木更津キャッツアイ 日本シリーズ | 2003 日本 アスミックエース |
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ストーリー | 残り半年と宣告されたブッさんを中心としたひと夏の物語。 | |||
監督 | 金子文紀 脚本:宮藤官九郎 | |||
出演 | 岡田准一 | 櫻井翔 | ユンソナ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | TVシリーズを観てない人にとってはつまらない映画なのでしょう。それならば、映画の宣伝でもそのように書いておいて欲しいと思う。脚本が今をときめくクドカンなので、TVを知らなくても笑える小ネタは多いのだが、10〜20代の人たちと映画を観たら場違いなことに気づく。「普通笑えないでしょ、こんなシーン」という所ばかりで笑い声が起こる。 全体のストーリーとしては内村、薬師丸のエピソードが核なのだが、それ以外はお笑い番組のコント集のようだ。つまりテレビのお笑い番組を映画館で観ただけ!というお粗末な結果となった。率直な意見としては、純粋な映画ファンにケンカを売っている映画と言えようか。また、小ネタ自体も毒のあるものが多く、これをマトモだと共感する若者が出現しないことを祈るばかりだ。 (2003.11)
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キシュ島の物語 | 1999 イラン ビターズ・エンド GHESS HAY KISH |
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ストーリー | ペルシャ湾、キシュ島を舞台にした三つの物語。『ギリシャ船』、『指輪』、『ドア』。 | |||
監督 | ナセール・タグヴァイ アボルファズル・ジャリリ モフセン・アフマルバフ | |||
出演 | ホセイン・バナヒ | ハフェズ・バグデル | モハマド・バブハン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 1.いろいろなものが流れ着く難破船。今日はダンボール(日本の家電メーカーのものが多い)。のんびりとした海辺の暮らしの中、妻の様子が徐々に霊に取り憑かれたようにおかしくなってゆく。 夕陽の海に浮かぶ難破船のシルエットが綺麗。 2.経済的理由から大学進学をあきらめ、キシュ島へ仕事を求めてやってきた18歳の男ハフェズ。海辺の一軒家で孤独と戦いながら、必死に働き金を稼ぐ。妹の結婚のための指輪を買うために・・・「学生よ!しっかり働けよ!」というメッセージだけ。 3.砂漠の中でドアを担いで歩く老人。黒やぎと娘。郵便配達員だけは、番地と名前を頼って手紙を届けに来る。男は何もかも売ってしまって、もはやドアと番地しか残っていなかったのだ・・・それにしても海が綺麗。 1999年カンヌ国際映画祭コンペティション (2005.1)
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KISSing ジェシカ | 2001 アメリカ FOX KISSING JESSICA STEIN |
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ストーリー | ユダヤ教の家庭に育った28歳になるジェシカは未だ独身。ヘレンと知り合ってレズビアンに走るが・・・ | |||
監督 | チャールズ・ハーマン=ワームヘルド | |||
出演 | ジェニファー・ウェストヘルド | ヘザー・ジャーゲンセン | スコット・コーエン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | ユダヤ教とレズビアンというのは相性が悪いのか?ジョシュにずっと隠していたり、変なところで同性愛を隠すところが意味不明だった。主演のJ・ウェストヘルドはどことなくR・ゼルウィガーに似ているためか『ブリジッド・ジョーンズの日記』と比較して売ろうとしていることがうかがえる。 レズビアンというテーマを扱ったことや、知らない俳優ばかりを使ったことといい、失敗の点が多すぎる。映像と音楽だけは綺麗だった。 (2004.11)
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奇人たちの晩餐会 | 1998 フランス アルバトロス LE DINER DE CONS |
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ストーリー | 馬鹿な人間を晩餐会に招待して、笑い者にして楽しむという悪趣味のブロシャン。当日ギックリ腰になったプロシャンは自宅でミニョンと二人きりとなった。 | |||
監督 | フランシス・ヴェベール | |||
出演 | ジャック・ヴィユレ | ティエリー・レルミット | カトリーヌ・フロ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 税務署勤務でマッチ棒芸術のミニョン。すごい。なんつうコメディだ。一人で笑いっぱなし。 (2004.12)
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キス・オブ・ザ・ドラゴン | 2001 フランス/アメリカ K2=日本ビクター KISS OF THE DRAGON |
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ストーリー | 麻薬捜査のため中国からやってきたフランスに捜査官リュウ。パリのリチャード刑事と協力してギャングを逮捕する予定だったが、リチャードはソングを殺して、罪をリュウに着せようと画策するが、殺害現場を録画テープを持って竜は逃走する。途中、ジェシカという娼婦と出会うが、彼女もまた娘を人質にとられ利用されていたのだった・・・ | |||
監督 | クリス・ナオン 製作:リュック・ベッソン、ジェット・リー他 | |||
出演 | ジェット・リー | ブリジット・フォンダ | チェッキー・カリョ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ジョニーと名づけられてしまったリュウ捜査官。英語も片言、フランス語もさっぱりわからないという状態で異国文化の中に取り残されてしまう。ツボをつく針を武器に使う設定は面白い。 しかしまぁ、パリの麻薬捜査官ってのは、どうしてこうもワルばかりなんでしょうね。『レオン』での悪徳捜査官そのままです。自国で問題にならないんでしょうか(笑)。もしや、リュック・ベッソンが麻薬で捕まったことがあるとか・・・うらみがあるとしか考えられない。 途中から派手になりすぎて無茶苦茶になるけど、アクションはさすが。首に刺す針は禁じ手なのか・・・“キス・オブ・ザ・ドラゴン”という。最後に「ひ・で・ぶ」とか言えば満点にしたかもしれない・・・ (2005.3)
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キス・オブ・ライフ | 2003 イギリス/フランス ユーロスペース KISS OF LIFE |
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ストーリー | ロンドン。年老いた父と2人の子供と暮らすヘレン。夫ジョンはクロアチアにて国連の難民救済活動を続けている。週末は彼女の誕生日だが、ジョンは帰れそうにもなかったが、彼女は突如交通事故で他界してしまう。彼女の死を知らぬまま、ジョンは帰国を決意するが・・・ | |||
監督 | エミリー・ヤング | |||
出演 | インゲボルガ・ダプコウナイテ | ピーター・ミュラン | デヴィッド・ワーナー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 悲しく重いストーリーで感動できるはずなのに、何も感じ取れなかった。 いきなりの事故だった。しかも、車にかすっただけのようにしか見えなかったので、ヘレンは死んだのかどうなのかもわからなかったのだ。そして、病院で緊急手術する場面から、いきなりヘレンは家に戻った。幽霊?それとも意識だけ浮遊して帰宅したのか?息子テリーは何かを感じ取ったようであったし、じいちゃんもいきなりボケが治ったようだけど、死んだにしては、家族は平然と暮らしているし、映像に変化がなかったのです。 家族それぞれの“夢”と“回想シーン”が交錯し、視点が誰のものかはっきりするのは夢が覚めてから。観る者からすれば、右脳で理解するよりは左脳を働かせて理解してしまう映画です。また、超常現象を信じない者であれば、この時点でつまらないと感じてしまうのです。息子テリーの持っていたトラックのおもちゃと、父ジョン(ピーター・ミュラン)がヒッチハイクしたトラックが同じであったのは唸ってしまったが、それほど意味を為さなかったのも残念。 家族の想いを感性豊かな子供たちが見事に演じて、ジョンの“帰る”という一途な行動だけは迫力がありました。観る前は、難民問題、介護問題などを取り上げた社会派映画かと思っていたけど、これでは正反対のオカルト映画に近いかもしれません。 2003年英国アカデミー賞新人賞 (2005.4)
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キス★キス★バン★バン | 2000 イギリス ギャガ・コミュニケーションズ KISS KISS (BANG BANG) |
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ストーリー | 足を洗った殺し屋フィリックスは仕事を求めて知り合いの密輸業者に頼るが、もらった仕事は彼の息子ババの子守りだった。一方、組織は引退したフィリックスの暗殺を企てて、弟子のジミーが彼を狙う。 | |||
監督 | スチュワート・サッグ | |||
出演 | ステラン・スカルスガルド | クリス・ペン | ポール・ベタニー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 33歳で外に出た事もなかったババ。フィリックスが色々と教えることに何でも覚えていく様子を見る限り、精神薄弱というよりは過保護、監禁されていただけのような気もする。殺し屋の物語の中にコメディを織り交ぜていく風変わりなハードボイルドだ。こんなの見たこともない映画だ!というのが第一印象。 音楽もスタイリッシュで軽快ではあるが、映像とは微妙に釣り合わない気もする。コメディ部分のテンポはイマイチで、フィリックスを付けねらうポール・ベタニーと組織の人間たちの演技も迫力が無いのが残念。もうちょっと丁寧に作られていたら最高のコメディになるはずだ。 この松村似のババ(クリス・ペン)の演技も素晴らしく、兄ショーン・ペンに負けじと頑張っているなぁ。 (2004.9)
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傷だらけのアイドル | 1967 イギリス Uni PRIVILEGE |
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ストーリー | 作り上げられたスター、スティーヴン・ショーターはアメリカから帰ると熱狂的なファンが迎えてくれた。 | |||
監督 | ピーター・ワトキンズ | |||
出演 | ポール・ジョーンズ | ジーン・シュリンプトン | マーク・ロンドン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 作られたアイドルとその悲劇。ストーリー展開はゆったりと、淡々と進み、自分でアイドルをやめるまでを描く。そうしたアイドルスターの悲哀よりも、政府が国民の関心をアイドルに集中させ、政治から目をそらせるような方針だったことが空恐ろしい。 最初のコンサートでは、投獄されたアイドルを演出し、涙を流すファンが面白かったけど、ラストの不気味なコンサートでは、北朝鮮のマスゲームやナチスドイツの集会をも思わせるほど全体主義の雰囲気があった。そういえば、某宗教団体の教祖もこのような雰囲気を出していたなぁ。 ストーリーは起承転結の起と結だけのような内容だった。 (2005.5)
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奇跡の歌 | 1998 アメリカ MS3エンタテイメント LOOKING FOR AN ECHO |
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ストーリー | 50歳になるヴィンスはかつてヒットチャートを賑わせた伝説のドリーマーズのボーカリストだった。今では、バーテンをやりながら結婚式のバンドを続けていて、次男も同じ道を歩もうとしていた。白血病の娘の入院先の看護婦ジョアンと付き合うこととなり、再び輝きを取り戻す。 | |||
監督 | マーティン・デヴィッドソン | |||
出演 | アーマンド・アサンテ | ダイアン・ヴェノーラ | ジョー・グリファン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 50歳の誕生パーティが最高!集まった友人たちが皆でアカペラを歌いだすところ。昔のアメリカ音楽の良さが全てつまっています。今でこそ日本でもアカペラが流行っていますが、偽物っぽいのが多すぎますよね。 ストーリー展開は予想とは違った感じになりますが、じわじわと熱き想いが伝わってきて勇気を与えてくれました。親父の曲を息子が歌い、息子の曲を親父が歌う!これって最高です。大げさですが、最高の家族愛だと思います。人はそれぞれ思い出の曲を持っているものですが、全ての人に愛する歌を喚起させてくれる映画です。 最高点をあげたいところではあるけれど、息子2人の演技力が弱いのと口パクがモロバレな点がマイナス・・・惜しい。 (2004.3)
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奇蹟の輝き | 1998 アメリカ ヘラルド WHAT DREAMS MAY COME |
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ストーリー | 4年前に子供二人を亡くした医師のクリスは交通事故で天国へ。残された画家の妻が描いた絵の中で生きることになったが、妻が自殺して地獄へと・・・ | |||
監督 | ヴィンセント・ウォード | |||
出演 | ロビン・ウィリアムズ | キューバ・グッディングJR | アナベラ・シオラ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 子供を亡くして悲惨な夫婦の愛の世界。それもつかの間、本人も死んでしまう。幻想的な油絵の世界には黒人青年アルベルトが案内してくれるのだが、実は姿を変えた息子だった。本人の口からは自分の正体を告げられないという設定は日本のコミックなんかにもよくある話だなぁ。 そんなことより、「3分経ったら意識を失う」という台詞に思わずうなずいてしまうほど眠くなる映画だった。人間死んでしまったらお終いなのに、どうしてココまで引っ張るのか意味がわからない。大切な人を思い出すというプロットは納得しましたけど、夢の家でも妹が出てこないし、ラストの映像もリーインカーネションなのか思い出なのかがはっきりしない。あとは想像してくれと美しさだけで押し切られたようだ・・・ 1998年アカデミー賞視覚効果賞 同美術賞ノミネート (2005.2)
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奇跡の人 | 1962 アメリカ 東和 THE MIRACLE WORKER |
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ストーリー | 生後19ヶ月で熱病にかかり、三重苦となったヘレン・ケラー(パティ・デューク)。受け入れる学校もないところへ、家庭教師としてアニー・サリバン(アン・バンクロフト)が現われる。 | |||
監督 | アーサー・ペン 原作・脚本:ウィリアム・ギブソン | |||
出演 | アン・バンクロフト | パティ・デューク | ビクター・ジョリイ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 「奇跡の人」とは、この映画を観るまではヘレン・ケラーのことだと思っていた・・・(恥)。原題を気にもかけていなかったことが原因だ。とにかく演技力!特にバンクロフト演ずるサリバン先生の過去の回想シーンが好きだ。パティ・デュークに関しては、咄嗟のことで目をつぶったりするアラが発見できるものの、いい演技だと思う。 登場人物の中で、意外と好感が持てる腹違いの兄ジェームズ。ラストでの彼の言葉が後押しして井戸へ向かうんだから、存在感あるはずなんだけど・・・ 1962年アカデミー賞主演女優賞、助演女優賞 同監督賞、脚色賞、衣装デザイン賞ノミネート 1962年英国アカデミー賞女優賞(アン・バンクロフト) (2004.6)
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