いらっしゃいませ、患者さま。 | 2005 日本 松竹 |
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ストーリー | 世間知らずの院長・近間仲喜の病院は倒産寸前だったが、担ぎ込まれた銃創患者・恩地が病院再建を申し出る。 | |||
監督 | 原隆仁 | |||
出演 | 渡部篤郎 | 原沙知絵 | 大友康平 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 最初からストリップ劇場のシーン。といっても、かなり上品な雰囲気のヌードショー。かぶりつきで観ていた渡部篤郎はラスベガス仕込みの司会者大友康平が撃たれてもショーの一部だとヘラヘラしていた(笑) まずはナース指名制度。いや、こりゃまずいでしょ・・・人気のない看護師さんがあったら問題になりそう。渡辺えり子が・・・可哀そう。外来でも“ひかり”と“こだま”などの順番飛び越し制。しかし、なんといってもセクシーサービスだなぁ・・・バリウム飲むのに口うつしとか。 借金だらけの病院の状況とか、かなり詳しそうな脚本とか、プロット以外は力が入ってるかのような・・・なんだかもったいない。加えるなら、医師や看護師が次々と辞めていく現実や、救急受け入れ拒否など、もっと突っ込んでも良かったかな。 ハッピーエンド風なんだけど、サービス過剰の分だけ税金対策でまた問題になりそう。続けていくと、申告漏れなどが発覚しそうだなぁ・・・ (2008.12)
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イル・ポスティーノ | 1994 イタリア/フランス ブエナ IL POSTINO |
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ストーリー | 1950年代、ナポリの沖合の小さな島。漁師の息子でありながらその職を拒んだマリオは郵便局の募集チラシに目をとめた。思想のためチリを追われた詩人パブロ・ネルーダ一人のための郵便配達人だ。親子ほど年齢の離れた2人は次第にうちとけ、やがて詩を習うようになり、彼が一目惚れしたベアトリーチェへの恋心も相談するが・・・ | |||
監督 | マイケル・ラドフォード | |||
出演 | マッシモ・トロイージ | フィリップ・ノワレ | マリア・グラチア・クチノッタ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | まずは地中海に面した島の風光明媚なところに心奪われる。漁業メインの小島。水道すら引いてなく、月1回くる給水船が頼り。そんな静かな村だから若者も少ないのだろうか・・・ 映画館のニュースで見たパブロ・ネルーダ。彼が女性に人気だということも気になるマリオは憧れてしまう。パブロも共産党員、郵便局長も共産党員、いつしかマリオも共産党を名乗っているほどだけど、政治色はほとんどない。 一軒だけの郵便配達。週に1回映画が観れる程度の給料じゃ大変だろうに・・・と思いつつも、毎日配達し、詩について学んだことはかけがいのない財産。隠喩という言葉がそのままコミカルに使われているところも面白い。 島で一番美しいのは・・・ベアトリーチェ・ルッソ!君の笑顔は蝶のように広がる。印象に残る台詞ば多いけど、映画全体に渡ってそのまま詩だったようにも感じてしまう。 マリオとベアトリーチェの結婚後、島を去ったパブロ。どの記事を読んでも島の人のことに触れてない。寂しい思いもあったけど、第二の故郷のように感じていたことは間違いないのだろう。 残された録音されたマリオの詩。そして、自然をそのまま音で表現しようと集めた苦労も伝わってくる・・・個人的な思い出もあるし、なぜかこのエピソードが一番好きだ。 エンドロールに亡きマッシモに捧ぐ・・・などと書かれると涙が止まらなくなる。病気に蝕まれながらも製作にこぎつけたという執念はすごい。 1995年アカデミー賞音楽賞 同作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞ノミネート その他いっぱい (2008.2)
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イルマーレ | 2001 韓国 松竹 IL MARE |
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ストーリー | 1999年クリスマス前、声優ウンジュは「イルマーレ」と名付けられた海辺の一軒家を後にする。ポストに新しい住人のために手紙を入れていくのだが、受け取ったのは2年前の住人ソンヒョンだった。 | |||
監督 | イ・ヒョンスン | |||
出演 | イ・ジョンジェ | チョン・ジヒョン | チョ・スンヨン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 【ネタバレ注意】 途中までは満点評価を用意していた。「人には隠しきれないものがある・・・それは咳、貧困、愛」という言葉も印象的で、全体の映像がとても綺麗だったのも良かった。チェジュ島での愛する人のために設計したという家がラストを想像させて涙を誘ったのに、その感動の場面を覆すような結末。この映画では生き返らせてはダメなのです。 主人公が二人とも純真で俗的なものがない。普通ならば、未来の自分像を知りたがるであろうし、金儲けも考えるというスノッブさが必ず考えるものだ。また、彼女がイルマーレから引っ越すという事実を途中で気付かなければならないのだ!彼が死んでしまった(若しくは何らかの理由で引っ越した)ことでイルマーレに住む事が出来たはずなんだから、3月25日にどうこうしたって手遅れなのだ。タイムパラドクスを考慮すると、自分が住んでいた事実をも抹消しなければ彼は生き返らない。いくらSFラブファンタジーと謳ったところで、合点のいかない部分なのだ(多分、『BTTF』の影響があるんだろうな)。実はチェジュ島の新しい家に彼が住んでいたという設定くらいにしておけば、まだ許せる範囲かもしれない。 ウンジュの元彼と一緒に写っていた写真が一瞬『猟奇的な彼女』に見えたのだが、これが本当の『猟奇的な彼女』の写真だったならば間違いなく満点だ(恐ろしいくらいのリアルタイムパラドクスなのだが・・・面白い)。 (2004.6)
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イルマーレ | 2006 アメリカ ワーナー THE LAKE HOUSE |
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ストーリー | ||||
監督 | アレハンドロ・アグネスティ | |||
出演 | キアヌ・リーヴス | サンドラ・ブロック | ショーレ・アグダシュリュー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 異常な状況下で結ばれた男女はやはり長続きしていなかったことがわかる『スピード2』。そのキアヌとサンドラが12年越しに結ばれるのか?病んでポンッ!とコケないことを祈るばかり・・・ もちろん韓国版『イルマーレ』がオリジナル作品。実は韓国版での主人公であったチョン・ジヒョンと元カレが一緒に写っていた写真が『猟奇的な彼女』のテヒョン君だったような気がしてしょうがなかったのですが、未だに確認できていません。もしそれがテヒョン君だとしたらリアルタイムパラドクスとしてとても面白い映画だったのですが、マニアックな楽しみ方をするのならハリウッド版の今作においても、『スピード2』のジェイソン・パトリックを登場させると面白かったに違いありません。何しろ役名がアレックスと、同じなのだから・・・ キアヌ・リーヴスは『マトリックス』ではコンピュータの異次元世界を経験したり、『ビルとテッド』シリーズでもタイムトリップを楽しんでいます。だから、タイムパラドクスを慎重に扱わねばならないと心得ているのか知りませんけど、誕生パーティで名乗ることをためらったところがいい表情でした。一方、サンドラ・ブロックといえば男を助ける役柄が多いのか、ここでも偶然を利用してポストに祈り続けます。もし失敗したら・・・そうなったらそうなったでしょうがないといった表情が冴えています・・・ 脚本において、細かな会話のやりとりをチャット風にしたり、バーで流したキャロル・キングの名曲「It's too late」をサンドラ・ブロックの台詞に用いたり、ドストエフスキーやクラーク・ゲーブルの名前を父親像に盛り込んだり、小ネタとしては上手い使い方をしているものだと感心させられました。また、伏線として「説得」という小説でのテーマwaitingがいい具合に使われていて、脚本の上手さを堪能できたのですが、肝心なタイムパラドクスに関してはかなり無茶苦茶。木を植えたり、実はキスしたことがあったり、ニアミスどころじゃない大味な設定となっていたのが残念です。 たまたま『もしも昨日が選べたら』、『時をかける少女』と今作を立て続けに鑑賞したことになるのですが、時間を扱った映画はほんとに面白いものです。タイムスリップものなどの時間を扱った映画には必ず小物やある人物たちが全てを掌握しているような気がするのですが、この作品においては犬とポスト。前述したアレックスという名前の因果関係も面白いのですが、『スピード』におけるキアヌ・リーヴスの役名ジャックと犬の名前がジャックだという符合もシャレのつもりだったのかもしれません。犬が全てを知ってるはずです・・・ (2006.9)
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イレイザー | 1996 アメリカ WB ERASER |
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ストーリー | 証人保護プログラムにより、証人を死んだことに見せるプロ、ジョン・クルーガー。軍需産業の兵器持ち出しを告発しようとした女性デボラを守るためにアクションが続く・・・ | |||
監督 | チャールズ・ラッセル | |||
出演 | アーノルド・シュワルツェネッガー | ヴァネッサ・ウィリアムズ | ジェームズ・カーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 飛行機から飛び降りるなんて・・・ムチャしますなぁ。ワニも印象的。「かばんにするぞ!」。シュワちゃんの映画は印象に残る大胆アクションを覚えてないと区別がつきませんな。 キレたジェームズ・カーンも良かったけど、吹替えが良かったのかな・・・懐かしいジェームズ・コバーンは爺さんになったもんだと感じさせる・・・ラストには太ったマフィアがよく似合うジョー・ヴィテレッリも出ていてる。 1996年アカデミー賞音響効果賞ノミネート (2005.2)
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11:14<惨劇の11時14分> | 2003 アメリカ/カナダ 劇場未公開 11:14 |
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ストーリー | 11時14分に起こった二つの交通事故。様々な視点から意外な人間関係が浮かびあがってくる・・・ | |||
監督 | グレッグ・マルクス | |||
出演 | ヒラリー・スワンク | パトリック・スウェイジ | レイチェル・リー・クック | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 流行の多角視点映画。さすがに『バンテージ・ポイント』や『運命じゃない人』のようにアッと驚くような展開ではなく、凄惨な交通事故から徐々に過去に戻り、戻るにつれてばかばかしくなってくるような展開。 意外な人間関係だけが楽しめるというか、それしか主眼に置いてない。若者の暴走ぶりという点では、妊娠してしまったシェリーという女の子が一途なような描き方から徐々に派手な男関係が浮かび上がっていくこと。その中絶費用を稼ぐために安易に強盗する男。酒を飲んだり車から小便したりする若者。なんといっても二つの事件ともひき逃げしてしまうことか・・・ チンポがちょん切れてしまうギャグめいたネタがなかったら、とんでもなくつまらない映画だったろうなぁ。ボーリングの玉も生かされてないし・・・ (2008.7)
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