ホワイトアウト | 2000 日本 東宝 |
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ストーリー | 新潟県奥遠和ダム作業員の富樫は視界ゼロの“ホワイトアウト”のため同僚の吉岡を死なせてしまう。2ヶ月後、吉岡の婚約者を待っていた富樫は突如テロリストに襲われる。 | |||
監督 | 若松節朗 | |||
出演 | 織田祐二 | 松嶋奈々子 | 佐藤浩市 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 『ダイハード』のパクリとか言ってかなり評判が悪いのですが、なぜかこの緊迫感は好きでした。終盤のシナリオを上手くすれば良くなったのに・・・ちょっと残念。 松嶋奈々子が織田祐二のことを弱虫よばわりし、汚名返上しようとする心の動きが良かった。 2000年日本アカデミー賞助演男優賞(佐藤)、録音賞 2000年ブルーリボン賞主演男優賞(織田) (2005.3)
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ホワイト・オランダー | 2002 アメリカ ギャガ=ヒューマックス WHITE OLEANDER |
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ストーリー | 父を知らないアストリッドは、ある日母が恋人殺しで拘留され、福祉事務所の管理下に置かれ里親の家へと移送されるが、いざこざで肩を撃たれることになる。その後もたらい回しの状態にされるものの、3番目の里親クレアは・・・ | |||
監督 | ピーター・コズミンスキー | |||
出演 | アリソン・ローマン | ミシェル・ファイファー | レネー・ゼルウィガー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 「白い夾竹桃」という日本語になるらしい。どんな花なのかはわからないですけど。。。 母と娘の確執がテーマになっているが、まさしく母が自分で作った戒律を破ってしまったことから始まる悲劇。しかしラストにはそれをも覆す奥深い原因があったという話だ。日本においても、母親による児童虐待が社会問題になっているが、アメリカではもっと早くからDV問題は起こっている。快楽のためだけに無責任な子作りをする風潮も許されないが、子どもが成長しても家族の人間として扱わない事実・・・親になったこともない私が言っても説得力がないかもしれないが・・・ 終始、娘の目線で物語が進むことで愛情の欠落という痛さがひしひしと伝わった。ようやく愛を感じさせるゼルウィガーが現われたのに実母の忠告によって自殺されることがショッキング。そんな環境の中でもグレることなく立派な大人に成長する娘の姿が凛々しく感じられ、世の中こんな子どもばかりだと平和になるんだけどなぁ・・と妄想してしまった。 レネー・ゼルウィガーの上手さは、ある意味、当然だと思いますが、『マッチスティック・メン』でもいい演技だったアリソン・ローマンは大女優の片鱗を見せてますね。若く見せるのが上手い?? (2004.11)
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ホワイト・クリスマス | 1954 アメリカ Par WHITE CHRISTMAS |
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ストーリー | 戦友だったボブ・ウォレスとフィル・デイヴィスの芸人コンビは一躍スターダムにのしあがる。あるホテルでベティ、ジュディ・ヘインズ姉妹という芸人に出会う。なんやかんやでバーモントのスキー場に来た4人は、ホテルのオーナーが戦地での将軍であったことに気付く。 | |||
監督 | マイケル・カーティス | |||
出演 | ビング・クロスビー | ダニー・ケイ | ローズマリー・クルーニー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★ | ★ | ★★★ | ★★ |
コメント | ローズマリー・クルーニーはジョージ・クルーニーの叔母さんだ。顔立ちよりも目が似てる。 ストーリーはホテル再建のためにエンターテイメントのショーを企画することが中心。列車の中でのアカペラとホテルのステージでの彼らの歌がすごいよかった。 しかし、彼らはサンドイッチが好きだなぁ・・・マックやドーナッツがないからしょうがないのか?1954年にしてはミニスカートがかなり出てきたけど、時代を先取りしてたのかなぁ。 舞台装置はホテル内だけは派手だけど、お粗末なセットが多く愛嬌があった。最初は戦争のシーンなのでどうなることかと心配したけど、戦争が終ってるのにも拘わらず軍隊を鼓舞するかのような終盤のシーン。結局は戦争好きのアメリカ人を煽って、「みんな軍人になろう♪軍隊に入ってもクリスマスはあるよ♪」と呼びかけているだけのような気がしてきた。。。なんだろな、これは。 1954年アカデミー賞歌曲賞ノミネート (2004.12)
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ホワイトナイツ/白夜 | 1985 アメリカ COL WHITE NIGHTS |
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ストーリー | ソ連から亡命してきたバレエダンサーのニコライは公演の最後に日本へ向かう途中、飛行機事故によりソ連基地に不時着。やばいと思ったニコライはパスポートを破り捨てるが・・・ | |||
監督 | テイラー・ハックフォード | |||
出演 | ミハイル・バリシニコフ | グレゴリー・ハインズ | イザベラ・ロッシリーニ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 冒頭のバレエ劇による男女の絡み。素晴らしかったけど、首吊り自殺をするシーンで終わりなんて、今後起きる事件を予感させるような演出だったのか・・・ ベトナム戦争に反対してアメリカを離れた黒人青年レイモンドがなかなかいい感じでしたけど、結局はどういう思いでニコライを見てたのか、俳優だけに裏がありそうでよくわからなかった。 ストーリーよりはダンスシーンが見事。ドラマ部分は無駄だとも思えるくらい。ライオネル・リッチーの「セイ・ユー・セイ・ミー」は大ヒットしたけど、映画に合ってたんだろうか・・・ 1985年アカデミー賞歌曲賞 1985年ゴールデングローブ賞歌曲賞 (2006.6)
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ホワイト・バレンタイン | 1999 韓国 ハピネット・ピクチャーズ=ツイン WHITE VALENTINE |
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ストーリー | 小学生の時に教師と偽って大人と文通していたジョンミン。20歳のある日、一羽の伝書鳩が飛んできて、手紙を携えていたことに気付いた。手紙の言葉の切なさに心を動かされた彼女は何度か返事を書いてしまうが、そこにかつて文通をしていた男性の名が。。。 | |||
監督 | ヤン・ユノ | |||
出演 | パク・シニャン | チョン・ジヒョン | チョン・ムソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 『猟奇的な』チョン・ジヒョンのデビュー作です。文通をテーマにした内容で、内気な絵の好きな女子大生の役はファン必見でしょう。金沢コミュニティ映画祭にて。 『ユー・ガット・メール』に代表される“すれ違いムービー”の印象があった。本屋(これも似てる)を営む祖父と二人で暮らすジョンミン。この本屋が昭和初期の日本の雰囲気もあり、ノスタルジックにさえ感じられる。ロケ地である韓国全州は百済文化の息吹と芸術の魂が行き続けている都市で、伝統的家屋とモダンな建物が共存する町。その町の中で、カメラワークは人物のアップを避け、アングルは小津映画にも影響受けているかのような人間描写であり、ほんわかと温かみを感じさせてくれるのです。 ストーリーはかなり予想のつく展開。しかし、小鳥屋(?)を営む元為替トレイダーの男が伝書鳩を飼っていることがわかりそうなのにわからない設定といい、ジョンミンの両親とは死別していたことが後半になってからわかる設定といい、稚拙な面が出てしまっている脚本。祖父と祖父の初恋の相手とのロマンスも描写不足。終盤も旅をするシーンと何年経ったのかわからない省略は盛り上がりに欠けてしまった。 第35回百想芸術大賞女子新人演技賞 (2004.11)
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ホワイトハンター ブラックハート | 1990 アメリカ WB WHITE HUNTER, BLACK HEART |
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ストーリー | 映画『アフリカの女王』とその監督ジョン・ヒューストンをモデルに、象狩に惹かれた人物を描く。 | |||
監督 | クリント・イーストウッド | |||
出演 | クリント・イーストウッド | ジェフ・フェイヒー | ジョージ・ズンザ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 『アフリカの女王』の結末は好きではないけど、最初から企んでいたことだったんだな〜観客に媚びたら負け。映画監督は神である!と。主人公は最後に船の爆破により死んでしまう・・・当該映画を未見の人はネタばらしされて困惑してしまうだろう・・・これもイーストウッド流なのか。 なかなか本題に進まないが、中でも“寝たい”と思った美人がユダヤ人にたいする人種差別主義者であり、その後にホテルのウェイターが黒人差別をしてケンカするエピソードがなんとも言えず、監督の気概を感じて嬉しくなってしまう。脚本家のピート(フェイヒー)がユダヤ人であったためもあるが・・・ それにしても『アフリカの女王』よりはずっと面白い。こんなエピソードがあったのならもう一度見直してみたいものだ。信頼を置いていたコンゴの現地人キブが最後にはハンターであるジョンたちを守るために象に立ち向かって死んでしまう。これがかなりショッキング。彼の死によって映画を撮る決意・・・遅いんだけど。 猿と縁のあるイーストウッド。俳優やプロデューサーを迎えるディナーでも猿を抱えていた。 1990年カンヌ国際映画祭コンペ (2008.7)
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ホワイトファング | 1991 アメリカ WD=WB WHITE FANG |
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ストーリー | 母親を亡くしたジャック(ホーク)は父親探しにアラスカへとやってくる。父の友人だったアレックスをたよって・・・ | |||
監督 | ランダル・クレイザー | |||
出演 | クラウス・マリア・ブランダウアー | イーサン・ホーク | シーモア・カッセル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 解説がないと犬と狼の違いがわからない。しかも狼と犬の混血・・・って、さっぱりわからないじゃないですか。わかるのはイーサン・ホークが若い!ということだけ。そして犬に負ける狼・・・こんなに弱くていいのか? ゴールドラッシュの時代の成功物語ですから、そんなに面白くないです。でも犬好きの方は必見です。熊がリアルだったなぁ。 (2005.1)
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ホワイトプラネット | 2006 フランス/カナダ 東北新社=コムストック LA PLANETE BLANCHE |
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ストーリー | 数十年後には見られないかもしれない北極の自然。 | |||
監督 | ティエリー・ラコベール | |||
出演 | シロクマ | ザトウクジラ | カリブー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | 評価できない | ★★★★ | 評価できない | ★★★ |
コメント | シロクマが好き!アフリカ象が好き! 昨年の『皇帝ペンギン』に感動したものだから、それ以上の感動は生まれなかったのですが、やっぱり癒されました。夏の暑い日に鑑賞するべき映画です。冒頭のテロップで「数十年後には見られないかもしれない」という地球温暖化への警鐘が鳴らされますが、北極ツアーへ行く金もなければ暇もない多くの人間にとっては温暖化が防止できたとしても見ることができません。 いきなりシロクマの登場です。スクリーンで観ても大きく感じるのですが、実際にはもっと威圧感があるほど巨大なはずです。故植村直己さんも襲われました。人間が近くにいると凶暴さを増すはずなのに、いったいどうやって撮ったのだろう。このシロクマ映像だけでも奇跡的なフィルムなのです。だけど、ここで「がきデカ」を思い出したら感動が薄れること必至です。こんなときには、地球の行く末を見守る神の目になって鑑賞することをオススメします。 シロクマ映像からはなれて、北極に棲息する様々な動物たちを映し出し、ドキュメンタリーは進む。フランス語のナレーションによって睡魔にも襲われながら、動物たちの生命力に驚いてしまう。しかし、撮りたい動物がいっぱいあったせいだろうか、映画の作り方は50年前のディズニーのドキュメンタリーとさほど変わりがない。もうちょっと工夫がほしいなぁと批判しつつも「自然と絶滅種を救わなければならない、温暖化は阻止しなければいけないんだ!」と心に誓い、その後に観た『カーズ』のおかげでガソリンを撒き散らしながら帰途についた・・・ (2006.6)
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ホワイト・ライズ | 2004 アメリカ 日本ヘラルド映画 WICKER PARK |
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ストーリー | レベッカとの婚約も秒読み段階になったマシュー。顧客との会議のため中国へ渡る直前、2年前忽然と姿を消した元恋人リサの後姿を見かけたため後を追った。電話ボックスに残されたホテルのキーでホテルに泊まり街を彷徨い、友人ルークの助けも借りて彼女のアパートとおぼしき部屋に入るが、そこにはリサという名の違う女性がいた・・・ | |||
監督 | ポール・マクギガン | |||
出演 | ジョシュ・ハートネット | ローズ・バーン | マシュー・リラード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | これはプロット一発勝負の映画だけど・・・お、面白い。 この映画は1996年製作のヨーロッパ映画『アパートメント』のリメイクでして、『ホワイトライズ』というタイトルから想像できるように、「純粋な嘘、罪の意識のない嘘」がテーマなのです。こうなったら、騙されてなるものかと身構えて、最初からマシュー(ジョシュ・ハートネット)の台詞からいくつの嘘が導き出せるかをカウントしてしまいました。中国行きの飛行機に乗らない、食あたりした・・・と、とにかく嘘が多いハートネット。途中から数えるのも面倒くさくなりました。 主要登場人物は、彼以外に失踪中の元恋人リサ(ダイアン・クルーガー)、友人ルーク(マシュー・リラード)、ルークの彼女アレックス(ローズ・バーン)の4人。ひょっとすると、この4人が嘘をつき合って、がんじがらめの嘘映画になるのではないかと危惧さえしました。マシューは前述通り嘘が多く、ルークは他愛も無い嘘が多い(「彼女と一晩過ごしちゃったぜ」みたいな)。男女間は嘘と妥協で成り立つんだなぁと気軽に身構え、『スクービー・ドゥ』のバカキャラよりも『スクリーム』の怪しいキャラの印象が強いルークが絶対に怪しいと睨んでいました。途中までは読めるものの、この予想が見事にはずれるという爽快感がたまりませんでした。 それぞれの回想シーンは絶妙にプロットを操作し、時間軸と多方向撮影によるすれ違いを上手く演出していて、「うぁっ、あんた、あの時、そんな所にいたんかい!」みたいな感覚に浸れること間違いなしです。どことなく『いま、会いにゆきます』に似てたりして・・・ふふふ。 (2005.4)
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ホワット・ライズ・ビニース | 2000 アメリカ FOX WHAT LIES BENEATH |
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ストーリー | 遺伝学の教授ノーマン・スペンサーと妻クレアは娘を大学に送り出して夫婦だけの生活に戻った。向かいには心理学教授夫妻が越してきて仲が良さそうだが、おびえている夫人を目撃する。 | |||
監督 | ロバート・ゼメキス | |||
出演 | ハリソン・フォード | ミシェル・ファイファー | ダイアナ・スカーウィド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 夜になるとセクシャル・オリンピックを始める仲のよい夫婦。夫は疑いもしない。大学の仲間に訊ねてみてフューワー夫妻という名前がわかった。その隣人も気になっていたが、夫の留守中、奇妙な音を聞いたり、ステレオがいきなり点いたり、不気味なことばかり起こる。隣を訪ねたとき、夫のウォレンには会うことができたが、夫人の姿はなかった。ウォレンが妻メアリーを殺して湖に捨てたのではないかと疑ったクレアは、深夜、バスタブに映った幽霊を見てしまう。 セラピーにもかかり、心霊盤を買ってきて友人と試してみる。これが“こっくりさん”そっくり。アメリカにも似たものはあるんだ・・と驚くが、犬のクーパーにはもっと驚かされた。 やがてPCに表れた失踪者MEFの正体がわかり、独自に調べ始めるクレア。交霊術とか悪魔の本とか、だんだんやばい方向になっていった。どことなくジャパニーズホラーの手法に似てきているゼメキス。 結局、ノーマンが死なせてしまった浮気相手マディソン。彼がそのまま湖に沈めてしまったらしい。彼女の霊が不思議な現象を起こしていたのか、よくわからないが、なんというつまらない真相・・・しかも遺伝学の実験で開発した薬で体の自由を奪うという、殺人鬼に変貌したハリソン・フォード。ラストは死闘を繰り返す・・・ 驚くシーンはもうないと思っていたのに、また出てくる。ちょっと長いのが欠点。 (2006.4)
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