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BORDER LINE 2002 日本
ぴあ
ストーリー  工業高校の松田周史は父親を殺し逃亡するが、アル中のタクシー運転手黒崎が撥ねてしまい北海道まで連れていくことになった。
監督 李相日(リ・サンイル)
出演 沢木哲 前田綾花 村上淳
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★
コメント  その他、夫のリストラと息子がいじめられて悩む主婦相川美佐(麻生祐未)。ヤクザの宮路は45歳になるが集金係に甘んじている。東北のファミレスにてタクシー運転手の黒崎は逃げ、松田は宮路と出会う。ファミレスでは自分の子を虐待する母親の姿を見ていた宮路の娘も援助交際で補導されてしまう。
 親と子の絆の問題が5人の登場人物すべてにしこりとなって残る。ほとんど孤児だった黒崎。父を殺した松田。妻を捨て娘が気がかりな松田。過保護な美佐。
 宮路から託された凧をはるかに渡そうとする松田だったが、援助オヤジと遭遇して刺すものだと思いきや、殴られただけでやりすごした。再生したのだ、彼は。大切なモノに気づくのが遅すぎただけ。宮路は死んでしまったが、自分が首吊するところから救ってくれた命の恩人だ。あやかにそれを伝えて、自分は自首する決心を固める。
 相川美佐のエピソードだけは他の登場エピソードと繋がらないが、他がすべて罪を清算して再生へと向かうことに反して、最もまともそうな人物が犯罪者へと変貌を遂げる対比が面白かった。
(2005.10)

火垂るの墓 1988 日本
東宝
GRAVE OF THE FIRE FLIES
ストーリー  昭和20年、神戸。母が入院し、清太と妹節子は叔母を頼って生活するが、母が死に、叔母の態度も冷たくなる。
監督 高畑勲 原作:野坂昭如
出演 辰巳努 白石綾乃 志乃原良子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★★
コメント  毎年8月になると、テレビ放映があるような気がする。しかし、放映されると必ずチャンネルを合わせてしまうほど魅力があるのだ。毎回、サクマドロップを見ると、それだけで涙がこぼれてしまう。
 救いようがないほどの不幸。唯一救われたのは、畑泥棒したことを咎められるが駐在さんによって仲裁されたこと。初めて見たときには、不幸だけのストーリーに違和感も沸いたが、戦争が全ての原因であることをここまで訴えているアニメだと考えると、珠玉の反戦映画であることを改めて感ずる。
(2005.8)

火垂るの墓 2005 日本
TVM 日テレ
ストーリー  アニメ版の清太と節子のストーリーにプラスして、叔母久子の家庭にスポットを当てた。
監督 佐藤東弥
出演 松嶋菜々子 石田法嗣 佐々木麻緒
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  配給も少なくなり夫の死亡通知を受け取り、清太と節子を置いておくことが苦痛となってきた久子(松嶋)。節子の夜鳴き事件のあった翌朝、あからさまに米をよそわなかった。「軍人は国なんて守ってません」と清太にきつく当たる・・・戦争によって、人の心も変わる。
 清太(石田)と節子(佐々木)の演技がアニメそのもの。というより、アニメよりも上手い(当然か)。そして、もう一つの視点、久子の長女役井上真央が初々しく、心情豊か。号泣必至だ。しかし残念なことに、松嶋菜々子の演技が全然ダメ。
(2005.11)

火垂るの墓 2008 日本
パル企画
ストーリー  神戸の空襲により家を焼失した幼き兄妹清太と節子。西宮の遠縁のおばさんの家に身を寄せるが、冷たい仕打ちにより防空壕での生活を余儀なくさせれる。
監督 日向寺太郎
出演 吉武怜朗 畠山彩奈 松坂慶子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  泣けない『火垂るの墓』も新鮮。
 野坂昭之氏の原作は読んだことがないけど、これまで名作と名高い高畑勲アニメ版、2005年のTVドラマ版と見てきました。元々は故黒木和雄監督による映画化が計画されていましたが、彼を師と仰ぐ日向寺太郎監督が全てを引き継ぎメガホンをとった作品。戦争の恐怖や残酷さを描いたアニメ版、それに加え叔母の苦悩も描いたTVドラマ版、そして観客の涙を誘うことよりも死生観にスポットを当てることをメインとした今作品。と、簡単に個人的な比較をしてみました。
 戦争を描いてあるのは冒頭の神戸空襲のみという潔さ。家を失った幼き兄妹の清太と節子は遠縁にあたる西宮のおばさんの家に身を寄せることになるが、そこからは戦争そのものの恐ろしさよりも戦争によって狂ってしまったかのような人間の怖さを描いているような気がするのです。これはまさにホラーやサイコというジャンルの映画のようだ。
 事実、死体の描写は生々しいものが多いし、松田聖子だって包帯をぐるぐる巻かれている。節子が道端に転がっている死体を見ても驚愕しないとか、校長一家が心中した防空壕でも平気で生活を続けるとか、リアルなグロ映像にも増して死に対して動じなくなってしまった清太の変化も見どころかと思います。もちろん、節子の死に対してはホタルの死と同様に扱うといったテーマは失われておらず、戦争という悪が何者であるかもわからない兄妹の心は監督と同様に戦争を知らない観客にも問いかけてくるかのよう。
 ただし、序盤での回想シーン挿入など、流れを無視した脚本では生々しさが伝わってこない。全体的にもシークエンスよりもエピソード重視といった編集が完成度を低くしてしまっているようです。そして西宮のおばさんを演ずる松坂慶子。意地悪ばあさんをもっとガメツクした性格のため、自身も夫を亡くしたという戦争の犠牲者なんだと同情もできないほど。このやり過ぎ感もホラー映画に通ずるなぁ。
 はっきり言って、ダメダメなリメイク作品なのですが、浮いてしまってるほど素晴らしいのが音楽なのです。日本が世界に誇れるジャズギタリストの渡辺香津美とピアニスト谷川公子とのコラボ作品。特にナイロン弦によるクラシカルなギター曲が流れると、数多くのホタルの墓が名作『禁じられた遊び』を彷彿させ、純真な子供たちが経験する戦争といった崇高なテーマさえ感じさせるのだ・・・やっぱり惜しいなぁ。
(2008.9)

ほたるの星 2003 日本
角川大映映画=シネボイス
ストーリー  3度目の教員採用試験の末、山口県の小学校に赴任してきた新米教師の三輪元。しかし現実は厳しく、生徒からは無視され、PTAからは無理な要望ばかり・・・そんな中でホタルの飼育がバラバラだった生徒の心をひとつにしてゆく。
監督 菅原浩志
出演 小澤征悦 山本未來 菅谷梨沙子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ブラッド・ピッドで心をわしづかみにさせられた。何しろ相手は小学3年生である。教室内がシーンとなる上、映画館内にも静寂と冷気が漂ってきました(笑)。実話を元にしているだけあって、採用試験や小学校のシーンがかなりリアルであった。授業参観では子役の本当のお母さんたちが出演しているらしい(こりゃ、リアルになるわな・・・)
 途中、何度も泣けるシーンがあるのです。比香里がホタルの死を悲しむシーンや署名運動に奔走するシーン。そして樹木希林が一番美味しいところを持っていく。。。(校長先生だからしょうがないけど、八名信夫に持っていってもらいたかった)。この段階では満点評価だったが、「もう泣かせないでくれ、このままエンディングになってもいいよ」と思っていたところへ、蛇足とも思えるくらいのファンタジーシーン。学園ドラマとはかなりギャップが激しくなって、感動することに乗り遅れてしまった。
見所は、森公美子と絵沢萠子のセミヌード!・・・そんな映画ではありません。
(2004.6)

鉄道員(ぽっぽや) 1999 日本
東映
ストーリー  北海道のローカル線幌舞線の終着駅・幌舞。佐藤乙松が定年を迎える頃には、客はほとんどいない。不器用なまでに実直にぽっぽやを続けてきた男は妻が死んだときもホームに立ち続けた・・・
監督 降旗康男
出演 高倉健 大竹しのぶ 広末涼子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  回想シーンとリアルタイムのシーンが交互に映し出される。妻と娘が死んでしまったということをわかっていないと前半は理解しづらい。だけど、高倉健の演技だけで泣けてくる・・・大竹しのぶや娘が出てくる前で十分感動できた。
 「いやぁ〜、しばれてきたね〜」という言葉が妙に似合ってる健さん。幽霊ものでは滅多に泣けないのに、泣かせてくれる演技力・・・というより存在感だろうなぁ。

1999年日本アカデミー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞(小林稔侍)、監督賞、脚本賞、撮影賞、照明賞、録音賞
同助演女優賞、音楽賞、美術賞、編集賞ノミネート
1999年ブルーリボン賞主演男優賞
(2005.1)

BODY 1992 アメリカ
ギャガ
BODY OF EVIDENCE
ストーリー  金持ちのじいさんが心臓発作で亡くなった。その愛人レベッカが死亡当夜にベッドを供にしていたことで逮捕されるが、弁護士フランクは彼女の無実を晴らそうとする内に次第にSMの魅力のトリコにされる。。。
監督 ウーリー・エデル
出演 マドンナ ウィレム・デフォー ジュリアン・ムーア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  ジュリアン・ムーアまでもが脱いでいるとは知らなかった。俳優にだけは金をかけてあるんだなぁと感心した。サスペンスとしての魅力は法廷でのシーンまでで、最後で愕然とさせられる。『氷の微笑』に対抗して作ったことがすぐにわかる映画で、緊迫感のない脚本には努力が必要。良かったのはデフォーがロウソクを垂らされて苦悶の表情をするところだ。

1994年ラジー賞主演女優賞
同作品賞、主演男優賞、監督賞、助演女優賞(アン・アーチャー)、脚本賞ノミネート
1993年MTVムービーアワード魅惑的な女優賞ノミネート
(2004.4)

ボディ・スナッチャーズ 1993 アメリカ
劇場未公開 WB
BODY SNATCHERS
ストーリー  従軍研究者マローンとともに米軍基地へ引っ越してきた少女マーティ。
監督 アベル・フェラーラ 原作:ジャック・フィニィ
出演 ガヴリエル・アンウォー メグ・ティリー フォレスト・ウィテカー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★ ★★ ★★★
コメント  “眠ってる間に襲われる”といきなり嚇かされる少女。薬品の人体に与える影響を調査してほしいと軍医スコット少佐(ウィテカー)に依頼されるマローン博士。パラノイアや不眠症の患者が増えている基地内において、化学物質が精神面に影響を与えるのかどうかが当面の問題だったのだ。仲良くなった大将の娘ジェン・プラット。マーティが恋するヘリ操縦士ティム。
 芋虫みたいな怪物から細い管がいっぱい出てきて寝ている人の中味を吸い尽くす。本人になりかわった宇宙人が徐々に居住区を占拠していくのだ。宇宙人が静かに侵略するために基地を選ぶと怖いことになりそうです。いや、もしかして、今の狂ったような大国主義の米軍は宇宙人に侵略されつくしていることの暗示なのかもしれない。。。
 ホラー映画というより、静かな映像表現と、「もしかしたらすでに侵略されているのかもしれない」といったことを考えてしまう警告映画?

1993年カンヌ国際映画祭コンペ
(2005.12)

ホテル・ニューハンプシャー 1984 アメリカ
松竹富士
THE HOTEL NEW HAMPSHIRE
ストーリー  ベリー一家はホテルを手に入れた。同性愛者の長男フランク(マクレーン)、長女フラニー(フォスター)、次男ジョン(ロウ)とリリーとエッグの5人兄弟。フラニーはレイプされ・・・
監督 トニー・リチャードソン
出演 ジョディー・フォスター ロブ・ロウ ボール・マクレーン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★ ★★
コメント  人間版アダムス・ファミリーかと思ってしまった。おならばかりしている犬のソロー、フロイトの熊とコミカルな内容。それが、中盤に入ってからはレイプをテーマにした暗い内容。犬だって剥製にしてしまう。3つのホテル・ニューハンプシャーではそれぞれテーマが違っていたが、無理矢理ハッピーエンドにしようとファンタジーになってしまった最後のホテル。ウィーンまでは面白かったのに、最後は全くつまらなくなってしまった。
 開けられた窓も無視すればいいんだし、深いテーマがあるのだろうけど、今回は無視させていただきます。
(2004.11)

ホテル・ハイビスカス 2002 日本
シネカノン
ストーリー  客室が一つだけの沖縄の民宿ホテル・ハイビスカス、娘の元気な小学生美恵子は今日も仲間たちと精霊キジムナを探しに米軍基地に潜入する。
監督 中江裕司 原作:仲宗根みいこ
出演 蔵下穂波 照屋政雄 余貴美子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  元気すぎる美恵子。あまりにも元気がいいので台詞がよく聞き取れません。一番良くわかるのが、森のクマさんの替え歌だったりする。
 美恵子の一人の冒険はほのぼの感溢れ、ファンタジーでもあり、かなり楽しめた。しかし、前半のハイビスカスの家族が演技面でイマイチのような気がする。全編通じて沖縄の青い空が綺麗に描かれ、対照的であるかのような米軍基地。原作の漫画は見たことないが、どことなく宮崎アニメを実写版にしたようなイメージさえある。
 先祖を大切にする心、反戦メッセージ、沖縄の心を感じさせてくれる作品です。good
(2004.3)

ホテルビーナス 2004 日本
松竹=アスミック・エース
ストーリー  傷ついた者が集まるホテルビーナス、そこには様々な過去を持つ人たちが暮らしていた。ある日そこへ風変わりな父娘がやってくる。。。
監督 タカハタ秀太
出演 草g剛 中谷美紀 香川照之
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  小粒ながらまとまった群像劇だ。1号室は酒に溺れたドクターと元看護婦のワイフ、3号室には花屋開業を夢見るソーダ、4号室には殺し屋を目指すボウイ。傷ついた者同士が立ち直る姿、それがそのホテルを立ち去る過程に一致する。誰かが立ち直れば、他の者が扉を閉じる。それに触発されてか、他の者がまた立ち直る。そして、天使のように背中に羽根が生えるという喩えは綺麗にまとめていました。
 面白いのはボウイの人殺しの第一号。強い人間になるためにはどうすればいいかと、一人で考え抜いて答えを出したこと。これだけは納得です。
 しかし、ラスト以外の全編モノトーン映像、これには若干色がついていて、パートカラーとなって意味を持つ伏線かと思っていたら、何も意味が無いようだった。映像だけはもっと練ってもらいたかった。。。音楽は「デスペラード」が良かった。イーグルスの原曲を使用すると1000万円かかるので止めたんだってさ・・・高いね。
(2004.3)

ホテル・ルワンダ 2004 イギリス/南アフリカ/イタリア
メディア・スーツ=インターフィルム
HOTEL RWANDA
ストーリー  1994年、ルワンダ首都キガリ。多数派民族のフツ族と少数派のツチ族との和平協定が結ばれることによって内戦も終息しようとしていた最中、大統領が暗殺され、フツ族民兵によるツチ族襲撃が始まった。
監督 テリー・ジョージ
出演 ドン・チードル ソフィー・オコネドー ニック・ノルティ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  どうしてイギリスのようにアフリカ連合国にならないの?
 たまたま5月はジャン・レノ映画祭りとなりました。しかもエンドクレジットを凝視しても出てこない。ようやく観ることのできたホテル・ルワンダなのに、溢れ出る涙をこらえたいがためにジャン・レノのことばかり考えてしまいました。
 「アフリカのシンドラー」などという呼び名も正しいのかもしれませんけど、今ひとつピンときません。人の命を救いたいと願う気持ちには変わらないのですが、ポール(ドン・チードル)の取った行動は、ただ家族を救いたいという一念が四つ星ホテルのマネージャーという地位も絡めて徐々に心が変化していったもの。計算ずくではない、魂の叫びを感じ取れるものだったのです。しかも最初は政府軍の将軍への賄賂から始まったものであったり、様々な懐柔策、スパイ衛星といった嘘だったり、切羽詰った人間から生まれた機転の利いた判断だった。
 この映画の凄いところは、和平調停、大統領暗殺といった短期間の政変を上から見たまま描くのではなく、あくまでも一般市民からの視点に絞ったところにあるのではないでしょうか。外国人報道陣(ホアキン・フェニックス他)だって、ホテルから遠く離れたところまでは取材に出られないし、運良く撮ったスクープ映像にしても「怖いねと言いながら誰も助けに来ないさ」と現実と一線を引いてしまうマスメディアの弱さを露呈してしまう。こうして、現実にどのような悲惨な状況になっているかわからないリアルタイムの恐怖が客席にまで押し寄せてくるのです。
 映像面においても、暴徒化したフツ族民兵の狂気に満ちた形相。朝霧たちこめる道には死体の山。何より怖かったのは一つ10セントで中国から仕入れたという鉈の束だった。なぜ同じ国の人間がここまで対立しなければならないのか・・・悲しくなるほどの宿命にしても、過去の列強による分断があったことを忘れてはならないのかもしれない。国連軍による平和維持活動だけを見ると、大国による内政干渉がなかったようにも映るが、裏には大きな力が働いているものだ。
 難民に対して何も力になれない小市民さにもどかしくなるとともに、日本公開を応援する署名をしなかった自分を恥じてしまいます・・・

2004年アカデミー賞主演男優賞、主演女優賞、脚本賞ノミネート
2004年ゴールデングローブ賞作品賞、男優賞、歌曲賞ノミネート
その他いっぱい
(2004.3)









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