ガラスの中の少女 | 1960 日本 日活 |
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ストーリー | 中学の同級生・陽一にばったり出会った高校生の靖代。 | |||
監督 | 若杉光夫 | |||
出演 | 吉永小百合 | 信欣三 | 轟夕起子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★ | ★★★ | ★ |
コメント | 湖に浮かぶ少女・吉永小百合・・・このまま死んでしまうのか・・・靄がかかった雰囲気はモノクロ映像だからこそ映えるんだろうな。と、回想シーンに入る。 学校を辞めて町工場で働く陽一(浜田光夫)。一方、靖代は変人と言われる大学助教授の義父が教授昇進になった日から心に変化が。 貧乏で酒飲みの父親という典型的な不幸なパターンの陽一が死にたいと思うのはわかるけど、靖代が死にたいと願った心境は納得いくものじゃない。脚本もグダグダであり、悩める青年像を描こうと思いつつ、意味不明のものとなってしまったようだ。吉永小百合の若さだけがピチピチで可愛いのが救い。 島田勉というのが靖代の本当の父親・・・西南塾の塾長と同じ名前・・・でも戦死したのね。 (2007.3)
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ガールフレンド | 2004 日本 ラブコレクション製作委員会 SOMEONE PLEASE STOP THE WORLD |
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ストーリー | フリーカメラマンのキョウコは酒で記憶をなくしたまま行きずりの男に身を委ねる生活を繰り返していたが、素人をナンパしてヌード写真を撮る企画のためモデル探しでミホと知り合う・・・ | |||
監督 | 廣木隆一 | |||
出演 | 山田キヌヲ | 河井青葉 | 渋川清彦 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 美容師見習のミホは父親が離婚して家を出ていき8年目。ひょっとしたことで、その父親(田口トモロヲ)と出会いムシャクシャしていたのだ。それがなければヌード写真はOKしなかっただろうし、彼女たちは出会うことさえなかったかもしれない・・・ ちょっとしたプチレズ。「心中しよっか?」などと厭世的な言葉も聞かれるし、ストーリーは肯定もできない。しかもキョウコの場合は若者気質を反映しているだけの共感できない立場。ひまわり畑のシーンがとても爽やかなんだし、もうちょっと工夫があればいい映画になっていたかも。 (2008.12)
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カリフォルニア | 1993 アメリカ 日本ビクター=東京テアトル KALIFORNIA |
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ストーリー | 連続殺人を取材する作家ブライアン(ドゥカヴニー)は写真家のキャリー(ミシェル・フォーブス)とともに憧れの場所カリフォルニアを目指すが、ガス代節約のため同乗者を求めていた・・・ | |||
監督 | ドミニク・セナ | |||
出演 | ブラット・ピット | ジュリエット・ルイス | デヴィッド・ドゥカヴニー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | トレーラーハウスに住むアーリー・グレイス(ブラピ)と彼を盲信しているアデリーン(ルイス)。方乳を曝け出すジュリエット・ルイスが眩しい。 2人が同乗してからはロード・ムービーとなるが、ブラピとジュリエット・ルイスが頭の足りなさそうな雰囲気を上手く演じていて笑わせてくれる。そして語り手でもあるブライアンがまじめに「殺人者と普通の人の違い」を語っている様子もシニカルで面白い。なにしろドライブに出かける前に大屋を殺し放火していたブラピだったのだ・・・ガソリンスタンドで「次は君が払え」と言われて、トイレでおっさんを刺し殺すアーリー。やがてカーセックスを目撃し、彼の野獣性に気づいたキャリーは彼を降ろそうと主張するが時すでに遅し。人殺しの現場を見せられ、ニュースによってアーリーが指名手配されていることを知る。 ネバダの廃屋で警官2人を撃ち殺し、ついに殺人鬼の本性を見せるアーリー。しかし、ここからの演技はちょっと弱くなってしまう。この翌年に『ナチュラル・ボーン・キラーズ』でまたもやクライム映画に出演するジュリエット・ルイスの演技はよかったけど、ブラピがもっとキレてくれたほうが良かった。なぜ殺人者となったかわからないほどだったと述懐しているところから、そのままのほうが良かったのかもしれないけど・・・ (2007.3)
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カルメン | 1983 スペイン 東映ユニバース CARMEN |
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ストーリー | 舞台劇“カルメン”を演ずるはずの役者たちが劇そのものの運命をたどってゆく。 | |||
監督 | カルロス・サウラ | |||
出演 | アントニオ・ガデス | ラウラ・デル・ソル | パコ・デ・ルシア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | パコ・デ・ルシアのフラメンコギターが最高! 舞台監督であるアントニオは魅力的なカルメンを採用。自ら踊りを指導して、やがて虜になってゆく。寝たのに、よるには去ってゆくカルメン。彼女はドラッグで捕まり、刑務所内の男と結婚していたのだ。そして旦那が出所してアントニオの前に現れる・・・ 何しろ踊りの練習中心(それでも充分魅力的)。セリフなんてのも最小限で、ミュージカル公演前のドキュメンタリーにも思えてしまう。たしかに踊り部分はかなり評価できるのだが・・・オリジナルのカルメンと比べれば結末も貧相。あっという間に終わってしまった。 1983年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート 1983年カンヌ国際映画祭フランス映画高等技術委員会賞、芸術貢献賞 その他 (2008.5)
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ガレージ | 2006 インドネシア 東京国際映画祭 GARASI |
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ストーリー | ロックバンドに夢をかける少女ガイアと、地元の民族音楽楽団一家に生まれながらロックを目指すアガ、友人のアワンが巡り会いインディーズ・ロックバンドを結成。CDが売れ、有名になる3人だったが・・・ | |||
監督 | アガン・セントーサ | |||
出演 | アユ・ラトゥナ | フェディ・ヌレル | アリエス・ブディマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 男女の関係のもつれによってすぐにバンドを抜けてしまうガイア。母親が祖父母の元へ行ってしまうが、彼女は孫として扱われてなかったので一緒に帰れない・・・ ドラマーのアワンは日本の音楽学校を辞めてきたばかり。日本にいても“ガイジン”として扱われるので幼なじみのアガとバンドを組みたくて帰国したのだった。パデポカンという民族音楽家族のアガの兄。敢えて民族音楽色を全く出さないのがアガの抵抗。それぞれに個人的事情を抱えた3人だったのだ。 有名になってコンテストを目前に控えた頃、ガイアが不倫の子だとしてバッシングを受ける。イスラム教が中心の多宗教国家であっても、一般的な不道徳としてかなり厳しい扱い。昔の日本でも“妾の子”と蔑まれた時代もあったかなぁ。そして、コンテストも不出場に追いやられて3人はバラバラに・・・ ラストのコンサートシーンでは民族音楽を取り入れているのが良かった。全体的には粗削りだけど、逆に初々しさが感じられてよい。80年代に流行ったロックの雰囲気で、イスラムっぽい音階も使い、暗いイメージが大きい。ドラム、ギター2本の編成だけど、アガがコンピュータを駆使しているため音はなかなかのもの。アユ・ラトゥナの透き通った声のおかげで成り立ってるんだと思うけど・・・ (2008.10)
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