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いたずらロリータ 後からバージン 1986 日本
にっかつ
ストーリー  サラリーマン徹は事故を起こしたり、恋人に振られたりとついてなく、自棄酒を飲んだあと、ごみ捨て場にあった人形を拾った。次の朝、全裸にエプロンをした女が立っていた。
監督 金子修介
出演 水島裕子 三東ルシア 中川みず穂
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★ ★★
コメント  金子修介監督らしいロリコンもの。女性は20歳以上だが、どうしても人形のように扱いたいような雰囲気が出ている。にっかつ映画にしてはポルノ色を押さえて、大学生向けのセクシー・ファンタジー映画になっているのです。
 水島裕子といえば、テンパイポンチン体操で有名だった。
(2005.4)

1980(イチキューハチマル) 2003 日本
東京テアトル
ストーリー  元アイドルの一之江キリナは教育実習生として姉が教師をしている高校へやってきた。
監督 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演 ともさかりえ 犬山犬子 蒼井優
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★
コメント  ラストに蒼井優のヌードが待ってるんだと信じて、じっと我慢の鑑賞だった。しかし、映画館に行かなくてよかった。つまらなくて途中退席したくても、最後のプレゼントが待ってるのかと思うと拷問のような仕打ちになったであろう。
 こういう「80年って色々あったよなぁ〜」と同窓会的に楽しむにはいいだろう。内輪ウケしかしない映画でもいいだろう。時代背景に凝っているといったところで、ルービックキューブくらいなんじゃないの?ビートルズ世代の人間がジョン・レノンに対してあれだけしか思い入れが無いなんておかしいだろうし、父親像にしても当時流行っていた家族ドラマの父親とはかけ離れている。何しろ笑えるギャグがないので、コメディ映画としても取れないし、唯一笑えたのがTVから流れてきたB&Bの漫才だったというのでは・・・
 YMOのライディーンを聞くためだけの映画でしたね。だけど当時一番良かったのは、曲そのものよりも『増殖』におけるスネークマンショーだった・・・
(2005.1)

1・2の三四郎 1995 日本
ブレイビルパブリッシャーズ
ストーリー  小林まこと原作のコミックを実写化。新東京プロレスに入門するつもりが、桜五郎の経営する保育園に就職してしまう東三四郎。
監督 市川徹
出演 佐竹雅昭 田村英里子 六平直政
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★
コメント  コミックは全20巻持っている。オタッキーな佐竹も原作ファンなのであろう。プロレスするというキャラにはピッタリなのだが、役者には不向きだ。というか、この映画って原作を変えすぎでしょう。脇のキャラも全く合ってない。五頭信役の松田勝はいいかもしれない。
 多分、原作コミックを再現するという意図はなく、地方巡業を続けるプロレス小団体の悲哀を映像化するためのものでしょう。それなりにいい脚本だとは思うが、俳優陣が全て台無しにしている。実際の格闘家を出演させたことで、さらにダメ度が高まります。佐竹ファン(いるのか?)には必見!
(2004.9)

IKKA:一和(いっか) 2002 日本
ぴあ PFFパートナーズ
ストーリー  太田一家4人がファミレスで拳銃を暴発させたことにより、たてこもることになる騒動を起こす。
監督 川合晃
出演 國村隼 秋野暢子 三浦誠己
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  最初のピザ屋がどうなったのか気になってきた。ひょっとすると彼はライバル店だったのかもしれないなぁ。
(2005.10)

いつか読書する日 2004 日本
スローライナー
ストーリー  同じ町に住みながら、互いに相手に心を伝えられない二人が30年の時を経て見つめ合う・・・
監督 緒方明
出演 田中裕子 岸部一徳 仁科亜季子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  「居間まで主ってきたこと死体!」「前部仕手」
 間違った日本語を使うことに抵抗のある50歳独身、大場美奈子(田中裕子)。朝は牛乳配達、昼はスーパーのレジ係、仕事で疲れ切ったた、読書しながら寝るのが日課だ。一方、岸部一徳演ずる高梨槐多も50歳。妻は病に臥して自宅療養。平凡に生きることが生きがいである、市役所勤務だ。高校時代にはお互い惹かれ合うものの、ある事件がきっかけで疎遠となってしまった二人。初恋の日から30数年経った熟年カップルによる単純なメロドラマかと思いきや、認知症、自宅介護、児童福祉という現代的なテーマが輻輳して、心に染み入る重厚な社会派ドラマとなっていました。
 自らを殻に閉じ込めてしまい、牛乳を配達することが生きがいだと自分にまで嘘をつく美奈子。妻へ最大級の介護を施し、たっぷりの愛情を注ぐが、妻からは内面が読めないと思われている槐多(かいた)。いつしか妻の容子も牛乳配達の時間を正確に覚えるくらい、ルーティーンを大切にしてしまっている。
 かつては、牛乳配達用の牛乳箱なんて日本中どこの家庭の玄関先にあったものだ。紙パック入りの牛乳が普及し、朝早くにカチカチとビンがぶつかり合う音も久しく聞いてない。今ではピラミッド型の紙パックさえ見かけなくなってしまった。この懐かしい牛乳ビンを毎日配達するという日常が平凡を愛する男の宅にも届けられ、30年という世界を告白できない二人の静かな時を刻み付けていく・・・また、玄関先で受け取った牛乳をそのまま飲むじいさんが素敵だ。
 皆川夫妻は認知症。敏子(渡辺美佐子)も少々その気があるのだが、英文学者の夫真男は進行が早かった。彼のボケるというイメージを内側から描いた描写も素晴らしく、一瞬、観客をもボケの世界に引きずり込んだようなシーンが光っていました。徘徊という症状も、静かな町に住む登場人物に心の変化をもたらし、物語にアクセントを与えている。しかし、敏子だって、吸いかけのタバコがあるのに、二本目を吸ってるし・・・危ないよ・・・
 二人の心が通じ合う場面は、不器用な男と未経験の女という性格を見事に描写。岸部一徳の演技は今までで最高のように思う(あまり見てないのかな・・・)。ラストは賛否両論でてくるのでしょうけど、美奈子が力強く生きていくためには、この展開が一番自然だったのではないでしょうか。
(2005.10)

五つの銅貨 1959 アメリカ
PAR
THE FIVE PENNIES
ストーリー  娘が小児麻痺のためジャズプレーヤーの道を閉ざすレッド・ニコルズ。
監督 メルヴィル・シェイヴルソン
出演 ダニー・ケイ バーバラ・ベル・ゲデス ルイ・アームストロング
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  サッチモとの競演が最高だ!ダニー・ケイも芸達者だ。タクシーの中でのスキャットを聞いただけでしびれてしまった。これだけ出来たら実際にもコルネットを吹けるのではないかと思ってしまうほどでした。
 中盤ではまるでドリフの音楽ギャグみたいで嫌だったのですが、これってマジなんですかね?娘が出来てからは、サッチモと娘とダニー・ケイ3人で歌うシーンが最高。これはほんとうにドキドキしました。「アラ・カザム・カザム・・・」

1959年アカデミー賞撮影賞、ミュージカル映画音楽賞、歌曲賞、衣装デザイン賞ノミネート
(2004.3)

1票のラブレター 2001 イラン/イタリア
ムヴィオラ=クレストインターナショナル
IL VOTO E SEGRETO
ストーリー  ペルシャ湾に浮かぶ小島を舞台に、票集めに励む選挙管理委員の女の子とそのお供をする警備兵の一日を描く。
監督 ババク・バヤミ
出演 ナシム・アブディ シラス・アビディ  
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★
コメント  広大なイランの砂漠をジープが走る。快活な女の子と理屈っぽい護衛役の兵士。中には逮捕されちゃう人もいたけど、様々な有権者がいて、そのやりとりがすごく面白い。選挙のあり方や政治への関心度といった社会性も感じられるし、まだ文盲が多いイランの貧困も考えさせられます。
 イラン映画、最後にほろりとさせるテクニックは上手いですね〜

2002年ヴェネチア国際映画祭監督賞
(2004.7)

いつまでも二人で 1999 イギリス/アメリカ
アトミック・エース
WITH OR WITHOUT YOU
ストーリー  アイルランド。ヴィンセントとロージーは34歳と29歳の夫婦、5年前に結婚したが、子どもが出来なかった。そんなある日、ロージーの文通相手であるフランス人ブノワが現れた。
監督 マイケル・ウィンターボトム
出演 クリストファー・エクルストン デヴラ・カーワン イヴァン・アタル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  夫婦の性教育。性器をモチーフにした美術展。精子は熱に弱いので暖めないこと。これもウィンターボトムなんだと思ってみても、テーマがつまらない。警察を辞めてまでして妻のために義父のガラス工房を継ぐのに、子どもができないことから気持ちが離れていく・・・平凡すぎる。
 それでもハリウッド的ではないので、しんみり見れる。下ネタだって医学的だし・・・セックスシーンも綺麗に撮ってないし、リアルすぎる。
(2005.2)

愛しきは、女 ラ・バランス 1983 フランス
東映クラッシック
LA BALANCE
ストーリー  ラ・バランスとは隠語で密告屋のこと。ある日、ポーロが何者かによって殺された。黒幕はロジェ・マッシナだと睨むが、新たに情報屋を作らねばならなかった。警察が目をつけたのは娼婦のニコルだった。
監督 ボブ・スウェイム
出演 ナタリー・バイ フィリップ・レオタール リシャール・ベリ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  デデの登場シーンには何故か笑ってしまった。いい男だと言ってたのに、極端なタレ目である。シリアスなギャングものなのに、刑事たちの車に必ず駐車違反の切符が挟まれている等、小ネタで笑わせてくれる。警察も娼婦もフランスらしくウィットの富んだ会話、これが心地よい。
 ニコルとデデ両方同時に密告屋に仕立てる手法は面白かったが、中盤で中だるみに・・・そして、人が殺されすぎだ・・・
 リシャール・ベリって田村正和に似てる?

セザール賞4部門獲得
(2004.3)

愛しのタチアナ 1994 フィンランド
シネセゾン=パルコ
TAKE CARE OF YOUR SCARF, TATIANA
ストーリー  ミシン職人のヴァルトは修理工レイノの所へ車を取りに来たが、唐突に二人で旅にでる。途中、港まで乗せて欲しいとロシア人とエストニア人女性を拾う。。。
監督 アキ・カウリスマキ
出演 カティ・オウティネン マッティ・ペロンパー マト・ヴァルトネン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ジョン・トラボルタをさらに太らせたような男はコーヒー中毒のヴァルト(マト・ヴァルトネン)。ロックンローラー気取りのウォッカ中毒男はレイノ(マッティ・ペロンパー)。とにかく女性の前では内気で無口な男となる二人。安ホテルに泊まっても何もせず、ただ食って寝るだけの二組。何もしゃべらない男女なのに台詞を想像してしまい、どこかで心が通じ合うのが不思議だ。突然の旅であったが、更に「外国へ行こう」ということになるところが素敵ですね。レイノは言葉の壁をどう乗り越えるのか・・・多分この後も無口のままなのだろうな。
(2004.5)

愛しのローズマリー 2001 アメリカ
FOX
SHALLOW HAL
ストーリー  父の遺言により女性の外見のよさばかり追い求めていたハル。自己啓発セミナーのロビンスに催眠術をかけられ、内面の美しい女性が美人に見えるようになってしまった。そこで出会ったのが体重300ポンドの女性ローズマリーだった。。。
監督 ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー
出演 ジャック・ブラック グウィネス・バルトロー ジョー・ヴィテレッリ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  最後は、どんな風に映っていたのだろうか・・・心が美しければ問題ないんだけど、多少は綺麗にやせて見えたに違いないと思うんだけどなぁ。
 本筋よりも、憎たらしい看護婦が実は美人であったり、小児病棟の子供たちが火傷を負っていたなんてところが好きですね。障害者に対する偏見を無くそうという趣旨もわかるのだけど、全てが外見と内面が正反対なんてことは絶対にないだろうし、この例はたまたまなんだということがハッキリわかればもっと良かったかも。
(2004.10)








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