ゴシカ | 2003 アメリカ ワーナー GOTHIKA |
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ストーリー | 女子刑務所の精神病棟で医師として働くミランダ。ある日の帰路、少女の幽霊を轢いてしまいそうになるが。。。 | |||
監督 | マチュー・カソヴィッツ | |||
出演 | ハル・ベリー | ペネロペ・クルス | ロバート・ダウニー・Jr | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ホラーなのか、サイコなのか、ミステリーなのか、一貫性のないままストーリーは進む。しかし、ドキリとさせられるシーン満載でかなり疲れます。終ってみると、「ハハ〜ん、単なるサスペンスドラマだったのだな」と気づいた時には既に遅く、驚かされた分肩が凝ってしまいました。 途中、自分にも薬を打たれたかのように眠気が襲ってくるのだが、その都度悲鳴が起こり、眼を見開いてしまいました。それにしても登場人物の名前や人間関係が浅く、「あんたボブじゃないんかい!ボブ」のように呼称がややこしい。シェリフなら保安官と訳しておいてくれ! (2004.3)
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ゴジラ | 1954 日本 東宝 GODZILLA:THE KING OF MONSTERS |
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ストーリー | 南の島大戸島が台風のような謎の被害に見舞われた。その正体は巨大な生物ゴジラ・・・南太平洋で行われた水爆実験の副産物として生まれたジュラ紀の恐竜・・・だった。ゴジラシリーズ第1作。 | |||
監督 | 本多猪四郎 | |||
出演 | 志村喬 | 河内桃子 | 宝田明 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
コメント | 昭和29年というと、戦争、原爆の恐怖がまだ冷めやらぬ日本である。高度成長経済の時代を迎え物質が豊かになった反面、人々の深層心理には不安感が見え隠れする。ゴジラの存在自体が広島・長崎の原爆と同じような恐怖であり、唯一の被爆国日本でしか作れなかった映画だとあらためて思い知らされた。 今年は50周年にあたるが、自衛隊が発足(警察予備隊から改編)された年と、ゴジラ誕生の年が同じというのも皮肉なものだと感じます。また、ゴジラに焼き尽くされた後の映像が戦争で焼け野原となった東京のイメージそのもの。病院でのシーンも同じです。 芹沢博士(平田昭彦)の作ったオキシジェン・デストロイヤーを使用するかどうかで苦悩するシーンが最高。そして女学校の合唱団が歌う“平和の祈り”によって、悩める科学者が決断する。。。ラストの海中でのシーンは涙なしでは観られない?! (2004.11)
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GODZILLA ゴジラ | 1998 アメリカ 東宝 GODZILLA |
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ストーリー | タヒチ沖で海難事故が続発する。核実験のせいで誕生した巨大生物ではないかと推測された。 | |||
監督 | ローランド・エメリッヒ | |||
出演 | マシュー・ブロデリック | ジャン・レノ | ハンク・アザリア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 核実験から生まれたという設定は初代ゴジラを踏まえてあって、律儀な奴やの〜と感心したのだが、それがトカゲだからな・・・ちとショック。しかも、アメリカが行った核実験じゃなく、フランスが行った核実験・・・アメリカは間違いを犯さないって主張したいわけね。よくまぁ、ジャン・レノも出演OKしたもんだ(実はアメリカかぶれだったのか?)。ま、これは東宝のゴジラじゃなくて、“ゴッドジラ”だからね!アメリカの怪獣映画だと思えばそれほど問題ない。 ラストのこれでもかこれでもかとスリルを味わえたのは良かったし、ジャミロクワイの音楽だけで満足すべし。『ジュラシック・パーク』は好きなので、卵のシーンもOK! 1999年ラジー賞ワースト助演女優賞(マリア・ピティロ)、ワースト・リメイク・続編賞 同作品賞、監督賞、脚本賞ノミネート (2004.9)
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ゴジラ対ヘドラ | 1971 日本 東宝 GODZILLA VS THE SMOG MONSTER |
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ストーリー | 駿河湾。矢野の元に届けられた巨大なオタマジャクシ。研究するうちにそれらはヘドロの中で合体して大きくなることがわかる。 | |||
監督 | 坂野義光 | |||
出演 | 山内明 | 木村俊恵 | 麻里圭子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★ | ★★★★ |
コメント | 映画館で観た最初のゴジラ映画だ。しかも試写会にて、シリーズ最大の異色作を観たことになった。鳥も〜♪魚も〜♪という歌は記憶に残らないのだが、何度聞いても新鮮に聴こえる不思議な曲だ。そしてヘドロの中のペルシャ猫が可愛い。何度観てもそう思う。 星座や核爆発やヘドラの成長段階の講義、その他にも子どもの絵やアニメで説明的に随所に散りばめた特殊効果。B級要素満載なところが好きだ。公害問題を取り上げたのみならず、若者文化のゴーゴーや集会、退廃的で厭世的ではあるが、キャンプファイアーでのゴーゴーがいい♪100万人ゴーゴー大会が百人しか集まらなかったのですから・・・ この映画でゴジラはエビみたいに後ろ向きで空を飛びます。クイズにもよく出るので押さえておくように!ラストの富士山の画像が松竹からのパクリにも思えるな・・・ (2004.11)
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ゴジラ対メカゴジラ | 1974 日本 東宝 |
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ストーリー | 沖縄海洋博の工事現場の洞穴から壁画と獅子の置物が発見された。そして本土にゴジラが出現。アンギラスも出現するが仲間のゴジラを攻撃する。。。ゴジラ、アンギラス、キングシーサー、メカゴジラ | |||
監督 | 福田純 | |||
出演 | 大門正明 | 青山一也 | 田島令子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 宇宙人にメカゴジラを直してほしいと頼まれる宮島博士(平田昭彦)の苦悩・・・科学者の欲求を見事に突いた非道な誘い。ここだけはいいテーマだったかも。その他の宇宙人との対話は笑えます。。。宇宙人が猿(猿の惑星のお面)になってしまうところも笑えるけど、これはスペクトルマンの影響があるのか? 1977年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭参加 (2004.11)
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ゴジラ(1984) | 1984 日本 東宝 GODZILLA 1985 |
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ストーリー | 大黒島沖で遭難した漁船の唯一の生存者奥村。30年ぶりに復活したゴジラが原因だということを政府は隠そうとしたが、ソ連原潜が撃沈されたことにより公表された。 | |||
監督 | 橋本幸治 | |||
出演 | 田中健 | 沢口靖子 | 宅麻伸 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★ | ★★★ | ★ | ★ |
コメント | ゴジラが子供向けの映画となってから、昔子どもだった大人が大人の手に取り戻したとも言えるリバイバル。徹底した悪役のゴジラに仕立てあげ、登場シーンはさすがに怖い。目が悪党してます!夏木陽介扮する林田生物博士は30年前に肉親をゴジラに殺されたと言ってましたが、前回出演の『三大怪獣地球最大の決戦』では刑事役。関係はなさそうだ。 三原山を人工的に爆発させるなんて、当時、富士山大爆発などの説が流行っていたこととあわせると不謹慎としか思えないストーリーだ。そしてアメリカ・ソ連が核兵器の使用を求めてくるという内容。非核三原則にまで言及して、大国のエゴイズム論にまで達する(余りにも酷い脚本だったので付け加えただけの雰囲気がある)。 しかし、徐々に幼稚な展開となっていき、とうとう『キングコング』のシーンを真似てしまった。武田鉄也の「田舎モンが〜」で目が覚める。核は結局ソ連が誤射してしまうところで、この脚本は破綻した。反核のメッセージさえ消滅した。しかも簡単にアメリカが迎撃して助けるなんてありえない。。。 ひどいのは俳優の演技もそうだ。田中健もまだまだ若くて未熟。日本で一番演技の下手な女優沢口靖子も登場だ。これを観たアメリカ人がハリウッド版GODZILLAを作りたくなったのもわかる気がする。。。 (2004.11)
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ゴジラvsビオランテ | 1989 日本 東宝 GODZILLA VS. BIOLLANTE |
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ストーリー | 5年前東京にゴジラが出現した際にG細胞を採取していた。三原山でゴジラが再確認された。抗核バクテリアを研究していた桐島は5年前娘をを失った白神博士に協力を要請する。 | |||
監督 | 大森一樹 | |||
出演 | 三田村邦彦 | 田中好子 | 高嶋政伸 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | ゴジラ警戒体制・・・未知との遭遇みたいなやつ・・・から始まった。いきなり第4警戒体制だ。緊迫した中で始まる平成ゴジラシリーズ第1弾。一般公募の原案が採用された作品なのだ。 平和の象徴のようなビオランテ。神をも恐れぬ人間が造りだしたという怪獣ではあるが、ゴジラの恐怖を一層盛りたててくれる設定だ。自衛隊の登場もあったが、彼らは決してゴジラに勝てない。ガメラシリーズとは違うところだ。 難点はストーリーがわかりづらい点。バイオメジャーと名乗る軍団が意味不明・・・ 音楽がドラクエと似てるなぁ〜と感じたが、やはりすぎやまこういち氏が担当していた!! (2004.11)
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ゴジラVSデストロイア | 1995 日本 東宝 GODZILLA VS. DESTROYAH |
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ストーリー | 香港で出現したゴジラは自らの体が核分裂し、暴走し核爆発チャイナシンドロームの可能性が出てきた。一方、40年前の放射能の影響で古代生物が巨大化しつつあった。 ゴジラ/デストロイア/ゴジラジュニア(リトル) |
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監督 | 大河原孝夫 | |||
出演 | 林泰文 | 辰巳琢郎 | 河内桃子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ |
コメント | 冒頭、香港に現われた真っ赤に燃えるゴジラがカッコいいです。そして『ゴジラ』(1954)のオマージュ、ミクロオキシゲンが登場する。芹沢博士の映像もある。 辰巳琢郎がそのオキシゲン・デストロイアを研究するにつれ、恐怖の幼生デストロイアの存在に気付く。小さい時のデストロイアは人間よりちょっと大きいだけで、昔のウルトラセブンに出てくるような怪獣にそっくりだ。石野陽子とデストロイアの戦いはエロチックでもあった。。。 スーパーX3・・・核兵器じゃなくて冷凍兵器。カドミウム弾を発射できる。ぁぁ、そしてゴジラシリーズは終ってしまったのね。 1995年日本アカデミー賞特別賞(特殊技術) 同録音賞、編集賞ノミネート (2004.11)
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ゴジラ2000 ミレニアム | 2000 日本 東宝 GODZILLA 2000: MILLENNIUM |
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ストーリー | 北海道・根室から始まったゴジラ予知研究。やがて茨城県の原発へ向かったゴジラを自衛隊が攻撃するが、突如宇宙から来た巨大岩石がやってきた。 | |||
監督 | 大河原孝夫 | |||
出演 | 村田雄浩 | 阿部寛 | 西田尚美 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 村田雄浩演ずる篠田博士は第1作の理念を受け継いで、ゴジラを殺さないという考えが浮き彫りにされる。宇宙からきた岩の塊が中心となって『インデペンス・デイ』の様相を表しはじめ、かなりSFチックな映像が中心となってしまう。そして、悪の根源であるゴジラが人類と共通の敵を見出して、巨大な闘いショーを演ずる。 「ゴジラは俺たちの中にいるんだ・・・」って、んなバカな・・・ (2004.11)
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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS | 2003 日本 東宝 |
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ストーリー | シリーズ通算27作目。平成シリーズ11作目。 | |||
監督 | 手塚昌明 | |||
出演 | 金子昇 | 虎牙光輝 | 吉岡美穂 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 平成になってからもう11作目なのか。。。初めて劇場で見たのが『ゴジラ対へドラ』だったが、懐かしいものである。ゴジラが初登場した時は反核メッセージもあり、見ごたえがあったものだ。 主人公の自衛隊機龍(メカゴジラ)整備士中條はかなりメカオタクの雰囲気を出していて面白かった。彼が監督のゴジラオタクぶりを写しているのかなぁと思われますね。 ゴジラシリーズでは作品によって善玉なのか、悪玉なのかよくわからなくなりますが、今回はモスラ、メカゴジラともわかりやすく、ストーリーに没頭できました。 すごい!東京タワーは折れちゃうし、国会議事堂もつぶれちゃう!しかし音響面が弱いのか恐怖が伝わらない。せっかくのドルビーサラウンドが活かされてません。 俳優も43年前の言語学博士(小泉博)が登場したりで中々凝っています。小美人の2人もピーナッツのように息が合っていてよかった。また、釈由美子と吉岡美穂の主役バトンタッチのシーンはくさかった(笑) ただし、今回は特生自衛隊と防衛庁、総理大臣が中心で、一般大衆をほとんど出していない。まるでアメリカ万歳映画のように・・・ 総理大臣中尾彬の台詞「友(モスラ)が戦ってるんだから、我々も戦わねばならない」なんてI都知事やK首相が喜びそうな台詞だ!これはいかんね。。。 全体的にまとまってはいるけど、自衛隊を扱うときにゃ慎重にしなけりゃね。。。(本当の自衛隊がかなり協力してるみたい) 見所は、小美人の「モスラの歌」!音もいいし、懐かしくて感動的だった! (2003.12)
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ゴジラ FINAL WARS | 2004 日本 東宝 |
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ストーリー | シリーズ通算28作目。 | |||
監督 | 北村龍平 | |||
出演 | 松岡昌宏 | 菊川怜 | 北村一輝 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 地球を救うのはゴジラ?ミニラ?それとも泉谷しげるか?タイトルに対戦相手の怪獣が明記されていない今作だが、「ゴジラ対ガイガン」とか、「ゴジラ対懐かしの怪獣達」という内容だけじゃないのです!これは「大槻教授対韮澤潤一郎」なのだ! 何かやってくれると予感していた北村龍平監督。これだけ笑えるゴジラ映画は久しぶりだし、アクションに興奮してしまうゴジラも初めての経験だ。平成シリーズになる前には笑えるゴジラ映画もあったのだけど、意味も無い懐かしい怪獣たちを登場させたり、シリアスなキャラクターにギャグをかませたりして存分に楽しませてくれた。怪獣たちの中にもお笑い要素はある。一瞬しか出てこない怪獣もさることながら、シドニーに突如現われたイグアナ風の怪獣はハリウッド版ゴジラには大笑いしてしまった。マグロしか食ってないから弱いんだよなぁ。モスラファンは怒ってしまう内容かもしれないが、ヘドラファン(かなり少数派)エビラファン(そんな人いる?)というマイノリティにも気を使ってくれている。 アクションシーンなど人間やX星人の描写には『マトリックス』や『スター・ウォーズ』などの影響(パクリなのか、オマージュなのかはわからない・・・)がかなり見受けられ、ミュータントという新設定、自衛隊じゃなくて地球防衛軍という奇抜な設定を使うことによって、新しいゴジラ映画の誕生をも予感させた。その一方で、往年のゴジラファンにならわかる宝田明、佐原健二、水野久美を起用していることも嬉しい。新旧ゴジラファンに気を使っていることがうかがえるのだ。そして、総吹替えになっている格闘家のドン・フライ、X星人役の北村一輝が面白い。吹替えと言えばNYの暴漢たちも大阪弁になっていて大爆笑できるはず。 全体的には詰め込み過ぎ感が漂っていて、前半のゴジラがあちこち旅行しすぎなのがマイナス。ケイン・コスギや菊川怜の演技もイマイチ。反核のメッセージは全く無く、9・11以降の世相をも考慮してしまったためなのだろうか、ちょっと変わった世界観でもある。最後の戦いで新登場したモンスターX。これは最高です(特に変身後)。ゴジラファンなら必見でしょう。 公式 (2004.12)
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ゴースト&ダークネス | 1996 アメリカ Par=UIP THE GHOST AND THE DARKNESS |
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ストーリー | 1898年、パターソン中佐は東アフリカの鉄道建設のために派遣された。そこで2匹の人食いライオンに邪魔された。その名はゴーストとダークネス。決してホラー映画ではない! | |||
監督 | スティーヴン・ホプキンス 製作総指揮:マイケル・ダグラス | |||
出演 | マイケル・ダグラス | ヴァル・キルマー | ブライアン・マカーディ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 映像は綺麗だし、音響はテレビで見てもすごい迫力。つい今年の『トゥー・ブラザーズ』と比較してしまうが、こちらの方が人間ドラマがしっかりしているため感情移入しやすいです。映画の作り方として、中途半端にライオンに感情移入させないで、徹底した悪役になってるのがいいのかもしれない。ブライアン・マカーディって山本晋也に似てる? しかし、家の中にまで入ってきて人を殺すんですからね・・・奴らは。あの“夢”は怖かった。 1996年アカデミー賞音響効果賞 1997年ラジー賞助演男優賞(キルマー)ノミネート (2004.10)
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 | 1995 日本 松竹 |
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ストーリー | 西暦2029年、企業のネットが星を覆い、電子がかけまわる世界。謎のハッカー“人形使い”が捕らえられたが、公安9課の草薙素子とバトーは情報の発信源を探る。 | |||
監督 | 押井守 | |||
出演 | 田中敦子 | 大塚明夫 | 山寺宏一 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | これが押井守ワールドか。アニメのSF大作は久しぶりに観てみたのだが、これほどまでに哲学的になっているとは思わなかった。電脳、ゴースト、防壁、義体、サイボーグ、アンドロイド、これらの言葉を事前に覚えておかなければ途中で置いてけぼりになってしまいます。 この作品は『イノセンス』の前作という位置で見るのが正解。ストーリーは続編を予感させるように中途半端に終っている。 (2004.3)
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ゴースト・スクリーム | 1996 アメリカ 日本未公開 THE CANTERVILLE GHOST |
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ストーリー | ジニーの父がロンドンに使用人付きの格安の別荘を借りた。その館の幽霊サイモン卿は米国人家族を必死で追い払おうとするが。。。 | |||
監督 | シドニー・マッカートニー | |||
出演 | ネイヴ・キャンベル | パトリック・スチュアート | ジョーン・シムズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 『スクリーム』シリーズのネイヴ・キャンベルが主演のために、こんな安易は日本語タイトルになったのであろう(だまされた)。両親が全く信じていないため子供たちにしか見えない幽霊。しかも子供たちに偽の幽霊で騙されてるし・・・恐れるべきは子供たちか?! 徐々に幽霊が友達のようになっていって、コミカルなホームドラマとしては面白くもある。しっかりとアメリカ英語とイギリス英語を使い分けているところもすごいです(そんな気がした)。 (2004.3)
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ゴーストハウス | 2003 アメリカ 日本劇場未公開 THE GHOSTS OF EDENDALE |
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ストーリー | ケビンとレイチェルはLA、エデンデイルの新居に引っ越してきた。脚本家としてハリウッドで成功する夢を見て。。。 | |||
監督 | ステファン・アヴァロス | |||
出演 | スティーヴン・ワステル | ポーラ・フィカラ | アンドリュー・クインテロ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | ホラーというか、『世にも奇妙な物語』や『アメージングストーリー』のような映画だ。しかし、長編にする価値はないような・・・90分でも長く感じます。30分程度のオムニバスに入れるのが丁度良いでしょう。ビックリさせるシーンをもっと取り入れ、ストーリーの展開をスピーディにする等の工夫が欲しい。 レビューサイトで1点や0点の人が多いけど、基本のストーリーは70〜80年代に流行ったパターンで味があり、それほどひどくないと思います。やはり、純粋なホラーを感じさせるようなジャケット写真がいけないのでしょうね。これはファンタジー物です。 (2004.3)
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ゴーストバスターズ | 1984 アメリカ COL GHOSTBUSTERS |
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ストーリー | 大学で超常現象を研究していたピーター・ベンクマンを始めとする三人の科学者が資金援助を打ち切られそうになったため、幽霊退治の商売を始める。 | |||
監督 | アイヴァン・ライトマン | |||
出演 | ビル・マーレイ | ダン・エイクロイド | ハロルド・ライミス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | マシュマロマンの怒った顔が怖かった(笑)。全体的に笑えるのだが、ラストに向けてだんだん子供向けになっていったような気がする。個人的には、リック・モラニスにもっとはじけてもらいたかった。 1984年アカデミー賞歌曲賞、視覚効果賞ノミネート 1984年英国アカデミー賞主題歌賞 (2004.8)
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ゴーストワールド | 2001 アメリカ アスミック・エース GHOST WORLD |
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ストーリー | 高校卒業後も進路が決まらないイーニドとレベッカ。新聞の出会い系広告で中年男シーモアをダイナーに呼び出すが、イーニドは彼に興味を持つ。 | |||
監督 | テリー・ズウィコフ | |||
出演 | ゾーラ・バーチ | スカーレット・ヨハンセン | スティーヴ・ブシュミ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 「世間はビッグマックとナイキで満足してる」・・・限りなくオタクの世界。何故かオタクの世界は愛らしくて好きだ。1920年代のブルースなんかは全くわからないが、レコードのジャケットだけでも楽しめる独特の世界だ。 新しい音楽は全くと言っていいほど受け付けないシーモアの感性にそのまま同調するイーニドのセンスも楽しい。バイトでの応対を見ても人付き合いが苦手な彼女は、来ないバスを待ち続けるノーマンに対しても興味を持つほどの不思議少女だ。恋人にしたくなるタイプではないが、友達として付き合いたいような感じ。ただ、古いものを愛するセンスは本来のものではなく、世の中や回りの男にうんざりして逃避してノスタルジックになってるだけのような雰囲気かもしれない。 ストーリー的には本心を告げることや決心を早くしないと後悔するといったどこにでもあるような内容だが、映像やセンスは素晴らしい。そして‘ゴーストワールド’というタイトルの意味を見終わった後に考えてみると、最後にノーマンが乗ったバスに象徴されるように、つかみ所のない現代社会の中に溶け込む事が中々できない主人公の疎外感を表現していることに気付く。それでも若いのだからゴーストから人間に戻ることは可能なのだが・・・青春ものとしては奥が深い。 2001年アカデミー賞脚色賞ノミネート 2001年全米批評家協会賞助演男優賞(スティーヴ・ブシュミ) 2001年NY批評家協会賞助演男優賞 2001年ゴールデングローブ賞女優賞、助演男優賞ノミネート (2004.4)
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