ファイナル・デスティネーション | 2000 アメリカ ギャガ・ヒューマックス FINAL DESTINATION |
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ストーリー | パリへの修学旅行を楽しみにしていた高校生たちと教師。アレックスは機内で恐ろしい夢を見て、「爆発する!」と暴れだし、つまみだされるが、他5人の生徒と教師1人が空港に居残り・・・しかし、離陸した途端ジャンボ機は爆発するのだ。 | |||
監督 | ジェームズ・ウォン | |||
出演 | デヴォン・サワ | アリ・ラーター | カー・スミス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 運命。予知能力があるようなアレックスだったが、そんな霊能力はないと言う。クレア(ラーター)も危険を察知して行動をともにしたのだ。助かった7人も、1人、そしてまた1人と事故によって死んでくのだ。風呂場で鎖が巻きつき死んだトッド、交通事故のテリー、そしてルートン先生と・・・ 運命が決められているかのように、順番に死んでゆく。逆らえないのか。飛行機の爆発の経路を辿るとその順番が予想できるのだ。残された4人はその運命に逆らってみたい欲求にかられ、車を暴走させ、踏切内に止まるが、ちょっとだけ順番が変わった・・・クライマックスではクレアを助けようとしたアレックスが難を逃れ、順番が全て通り過ぎてしまったのです。 車が暴走して、鉄塔が倒れ、電線が水に通電し・・・といった具合に次から次へと死の災いが連動してくる。尖った何かが突き刺さりそうになる映像がとても多く、先端恐怖症の人は見るのがつらいことでしょう。 残った3人は飛び越えた運命のおかげでパリにいたのだが・・・凄いシュールなエンディング。 『デッドコースター』 (2006.11)
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ファイナル・デッドコースター | 2006 アメリカ ギャガ・ヒューマックス FINAL DESTINATION 3 |
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ストーリー | ウェンディ(ウィンステッド)は卒業イベントとしてやってきた遊園地で中間達とジェットコースターに乗ったが、予知夢を見てしまい降りてしまう。しかし、本当に事故が・・・ | |||
監督 | ジェームズ・ウォン | |||
出演 | メアリー・エリザベス・ウィンステッド | ライアン・メリマン | クリスタル・ロウ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | さすがデジタル世代。遊園地でもデジカメ撮り放題の高校生たち。フリーフォールの“DIVE”を写したら“DIE”になってたところもなかなかのもの。 ボーイフレンドのジェイを亡くしてしまったウェンディ。友達だったケヴィンが6年前の事故のことを教えてくれるものの、7人という符合が気味悪い。そして、ジェットコースター後、最初の犠牲者は日焼けサロンでボディを焼いていた女の子2人。次はドライブスルーに無人トラック、スポーツジム、倉庫で1人、祭りで2人・・・7人になってしまった。残されたウェンディと妹ジュリー、そしてケヴィンは助かったようだ。そして5ヵ月後・・・偶然3人が同じ地下鉄に乗り合わせてしまった・・ シリーズも続くと、展開にも飽きがきてしまう。こうなったら、どんな死に様なのかを楽しむだけとなってしまう(悪趣味)。単なるスプラッターでも物足りず、“風が吹けば桶屋が儲かる方式”で小道具が利き過ぎるほどだ。ラストは呆気なかったけど、これで死神の連鎖も終わることを告げてるような・・・ 「生き残るには、死ぬほど悩め!!」といったキャッチコピー。このシリーズの楽しみでもありますなぁ。あとはメイキング。かなり凝ってる。 『ファイナル・ディスティネーション』 『デッドコースター』 (2007.10)
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ファイナル・ロマンス 天若有情III | 2001 香港 メディア・スーツ FINAL ROMANCE 願望樹 |
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ストーリー | 日本のスキー場にやってきた香港の女性ジーン。彼女の姉ミシェルはウーという男に殺されたと父に教えられたが信じられなかった。そこには願いをかければ結ばれると言われている“願望樹”という伝説の木があったのだ・・・『天若有情』『風よさらば』に次ぐ第三弾。 | |||
監督 | アラン・マック | |||
出演 | エディソン・チャン | アマンダ・ストラング | サム・リー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 広東語と日本語が飛び交う不自然なスキー場。友達とやってきたジーンは万引き男を目撃するが、その友達ディク(チャン)が自動車修理を手伝ってくれる。ジーンは姉ミシェルの手紙にあった「バレンタインデーに日本の湯沢に遺骨をまいて」と伝えていたのだ。そんな彼女も心臓病。ディックの兄も死んだとわかると、暗い悲恋になりそうな・・・だけど旅館の主人がチューヤンなので明るさは保ってた。 『頭文字D』でもレーサーぶりを発揮したエディソン・チャンだったけど、この映画でも何度か運転シーンがあった。この頃から考えていたのかもしれません。そんなアクションもさることながら、心臓病の薬を探すため薬局を回ったり、なだれに巻き込まれたりなんて派手な展開よりも、もっと大人しい演出のほうがいいのにな。やっぱり香港映画だ。しかも『インファナル・アフェア』の監督だ。 ウーが200万円を盗んだというエピソードのネタバレを最初のほうにやっていたけど、これはもっと最後まで引っ張ったほうがいいのではないか。と思ったけど、ジーンには将来有望な医者の婚約者がいたり、ウーの事故死には謎があるという展開。 結局、ウーを崖から突き落とした犯人はジーンの父親だった!しかしまぁ、ディクのボスが復讐に燃えて殺しに行くなんて無茶すぎる。そしてそれを止めに入ったディクが刺されてしまう。怒涛のドロドロな急展開だったけど、復讐を愛によって止めたというのは凄い。 (2007.2)
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ファンシイダンス | 1989 日本 大映 |
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ストーリー | 家業を継いで僧侶の修行をすることになった陽平(本木)。バンドの夢も捨て、恋人も残して禅寺へ向かう。 | |||
監督 | 周防正行 原作:岡野玲子 | |||
出演 | 本木雅弘 | 鈴木保奈美 | 大沢健 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 東京スカパラダイスオーケストラをバックに歌う本木のオープニング。これから禅寺修行となるとかなりの落差だ。 「お山を何だと思ってるんだ〜!」と棒で打たれる修行。みなクリクリ坊主頭で初々しい。初めて下山したときの田口浩正の剣の舞がむちゃくちゃ面白い! あと3日で修行が終わると喜んでいた陽平だったが、首座を与えられ降りられなくなってしまった。やがて恋人の鈴木保奈美がやってきて、キスされて女人に負けてしまったということに。 曹洞宗の修行も辛いと思うけど、若い修行僧たちの本音が見えて面白い。小ネタは最高。 (2007.1)
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フィフス・エレメント | 1997 フランス/アメリカ ヘラルド THE FIFTH ELEMENT |
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ストーリー | 2214年、地球を滅ぼす悪の生命体が接近。300年前の伝説によると、4つの石と第5のエレメントが必要だった。破壊された宇宙船から細胞を再生するとオレンジ毛の少女が生まれた・・・ | |||
監督 | リュック・ベッソン | |||
出演 | ブルース・ウィリス | ゲイリー・オールドマン | イアン・ホルム | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | タクシードライバーのコーベン・ダラス(ウィリス)の車にぶつかってくるが、コーネリアス神父の名前を発したので、教会に連れてゆく。意味不明の面白い言語を喋るミラ・ジョヴォビッチにおとぼけな会話で対応するブルース・ウィリス。悪い宇宙人はオールドマンだ。 実はダラスは元軍人。タクシーの解雇通知を受け、将軍から命令が下される。歌姫が残り4つの石を持っているのでそれを受けとって欲しいと。 印象に残るのはやはりDIVAの歌声。青い肌に頭からイカのように足が生えている彼女。見た目は気持ち悪いが目をつむれば問題なし。 ゲイリー・オールドマンの切れ方、爆弾でのやられ方は『レオン』と同じ扱いなのか・・・ 1997年アカデミー賞音響効果賞ノミネート 1997年ラジー賞助演女優賞、新人俳優賞(クリス・タッカー)ノミネート 1997年セザール賞監督賞、撮影賞、美術賞 その他 (2006.5)
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フィラデルフィア物語 | 1940 アメリカ MGM THE PHILADELPHIA STORY |
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ストーリー | 金持ち令嬢のトレイシー・ロードはジョージとの結婚式を控えていたが、それを知った元夫のデクスター(グラント)が雑誌記者のコナー(スチュアート)とインブリを連れてやってくる。未練が残るデクスターは何かと結婚の妨害をしようとするが・・・ | |||
監督 | ジョージ・キューカー | |||
出演 | キャサリン・ヘプバーン | ケイリー・グラント | ジョン・ハワード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 「俺は記者ではない作家だ」とこだわるジェームズ・スチュアート。 金持ち・上流階級をある程度皮肉っている作風ではあるが、上流階級の結婚式というだけで記事になるアメリカもどこかおかしいし、それを真似てか、日本は芸能人の結婚式となると躍起になる。 トレイシーはデクスターとは顔も合わせたくなかったが、彼女の妹とは大の仲良し。父親がダンサーと浮気中というネタもあるので、ややこしいことになっている。父親が来ないことを恥じたため伯父を父として紹介してしまったのだが、そこへ表れたのが本物の父親。などとコメディタッチの部分も含め前夜祭を迎える・・・ 酔ったコナーとキスしたりして、結婚は彼と行うのか?と思わせておいてしっかりとデクスターが見守っていた。トレイシーの心のゆれ具合がイマイチわかり辛かったのが残念。 1940年アカデミー賞主演男優賞(ジェームズ・スチュアート)、脚色賞、 同作品賞、主演女優賞、助演女優賞、監督賞ノミネート 他 (2006.10)
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風速40米 | 1958 日本 日活 |
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ストーリー | 暴風雨の中、山荘にたどりついた男女のグループ。チンピラに絡まれている女性を助けたタフガイの滝颯夫(石原)は就職を世話してもらうため再婚した建設会社の父のもとを訪れるが、工事現場で技師の一人が転落死してしまう・・・ | |||
監督 | 蔵原惟繕 | |||
出演 | 石原裕次郎 | 北原三枝 | 渡辺美佐子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 石原裕次郎の父親役が宇野重吉。再婚相手の連れ子が北原三枝(裕次郎の妻)だ。助けた女の子が義理の妹だったため恋愛には発展しそうにもない? 就職試験をボイコットしたのに、友人四郎(川地民生)の姉(渡辺)のおかげで合格してしまう。父も周りも父の会社よりも泉建設に入社しろと薦めてくる・・・なにかおかしい。と思っていたら、父が長年勤めてきた建設会社で謀反を起こそうとしていることが判明。しかし、正義感の強さから颯夫は父を説得し、現在の工事を完成させ、株を買い戻そうと努力するのだ。 台風の特撮とアクション。完全な社会派だと思ったら、裕次郎の歌まで出てくるし、やっぱり娯楽作品・・・しかも最後の展開がしょぼかった。 (2008.6)
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フェリーニのローマ | 1972 イタリア UA FELLINI ROMA |
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ストーリー | フェリーニのローマへの思い。 | |||
監督 | フェデリコ・フェリーニ | |||
出演 | ピーター・ゴンザレス | ブリッタ・バーンズ | フィオナ・フローレンス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 地下道で遺跡を発見した幻想的なシーンや教会ファッションショーが面白い。 ストーリーもあるような、無いような。ドキュメンタリーというよりも映像コラージュといった感じ。不思議感覚いっぱい。フェリーニは声だけ登場してるようですけど、孫(?)も出てた? 1972年カンヌ国際映画祭フランス映画高等技術委員会賞 (2006.4)
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フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白 | 2003 アメリカ SPE THE FOG OF WAR: ELEVEN LESSONS FROM THE LIFE OF ROBERT S. MCNAMARA |
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ストーリー | 元アメリカ国防長官マクナマラ。第2次大戦では3年戦争を経験し、ベトナム戦争では7年長官の役に就き、世界銀行総裁にもなった文民出身のエリートが20世紀を振りかえって語るドキュメンタリー。 | |||
監督 | エロール・モリス | |||
出演 | ロバート・マクナマラ | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | なし | ★★★ |
コメント | 1962年キューバ危機。映画『13デイズ』よりもずっと深刻で緊迫していたことがインタビューによりわかる。好戦的なルメイという男がしきりにキューバを攻撃したがってたと同様に、カストロだって核配備してフルシチョフに進言していた事実。結局、全面核戦争を止めたのはアメリカでもソ連でもなく、単に運が良かっただけ・・・かなりリアルな発言だ。 第2次大戦時、膨大な死傷者を出した日本。東京大空襲では一晩で10万人の死者数である。戦争のルールさえ確立されていない時代(今も確立しているとは思えないが)、勝った国だからこそ好きなことが言えるという雰囲気が伝わってくる。この点、インタビュワーが一番冷静だったようだ。 途中、戦争から離れ、フォードの再建のために努力した話が延々と続けられるのにはうんざりさせられた。 結局、「戦争をなくせるものではない」というのが彼の本音。具体的に言えば物議を醸し出すことは間違いないのではっきりとは言えない立場。ただ、被害を最小に留めるべきだと主張していることはよくわかる。 2003年アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞 2003年LA批評家協会賞ドキュメンタリー賞 2003年インディペンデント・スピリット賞ドキュメンタリー賞 その他 (2006.5)
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フォーリング・ダウン | 1993 アメリカ WB FALLING DOWN |
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ストーリー | 「家へ帰る」と言い残して車を降りてしまったD-FENS。娘の誕生日を祝うために別れた妻に連絡を取ろうとするが、キレまくってしまった。 | |||
監督 | ジョエル・シューマカー | |||
出演 | マイケル・ダグラス | ロバート・デュヴァル | レイチェル・ティコティン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 角刈り頭のマイケル・ダグラス。渋滞の中、車中にいるハエや周りの騒音に我慢できなくなって、運転席に座る彼は徐々にイライラ感を増してゆく。放置車両は白バイ警官と、偶然居合わせたその日が退職である刑事(デュヴァル)と床材屋が押し出した。 コンビニで両替しようとした彼は韓国人店主と諍いを起こし、そのまま商品を破壊してゆく。完璧なWASP。白人至上主義。最初はバットだったが、不良どもに襲われてからは彼らが持ってた銃で暴れる。別れた妻は“短気”と言っていたが、そんなもんじゃない。キレまくった男だ。ハンバーガーショップ、公衆電話、次々と破壊。しかし、途中までは人を殺さなかった。 過激になったのはホモ嫌い・女嫌いの軍払い下げ武器屋店主のせいだ。考えてみれば、貧困、失業など色んな社会の矛盾の中ではイライラしてしまうことが多いのだろう。店の態度なども、こっちが見ててもイライラくるものがあったけど、普通は紙一重のところで理性が働くもの。凶器を持っていたら、その一重が破られることにもなるのかもしれない。 イライラさせるといえば、デュヴァルの妻の電話もイライラ・・・ラストで大活躍するデュヴァル刑事だが、一人娘が2歳のときに亡くなってることもあって、感慨深いものがあった。それにしても、西部劇のように早撃ち対決を仕掛けるマイケル・ダグラスが水鉄砲で勝負を挑むなんて、やっぱり生命保険のおかげかな・・・ 1993年カンヌ国際映画祭コンペ (2006.5)
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