学校 | 1993 日本 松竹 |
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ストーリー | 下町にある夜間中学の教師・黒井。卒業式が近づいた日、卒業記念文集のための作文を書かせるが、生徒たちの思い出がよみがえる。 | |||
監督 | 山田洋次 | |||
出演 | 西田敏行 | 新屋英子 | 結木奈江 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | おぐりきゃっぷ!第35回有馬記念の実況を思い出して雄弁をふるうイノさん(田中邦衛)。冬のある日、死んでしまった彼。不幸の連続だった話をクロちゃんがHRで語ると、もうしみじみ。 公開当時はまだ教育界に未練があったころだったので、ここまで教育の素晴らしさを感じさせる映画にはもう絶賛。生徒一人の死をみなで語り合って、それを生きた授業にする。そして、人生を学ぶことによって幸福を追求する・・・ 今となっては中学を卒業できない事情とか、職業についても考えさせられるが、さすがに15年も経ったら学歴社会の弊害という問題は影をひそめてしまう。韓国人、中国人という生徒という設定は時代の先取り。細かな部分で山田洋次のメッセージが聞こえてくるところもいい。 1993年日本アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演男優賞(田中邦衛)、監督賞、脚本賞、録音賞、新人俳優賞(萩原聖人) (2008.9)
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学校II | 1996 日本 松竹 |
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ストーリー | 青山竜平が勤める北海道の竜別高等養護学校。卒業間近になって、生徒の高志(吉岡秀隆)と佑矢(神戸浩)が買い物に出ると言ったきり寮に戻ってこなくなった・・・ | |||
監督 | 山田洋次 | |||
出演 | 西田敏行 | 神戸浩 | いしだあゆみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 前作の西田敏行とは別人。娘は初々しい浜崎あゆみ!とびっくりする。どことなく若い小林先生(永瀬正敏)の教師としての成長物語である前半部分と、二人の生徒が小さな冒険をする後半といった感じ。あむろのコンサートに行って、最後には熱気球を体験するという展開。 養護教育の現場がよく伝わってくる。教師として最も難しくやりがいのある仕事。3人チームで少人数生徒を見なくてはならないのだ。中でも神戸ちゃんの演技は地でいってると思えるほど熱演。ヘッドギアをつけたやっかいな生徒で、3分じっとさせるだけで大変といった役。 1996年日本アカデミー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞、編集賞、すべてノミネート (2008.9)
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学校III | 1998 日本 松竹 |
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ストーリー | 自閉症の息子を持つ紗和子は不況の影響で会社を解雇され、職業訓練校に通うことになった。そこで大企業をリストラされた高野周吉と知り合い・・・ | |||
監督 | 山田洋次 | |||
出演 | 大竹しのぶ | 黒田勇樹 | 小林稔侍 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 夜間中学、養護学級、職業訓練校と、普通では映画で取り上げないテーマを真摯に取り組んでるな〜と感心する。それに紗和子(大竹)の息子・トミー(黒田)は自閉症。しかも夕刊配達をしているため問題も多い。 ボイラー2級の試験や再就職を目指す様子がメインかと思ってたけど、中年の恋愛のほうがメインになってしまった感じ。不況の中での労働問題と障害児を持つ親の苦悩という2本柱の上に恋愛があるんだから、2時間の枠では描ききれないことも多いのだろう。途中、「いつになったら安心できる老後をおくれるのか」といった労働者の心を代弁する大竹しのぶのナレーションがあるのですが、ここが訴えたいテーマなんだろうけど、試験や就職が簡単に決まり過ぎることも残念といえば残念。 とにかく不幸の連続の主人公紗和子。生まれた子供が自閉症、10年前に夫を亡くし、小さい職場も解雇。そして最後には乳がん宣告である。学校というテーマからは若干逸脱しているものの、別の意味での感動作だった。 小林稔侍の演技は下手だといつも思ってたけど、こういう役は似合ってるなぁ〜なぁんちゃって。オカマのケーシー高峰も印象的だった。 1998年日本アカデミー賞新人俳優賞 同作品賞、主演女優賞、助演女優賞(余貴美子)、監督賞、脚本賞ノミネート 1998年ブルーリボン賞助演女優賞 (2008.9)
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十五才 学校IV | 2000 日本 松竹 |
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ストーリー | 不登校の中学3年・川島大介。両親に内緒でヒッチハイクの旅に出る。屋久島の縄文杉を目指して悪戦苦闘の旅を続ける・・・ | |||
監督 | 山田洋次 | |||
出演 | 金井勇太 | 麻実れい | 赤井英和 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 教室の席には金魚が2匹泳いでいる・・・と笑わせる冒頭シーン。運転するのは笹野高志だ。そして赤井英和は大阪まで。そこから九州まではおばさん(麻実)の運転。実は彼女の息子も家に閉じこもりきりでジグソーパズルばかりしてる男だったのだ。別れ際にくれた帆船のジグソーの裏には浪人の詩が書かれていた。 縄文杉を目指すときのお姉さん、その後のおじいさん(丹波哲郎)のエピソードによって少年は成長するんだけど、時代劇とジグソーが好きな友達の影響が一番大きかったような。 2000年日本アカデミー賞新人俳優賞 同作品賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞ノミネート (2008.9)
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学校の怪談3 | 1997 日本 東宝 |
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ストーリー | 運動会にタイチの鏡という話題でもりあがってるいる小学校の生徒たち。1人の先生と4人の生徒が鏡の世界に引きずり込まれる・・・ | |||
監督 | 金子修介 | |||
出演 | 西田尚美 | 野田秀樹 | 黒木瞳 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 黒木瞳の再婚話とか、兄弟になる予定の子供たち。人を信ずるとか、未来は自分で変えるといった子供向けの幽霊話。ボクシングをやってるペチャパイの八橋(西田)先生が楽しかったりする・・・全然面白くない話だったのに、再婚のため東京に引っ越すことになった子供の別れのシーンにホロッときてしまう。タイチという幽霊は体が弱く、みんなの運動会をこっそり眺めているといった設定がよかったかも・・・ (2009.1)
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カッコーの巣の上で | 1975 アメリカ UA ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST |
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ストーリー | 刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装ってオレゴン州立精神病院に入ったマクマーフィは、そこで行われている管理体制に反発を感じる。彼は絶対権力を誇る婦長ラチェッドと対立しながら、入院患者たちの中に生きる気力を与えていくが……。 | |||
監督 | ミロス・フォアマン | |||
出演 | ジャック・ニコルソン | ルイーズ・フレッチャー | マイケル・ベリーマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | マックの意志はチーフに継がれた。 ラチェットの厳しさはごく普通。有能な看護師という言葉にも納得のもの。ところがマクマーフィの脱走に同行した患者たちの楽しそうな表情を見ると、そうも思えなくなってしまう。ワールドシリーズを観ると言ってたけど、結局は自由が欲しかっただけ。外の世界を謳歌したほうが患者の治療にも役立つように思えてしまう。まぁ、元来、精神病院なんて患者の更生を促すよりも閉じ込めておくことが主となるんだから、こんな病院はどこにでもあると思う。 脱走が原因で、マックを刑務所に送り返すよりも病院に縛り付けることを主張することになったラチェット。舞台は精神病院であるが、普通の監獄モノのような展開となる。 カナダに逃げるためお別れパーティをこっそりと・・・と計画は吃音のビリー(ブラッド・ドゥーリフ)の童貞お別れパーティみたいな雰囲気となり、酒の飲み過ぎのためか全員寝込んでしまった。ビリーが母親だけには言わないでくれてと懇願するもののラチェットの厳しさのため、彼はそのまま自殺・・・なんと悲しい結果。 精神病院の実情が浮き彫りにされると同時に、自由を求める姿が胸を熱くさせるものの、自発的に入院している患者もいることがすんなり受け入れられない点。それでもチーフが重い水道を壊して脱走を図るエンディングはすがすがしいし、ヨットの上での楽しい思い出が患者たちのマックに対する想いを盛り上げてくれた。 クリストファー・ロイドもいいなぁ〜 1975年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞 同助演男優賞(ブラッド・ドゥーリフ)、撮影賞、作曲賞、編集賞ノミネート 1975年ゴールデングローブ賞作品賞、男優賞、女優賞、監督賞、脚本賞、新人男優賞 その他いっぱい (2008.4)
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河童 | 1994 日本 |
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ストーリー | 病を患う報道カメラマンの雄太は自分の残された時間を悟り、別れた妻との間の息子・勇に40年前に出会った河童との約束を語りだす・・・ | |||
監督 | 石井竜也 | |||
出演 | 藤竜也 | 原田龍二 | 陣内孝則 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 河童とのエピソードが進まぬうちはノスタルジーを感じさせるけど、河童の造形とファンタジー色がすべてをつまらなくしている気がする。そうか・・・河童は40年経っても生きていたんだ。 環境破壊へのメッセージなんどをもっと入れてくれればいいのに、最後はUFOで飛び立っちゃうんだからなぁ・・・藤竜也が来るまでの約束がかれを突き動かしたってことか・・・ 1994年日本アカデミー賞音楽賞ノミネート (2008.4)
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