BROTHER | 2000 日本/イギリス オフィス北野=松竹 |
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ストーリー | 日本を脱出しLAに移住したヤクザ組長の山本は弟を探し、彼のもとへ転がり込む。腹違いの弟はヤクの売人をしていた。そして勢力争いが激化し、イタリアンマフィアとセンソウすることになって・・・ | |||
監督 | 北野武 | |||
出演 | ビートたけし | 寺島進 | オマー・エップス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★ |
コメント | ヤクザがアメリカで活躍するという突飛な設定以外で面白いところは何も見出せない。残酷な殺しの描写はさすがにすごい。スプラッター映画といってもいいのでは・・・そして終盤の自然の美しさで目が癒される。 大杉蓮の割腹は凄まじいし、寺島進の脳天撃ち、その他指詰めの生々しさ、もうむちゃくちゃだ。 (2005.10)
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ブラザーズ・グリム | 2005 アメリカ/チェコ 東芝エンタテイメント THE BROTHERS GRIMM |
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ストーリー | 兄ウィルと弟ジェイコブはフランス支配下のドイツを旅して、魔女を退治するという詐欺によって金を集める一方、各地の伝承物語を集めていた。しかしイカサマが露呈し、彼らは将軍デラトンベに捕まってしまい、少女失踪事件を解明するよう命じられた。 | |||
監督 | テリー・ギリアム | |||
出演 | マット・デイモン | ヒース・レジャー | モニカ・ベルッチ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ヅラネタ満載のピーター・ストーメア。彼、笑えます。 「シンデレラ」「白雪姫」「赤ずきんちゃん」「ヘンゼルとグレーテル」等々、グリム童話のエピソードで織り成す冒険ファンタジーなのですが、かなりブラックだったし、ディズニーに対して挑戦状を叩きつけてるような気もしました。 調べてみると、俳優の出身地が多彩なことに驚きます。マット・デイモン(アメリカ)、ヒース・レジャー(オーストラリア)、モニカ・ベルッチ(イタリア)、ピーター・ストーメア(スウェーデン)、ジョナサン・プライス(イギリス)と主要人物でもこの通り。だからどうなんだと言われても、それだけの話なんですけどね・・・まぁ、ヨーロッパ色を強調したかったといったところでしょう。 全編笑える箇所がいっぱいあるのですが、観客は笑わない。ジョナサン・プライス(『未来世紀ブラジル』の主人公もやってた)が右手を懐に挿すところなんてナポレオンの肖像画のパロディなので笑ってもいいと思ったのですが・・・一人でクスクスとしてしまって恥ずかしかったですよ。もっと笑ってやってください。笑える映画だと皆さんが気づくのは後半になってから。オチなんて予想できるものの、これが大爆笑となります。元々グリム兄弟が詐欺師みたいな設定なので、ここから笑わなきゃダメなんですよね・・・「愛すべきグリム兄弟を詐欺師扱いするなんてひどい!」などと思わないことです。そして、フランスがかなり悪者。こういう時代もあったんだと歴史を眺めるのもいいことです。 VFXはかなり凝ってて良い感じ。入り口のない塔の屋根からの映像は素晴らしかったですし、馬が子供を飲みこんだり、タールマンみたいな奴が暴れまわっているシーンも好きです。衣装デザイン賞あたりは狙えるかも・・・ (2005.10)
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フラバー | 1997 アメリカ ブエナ FLUBBER |
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ストーリー | 研究に没頭するあまり、学長である恋人サラとの結婚式もすっぽかしてしまうフィリップ・ブレイナード教授。 | |||
監督 | レス・メイフィールド | |||
出演 | ロビン・ウィリアムズ | マーシャ・ゲイ・ハーデン | クリストファー・マクドナルド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 『うっかり博士の大発明 フラヴァ』(1961)のリメイクらしい。まぁ、楽しいところはあるけれど、かなりわがままな博士にはなかなか感情移入ができなかった。フラバーがもっと活躍するかと思ったら、フラバーの原料を球体に塗ったり、空飛ぶ車にしちゃったりする。 彼の発明品のひとつ空飛ぶUFO型ロボット・ウィーボがかなりいい。感情を映画やTV番組で表現するなんて、かなり楽しそう。 (2005.9)
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ブリスフリー・ユアーズ | 2002 タイ BLISSFULLY YOURS/SUD SA NE HA |
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ストーリー | ミャンマーからの不法就労青年ミンは若い女性ルーンを連れて、タイ・ミャンマー国境近くの森へ避暑に出かける。そこで、同じくミンに好意を寄せる中年女性が不倫中の男を探し彷徨しているところで遭遇する。 | |||
監督 | アピチャートポン・ウィーラセータクン | |||
出演 | カノクポーン・トンアラム | ジェンジラ・ジャンスダ | ミン・オー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 凄い!オープニング・タイトルが上映開始1時間のところで登場する。一瞬、これで終わったのじゃないかと錯覚してしまった。 これだけでも初めて見る実験的映画。しかも前半はかなり緩い展開であり、ちょっとした人物紹介と、延々と目的地に向けて車を運転するだけなのです。そのクレジット・ロールがとりあえず終わった後は、森林浴を味わえるほど自然たっぷりのエロチックドラマ。 演じるのはミャンマーからの不法就労青年ミンと仲のよい若い女性ルーン。そこへ同じく彼に好意をよせている中年女性オーンが登場する。オーンは同じく森の中で不倫中、男が突如いなくなり、彼を探すうちに二人のラブラブ場面に遭遇するといったストーリー。登場人物は全て素人なのが驚きであり、ハードコア顔負けの演技だったのだ・・・しかも、青年ミンの性器がおもむろに大写しになって・・・ ミンはタイの言葉を読み書きできなく、周りから“バカと思われてる”などといった設定も、実はミャンマーから逃げてきたという事実。不倫カップルの男性が国境付近でミャンマー難民であるカレン族によって殺されたという両国における社会問題をも表現していたのだが、それを意識させないほど見入ってしまうシーンの連続だった。 とにかく長まわしカットが多く、登場人物の息吹までも感じ取れてしまう。ハエの羽音もうるさいくらいで、気持ち良さそうに寝転んでいるルーンの顔にも自然にハエがとまっていた。川で水浴びする女性二人のシーンと性器シーンのおかげで忘れられない映画になりそうだ・・・ (2005.11)
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フリーズ・ミー | 2000 日本 日活 |
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ストーリー | 恋人との結婚も秒読み段階になった山崎ちひろはレイプされたという忌々しい過去があった。3人組のうちの一人広河が突然訪ねてきて恐喝ネタの写真を持って居座ってしまった・・・ | |||
監督 | 石井隆 | |||
出演 | 井上晴美 | 北村一輝 | 鶴見辰吾 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ |
コメント | レイプ魔がよく似合う北村一輝。登場シーンからブチ切れた演技だ。彼を殺してしまったちひろは死体の処分を冷凍庫に求めたのだが、次のレイプ犯の鶴見辰吾が登場するときには消えてなくなるという一瞬のミステリー・ショットで楽しめる。竹中直人の演技に関しては、ちょっと作り過ぎで興醒めしてしまう。3人の死体を隠すための冷凍庫も3台必要で、引越しまでしてしまう漫画みたいな設定。おびただしい血の量だけが石井隆らしいのであるが・・・ 自分を捨てたと思っていた婚約者が戻ってきて、部屋の異臭に気づく。ここからの展開がとてもつまらない。 (2005.8)
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ふりむけば愛 | 1978 日本 東宝 |
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ストーリー | サンフランシスコで新しい自分を見つけようとした杏子は哲夫と出会い、恋に落ちる。再会を約束しながらも哲夫は戻ってこなかった。 | |||
監督 | 大林宣彦 脚本:ジェームス三木 | |||
出演 | 山口百恵 | 三浦友和 | 森次晃嗣 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 調律師であるのにピアニストと嘘をついていた杏子。ベッドインしたら、処女であったことがわかった。一方の哲夫は職も無し、革命家であると言った。 日本に帰った杏子は車にはねられるが、はねたのは建設会社専務の大河内だった。そして彼にプロポーズされる。哲夫の気持ちを確かめるためサンフランシスコに向かうが、彼は女と一緒にいた。そして結婚式、哲夫は杏子を奪おうとするが・・・ 『卒業』そのままの展開で飽きてしまう。結局、視点が定まらず、百恵視点から見た限りでは何故哲夫を選ぶのか・・・処女を捧げた男だからか?ちょっと感情線が不明。 (2005.10)
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プリンセス・ブライド・ストーリー | 1987 アメリカ ベストロン THE PRINCESS BRIDE |
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ストーリー | おじいさん(ピーター・フォーク)が病気の孫に語って聞かせる物語。 | |||
監督 | ロブ・ライナー | |||
出演 | ケイリー・エルウィズ | ロビン・ライト | クリス・サランドン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | アンドレ・ザ・ジャイアントの演技をはじめて観た!巨漢だけに若死にしちゃったんですよね。プロレスでも好きだったし・・・ 中世風の物語で、最初はゾロの映画だと思ったけど、敵の二人に対してやがて友情が目覚めてくるところがよかった。プリンセス中心の映画ではなかった。しかし、ビリー・クリスタルがあんなじいさん役だと、さっぱりわからないなぁ。 1987年アカデミー賞主題歌賞ノミネート (2005.8)
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フレンチ・コネクション2 | 1975 アメリカ FOX FRENCH CONNECTION II |
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ストーリー | 『フレンチ・コネクション』の続編。麻薬組織壊滅のため、マルセイユにやってきた“ポパイ”ドイル刑事。一旦は組織に捕らえられ、麻薬漬けにさせられてしまうが、必死の努力で克服し再び組織を追う・・・ | |||
監督 | ジョン・フランケンハイマー | |||
出演 | ジーン・ハックマン | フェルナンド・レイ | ベルナール・フレッソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | シャルニエを捕らえるんだ!と、かなり執拗なまでに追いかけるポパイ。やはりラスト20分の追跡劇がすごい。いくつものカメラから複数の刑事たちを追った目線。フラフラになりながらも混んでる車をかいくぐってシャルニエを追う。ジーン・ハックマンのハゲが目立つ・・・ 1975年英国アカデミー賞主演男優賞ノミネート (2005.10)
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ブロークン・ハイウェイ | 1999 アメリカ 劇場未公開 EARTHLY POSSESSIONS |
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ストーリー | 銀行強盗のジェイク・シムズは、生活に飽きていた主婦シャーロット・エメリーを人質にとって逃亡する。 | |||
監督 | ジェームズ・ラピン | |||
出演 | スティーヴン・ドーフ | スーザン・サランドン | ジェイ・O・サンダース | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | クライム・ロードムービーというと、スーザン・サランドンが主演した『テルマ&ルイーズ』が有名。彼女にはピタリのロードムービーなのかもしれない。あの時はサランドンが銃で人を殺してしまったが、今回は人質として・・・いわゆるストックホルム症候群。 テレビの報道では共犯扱いまでされたシャーロット。話を聞くうちにジェイクに同情を覚え、次第に逃亡に協力していく。わずか300ドルしか盗らなかったということも幸いだったのだろうか。恋人ミンディに会ったこと、彼女の猫がマーダーという名前だったこととか、途中からコミカルになってしまい、どちらかというと『続・激突カー・ジャック』のような雰囲気になっていた。だけど、全体的にメリハリがついてなく、単調なイメージ。ラストだけは清々しい思いになれるので、よかったかな。 (2005.11)
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ブロブ/宇宙からの不明物体 | 1988 アメリカ COLTRI THE BLOB |
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ストーリー | 田舎町アーバービル。宇宙から奇妙な物体がやってきた。スライム、ナメクジみたいな軟体生物。人を食ってどんどん増殖中・・・ | |||
監督 | チャック・ラッセル | |||
出演 | ケヴィン・ディロン | ショウニー・スミス | ドノヴァン・リーチ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
コメント | 「ストロベリージャムを仕留めたぜ」「パンくずで印をつけないと迷子になる」 根はいい奴っぽい不良のブライアンが頑張ってる。ヒーローに打ってつけのアメフト選手なんかはスケベ心いっぱいだったから、すぐやられちゃう。ブライアンは、たまたま助けを求められたチアガールのメグと行動を共にするが、彼は救助隊に連れられ隔離された町へと戻る。自分のバイクを隠してあった森から持ってくるが、怪しい救助隊の秘密を垣間見てしまうのだ。 救助隊はアメリカ政府か軍なのかはわからないが、細菌戦争のためウィルス兵器を研究していた。ソ連が崩壊する直前なのであろうか、終結寸前の冷戦時代の悪の象徴。そのウィルス兵器が一人歩き、暴走し、人を食って増殖するバケモノに突然変異を起こしたものだろう。 バイクアクションを駆使して、秘密を知ったブライアンが一人救助隊に立ち向かう。ブライアンに対して敵意剥き出しの保安官ブリッグスとの葛藤も注目だ。 単なるSFパニック映画ではなく、軍批判の要素を盛り込んだ社会性のある映画。『マックイーンの絶体の危機』というオリジナル作品があるようだけど、これも見てみたい。 1989年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭SFX賞 (2005.8)
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フロント・ページ | 1974 アメリカ Uni=CIC THE FRONT PAGE |
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ストーリー | 1929年、シカゴ刑務所。取材のため一流記者ヒンディを送ろうとしたバーンズだったが、彼は結婚のため辞めることに。 | |||
監督 | ビリー・ワイルダー | |||
出演 | ジャック・レモン | ウォルター・マッソー | スーザン・サランドン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 裁判もかなりいい加減だった時代のシカゴ。死刑囚ウィリアムズの処刑が間近に迫っていた中で、1人の娼婦が彼をかばう姿がよかった。コメディとは思えないほどだった。 子飼いの新聞記者を辞めさせたくないために、婚約者ペギーに嘘をつくシーンは笑えた。その婚約者ペギー(サランドン)は劇場でのオルガン弾き。『オペラ座の怪人』が上演されているところだ。 最後の現場検証をするためにウィリアムズは精神科医を撃ってしまい、そこから逃亡劇と、記者室の中での急展開がはじまる。台詞ひとつひとつが、新聞記者による捏造やら、市長や保安官への風刺がたっぷりとこめられていて気持ちがよい。 元々は舞台劇らしく、誤った情報により関係のない市民を巻き添えにするところを描写すれば、最高の映画になったのかもしれない。脚本は最高。どうしても記者魂が出てしまうジャック・レモンとどうしても新聞社に残ってもらいたいと願うウォルター・マッソーの掛け合いが絶妙だ。 (2005.8)
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