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クライマーズ・ハイ 2008 日本
東映=ギャガ・コミュニケーションズ
ストーリー  1985年8月12日。群馬、北関東新聞の記者・悠木和雅は、出世街道から外れ一匹狼として行動する遊軍記者。社内の登山サークル“登ろう会”の仲間で販売局所属の親友・安西と共に、翌日谷川岳の衝立岩登頂に挑もうと準備を進めていた
監督 原田眞人 原作:横山秀夫
出演 堤真一 堺雅人 尾野真千子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  連合赤軍も靖国も公開された年における原田眞人監督の総括。
 “連赤の恐竜(でしたっけ?)”なんて表現もありましたが、スクープによってスター記者になった過去の栄光や、事件が群馬で起こったことに歓喜する新聞記者たちの姿が面白かった。なんだか『突入せよ!あさま山荘事件』を撮った原田監督を自虐的に描いているような気がしてならなかったし、古い体質と新興勢力との対立だとか、上下関係、ザイルで繋がった社内連携プレイなど、社会の縮図だな〜などと感慨深いところも多かったです。
 ほとんどが架空の新聞社である北関東新聞からの視点ではあるけど、多角的なとらえ方をしているし、庶民には日頃知り得ない新聞記者の実像にも迫ってくれたおかげで物語にのめり込むことができました。彼らの真摯な態度には賛美しているかのようでもあり、スクープ合戦をどことなく批判的に描いているようでもあり、偏ってないところもいい。中曽根と福田を均等に扱ったというエピソードもその表れなのかも。
 気になったのは、自衛隊の美談をトップには載せない方針だったのに中曽根総理が靖国公式参拝することには否定的でないという曖昧さ。公正中立な立場と地元意識は相容れないものなのでしょうか。また、主人公悠木(堤真一)の出生の秘密や社長(山崎努)のセクハラ問題などが活かしきれてないような気がしました。
 80年代というと、片桐機長の逆噴射とか、大韓航空機撃墜事件とか、そしてこの映画に登場する御巣鷹山日航機墜落事故と、印象に残る飛行機事故が多かった。原因究明のスクープがクライマックスになっているけど、23年経った現在でもはっきりしない。消防団の一人が「もっと早く来ていれば20人くらい助けられたのに」と語った台詞が忘れられなくなりそうだ・・・
(2008.7)

暗闇でドッキリ 1964 アメリカ
UA
A SHOT IN THE DARK
ストーリー  大富豪バロンの邸宅で運転手が殺された。逮捕されたのは女中のマリアだったが、クルーゾー警部は彼女に惚れ、無実を決めつける。しかし、その後次々と殺人事件が・・・
監督 ブレイク・エドワーズ
出演 ピーター・セラーズ エルケ・ソマー ジョージ・サンダース
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント  ピンクパンサーシリーズの2作目的な位置。まぁ、番外編なのかな?ピンクパンサーも出てこないし。
 クルーゾーは署長により何度も事件からはずされるのにその都度富豪から戻してくれと懇願される。それはマリアも同じで、何度もクルーゾーが釈放してしまうのだ。結局はマリアの尻を追っかけ、なんとベッドイン!でもカトーによって邪魔されるけど(笑)
 途中までは推理して富豪バロンが犯人だろ!との想像もできるけど、ヌーディスト村のあたりからサッパリわからなくなってしまう。最後には召使や執事を集めて犯人当てをするクルーゾー・・・のはずだったが、電気を消してくれない。そんなこんなでハチャメチャな殺人事件だったなぁ。署長までクルーゾーを殺そうとして容疑者をみんな殺しちゃったし・・・
 
(2008.7)

狂った果実 1956 日本
日活
ストーリー  太陽族の滝島夏久(石原)はまだ純真な弟・春次(津川)が付き合い始めた女性・恵梨(北原三枝)を奪う・・・
監督 中平康 原作・脚本:石原慎太郎
出演 石原裕次郎 津川雅彦 深見泰三
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  駅で見かけ、一人で溺れてるように泳いでいた恵梨をボートの上に乗せた。パーティにも誘い、車を借りて海辺でキスだけ・・・しかし恵梨は人妻だったのだ。純な弟に近づくのはやめろ〜てな感じで奪ってしまった夏久。
 結局、ボートで追いかけるシーンなんかが不気味であるけど、津川雅彦の演技力なんだろうな〜ちょっと鳥肌が立つほど眼力があった。それでも心理描写はイマイチで、むしろ裕次郎の遊び放題、女好きという雰囲気が似合ってる。
(2009.1)

黒い雨 1989 日本
東映
ストーリー  幼き頃から叔父である重松夫婦に引き取られて育てられた20歳の矢須子。直接被爆はしていないが、瀬戸内海を渡る小舟の上で、黒い雨を浴びた・・・
監督 今村昌平  原作:井伏鱒二
出演 田中好子 北村和夫 市原悦子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  コールタールの雨を受けた。
 冒頭からいきなり8月6日の原爆投下。一瞬夜のように真っ暗になる演出は証言者の言葉を忠実に描いたものだろう。わけもわからず攻撃を食らった雰囲気が出ていて良かった。被爆直後は説明調の部分が鼻につくけど、すぐに昭和25年となり、原爆症やピカを受けたことへの差別問題が浮上する。
 矢須子は叔父夫妻に育てられ、3度目の縁談も失敗に終わる。村人の様子、特に前線から帰還した悠一(石田圭祐)がエンジン音を聴くと枕爆弾とともにバスの下に潜り込む様子がいい。
 縁談のために、黒い雨に打たれただけであって原爆症とは無縁という健康診断書まで作ってしまう。ストーリーでは入市被爆者であるから、やはりいつかは発病するのだろうけど、差別・偏見と闘っていかねばならない時代はなんとも胸が痛む。
 女優二人が賞をとっているけど、石田圭祐や北村和夫、それにチョイ役の殿山泰司が最も印象的だったりする。不謹慎になるかもしれないけど、スーちゃんのヌードが綺麗。カラーで見たいものです・・・
 
1989年カンヌ国際映画祭フランス映画高等技術委員会賞
1990年インディペンデント・スピリット賞外国映画賞ノミネート
1989年日本アカデミー賞作品賞、主演女優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞
1989年ブルーリボン賞主演女優賞
(2008.8)

クロコダイル・ダンディinL.A. 2001 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
CROCODILE DUNDEE IN LOS ANGELES
ストーリー  故郷オーストラリアでN.Y.出身の記者スーとその間に生まれた長男マイキーとともに平穏な生活を送っていたミック・ダンディー。スーが新聞社のロス支社を任されることになって・・・
監督 サイモン・ウィンサー
出演 ポール・ホーガン リンダ・コズラウスキー ジェレ・バーンズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  ヒットした2作もテレビでしか見たことがないけど、面白いのは田舎者クロコダイル・ダンディのおとぼけぶりが発揮される前半部分だけのような気がする。今回もハリウッド内の巨大なセットの中でのクライマックスが非常につまらない。ライオンをつかって解決というのも・・・

2001年ラジー賞ワースト・リメイク・続編賞ノミネート
(2008.12)



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