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神様のパズル 2008 日本
東映
ストーリー  双子の弟・喜一が海外旅行に行ったため大学での代返をすることになった綿貫基一。
監督 三池崇史 原作:機本伸司
出演 市原隼人 谷村美月 松本莉緒
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  大切な3つの袋とは、堪忍袋、給料袋、そして・・・ほら、男にとって大切な・・・
 珍しく映画の原作を読んでしまい、当ブログにてキャスティング予想までしてしまいました。しかし当たったのは谷村美月だけ!まさか監督に三池崇史が抜擢されるとは思いもよらなかった。予告編だけで判断すると、小難しい物理をテーマにするよりはロックとSMと任侠で勝負してやるぞ!という意気込みも感じられ、原作をどこまで壊してくれるのか楽しみにしていました。
 まず人物設定から。原作では単に落ちこぼれ大学生という主人公でしたが、映画では双子の弟(市原二役)を加え、彼が海外旅行に行くので主人公基一が代返するために物理学ゼミを受けるという大幅変更。観客が主人公と同じように宇宙創造というテーマを理解するため、彼が寿司屋で修行するロッカーであるという斬新な設定も加えられた。中でも、寿司とアインシュタインは一貫して語られるくらい。とにかく前半部分は小説と全く違う感覚!特に市原隼人の演技はいつでも笑えるのです。
 “映像化不可能と言われた”などと最近は耳にタコができるくらい使われてますが、この映画でも巨大な施設“むげん”のCGが背景の自然にも溶け込み真に迫ってました。一方では、難解な用語がポンポン飛び出すために、コミカルなアニメーションで丁寧に解説。ただ、中盤からは眠くなってくるかもしれません。
 三池監督の狙いだったのかどうかはわかりませんが、谷村美月の胸元を強調するカメラワーク。それに盗撮映像などもあるし、男だったら目が釘付け。当然、彼女のファンならば必見です。英語がネイティブの発音じゃなかったのもアイドルらしくていいのかも。他の俳優では、笹野高史と李麗仙、それに若村麻由美がいいなぁ。
 エビとコハダのエピソードは本当なのだろうか・・・
(2008.6)

咬みつきたい 1991 日本
東宝
ストーリー  ルーマニアがオリンピックで全勝するように吸血鬼の血液を開発したが何者かに盗まれてしまう。女医の竹井ゆづ子(安田)が血液を手に入れるが、社内抗争に巻き込まれて殺された石川(緒方)に誤って輸血されてしまう。
監督 金子修介
出演 緒方拳 石田ひかり 安田成美
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★
コメント  糸井重里とか森本毅郎なんかを平気で起用したおかげで全くメリハリがなくなったのではないか?天本英世博士が血液を持ってきたなんてのは面白いのに・・・まぁ、1年後見事に甦ったパパ。石田ひかりも処女だったというわけだ。
 中盤は淡々とした邦画にありがちの映画。コメディとしてもゆるすぎるため、全くのれない。殺し屋が現れるところなんて、60年代のギャング映画風のつまらなさ。日本人にドラキュラが無理だったか・・・じゃなくて日本映画に無理なんでしょうな。
(2006.10)

神の左手 悪魔の右手 2006 日本
東芝エンタテインメント
ストーリー  楳図かずお原作のホラー。
監督 金子修介
出演 渋谷飛鳥 小林翼 前田愛
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  あっ、ソウ!
 予告編で見た『SAW3』も楽しみになりましたが、この作品の主人公は人間の悪意を夢で予知する山辺ソウ。映画『太陽』では神から人間になった天皇を描いてましたが、この作品では子供の左手が神になっちゃうのです。右手だけ鍛えると守護神になれるんじゃないかと思っていたら、なぜか左手が神で、右手が悪魔なのです。最近、楳図作品が映画化されることが多いようなのですが、そんなに面白いんでしょうか・・・と、期待せずに観ました。
 冒頭、「映画監督 那須博之に捧ぐ」の文字に驚く・・・もしかすると、デビルマンに対するコメディ映画、もしくはB級駄作をオマージュしているのではないかと勘違いして、恐怖感を味わうよりも笑える映画なんだと先入観を持ってしまいました。そして予想通り、この映画は田口トモロヲを楽しむ映画だったのです。もちろん、彼を知らなければ怖いだけかもしれません。現に隣で鑑賞中のあんちゃんは何度もビックリして座席から転げ落ちそうでしたが、こちらも負けじとコミカルな警備員のシーンや楳図先生登場シーンで笑って席を揺らしてあげました。
 R-15のスプラッターホラー。胴体から首が転がり落ちても笑える。物凄い形相になっている田口トモロヲを見ても笑える。ストーリーは最初から破綻しているにも拘らず、無茶な展開になっても笑える楽しみを与えてくれるので許せる内容でした。「白い家だと言ってたのに、白いのは玄関だけじゃん」とか「なんで刑事が出てくるんだよ」などと突っ込むよりも、七変化する田口トモロヲの表情をこっそり真似するほうが楽しいんです。これぞデビルマン・リスペクト!B級にはB級の楽しみ方があることを教えてくれました。
 夢の中なのか、現実なのか。わからないまま、黄色い電車に乗って白い家と青い携帯電話を持つ青いお姉ちゃんを探す山辺イズミ(渋谷飛鳥)。前田愛がそのお姉ちゃんだとわかると、「殺されるんだろうな」と予想できてしまいますが、田口トモロヲの娘が実はクララだったという軽いオチは予想できません。この下手な演技の女の子もどこかで見たことがあると思うのですが、誰も知らないです。
 結局は、ホラーというよりもブラック童話といった雰囲気でした。娘に絵本を作ってあげるという設定だし、ハサミでお腹を切り裂くとか、お菓子の家に迷い込むとか、童話をベースにした部分が多い。いくつの童話が隠されているのか数えてみるのもいいかもしれませんが、黒い絵本は『デスノート』の宣伝目的だとか、クライマックスでお腹の中からソウが登場するシーンは『マニトウ』なのか『エイリアン』なのかと議論するのも楽しいかもしれません・・・
(2006.10)

紙屋悦子の青春 2006 日本
パル企画
ストーリー  昭和20年の春、鹿児島の紙屋家では妹悦子の縁談が舞い込んできた。彼女がずっと好きだった明石少尉の紹介によるものだったが、紹介された永与少尉の実直さに乗り気になった悦子だった・・・
監督 黒木和雄 原作:松田正隆
出演 原田知世 永瀬正敏 松岡俊介
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  おはぎを作成した。
 急逝した黒木和雄監督の遺作。戯曲が元になっているだけあって、舞台となるのは紙屋家と病院の屋上だけだ。しかも定点カメラにおけるワンカットが多く、覚えるのも大変そうな長台詞によって観客を映画の中へ引きずり込んでゆく。戦時中という異常な事態ではあるものの、兄(小林薫)と兄嫁ふさ(本上まなみ)、そして妹悦子(原田知世)の3人の会話はホームドラマさながらに笑いを与えてくれるのです。
 悦子が好きだったのは兄の後輩である海軍航空隊の明石少尉(松岡俊介)。しかし、突然舞い込んできた縁談は彼の紹介で整備工の永与少尉だった。美味しい静岡のお茶と甘いおはぎ。趣味について話をすすめるよりも食べ物の話題が縁を取り持つほど微笑ましいお見合い。女学校を出ていても文学や映画の趣味もない悦子の日常は、ほんの些細なことでも幸せを見出せるかのような慎ましい女性だったのです。ふさの言葉から推測すると悦子は寂しがりやのはずなのに、両親を東京大空襲で失っても凛とした態度で昭和を生きる女性でした。
 沖縄奪還作戦に志願した明石が紙屋家を訪れたとき、永与からの縁談にも感情の揺れを見せなかった悦子の心理が大きく変化します。「なぜ戦争が起こるのか?」という疑問は序盤に見せる後年のシーンで語られますが、ただ平凡に生きたいと願う彼女に好きだった人を戦争に奪われる悲しさが堰を切ったように押し寄せてしまうのです。もう家族は失いたくないという心。純粋に祖国のために命を賭ける明石はその彼女の気持ちをも考えて、信頼できる永与に悦子を託したのでした。この手紙の内容はわからないものの、永与の言葉や、会話の中でちょっとだけ見せる明石の悦子に対する想いが観客の想像力をたくましくしてくれる。こうした手法も好きです。
 海軍基地も飛行機整備工場も登場しない。戦争の映像だって一切登場しないのに、ここまで戦争の無情さを伝えてくる脚本の上手さ。戦争の悲惨さはなにも戦場だけではなく、一般家庭の食卓にだってあるんだ。そうした黒木監督の想いが伝わってくる。赤飯とらっきょうを食べれば死なないという噂が本当だったらと願う一般庶民。小さな幸せしか望んでいない人たちがもっと声を上げられる世の中にしなければならないのかもしれません。また、『父と暮らせば』と同じく、残された人の悲しさや苦悩も伝わってきました・・・
(2006.12)

髪結いの亭主 1990 フランス
テレビ東京=アルシネテラン
LE MARI DE LA COIFFEUSE
ストーリー  幼い頃から女性美容師と結婚したかったアントワーヌはもはや中年。ようやく念願の妻マチルドを娶り、幸せな日々を過ごす。
監督 パトリス・ルコント
出演 ジャン・ロシュフォール アンナ・ガリエナ ロラン・ベルタン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  ルコント作品って、つまらないストーリーであっても惹きつけられる魅力がある。エロチックであっても見せないエロス。完全に男目線であるけど、男のいやらしさよりも自然な欲望。イタリア映画では少年時代の淡い性欲を描いた映画が多いけど、それともどこか違う。
 この映画の場合は独占欲が強い男アントワーヌだけど、50過ぎてもようやく二人目の理想の女性だったのだ。少年時代の憧れの理容師は鎮静剤の飲みすぎで死んでしまったという苦い経験。ずっと見守っていたいがためにマチルドに仕事をさせ、自分は店のソファでくつろいでいる。たまに理容中でも後ろから胸を揉み愛撫はじめる。
 卓球好きの客、床屋嫌いの子供、など個性的な客も魅力的だが、アントワーヌがイスラムダンスを踊ったときの客の喜びようがなんとも言えない。しかし、マチルドの自殺・・・幸せな日々は永遠に心の中にしまっておいたほうがいいのか・・・ファンタジーっぽいけど、残された者の悲しみが胸に痛い・・・

1991年英国アカデミー賞外国映画賞ノミネート
(2006.11)

亀は意外と速く泳ぐ 2005 日本
ウィルコ
ストーリー  夫が単身赴任中のため日々自分の存在が薄れていくと感じていた主婦すずめが小さな張り紙を見てスパイをすることになった。
監督 三木聡
出演 上野樹里 蒼井優 ふせえり
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  生まれる前からの友達クジャク(蒼井)の存在。パリへ行くのが夢を持っている、目立ちすぎる性格の彼女。
 スパイをすることになっても何も指令がない。平凡に過ごし、目立たないことが指令といえば指令。ある国のスパイというへんてこなスギタニ夫婦はわけがわからない。元は些細ではるが不条理な人間たちの住む町。ユル〜いギャグの応酬が中心で、かなりの脱力系。憧れだった加藤先輩が実はハゲだったというネタでは大笑いできるが、他はクスクス程度。「生え際」という台詞が頭に残る。
 豆腐屋もそこそこ美味いラーメン屋も、そして最期にはベンチばばあもスパイだったということが明かされるが、終盤のストーリーがいまいち盛り上がらなかったことが残念だ。
(2006.9)

ガメラ対宇宙怪獣バイラス 1968 日本
大映
GAMMERA VS VIRAS
ストーリー  地球を植民地にしようと目論むバイラス人の宇宙船がガメラと遭遇し破壊。第二攻撃隊がガメラの記憶をキャッチし、子供が好きだという弱点を得る。そこでボーイスカウトの2人の少年を人質にとってガメラに攻撃をあきらめさせる作戦に出た・・・
監督 湯浅憲明
出演 本郷功次郎 渥美マリ 八重垣路子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★
コメント  ボーイスカウトの正夫とジムが海洋研究所の小型潜水艇で海を探索中、ガメラを発見。ガメラは子供の味方だからといって、驚くこともない正夫。いきなり子供向けになった感のあるシリーズ作品だ。
 捕らわれた正夫とジムは宇宙船に連れられて、ガメラには脳波コントロールされて、地球を攻撃させるのだ。短絡的な上に、コントロールされたら、人質はもう必要ないという突っ込みどころもある。しかし、地球は2人の人質のために宇宙船を攻撃できない。そのため国連の決定は降服することに・・・
 黒部ダム破壊、東京タワー破壊、とにかく前3作のフィルムをそのまま利用した映像が多すぎる。正夫が考案した方位磁石の通信機も安っぽいし、金のかかったところは小型潜水艇だけなのか・・・。バッテリーのプラスとマイナスを逆にしたイタズラを基に、ガメラのコントロールのリモコン装置を逆にして?電流が逆に流れれば、命令も逆に伝わるという発想がすげー
(2007.12)

ガメラ対大悪獣ギロン 1969 日本
大映
GAMMERA VS GUIRON
ストーリー  明夫とトムが無人の宇宙船に乗り、遊んでいたらそのまま宇宙へ飛んでいってしまった。辿り着いた星には宇宙ギャオスがいたが、包丁頭の怪獣にやられてしまうとこを目撃。
監督 湯浅憲明
出演 加島信博 秋山みゆき 笠原玲子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★
コメント  カメ、トカゲ、コウモリ、イカと動物シリーズが続いていたけど、今度はギロチン?最初に星座の姿や天文台が映し出され、天体好きの少年にはたまらない冒頭。世界各地の天文台に宇宙からきた電波。宇宙人がいるんじゃないかと噂される。巡査役に大村崑。子供たちにコンちゃんと呼ばれているのが面白い。「嬉しいとメガネが落ちる」というギャグまで・・・
 たどり着いた星はテラ星。太陽をはさんで丁度地球の反対側にあるという太陽系第10惑星。。ギロンという怪獣はそのテラ星の番犬のような存在。科学が発達しすぎて、いろんな怪獣が生まれてしまったらしい。しかし、友好的な宇宙人ではなく、子供たちを食べようという恐ろしい存在。彼らがピンチになったときガメラがやってくる・・・
 最初はやられたけど、子供たちの声援によって復活する。鉄棒の大車輪とかゴーゴーダンスとか、笑えるシーンが続く。強いぞガメラ♪と歌われつつも、子供たちの助言のおかげでギロンを倒したガメラだった。
 それにしても、子供が勝手にテラ星へ行って破壊活動するなんてのは明らかに侵略行為。地球では彼らの行方不明だけが問題になったのであって、被害は何も被っていないのだ。それでも戦争や交通事故のない世界を作りたいと願う子供の気持ちは大切にしたいものです。
(2007.12)

ガメラ対大魔獣ジャイガー 1970 日本
大映
GAMMERA VS JIGER
ストーリー  大阪万博にウェスター島の悪魔の笛と呼ばれる巨石が展示されることになった。島のギボーが中止を主張するものの運搬作業が開始。しかし、ガメラが現れそれを妨害しようとする・・・
監督 湯浅憲明
出演 高桑勉 ケリー・バラス キャサリン・マーフィー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★
コメント  今回も大村昆が出演。万博用の小型潜水艇を作ってる。これってバイラスの時のモノと同じなのか?使いまわしが得意なガメラシリーズだけにあり得るなぁ・・・
 大阪万国博覧会や世界の不思議な遺産が紹介される。前作に引き続き、子供の学習意欲を高める映画だ。
 ガメラはジャイガの棘に刺され、透明になり動かなくなってしまう。アオウミガメと同じ骨格のガメラはジャイガの卵を産み付けられたと発表されたのだ。ガメラを蘇らせるしか方法はない!ということになって、勝手に潜水艇に乗ってヒロシとトミーはガメラの対内に潜り込む。まるで『ミクロの決死圏』のようだ。ジャイガの幼虫に遭遇するが、トランシーバーを投げつけると幼虫が死んでしまった・・・これを利用してジャイガに対しては雑音を大量発生させる低周波作戦が取られたのだ。最後はめでたしめでたし・・・万博会場も大丈夫だった。
 ガメラは体長60mで80t。どう考えても合わないような気もする。
(2007.12)

ガメラ対深海怪獣ジグラ 1971 日本
大映
GAMMERA VS ZIGURA
ストーリー  海洋学者の2人と子供健一とヘレンは謎の飛行物体が海に降りるところを目撃しボートで現場に向かうが、あっという間に惑星ジグラの宇宙船の中へ。ジグラの科学技術を証明するために東京にマグニチュード13の地震を発生させるという・・・
監督 湯浅憲明
出演 坂上也寸志 グロリア・ゾーナ 坪内ミキ子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★
コメント  日本も宇宙開発に乗り出した・・・しかし、地球人と同じように宇宙旅行に成功し宇宙開発に乗り出した星もあるに違いない。
 またもや水族館や海洋研究所。公害問題も取り沙汰されているけど、同じ年に公害問題を扱った『ゴジラ対ヘドラ』が公開されていることも興味深い。そして、国連直属(?)の地球防衛軍なる存在が明らかに。なんだか本物の飛行映像まで使ってるし・・・
 一旦倒れてしまうところはガメラシリーズのワンパターン。続けて見ると、全く面白くない。特に子役のセリフがどれもこれも棒読みであるのが原因かもしれないし、海外に売り出そうと外人の子供を使っていることもつまらなくしている原因か・・・
 海をきれいに!終わってみて印象に残るのはそれだけ・・・それと、原爆を使うかどうかなんて、子供向け映画で言わせるんじゃないよ・・・まったく。
(2007.12)

かもめ食堂 2005 日本
メディアスーツ
ROUKALA LOKKI
ストーリー  フィンランド、ヘルシンキで食堂を開いたサチエ。最初の1ヶ月は1人も客が入らなかったが、日本オタクの青年が入ってきたことから・・・
監督 荻上直子
出演 小林聡美 片桐はいり もたいまさこ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント 誰だ、誰だ、誰だ〜
馬券売り場の片隅で〜
黒い制服〜ガードマン〜♪
 などとガードマンのバイトの悲哀を歌ったオリジナル替え歌「黒い制服」。いや、懐かしい。「あの・・・ガードマンの歌知ってますか?」などと小林聡美に声をかけられたような気分になってしまいました。その彼女、周りに知人なんて一切いないような土地なのに、「フィンランドならなんとかやってけるかな〜」とか言ってた主人公サチエでしたが、フィンランド語もバッチリだったので、かなり生活設計は立てていたのでしょう。
 それにしてもスローライフ!やっぱりヘルシンキには森があるからなのか、アキ・カウリスマキを輩出したフィンランドだからなのか・・・主演日本人の3人のオフビート感も相まって絶妙な空間を作り出していました。そういえば、『過去のない男』の主演男優マルック・ペルトラも出演していましたが、あの映画では寿司を食べていましたっけ。そして、今回はおにぎり。徐々に客が増えていく様子には感動しましたが、いきなりの日本食というのはフィンランド人にはまだまだ抵抗があったのかもしれません。
 サチエ(小林聡美)、ミドリ(ナンちゃん)、そして小林聡美と「やっぱり猫が好き」で共演したもたいまさこ=マサコ。この3人の過去は一切明かされませんが、3人とも都会の生活に疲れ、未来を求めてやってきたという雰囲気に満ちていました。金の亡者になるような日本人が多い中、本当の意味での人間関係や人間らしい生き方を教えてくれたような気がします。
 おにぎりの具の選定は大変なようでしたけど、おにぎりを中に入れたシナモンロールなんてのはいかがでしょう?
(2006.6)



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