達の風景は、そのままセルフオマージュになっているんですね。しかし、生徒が年配の人ばかりなのは何故なのだろう。 (2004.8)
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僕の彼女を紹介します | 2004 韓国 WB WINDSTRUCK |
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ストーリー | 婦人警官ギョンジンが勘違いして、高校教師のミョンウを逮捕してしまって二人の恋が始まった。 | |||
監督 | クァク・ジョヨン | |||
出演 | チョン・ジヒョン | チャン・ヒョク | キム・テウク | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 『猟奇的な彼女』、『ラブストーリー』を世に送り出したクァク・ジョヨン監督の第3弾。見終わった直後は、壮大なストーリーの「ドラクエV」をクリアした時の感覚と同じになった!『猟奇的な彼女』を観ていないと意味がわからないかもしれません。 【ネタバレ注意】 予めキャストをチェックしてしまうと、いつ出てくるんだ?どこに出てくるんだ?と彼に探すことに躍起になってしまう映画です。その他にも『ラブストーリー』のイ・ギウ(テス役)がチョイ役で出演していたり、『ブラザーフッド』や『誰にでも秘密がある』のチョン・デヒョンがかなり重要な美味しい役を演じていた。このデヒョンには本年度脇役賞を差し上げたいくらいです。 とにかく『猟奇的』な彼女ジヒョンが演ずる個性的猛烈キャラをそのまま受け継ぎ、「ぶっ殺す」という台詞が出てきます。あまりに似すぎているとまずいためか翻訳字幕にも気を遣っているとも感じ取れるのです。それでも今作は女性警官役なので、勘違い、天然、熱血などといった性格はピタリと当てはまります。そして、前半には笑いを呼ぶけど、恋人の死や後追い自殺などというシリアスなテーマが根底にあるため、後半には純愛、号泣というジヒョンの演技力に全てを託した意気込みを感じ、周りの人たちのすすり泣く声に感涙が伝染してしまいました。 個人的には白鍵だけのピアノが好き。アクションシーンにはハリウッドや日本映画の影響が見受けられ、好きにはなれませんでした。 彼が出てこないままラストシーンを迎え、こんなに重要な場面で・・・と驚愕の念は隠しきれなくなり、『猟奇的な彼女』を一気に思い出してしまうことが最大の見せ場となりました。この後のストーリーとして猟奇になるとまでは思えませんが、恋人の死という接点、猟奇的な性格をそのまま表現していることで妄想が膨らんでしまうという、ファンサービスに徹した映画となりました。 (2004.12)
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ぼくの神さま | 2001 アメリカ ギャガ EDGES OF THE LORD |
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ストーリー | 1942年、ポーランド・クラクワ。ナチスのユダヤ人迫害が迫り来る中、ロメックの親は彼を徹底してクリスチャンに見せようと努力し、田舎へと預けてしまう。そこで見た彼の体験記。 | |||
監督 | ユレク・ボガエヴィッチ | |||
出演 | ハーレイ・ジョエル・オスメント | ウィレム・デフォー | リアム・ヘス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 不思議な物語だ。普通のユダヤ人迫害の映画とは違い、キリストの生まれ変わりを思わせるかのような不思議なストーリーに仕上げてある。子役たちの演技も素晴らしいのだが、ナチスの描き方が不自然だ。子役トロ(リアム・ヘス)の将来に期待だ。 (2004.2)
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ぼくの国、パパの国 | 2001 イギリス クレスト・インターナショナル EAST IS EAST |
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ストーリー | 1971年、マンチェスター、ソルフォード。パキスタン人のジョージは英国女性と結婚して7人の子供があった。彼の夢は子供たちを立派なイスラム教徒にすることだったが、長男ナジルはイスラム式結婚式を抜け出してしまう。 | |||
監督 | ダミアン・オドネル | |||
出演 | オム・プリ | リンダ・バセット | ジョーダン・ルートリッジ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | カトリックの神父とイスラム教徒。結構仲良くやっています。むしろインド人との間がカシミール地方をめぐって対立。いきなり割礼ネタで引っ張り、終盤には女性器オブジェのネタ。家父長制度や一夫多妻制のネタなど、とにかくイスラム文化圏を面白く紹介するような映画。思わず笑ってしまうところが多い。 1999年英国アカデミー賞イギリス作品賞 (2005.5)
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僕のスウィング | 2002 フランス 日活 SWING |
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ストーリー | 10歳の少年マックスはおばあちゃんの家でひと夏を過ごすことになったが、町の酒場でミラルダの演奏するギターに惚れて弟子入りする。そこで出会った少女スウィングと淡い初恋を経験する。。。 マヌーシュ地区…フランス北部、ここのジプシーをマヌーシュと呼ぶ |
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監督 | トニー・ガトリフ | |||
出演 | オスカー・コップ | ルー・レッシュ | チャヴァロ・シュミット | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 冒頭のギター演奏でノックアウト。ジャンゴ・ラインハルトを彷彿させるミラルダのテクニックに見とれてしまった。ジプシー音楽も様々あるが、民謡とジャズを融合した独特のマヌーシュ・スウィングはジャズファンにはたまらない音楽だ。圧巻はトレーラーハウスの中で20名くらいのミュージシャン達が演奏するシーンと、ラスト近くの女性コーラスを含んだイスラム風音楽との融合作品だろう。ストーリーとは直接関係がないように演奏されているのが好感度大。 ストーリー的には小さな恋のメロディのような少年時代のひと夏の思い出であるかのような流れではあるが、要所にナチの迫害や民族差別の風刺が込められている。少年がロマ(ジプシー)地区に足を踏み入れて、偏見のない純粋な想いでギターレッスンや淡い恋心を抱くところには心うたれます。説明的なところが全くないのでアート風な作りにも思えるが、想像力をかきたてられる分観客にはそれぞれの想いをプレゼントしてくれる。ラストシーンでのスウィングがミラルダの靴を履いていたのも感動的だ。 (2004.1)
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ぼくの好きな先生 | 2002 フランス ミラクルヴォイス=東京テアトル ETRE ET AVOIR |
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ストーリー | フランス、オーベルニュ地方。13人の生徒と1人の先生。しかし、ジョルジュ・ロペス先生はあと1年半で退職することを告げる。 | |||
監督 | ニコラ・フィリベール | |||
出演 | ||||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | 評価を控える | ★★★ | 評価を控える | ★★★ |
コメント | こういう映画は、かつて日本が得意としていたんだよなぁとしみじみ思う。その映画が何だったのかさっぱり思い出せない。子供と同じ高さの目線、一緒に考える、教育の原点とも言えるこの先生の姿勢が素晴らしい。わざとらしく泣ける場面を用意していないところもいいですね(この辺りは日本映画と違うな・・・)。しかし、私は日本人!卒業式で思いっきり泣きたいと、ちょっとだけ欲求不満。 2003年全米批評家協会賞ドキュメンタリー賞 2002年ヨーロッパ映画賞ドキュメンタリー賞 (2004.4)
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ぼくのバラ色の人生 | 1997 フランス/イギリス/ベルギー ギャガ MA VIE EN ROSE |
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ストーリー | 新居に引っ越してきた家族。7歳になる三男のリュドヴィックは女装癖、女の子趣味の男の子。将来の夢は「女の子になること」。 | |||
監督 | アラン・ベルリネール | |||
出演 | ジョルジュ・デュ・フレネ | ジャン=フィリップ・エコフェ | ミシェル・ラロック | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 「女の子になったら結婚するの」って言葉にドキっとさせられた(笑) 性同一障害の問題を静かに提起し、家族愛を訴えるような映画。いわゆる同性愛の問題などはそれほど問題視していない。性教育を受ける年齢には達していない、純粋な7歳の子どもだから許されるような扱いもしているのだが、結局は子どもへの愛情と理解し合うことがテーマとなってしまった。 笑えるところも多いが、学芸会のシーンはちょっとやりすぎ感が・・・ 結局パパはリストラ、再就職できたものの近所の目もあり引越しを余儀なくされる。それにしても、会社の上司の近所には住みたくないなぁ・・・ 終盤に男勝りの女の子クリスティーヌと出会うのだが、ストーリーが中途半端に終っている。引っ越すまでの話がよかっただけに残念だ。ファンタジーの部分も良かったけど、上手く本編と絡んでいないような気もする。 1997年英国アカデミー賞外国語映画賞ノミネート 1997年ヨーロッパ映画賞脚本賞 (2004.9)
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ぼくの瞳の光 | 2001 イタリア チャオ!チネマ・イタリアーノ LUCE DEI MIEI OCCHI |
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ストーリー | ローマでタクシー運転手をしていたアントニオはリーザという女の子をひきそうになったことがきっかけで冷凍食品店を営む母マリアと知り合う。彼女に惹かれたアントニオは店の借り入れ返済の金策に困っているマリアの手助けをする。。。 | |||
監督 | ジョゼッペ・ピッチョーニ | |||
出演 | ルイジ・ロ・カーショ | サンドラ・チェッカレッリ | シルヴィオ・オルランド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | タクシー運転手が主人公の映画は意外と多いが、ちょっと変わっているのは、高級車ベンツのハイヤーであり、かなり自由がきく点であろうか・・・。 主人公アントニオはSF小説が大好き。自分の回りの出来事でさえ、全て小説の中に溶け込ませようとしている。基本は、田舎からローマに出てきた境遇を「地球人が異星人として宇宙で活躍する」ことに置き換えてナレーションを入れている。一人の女性に出会い、一途に好きになっていく様はロバート・デ・ニーロの『タクシー・ドライバー』に共通するところだろうか、マリアとは一度だけ関係を持つが、好かれていないところは似ているかもしれない。 この映画は、ローマでの移民問題や経済的弱者の社会問題も取り入れて、どちらかというと不器用な生き方をしている人間の物語だ。娘リーザと二人暮ししているマリアも男女の関係は苦手そうだし、借金取りのサヴェーリオだって悪人になれない高利貸しのようだ。ハイヤー会社の上司である男も、解雇するに足る不審な行動をとる主人公アントニオを解雇できずにいる。したがって、悪い人間はほとんど登場しない映画なのだが、大きな展開もない。 そんな中、アントニオがリーザに語ってあげる身の上話の“旅人”は良かった。実の父親より父親らしかった旅人に対して憧れを抱き、結局は自分自身も同じ道を歩もうとするストーリーは素晴らしいのだが、SF小説とは繋がりがない点が残念だった。。。 2001年ヴェネチア国際映画祭男優賞、女優賞 (2005.2)
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ぼくは怖くない | 2003 イタリア アルバトロス IO NON HO PAURA |
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ストーリー | 1978年、イタリア。10歳の少年ミケーレが村はずれの廃屋で遊んだ後、穴の中に少年がいるのを発見する。その後、食べ物を運んだり、散歩に連れ出したりして心を開いていくのだが、その少年はどうも村の大人たちが関与しているらしかった。。。 | |||
監督 | ガブリエル・サルヴァトレス | |||
出演 | ジョゼッペ・クリスティアーノ | アイタナ・サンチェス=ギヨン | ディーノ・アッブレーシャ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
コメント | たった5軒の家しかない小さな村に黄金色に輝く広大な麦畑。この視覚効果だけでも充分目の保養になった。子供たちが遊ぶ中でも、ミケーレは正義感が強く、小さな村であってもボス的存在の男の子がいて、彼にも立ち向かうほど勇気がある少年。しかし、決して大人になるための前段階としての少年ではなく、あくまでも純粋な心を持った少年なのだ。 穴の中の少年フィリッポ(マッティーア・ディ・ピエッロ)のミステリアスな存在と、心を通わせるために何も怖くないと自分に言い聞かせるミケーロ。彼との間には「守護天使」というキーワードが存在するのだが、結局はフィリッポのための守護天使ではなく、荒んだ心を持った大人たちの守護天使であったと思えてしかたがない。父親の台詞で「決死隊に選ぶ」という伏線もあり、ラストではミケーロがそれを予感していたかのように「パパ!」と声をあげるのも印象的であった。 見所は、イタリアにもあった!「だるまさんがころんだ」。 2003年ベルリン映画祭コンペティション 2004年アカデミー賞外国語映画賞出品 (2004.7)
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ぼくは勉強ができない | 1996 日本 東宝 |
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ストーリー | 高校2年の時田秀美は年上の恋人・桃子とともにクラスの人気者だった。恋多き母と女の口説き方を伝授する祖父を持ち、普通の高校生とはちょっと変わっていた。 | |||
監督 | 山本泰彦 原作:山田詠美 | |||
出演 | 鳥羽潤 | 山口紗弥加 | 高橋和也 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 勉強の話しかできなくたっていいじゃない・・・どうしてこんなテーマを取り上げるのでしょうね。高校生の男はセックスとサッカーが全てだとでも言いたいのでしょうか。逆にガリ勉くんの心をもっと取り上げることが必要だなぁ。 コンドームを持ち歩いていることを教師に咎められるエピソードも時代遅れ。普通なのか変わり者なのかの違いもわからず、禁欲が大変だという男子高校生の普遍的なテーマをもっと多面的に考えないと意味ないです。原作が山田詠美だからしょうがないのかもしれないけど・・・ ま、ラストだけは前向きなのでOK。 1996年日本アカデミー賞新人賞(鳥羽) (2005.4)
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北北西に進路を取れ | 1959 アメリカ MGM NORTH BY NORTHWEST |
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ストーリー | カプランという男に間違われたロジャー(ケイリー・グラント)は国際的なスパイ紛争に巻き込まれる。 | |||
監督 | アルフレッド・ヒッチコック | |||
出演 | ケイリー・グラント | エヴァ・マリー・セイント | ジェームズ・メイソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 子供の頃に見たときには前半の部分とラストのシーンしか記憶に残らず、改めて観ると「こんな映画だったのか〜」と唸らせてくれる。 サスペンスの代表作でもあるが、途中からミステリアスな部分はがわかってしまい、後半は相手の裏をかく手法が中心。しかし、この映画って後々の映画のお手本になってるのですよね。似たようなシーンの映画はいっぱいあるように思えます。テレビの『キーハンター』なんて正しくパクリですね。 1959年アカデミー賞脚本・美術・編集賞ノミネート (2004.1)
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ぼくらの七日間戦争 | 1988 日本 角川書店 |
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ストーリー | 厳しい校則や親と教師に対する反感から、11人の生徒たちが自由を求めて立ち上がった。廃工場に立てこもって、教師や親たちに対抗するが、そのうち戦車を見つけて・・・ | |||
監督 | 菅原比呂志 原作:宗田理 | |||
出演 | 宮沢りえ | 五十嵐美穂 | 安孫子里香 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★ | ★★ | ★ | ★ |
コメント | 校則を盾にして細かく厳しい教師陣もひどいし、母親たちのしつけが悪いとも言える。なんと言っても中一の生徒も遊びたいだけの集団心理といった、ひどい人間だらけだ。かつて『どぶ川学級』という映画もあったが、楽しいはずの集団逃避も何日も続くと飽きてしまうというテーマが懐かしい。 80年代というと、校内暴力が大流行し、不良と呼ばれた若者たちは右翼化傾向にあった時代だ。世の中の不満と言っても、身の回りの単純なことばかり。言ってみれば、単なる“わがまま”という簡単な構図だ。これというのもバブルを迎える前の、何をやっても上手くいく時代を象徴していたのでしょう。教育問題を全面に押し出しながらも、社会に対する安心感が溢れていて、かなり脳天気としか言いようが無い。ラストに花火のファンタジーでスッキリさせるなんて手法は、それまでの教育に対するテーマを水に流してしまうといった一種の“逃げ”の手法ですな。 こうして批判的に書いてはみたものの、バブル当時に観ていればこんな発想すら生まれずに単純に楽しめる映画だったのだ(と思う)。 1988年日本アカデミー賞新人俳優賞(宮沢りえ) (2004.10)
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