マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して | 2003 アメリカ レントラックジャパン MY ARCHITECT |
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ストーリー | 25年前に亡くなった現代建築の巨匠ルイス・カーン。愛人の子ではあるが、彼の唯一の息子が彼のルーツを探す旅に出る。 | |||
監督 | ナサニエル・カーン | |||
出演 | ナサニエル・カーン | ルイス・カーン | ||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | 評価できず | ★★★ |
コメント | ルイス・カーンの建築物は凄いの一言。線対称や幾何学を愛したルーの作品は機能性よりも芸術性が高く、そのものが美術館であるような建物が多い。ギリシア建築を見学してから開花したという才能は、「どのくらい歴史に残るか」というテーマが重要であるという信念の元に量よりも質を追求する。 監督ナサニエル・カーンが愛人の子。巨匠ルイス・カーンも3つの家族を持っていたと説明されていたため、建築業界で大儲けしたに違いないという先入観で見てしまいましたが、実はほとんど儲かっていなかったという事実。これが芸術家たる所以なのですね。 やっぱり水上に浮かんでいるように見えるバングラデッシュ国会議事堂、ソーク生物学研究所の二つが印象的。映像でも子供を使ったノスタルジーを感じる映像が心地よい。 建築作品紹介のための映画ではなく、あくまでも父親探しというテーマなので、ちょっと個人的な映画であるとも感じられましたが、カーン作品で働く人たちとの交流は感動的。特にアメリカ吹奏楽団の船でのハグにはちらりと涙が・・・ http://www.myarchitect.jp/museum.html 2003年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート (2006.6)
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マイアミ・バイス | 2006 アメリカ UIP MIAMI VICE |
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ストーリー | 人気TVドラマの映画版。 | |||
監督 | マイケル・マン | |||
出演 | コリン・ファレル | ジェイミー・フォックス | コン・リー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★★ | ★★★ | ★ |
コメント | オールマン・ブラザーズもレーナード・スキナードも知ってるから・・・せめて「フリーバード」をちょっとでも流してほしかった・・・ カッコいい!スタイリッシュ!風光明媚!激しいドンパチ!それぞれのシーンは素晴らしいとは思うのですが、ストーリーがつまらな過ぎる。見ているのがつらい。銃撃戦の度に眠気が吹っ飛んでしまうのですが、エロチックなシーンでさえ眠くなってしまいました。 TV版もチラっとしか見たことがないので正当な評価はできないかもしれませんけど、不条理感や麻薬犯罪の非情さといったインパクトが弱かったのではないでしょうか。TVでは表現できなかった迫力だけは感じられましたけど・・・冒頭の潜入捜査官たちが殺されるシーンはなかなか良かっただけに残念でした。 (2006.9)
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マイ・ガール | 1991 アメリカ COL=COLTRI MY GIRL |
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ストーリー | 1972年ペンシルベニア州マディソン。やもめ暮しの葬儀屋ハリーと痴呆症の祖母と暮らす11歳の少女ベーダ。美容師シェリーが雇われることになり、ハリーは惹かれていくが娘に邪魔される・・・ | |||
監督 | ハワード・ジーフ | |||
出演 | アンナ・クラムスキー | マコーレー・カルキン | ダン・エイクロイド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 葬儀屋の娘ベーダ(クラムススキー)とトーマス(カルキン)の初々しい演技。シェリー(ジェイミー・リー・カーティス)も中々いい。『フォーチュン・クッキー』では立派なお母さん役だったが、この頃はまだ独身女性で十分通用する(でもバツイチ女性)。 ストーリーは意外と可哀想な展開。トーマスが蜂の巣のそばでハチの大群に刺されてしまうのだ。元々アレルギーを持っていたので、死んでしまった・・・ ちょっと悲しすぎるというのは好きではない。しかも突然だったし・・・ 1992年MTVムービーアワード キスシーン賞 (2006.1)
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舞姫 | 1989 日本 東宝 |
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ストーリー | 1888年、スエズ。ドイツから一人の青年、豊太郎が日本を目指していた。彼はエリスを裏切った。 | |||
監督 | 篠田正浩 | |||
出演 | 郷ひろみ | リザ・ウォルフ | 益岡徹 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 太田豊太郎は東大で医学を学び、軍医として国費でドイツに留学することになった。貧しい踊り子のエリスと出会い、やがて彼女のために軍医の地位を捨て新聞記者となった。 文学的作品、しかも単純なストーリーが続くだけなので、役者の魅力にまかせるしかないところなのだが、郷ひろみと知らないドイツ人じゃ難しい。みなドイツ語が上手いということだけはわかった。 篠田監督ならば、当時のドイツにおけるビスマルク主義と台頭しつつあった社会主義についてmもっと鋭い視点で描くことも出来るだろうに、この辺りも不完全燃焼だ。単純な友情物語のような印象が・・・ (2005.7)
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マイ・ブラザー | 2004 韓国 UIP MY BROTHER |
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ストーリー | 女手ひとつで育てられたソンヒョンとジョンヒョン。兄は生まれつき障害を持っており、弟と同級になった。気は弱いが成績優秀の兄、ケンカは強いが母の愛情を受けられないと思う弟。2人は同じ少女を好きになるが・・・ | |||
監督 | アン・クォンテ | |||
出演 | ウォンビン | シン・ハギュン | キム・ヘスク | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 「永遠の弟」と評されるウォンビンだけど、「弟にしたい俳優」NO.1には選ばれないような気がする・・・ 兄弟愛だけの映画ではなかった。兄ソンヒョンは生まれながらにして口蓋裂の障害を持っていて、周りからも冷ややかな目で見られ、父親は赤ん坊を捨ててしまう。母親はその子を拾ってきて当時身ごもっていた弟も無事生まれ、2人の息子を女手ひとつで育てあげるのです。母は生活のため高利貸しとなるのですが、支払いが滞るドゥシク食堂の息子が知的障害児。障害や職業の差別という扱いにくい問題もさらりと見せてくれます。兄ばかりに母の愛情が注がれてると信じていた弟が反抗的になり、申し訳なく感ずる兄が弟へ精一杯愛情を注ぐという、ありがちな兄弟の確執ですが、見事な演技によって感動を与えてくれました。 弟の度々起こす暴力事件などで、引いてしまうところもあるのですが、暴力を肯定的にとらえることなく、家族の愛を表現しています。そして因果応報。家族の運命はことごとく関わりのある人たちによって変えられてしまう・・・ 高校時代に決闘した相手が。付き合っていた彼女の兄が。幼い頃借金取り立てに行っていた家が。それぞれ終盤に絡んでくる。そして、バーバリーの上着が最重要伏線となって、涙せずにはいられないクライマックスとなります。 女の子ミリョンが単なるエピソードでしかなかったことや、カメラの伏線が弱かったことなどのマイナスポイントさえなければ最高だったかも。 (2005.6)
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マイ・フレンド・メモリー | 1998 アメリカ 松竹富士 THE MIGHTY |
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ストーリー | 体は大きいが引っ込み思案のマックスは隣に越してきた不治の病の少年ケビンと知りあう。ケビンは彼の読書コーチとなり、アーサー王を教える。 | |||
監督 | ピーター・チェルソム | |||
出演 | エルデン・ヘンソン | キーラン・カルキン | シャロン・ストーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | フリークは「アーサー王と円卓の騎士」の話をいっぱいしてくれた。そのお礼に花火大会に連れて行ってもらう。彼はずっと松葉杖で背中にこぶがあったが、とても物知り。不良たちにからまれても、頭脳と体で逃げきった。 マックスは祖父母に育てられているが、父親は殺人ケインと呼ばれ、刑務所の中。クリスマスも過ぎたある日、父が仮出所しマックスが拉致されてしまい、ケビンが無謀にも車を運転して助けに行くのだ。 ケビンは自分の死期を知っていて、静かに逝ってしまう。と、それほど抑揚もない難病もの映画だけど、喪失感から立ち直ったマックスが勇気を出して難読症も克服してゆく。カルキンの弟のほうが演技が上手いことを証明しているし、シャロン・ストーンがなかなかいい。おばあちゃんのジーナ・ローランズは出番が少なく、ちょっと残念。 1998年ゴールデングローブ賞助演女優賞(ストーン)、歌曲賞ノミネート (2005.6)
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マイ・ライフ | 1993 アメリカ 松竹富士 MY LIFE |
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ストーリー | ガンを宣告された男が生まれてくる息子のためにビデオ撮影をはじめる。 | |||
監督 | ブルース・ジョエル・ルービン | |||
出演 | マイケル・キートン | ニコール・キッドマン | ハイン・S・ニョール | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 腎臓癌を宣告され、余命いくばくもない男ボビー。肺に転移し、死を覚悟している。会社社長で年収25万ドル以上の金持ち。小学生の頃、星に願いをかけ、「家の庭にサーカスが来る」と同級生を誘う。 ストーリーがストレートすぎる。それを飽きさせないほどの演技力。まいった、マイケル・キートン。もしかすると、輪廻転生について語っていたので、息子がキートンの生まれ変わりになるんじゃないかと思っていたのに、東洋医学の奇蹟はそこまでかなわなかったようだ。父のスクラップ業を継がずに家を飛び出したため家族とも疎遠。だけど、弟の結婚式を契機に家族の絆をも取り戻す。ほんとにどこにでもあるような死を真剣に見つめたドラマ。クライマックスで、父親からのプレゼントがなければ、何も面白くない映画なのだ(もしかするとTVMかとも疑った)。 臨終間際には自宅にて看護婦が付き添うが、これがクイーン・ラティファ。実によく似合ってた。せっかくのサーカスなんだから、小学校の同級生が一人くらい居れば・・・ (2005.7)
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マイ・リトル・ブライド | 2004 韓国 エスピーオー MY LITTLE BRIDE |
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ストーリー | じいちゃんのために結婚することになった大学生サンミンと16歳の女子高生ボウン。 | |||
監督 | キム・ホジュン | |||
出演 | キム・レウォン | ムン・グニョン | アン・ソニョン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ウォンビンが永遠の弟ならば、ムン・グニョンは永遠の妹なのだ。TVドラマ『秋の童話』でも有名になったらしいが、個人的には『箪笥』の彼女が忘れられない。 ストーリーは、祖父と親友の固い約束のために16歳の女子高生ボウン(ムン・グニョン)がナンパな大学生サンミン(キム・レウォン)と結婚させられることになったという内容。女子高校生妻といえば、日本でも岡崎友紀が『奥さまは18歳』で好演していたことが記憶に新しい(新しくないってば・・・)。 韓国ラブコメの王道を行くかのような展開と強烈なキャラ。このムン・グニョン。ラブコメ女優としてはもチョン・ジヒョンやキム・ハヌルに次ぐ将来有望な女優と言えるくらいかもしれません。この映画を観るまではホラー女優向きだとばかり思っていましたから、ちょっとビックリです。特に口をグニョ〜ンと曲げる顔技は誰にもマネできるものではありません。こういう面白い子は妹にしたくなりますね〜本音は同級生ヘウォン(シン・セギョン)やキム先生(アン・ソニョン)の方が好きなんですけどね・・・ 笑えるギャグと笑えないギャグが交錯して結構ゆるいテンポで進むのですが、サンミンが教育実習でボウンの女子高へやってきてからは、個人的な想い出とともに炸裂するキム先生パワーによって好感度がアップいたしました。そして決まり手は『魔法使いサリー』の主題歌の替え歌でした。エンドロールでの本編に入ってない映像にも満足。ほんのりと幸せを感じさせてくれる映画でした。 (2005.10)
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マイ・ルーム | 1996 アメリカ 松竹富士 MARVIN'S ROOM |
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ストーリー | 実家を出て以来20年戻ってなかったリー(ストリープ)は姉のベッシーが白血病だと聞いて、息子を連れて慌てて実家へ向かう。ベッシーは1人で寝たきりの父親と痴呆気味の伯母を看病をしていた。 | |||
監督 | ジェリー・ザックス | |||
出演 | メリル・ストリープ | レオナルド・ディカプリオ | ダイアン・キートン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | オハイオ。息子のハンク(ディカプリオ)は家に火をつけたりと反抗期で、施設に入れられセラピーにも通っていた。実家のほうではクリニックに通うダイアン・キートン。ウォーリー医師はロバート・デ・ニーロという豪勢な配役だ。しかも彼の弟と二役やっていたようにも思ったけど違っていた。。(ダン・ヘダヤ) 2人とも一流女優の姉妹が20年ぶりの対面。それだけで絵になる。父親マーヴィン(ヒューム・クローニン)と孫たちの対面での演技もそれぞれが自然の演技で素晴らしい。 徐々にベッシーに対して心を打ち解けはじめたハンクと、姉と和解し始めたリー。最初はハンクだってドナー検査を拒んでいたけど、「人に優しくするのは損得感情があってこそだ」とクール過ぎる考え方だったから。 海岸のドライブやディズニーランドへの家族旅行。『ラブ・バッグ』の映像。グーフィ。印象に残るシーンも満載。やがてドナーの検査は誰も適合しないことがわかり、帰る支度を始めたリー。この微妙な心理描写がいいですね〜姉のベッシーがもう長くないことを悟って、親の介護をしなければならない重圧から逃げたくなる気持ち。わかっていたのか、ハンクに咎められて、ハタと気づくリー。父の部屋で光を鏡で照らす様子がファンタジックでさえあった。伯母役のグウェン・バートンも脇ながらいい演技だった。 介護問題が大きかったし、白血病の問題もさらりと絡めた良作。 1996年アカデミー賞主演女優賞(ダイアン・キートン)ノミネート 1996年ゴールデングローブ賞女優賞(メリル・ストリープ)ノミネート (2005.10)
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