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フューネラル 1996 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
THE FUNERAL
ストーリー  三男ジョニーの葬式から物語りは始まる。レイ、チェズはガスパーが怪しいと睨むが・・・
監督 アベル・フェラーラ
出演 クリストファー・ウォーケン クリス・ペン ヴィンセント・ギャロ
ベニチオ・デル・トロ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★
コメント  1930年代のギャング。彼等が労働者の味方という印象を受ける。女と殺しと労働争議、アナーキスト、コミュニスト、今までのマフィアと違った一面が見えて面白い。
 終盤にチェズ(クリス・ペン)の顔から険が取れて穏やかな表情になったのが、衝撃のラストへと繋がる様に震えがきた。ゾクゾク。

1996年ヴェネチア国際映画祭助演賞(クリス・ペン)
(2004.3)

冬の猿 1962 フランス
ケイブルホーグ
UN SINGE EN HIVER
ストーリー  酒に溺れて中国旅行の話ばかりする男アルベール。同じくスペイン旅行の思い出話に浸る若者ガブリエル。冬になると迷い猿が里に出てくる比喩。
監督 アンリ・ヴェエルヌイユ
出演 ジャン・ギャバン ジャン=ポール・ベルモンド シュザンヌ・フロン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  戦争で中国へ行っていたのか、酔っ払いの戯言と黄河の模型に酒を入れるシーンが印象的だ。黄河に対して揚子江は青河と呼ばれる。その二本の大河を繋ぐと緑河になる。中国国民に春の緑色を分けてあげたいなどといった、戯言としか思えないところがいい。しかも外は大戦中。空襲警報が何度も鳴る。
 酒の飲み過ぎを注意され、アメを舐めることになったとき、スペインからガブリエルという闘牛士気取りの男がやってきた。彼もまた酒癖が悪い。飲み屋で「タイクツな町」だと言って暴れ、アルベールのホテルへ運び込まれた。
 終盤の花火のシーンが白黒ながら迫力あった。もちろん冒頭の空襲シーンも凄かった。女学生の集団は何かのメタファーなのか、よくわからなかった。
(2006.4)

冬の幽霊たち ウインターゴースト 2004 日本
WAHAHA本舗
ストーリー  夕張映画祭が売り物の町、北海道夕張市。ある日からこの地でだけ見える幽霊が多数現れた。
監督 稲葉耕作
出演 佐藤正宏 梅垣義明 柴田理恵
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  床屋の前に佇む幽霊、マラソンする幽霊、釣りをする幽霊、旅役者の幽霊、自縛霊や浮遊霊など様々だ。基本的には灰色の粘土のような雰囲気だが、雪をぶつけてもすり抜けてしまうしテレビカメラにも映らない。怖いというよりも、何も悪さをしないので、温かい幽霊なのだ。
 藤村俊二や山本晋也などのゲスト陣。幸せの黄色いハンカチ広場に現れた“高倉健の幽霊”なんてのも面白い。
 市役所ではイメージが悪くなって観光客が減るのではないかと心配もするが、
(2006.11)

フューリー 1978 アメリカ
FOX
THE FURY
ストーリー  中東。超能力を持つロビンと親子水入らずで過ごしていた元諜報部員ピーター(ダグラス)は突然の銃撃テロに遭う・・・1年後、シカゴで息子の捜索を続けるピーター。いきなり組織に追われることに・・・
監督 ブライアン・デ・パルマ
出演 カーク・ダグラス ジョン・カサヴェテス エイミー・アーヴィング
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント 、『キャリー』に続き超能力モノを作ったデ・パルマ監督。
 ピーターはかつての恋人(?)に助けを求め、息子ロビンの捜索も手伝ってもらう。彼女の娘ギリアン(アーヴィング)も超能力者で、人の心を読むことができる。映像がパッと浮かんできて、読まれた相手は出血してしまう恐ろしい超能力だ。母親はギリアンを超能力研究所に入れるのだが・・・
 脚本も悪いのだろうけど、最近の映画と比べると、場面の切り替えがゆったりし過ぎているため緊迫感がない。それでもギリアンが所長から心を読むシーンは凄い!フィルムの細切れストップモーションと2重撮影。これにはビックリさせられる。
 ロビンの超能力はサイコキネシス。なんだか『キャリー』と同じで工夫がない。それよりも逃亡させないために女教師をあてがってるという設定が何とも・・・うらやましい?

 ピーターの親友でもあり、超能力を悪用しようとしていたチルドレス。その屋敷にたどり着いたはいいけど、能力に目覚めてしまったロビンは死に、ピーターも後追い自殺のように屋根から落ちる・・・そして残ったギリアンを利用しようとするチルドレスだったが、さすがに心を読んでしまうギリアン。“You go to hell”と青い目を光らせチルドレスを爆破!!シュールというか、バカバカしいエンディング。
 途中の長いスローモーションシーン。これに長回しを絡めるとデ・パルマの真骨頂なんだろうけど、ダラダラしすぎ。なぜか音楽がジョン・ウィリアムズで悲壮感を盛り上げてくれた。
(2008.11)




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