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名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 1997 日本
東宝
ストーリー  黒覆面の男に毒を飲まされ小学生の体になってしまった高校生探偵の工藤新一。名前を江戸川コナンと変え、同級生の毛利蘭と父の毛利小五郎とともに難事件を解く。建築家から招待状が届くが代理を頼んだ新一。それから連続放火事件が起き、新一の元には爆破予告の挑戦状が届く・・・
監督 こだま兼嗣
出演 高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  メインとなるのは東都環状線に5つの爆弾が仕掛けられたとの予告電話。工藤新一によって逮捕され恨みを持っている者の犯行のようだ。時速60キロを下回ると爆発してしまうという何度も使われた設定。しかもクライマックスでは赤の線、青の線のどちらかを切らねばならないという、これまた典型的なパターン。音楽も「太陽にほえろ」に似ている。
 アニメなのに面白い推理とサスペンス。新一とデーとをすっぽかされた蘭はコナンが新一だとはまだ気付かない。
(2006.3)

名探偵コナン 世紀末の魔術師 1999 日本
東宝
ストーリー  怪盗キッドから警視庁にある犯行予告状が届く。キッドが狙うものはロマノフ王朝の秘宝“インペリアルイースターエッグ”。早速コナンらはエッグのある大阪へ移動。服部平次が助っ人につく・・・
監督 こだま兼嗣
出演 高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  園子んちは大財閥だったのかぁ〜ちょっと桁が違い過ぎ。キッドの狙うエッグは8億くらいで取引されるらしい・・・
 予告通りキッドはエッグを奪うのだけど、何者かに撃たれ、現場に落ちていたのは怪我をした白いハト、愛用の片目鏡、そして盗まれたエッグだけだったのだ。
 船上での殺人事件。ニコライ皇帝一家とラスプーチンの謎。そして片目だけを執拗に狙う殺人鬼スコーピオン。今回はコナンの正体が何度もバレそうになるエピソードや、キッドが生きているのかどうなのかという謎。蘭がコナンの影に新一を見たところから面白い結末へ。
 これじゃ怪盗キッドの人気が出るわけだ。
(2008.9)

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 2000 日本
東宝
ストーリー  現職警察官が殺害されるという事件が多発。女性刑事の佐藤も撃たれるが、偶然居合わせた蘭がショックで記憶喪失に・・・犯人は顔を見られたと思い、蘭が狙われることとなった・・・
監督 こだま兼嗣
出演 高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  殺害された警察官は2人とも警察手帳を握りしめていた。そして事件の様子を探ろうとした小五郎に対し「Need not to know」という隠語で立ち入ることを拒否されてしまう・・・
白鳥刑事の妹の結婚を祝う会に出席した友人や警察関係者。トイレに入った佐藤刑事と蘭。停電になったので懐中電灯を見つけた蘭が点けた途端の出来事だったのだ。
 犯人は左きき。1年前の医師自殺事件に絡み、捜査を担当した4人のうち、友成警部が心臓麻痺で死亡し、その息子が3人の刑事に恨みを持つ。そして警視や警視長の息子であるロック歌手。みな左ききだったのだ。
 コナンTVシリーズ最初のジェットコースター殺人事件の舞台となったトロピカルランド(どこにある?都内か?)をクライマックスにも使い、原点に戻るかのような作品。蘭が空手の都大会で優勝してたとは・・・
 それにしても警視長の最後の台詞はおかしい・・・息子が恐喝であれ犯罪者となったらやばいでしょ・・・
(2007.10)

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード) 2003 日本
東宝
ストーリー  東京郊外の神社で片岡ら3人が殺され、大阪、京都でも同じように能面をつけた男に殺された。被害者は源氏蛍と呼ばれた盗賊団で、仲間を義経や弁慶の家来の名前で呼び合っていた。そしてコナンたちは8年前に山王寺から盗まれた国宝級の仏像を捜査する・・・
監督 こだま兼嗣
出演 高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  密室の殺人事件は映画版にはふさわしくないな〜と思うけど、この映画ですごいのはバイクのシーン。実写でもピタリとくっついたカメラで撮るシステムとか、カーアクションゲームのような感覚。
 服部平次が活躍しそうもしたが、目立ちすぎ(笑)しかし、コナンくんが一時的ではあるけれど新一に戻って蘭と再会するという貴重な場面もある。全体的には面白くない・・・
(2006.12)

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー) 2005 日本
東宝
ストーリー  豪華客船アフロディーテの処女航海に参加することになった一行。社長と会長が殺され、犯人はシナリオライターの日下だと思われたのだが・・・
監督 山本泰一郎
出演 高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  今回は毛利小五郎のメチャクチャ推理が当たってた。刑事コロンボのように最初から犯人がわかっていて、15年前に保険金目的で爆破沈没された八代号乗組員の遺族。電話でレコーダーを聞かせるなんてアリバイトリックでかなりつまらなくしてしまった前半。
 スタングレネードなる手榴弾に似た発光物体も面白いけど、どうもどんでん返しが読めてしまう。それに豪華客船沈没などはアニメで描いても迫力がないのが致命的。
(2006.4)

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) 2006 日本
東宝
ストーリー  依頼人に呼び出され「謎を解いてほしい」と言われるが、解けなかったら手首に着けた遊園地のIDが爆破する。人質になったのは蘭と子供たち。同じように大阪の服部平次も彼女が人質にされて・・・
監督 山本泰一郎
出演 高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  映画館でコナンを観るのは初めてなので、オールスターキャストなんて言われてもわかんないです。
 それでもかなり面白かった。大阪の服部平次は知っていたし、怪盗キッドも見た事あるので、わからないのは白馬って奴くらいだ。依頼主の謎の男は“ヒント”を手掛かりに謎を解いてもらいたいと毛利のおっさんとコナンに挑戦状を叩きつけたのですが、夜10時までに解けなかったら手首につけられた遊園地のIDが爆破してしまう。例によって、可哀想な人質は蘭と子供たちだ。そして最初のヒントは“TAKA3-8”。「競馬だよ、競馬!」などとお子様も多く鑑賞する中で叫ぶわけにもいかず、「3-8は二連単を表し、TAKAは馬主に違いない!そうだ、もしかするとホリエモンが飼ってる馬で・・・」と推理しながらの鑑賞は暴走しがちとなった・・・
 4月4日に起こった現金輸送車襲撃事件と、怪盗キッドによるダイヤモンド強奪事件。ある大学の犯罪研究クラブ出身の男が浮上してきて、その1人も殺されていた・・・などと、かなり本格ミステリーの様相を呈してくる。しかも、犯人はコナンのことを工藤新一だと知っているといった謎。もしかすると、工藤新一を小さくしてしまった黒幕にも触れるんじゃないだろうかとワクワクしてくるのです。
 こうした推理ものに対しては意外な視点で臨むと正解が見えてくる場合が多い。いつもの悪い癖で、毛利のおっさんが借りたワゴン車が新宿ナンバーの“仕出し弁当 松風亭”であることが怪しいなどと睨んだことも徒労と終わった。しかし、謎の依頼者は案外簡単にわかるし、狙撃者だって予想がつく。残るは、工藤新一を知っている事実や、怪盗キッドの絡み方、白馬が途中でいなくなったことに絞られてくる面白さ。白馬=キッドという妄想をしてしまうこともファンにとっては興味深いところでしょう。
 今回は蘭ちゃんが愛らしく思えるシーンはほとんどなかったけど、灰原哀ちゃんの大人びた憂いのある表情も楽しめるし、原作もTV版も劇場版もあまり知らない大人であっても、阿笠博士と目暮警部の最後にとった行動に泣けるはずです。涙出ちゃった・・・
(2006.4)

名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) 2007 日本
東宝
ストーリー  太平洋に浮かぶ神海島(こうみじま)へとバカンスにやってきた毛利御一行。そこには女海賊が財宝を隠したという伝説があり、トレジャーハンターたちも訪れていたのだ・・・
監督 山本泰一郎
出演 高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  今回はルパン三世と峰不二子が登場?
 女海賊アン・ボニー&メアリ・リードのエピソードが最高でした。ストーリーも前作ほど複雑じゃなく、いたってシンプルなアドベンチャー風。サブタイトルにあるジョリー・ロジャー(ドクロの海賊旗)や宝探しゲームが重要なテーマとなって盛り立ててくれます。また、神海島(こうみじま)近海に沈んでいる海底神殿が神秘さを描き、サメによる残酷さも緊張感を出している。どことなく『グーニーズ』にも似た展開かもしれませんが、それほどハリウッド的ではないところがいい。
 推理する部分(ライフルを撃ったのは誰だ?)とか、宝探しゲームが単調でわかりやすいのが残念なところですが、根底にあるのは金儲けのためだけのトレジャーハンターとロマンを求めたかつてのトレジャーハンターとの比較が心に残ります。
 アン・ボニーとメアリ・リードは実在の人物。映画でも『女海賊アン』(1951)があるので、いつかは観てみたいものですが、リメイクされるなんてことはないのでしょうか・・・晩年はバハマへ移ったらしいのですが、エンドロールの実写映像がバハマの美しい風景なのです。なんだかここが一番良かったりして・・・
(2007.4)

名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア) 2007 日本
東宝
ストーリー  世界的ピアニストからオルガン奏者に転向した堂本の門下生が次々と殺される中、新しいホールのこけら落としコンサートに出演するソプラノ歌手秋庭怜子が狙われる・・・
監督 山本泰一郎
出演 高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  今年はアヴェマリアとアメージンググレースの当たり年。
 なぜか10年以上前の“特ホウ王国”を思い出してしまいました。他のバラエティ番組でも紹介されたことのある、2人の声だけで電話をかけるネタ。このDTMFという仕組みによって、受話器をはずし、二つ周波数の組み合わせでプッシュホンをかけることができるのだそうだ。もちろん、2人は絶対音感を持っていなければいけないのです(ただし、ダイヤル回線では無理)。ソプラノ歌手と江戸川コナンの2人による妙技ではあったけど、絶対音感があっても細かな周波数の機械音までは表現できないはずで、よほどの訓練が必要だと思います・・・
 最近の劇場版コナンはアクションやアドベンチャーが中心でしたけど、今回の第12作は本格推理モノ。しかも音楽に敬意をはらっているので、若干大人向き・・・のハズだったのですが、ヒントを出し過ぎて、犯人がわかりやすい上に人間関係も読みやすかった。絶対音感というテーマとパイプオルガンのからくりまで読めてしまって面白さが半減してしまいました。やっぱり小学生でもわかるように作ってあるんだろうなぁ・・・最も難しいのが阿笠博士のナゾナゾだったし・・・ちなみに前2作とは脚本家が違い、元に戻っているようです。
 いつもと違うのはそれだけじゃありませんでした。オープニングの紹介部分がいつもより長い。灰原の姉ちゃんは殺されたのか?!とかコナンと少年探偵団は帝丹小学校の1年生だったのか?!とか、ファンでもマニアでもないので妙なところに驚いてしまいました。そして、コナン以外のレギュラー陣はさほど目立たなく、ソプラノ歌手である秋庭怜子が出ずっぱり。最初は冷淡で高慢な女王様風音楽家といったイメージなのに、徐々に素敵なお姉様になってくる魅力的なキャラなのです。ちょっと惚れちゃいそうです・・・
 “ゲネプロ”などと個人的に懐かしい用語も聞いたし、音楽で魅せるところも満載。ぜひ劇場で!と言いたいところですけど、緊迫感のほとんどないことが欠点。
 コナンがDBバッジを置くシーンがあったのですが、「江戸川乱歩の少年探偵団ではたしかBDバッジだったよな〜」などと考えていたら、このバッジがどのような効果を発揮したのかわからなかった・・・(汗)
(2008.5)
















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