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クライム&ダイヤモンド 2002 アメリカ
ギャガ・コミュニケーションズ
CRIME & DIAMOND
WHO IS CLETIS TOUT?
ストーリー  フィンチは映画好きの殺し屋ジムに捕らえられた。毒舌ジムと異名を持つほどのオタクぶりであったため、フィンチは映画好きのジムのために自身の物語を語り始める・・・何とか助かるために。
監督 クリス・ヴァー・ヴェル
出演 クリスチャン・スレーター ティム・アレン リチャード・ドレイファス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★
コメント  冒頭の『ティファニーで朝食を』と『大脱走』、それと映画の台詞とタイトルを必ず言う毒舌ジム、最高だ。有名な映画が中心なのでかなり楽しめます。最初は単なる劇中劇の様子であったのが、すでに殺されているタウトに成りすましているフィンチが現実の世界へとリンクしていく語りが見ものだ。ただし、時間が短いせいか、登場する女性や警官たちに愛着が湧かないののが難点。ダイヤを鳩を使って運ぶという設定も少し工夫が欲しかったところ。
(2004.3)

クライング・ゲーム 1992 イギリス
ヘラルド
THE CRYING GAME
ストーリー  英黒人兵士ジョディはIRA闘士に拉致され人質となる。世話をしていたファーガスと彼の間に密かな友情が生まれるものの、英国軍にアジトを攻撃され、ジョディはトラックにはねられて死んでしまう。
監督 ニール・ジョーダン
出演 スティーヴン・レイ ミランダ・リチャードソン フォレスト・ウィッテカー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  序盤のスティーヴン・レイとフォレスト・ウィッテカーのやりとりが一番面白かった。サソリとカエルの件が活かされてましたね。下手をするとコメディになってしまいそうな映画です。
 同性愛者についての偏見があれば全く面白くない映画なのでしょうが、徐々に男であっても平気になっていく様が倒錯の世界に入りそうでこわかった(笑)

1992年アカデミー賞脚本賞(ニール・ジョーダン)
同作品賞、主演男優賞、助演男優賞(ジェイ・デヴィッドソン)、監督賞、編集賞ノミネート
その他多数
(2004.3)

クラッシュ 1996 カナダ
ヘラルド
CRASH
ストーリー  ジェームズ・バラードと妻キャサリンは交通事故を起こし、夫は重態となる。彼らは事故の衝撃を通して異常な性に目覚めるのであった。
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
出演 ジェームズ・スペイダー ホリー・ハンター デボラ・アンガー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  この夫婦はそれぞれ別のパートナーでセックスを楽しんでいる。通常のセックスだけでは満足できなくなっていたのだ。ジェームズ・ディーンの事故を再現するシーンもすごいものだったが、観客も皆異常な快感を味わっているのだろうか?あり得ない設定なだけに、冷めた目で見てしまう。しかし、予備知識を全く持たずに観ても、気持ちが伝わる自分が怖かった。

1996年カンヌ国際映画祭審査員特別賞
(2004.7)

グラディエーター 2000 アメリカ
UIP
GLADIATOR
ストーリー  
監督 リドリー・スコット
出演 ラッセル・クロウ ホアキン・フェニックス コニー・ニールセン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント これはいい!すごい迫力!
劇場で観なかったのが悔やまれる。
残念なのはコンモドゥスの悪帝ぶりが充分じゃなかったことと、主役がラッセルクロウでよかったのかな?ってこと。
実際のコンモドゥスは一度暗殺計画で殺されかけたことによって被害妄想になり、元老院議員や側近の人たちをかなり処刑したらしい。自ら闘技場に剣闘士として出場したというのは実話らしい。
う〜む、奥が深い。
もっと知りたい人はこちらへ↓
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ALGLORY/CEASER.htm

2000年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、音響賞
等々
(2003.11)

グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 1988 フランス/イタリア
ヘラルド
LE GRAND BLEU: VERSION LONGUE
ストーリー  実在のフリー・ダイバー、ジャック・マイヨールをモデルにした潜水記録映画。
監督 リュック・ベッソン
出演 ジャン=マルク・バール ロザンナ・アークエット ジャン・レノ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  最後の「娘ジュリエットに捧ぐ」って誰のことなんだろ。とにかく、ラスト・シーンも謎だし、この手の映画は高評価できないな。絵の綺麗なところ、音楽が素晴らしいことは評価できるのだが、誰の視点で描かれているのかわからないため、消化不良になりそうだ。以前にもTVで観てるのだが、途中で寝ていたのかもしれない。2回目を見ても釈然としない・・・
 最初、英語とフランス語とイタリア語が飛び交うため、ずっと?マーク。英語の質問にフランス語で答えたりしてましたな。でも、完全版は笑いどころが多かった。それだけが救いだ。
(2003.12)

クリクリのいた夏 1999 フランス
シネマパリジャン
LES ENFANS DU MARAIS
ストーリー  1930年代のフランスの片田舎の沼地。クリクリの父リトンは少々おつむが悪い厄介者。その彼をいつも助けるのが復員兵のガリスだった。二人で歌って町を歩く。。。
監督 ジャン・ベッケル
出演 ジャック・ガンブラン ジャック・ヴィルレ マルレーヌ・バフィエ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント  ほのぼのとしたフランスの田園風景が心和む作品です。カエルが取持つ恋の話もいいかなぁ。人と人との繋がりはこういう形が理想的。都会に住む人たちに観て欲しい映画といったところなんでしょうけど。。。
(2004.5)

クリープゾーン 2002 アメリカ
TVM
SAINT SINNER
ストーリー  1815年、修道院にて修道士トマスは弟グレゴリーと秘密の部屋に入り、誤って封印された双子の悪魔を呼び覚ましてしまう。。。
監督 ジョシュア・バトラー
出演 グレッグ・セラーノ ジーナ・ラヴェラ メアリー・マーラ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  現代へとタイムマシンに乗ってやってくる。宗教がらみで重厚にしたエイリアンもの。悪魔のイメージが感じられず、吸血鬼やエイリアンを思い出してしまう。テレビ用にしてはかなり凝ってる特殊メイクアップであったことが良かった。最後はイマイチです。
(2004.4)

クリフハンガー 1993 アメリカ/フランス
東宝東和
CLIFFHANGER
ストーリー  過去に友人の婚約者を山で死なせてしまったゲイブ(スタローン)が国際的犯罪組織と戦う山岳冒険活劇。
監督 レニー・ハーリン
出演 シルヴェスター・スタローン ジョン・リスゴー マイケル・ルーカー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  個人的にスタローン映画で好きなのは『ロッキー(1作目)』と本作だけ。冒頭の墜落シーンは映画館で観るとオシッコちびりそうになるくらいに迫力ありましたよ。とにかく全編アクションシーン満載。テレビで観ると面白くないかも・・・

1993年アカデミー賞特殊視覚効果賞、音響効果編集賞、録音賞ノミネート
1994年ラジー賞作品賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞ノミネート
(2004.2)

クリムゾン・リバー 2000 フランス
ギャガ=ヒューマックス
LES RIVIERES POURPRES
ストーリー  アルプスの大学の街ゲルノンの崖で切り刻まれた死体が発見された。一方、フランスの田舎町ザルザックでは子供の墓が荒らされるという事件が多発していた。。。
監督 マチュー・カソヴィッツ
出演 ジャン・レノ ヴァンサン・カッセル ナディア・ファレス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  まるで一つの市であるかのような大学、ニーメンス警部も面食らったに違いない。近親結婚が多いなど、閉鎖された大学街、こんな街へは行きたくない(笑)「大学じゃない、養殖場だ」という台詞もありますもんね。
 二つの事件が途中で結びつくというパターンはかなり多いと思いますが、この映画では面白い具合に結びつきますね。グロいシーンやわかりづらいところもありますが、嫌いではないな。「クリフハンガーの小道具置き場」という台詞もGOOD。
 ラストは、あんなもんでしょ。
(2004.6)

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち 2004 フランス
アスミックエース、ギャガ=ヒューマックス
LES RIVIERES POURPRES 2
ストーリー  フランスの修道院で壁のイエス像から血が流れ出すという事件が起こった。ニーマンス警視が捜査すると、壁の中から死体が発見され、キリストと12使徒をなぞらえた事件が連続して発生する。。
監督 オリヴィエ・ダーン 脚本:リュック・ベッソン
出演 ジャン・レノ ブノワ・マジメル カミーユ・ナッタ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  謎解きをしようとするとすぐに解決され、意味を考えているうちに次の謎が発生し、ミスリードさせる意味の無いシーンが満載!じっくり考えるのが馬鹿馬鹿しく思えてきた頃にインディー・ジョーンズ・シリーズのパクリで解決するといった内容である。クリストファー・リーを登場させた時点で後半が読めてくるし、唐突に登場させる730の謎。サスペンスファン、ミステリーファン、そして前作のファンを裏切る行為をベッソンはやってのけたのだ。
 グロさとアクション、そして物語の発想に関しては合格点なのだろうが、いっそのことホラーにするとか、続編扱いしなければ納得できたのかもしれない。
(2004.6)

グリーンマイル 1999 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
THE GREEN MILE
ストーリー  1935年、大恐慌時代のアメリカ。グリーンマイルという刑務所の看守だったポールは、二人の少女を殺害されて入所したジョン・コフィによって持病の尿路感染症を治癒させられた。。。
監督 フランク・ダラボン 原作スティーブン・キング
出演 トム・ハンクス デヴィット・モース ボニー・ハント
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  さすがです。何度見ても納得のいく映画。配役のバランスも優れているのか、完成度が高い。憎まれ役のパーシー(ダグ・ハッチソン)やコフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)、デラクロアの演技も光っています。しかし、何といってもネズミのミスター・ジングルス!すごい演技力です。
 ちょっとだけ満足いかないのは、超能力を発揮するところのCGです。もっとシンプルで現実味を帯びていたほうが良いのでは?かなりサスペンスタッチなのに全編通して画面をころころ変えずに緊張感を与えないのはキング映画の特徴かな。でも時間は長すぎる。
 
 ダンカンがアカデミー賞を取れなかったのは残念です。
(2003.12)

狂っちゃいないぜ 1999 アメリカ
FOX
PUSHING TIN
ストーリー  NYの航空交通管制官ニック・ファルゾーン(キューザック)は自分が一番だと信じていたが、ある日新人ラッセル(ソーントン)が加わることとなった。
監督 マイク・ニューウェル
出演 ジョン・キューザック ビリー・ボブ・ソーントン ケイト・ブランシェット
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  ストレス溜まるだろうなぁ。一人の管制官が一日に預かる人命が外科医が一生に診る患者よりも多い・・・すごいですね。キューザックとソーントンの対決が見ものになるのだが、人気の男優としての対決でもありますね。キューザックが車の助手席にソーントンを乗せて無謀運転するシーンが面白いです。もちろんアンジェリーナ・ジョリーのヌードも楽しみの一つだ。。。
 もっと骨太のドラマかと思っていたら、同僚の妻と寝てしまい、自分も仕返しをされるのではないかと益々ストレスが溜まる展開。しかし、着陸したジャンボ機の後方乱気流ってあんなにすごいのかぁ〜
(2004.6)

クレイマー、クレイマー 1979 アメリカ
COL
KRAMER VS. KRAMER
ストーリー  結婚8年目にして破局を迎える夫婦。テッド・クレイマーは息子ビリーと二人で生活を始める。。。
監督 ロバート・ベントン
出演 ダスティン・ホフマン メリル・ストリープ ジャスティン・ヘンリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  「ぼくのせいでママは出て行ったの?」との息子の問いに答えるテッド。この場面で初めて自分が悪かったと反省するところが好きだ。再就職を強引に決めるシーンも最高だ!仕事を見つける参考になりますよ。失業したらこの映画を見ろ!!なんて感じです。
 今回NHKの衛星で観たのだが、フォルックスワーゲンがドイツ車、バーガーキングがバーガーショップと訳されていた。

1979年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚色賞
同助演男優賞,撮影賞、編集賞ノミネート
その他いっぱい
(2004.2)

クレオパトラ 1963 アメリカ
FOX
CLEOPATRA
ストーリー  ポンペイウスを打ち破ったシーザーはエジプトでクレオパトラと恋に落ちる。
監督 ジョセフ・L・マンキウィッツ
出演 エリザベス・テイラー レックス・ハリソン リチャード・バートン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  大学受験のため世界史を勉強する人が観るには最適だ。しかし、この映画はそれほど面白いものではない。史実としては忠実なのかもしれないが、クレオパトラに翻弄されたシーザーやアントニーの男の物語の方が実際興味深いものがあるので、あくまでも謎の美女として扱うことに意義があると思う。こうした有名な話は、人々がすでに頭の中でイメージしたクレオパトラ像があるので、徹底した悪女ぶりとか、徹底した情けない男を描くべきであって、ロマンチックな部分は不要であろう。。。
 とにかく4時間は映画として長すぎる。最初に観た地上波の放送が丁度良かった。金の無駄遣いはやめましょう。
【追記】
 クレオパトラの主演女優の座を巡って製作側はオードリーとエリザベスのどちらを据えるかと悩んで、米映画館の館主にアンケートを実施したとのこと。どちらが客を呼べるかということだったが、過酷な撮影で入院までしたというエリザベス。出演料は初の100万ドルだった。

1963年アカデミー賞撮影賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、視覚効果賞
同作品賞、主演男優賞、作曲賞、編集賞、録音賞ノミネート
(2004.7)

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!
夕陽のカスカベボーイズ
2004 日本
東宝
ストーリー  いつものようにリアル鬼ごっこで遊んでいたしんちゃんとかすかべ防衛隊は‘カスカベ座’という閉鎖した映画館を見つけた。。。
監督 水島努
出演 矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★ ★★ ★★★★
コメント  子供連れの親御さんたちだけに鑑賞の機会があるというのはもったいない!リアル鬼ごっこで笑わせていただいた後、ニュー・シネマ・パラダイスのような映画館で謎の失踪事件に巻き込まれるカスカベボーイズたちと野原一家。ここからがまさしく映画っぽい作りのSFになっている。西部劇の中でのオタクぶりも見事なのだが、変な顔の悪人はブシュミにしか見えなかった(どうなんだろ・・・)。
 クライマックスでブリンナー、ブロンソン、コバーンが登場してきたときは思わず感動して目が潤んでしまいました。何の映画からのパロディなのかと考える余地を与えないほど、盛り上がってましたね。気持ち良かったですよ。
 見所は、解説してくれる映画オタクのマイク!あなた、水野さんじゃないの?
(2004.4)

黒いオルフェ 1959 フランス
東和
ORFEU NEGRO / BLACK ORPHEUS
ストーリー オルフェウスの悲劇をモチーフにしたブラジルを舞台にしたドラマ。
監督 マルセル・カミュ  音楽アントニオ・カルロス・ジョビン
出演 ブレノ・メロ マルベッサ・ドーン ルールデス・デ・オリヴェイラ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ストーリーはどうでもよくなってくるほどの音楽の美しさ。思わずギターを取り出して弾きたくなってしまう。オルフェが死んでも次のオルフェが誕生するという、ブラジルの庶民の太陽であるかのように・・・リオのカーニバルも素敵だが、ラストシーンの子供たちの歌とダンスとギターが素晴らしい!「オルフェのサンバ」
 フランス語だったけど ポルトガル版もあるの?

1959年アカデミー賞外国語映画賞
1959年カンヌ映画祭パルム・ドール
などなど
(2003.12)

クロコダイルの涙 1998 イギリス
アスミック・エース
THE WISDOM OF CROCODILES
ストーリー  医師スティーヴン・グルリシュは女性の血を吸わなきゃ生きていけない。何人もの女性を殺してきた彼だが、新恋人のアンに対しては真剣に愛してしまい血を吸うことをためらってしまう。。。
監督 レオン・ポーチ
出演 ジュード・ロウ エリナ・レーヴェンソン ティモシー・スポール
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  人間の脳は3つあって、一つは人間、一つは馬のような哺乳類、そしてもう一つはワニのような爬虫類の脳だ。単なる吸血鬼ものかと思っていたら、十字架には何の反応も示さないし、どうもワニの脳がそうさせているのか。。。右手で詩を書き、左手では絵を描く、ってこれも片方は動物が書いたものか?
 ホッチキスで傷つけた指先の傷が完治しないことや、ナンパの手口を説くシーンでサイドストーリーを興味深くさせているが、サスペンスにしてはミスリードさせる場面や意味のない会話が多すぎる。ラストシーンもイマイチ感が・・・

1999年ジュラルメール・ファンタスティック映画祭審査員特別賞
(2004.5)

クローサー・ユー・ゲット アメリカン・ウーマン 1999 アイルランド
FOX
THE CLOSER YOU GET
ストーリー  アイルランドの小さな村。過疎化対策のため独身の男たちは広告でアメリカ女性を招待するのだが。。。
監督 アイリーン・リッチー
出演 イアン・ハート ショーン・マッギンレイ ニーアム・キューザック
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  銀髪になっても股間が気になるキーラン。オーリーも憎めない存在だ。牧歌的な田舎の風景に似合う純朴な男たち。女に飢えてると口では言っても、大自然がその欲情を覆い隠してしまうほど自然豊富な田舎なのだ。舞台は『ライアンの娘』そっくりです。
 身近すぎると気付かない女性の魅力。来もしないアメリカ女にうつつを抜かしていると、近くにいる女性からも相手にされなくなってしまう。群像劇風に様々な登場人物の心情が伝わるのであるが、バランスが悪く、もっと人物を絞り込めれば良くなっただろうと思う。
(2004.6)

黒線地帯 1960 日本
新東宝
ストーリー  秘密売春組織の実態を探ろうとしたトップ屋町田は白いコートの女殺人事件の容疑者にされてしまう。易者とポン引きを探し出すことが身の潔白を証明するのだ。
監督 石井輝男
出演 天知茂 三原葉子 三ツ矢歌子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  ラインシリーズ第2弾。ハードボイルド調の独白でスタートする。証人となる人物を探るため踊子、売春宿、賭場と乗り込んで、事件を解決しようとするストーリーであり、前作に比べてかなりサスペンス色が強い。登場する女性が皆エロティックで脇毛を生やしている人が多いのが印象的。

白線秘密地帯 シリーズ第1作
黄線地帯(イエローライン) シリーズ第3作
セクシー地帯(ライン) シリーズ第4作
火線地帯 シリーズ第5作
(2004.5)

黒猫の怨霊 1962 アメリカ
大蔵
TALES OF TERROR
ストーリー  「怪異ミイラの恐怖」「黒猫の怨霊」「人妻を眠らす妖術」のオムニバス映画。
監督 ロジャー・コーマン 原作:エドガー・アラン・ポー
出演 ヴィンセント・プライス マギー・ピアース ピーター・ローレ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント 1 26年ぶりに帰ってきた娘に対して冷たくあしらう台詞が非常にしゃれている。短編としては気持ちがいい作品。ブラックなんだけど・・・
2 無職のアル中親父がワインの名手と利き酒比べをする物語。コミカルです。
(2004.7)

グロリア 1980 アメリカ
COL
GLORIA
ストーリー  マフィアの重大な秘密を握った家族が惨殺され、生き残った少年を預かったたことにより、マフィアから狙われることになったグロリア。少年を捨てようとするのだが、次第に母性本能が・・・
監督 ジョン・カサヴェテス
出演 ジーナ・ローランズ ジョン・アダムス バック・ヘンリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  冒頭のニューヨーク空撮シーンにうっとり。今までのカサヴェテス作品とは違うぞ!という意気込みを見せつけられた思いだ。しかし、『レオン』にも影響を与えたと言われるプロットで、暴力的なところがあまり感じられない。牙を剥くギャングたちというよりも、残虐なグロリアを前面に出そうとしていたことがわかるのです。
 徐々に彼女がギャングたちと友達ということもわかってきて、実は怖い女だったんだ!だけど子供に対しては愛情を持ってるよ!といった心理面を見事に描いてはいる・・・しかし、ギャングたち弱すぎ。ストーリーもずっと同じことを繰り返しているだけだし、墓場のシーンやタクシーにお金を払うグロリアの真似とか、靴下の伏線なんかがよかっただけ。一番痛いのは子供フィルの台詞棒読みだ。

1980年アカデミー賞主演女優賞ノミネート
1980年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞
1980年ラジー賞助演男優賞(ジョン・アダムス)
(2007.1)

グロリア(1999) 1999 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
GLORIA
ストーリー  3年の刑期を終えて出所したグロリアは恋人ケヴィンの元へ戻るが約束の金を払わないことに腹を立て、捕らえられていた少年とともにアジトから脱出を図る。。。
監督 シドニー・ルメット
出演 シャロン・ストーン ジェレミー・ノーサム ジーン・ルーク・フィゲロア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  ジーナ・ローランズ主演の『グロリア(80)』のリメイク作品。オリジナルは観ていないが、比べてみたくなった。シャロン・ストーンの役作りがイマイチ理解できないのだ。わがままであり、勝気であり、涙もろい性格。逃亡中、金の使い方が大雑把で太っ腹なところがコミカルで面白い。
 終盤からラストにかけては、普通のドラマみたいでとてもつまらない。

2000年ラジー賞主演女優賞ノミネート
(2004.5)

クローン 2001 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
IMPOSTOR
ストーリー  2079年、地球は異星人と長く戦争状態にあった。科学者スペンサーは軍の議長と会談の予定をしていたが、保安局のハサウェイに捕らえられてしまう。本物のスペンサーは異星人に殺され、異星人によって作られた議長暗殺を企むクローンであると聞かされる。。。
監督 ゲイリー・フレダー 原作:フィリップ・K・ディック
出演 ゲイリー・シニーズ マデリーン・ストー ヴィンセント・ドノフリオ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  自分がほんとうの自分じゃない。スペンサーの自分を証明する逃亡と葛藤がスリリングであり、最後の最後まで謎を呼ぶ展開。かなり楽しめました。
 スペンサーは自分を証明するために妻の働く病院にまで侵入して過去のデータと現在の自分をレントゲン(未来の・・・レーザー光線のような)にかけるのですが、その後のハサウェイの台詞「こいつを見習え」が粋で良かったです。しかし、ここで自分がサイボーグだとわかったら、どうするつもりだったのでしょうか・・・この辺りの心理描写が欲しかったですね。
 地下組織が活躍したのも良かったです。軍ばかりが活躍しないぞ!ってところは大好き。その他、説明不足のところもいくつかあったので、これを完璧にしてあったら満点だったんですけどね。
(2004.4)











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