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マキシマム・リスク 1996 アメリカ
COLTRI
MAXIMUM RISK
ストーリー  南フランス・ニース。ミハイルという男が何者かに追われ転落死した。現場に直行した刑事アランは自分そっくりの死体に驚いた。やがてその男が双子の弟で、アメリカに住んでいたことがわかる。。。
監督 リンゴ・ラム
出演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム ナターシャ・ヘンストリッジ ジャン=ユーグ・アングラード
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  面白かったのは双子だったという設定だけだった。カーチェイスは路地ばかりで、被害にあったのは住民だけだったような雰囲気だ。この手のストーリーなら、アクションを中心とせずに推理させる方が盛り上がったかもしれない。
(2005.1)

マーキュリー・ライジング 1998 アメリカ
Uni=UIP
MERCURY RISING
ストーリー  精神に障害を持つ9歳の少年が偶然にも国家機密であるコード“マーキュリー”を解読して電話をかけてきた。国家安全保障局は彼の家を奇襲し、両親を殺害。彼を追いかける・・・
監督 ハロルド・ベッカー
出演 ブルース・ウィリス アレック・ボールドウィン ミコ・ヒューズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  冒頭から銃撃戦。ブルース・ウィリスは潜入捜査官専門のFBI捜査官だったのだが、とにかく危険が付きまとう男。こうじゃなきゃね。
 パズル雑誌に暗号を載せるというばかげたことをした職員。20億円もかけた国防にかかわる暗号を・・・なんという失態。しかし、両親が惨殺されサイモンを悪者から救おうとするブルース・ウィリス。その敵がどこの誰だかさっぱりわからないまま権力と戦っていきます。
 最後はやはり普通のアクションもの。アレック・ボールドウィンの静かな悪役もなかなかよかったけど、もうちょっと社会派要素を取り入れることができれば・・・
(2007.1)

マグダレンの祈り 2002 イギリス/アイルランド
アミューズピクチャーズ
THE MAGDALENE SISTERS
ストーリー  1964年、3人の少女がマグダレン修道院に収容される。孤児院のバーナデッドは少年達の目を惹きつけるという理由で、マーガレットはいとこにレイプされたという理由で、ローズは未婚のまま出産したという理由で・・・
監督 ピーター・ミュラン
出演 ノラ=ジェーン・ヌーン アンヌ=マリー・ダフ ドロシー・ダフィ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★★★ ★★★
コメント  過酷な陰湿な修道院というものを感じ取れなかった。ドキュメンタリータッチに徹するのか、ストーリーを大事にするのか、ちょっと中途半端な内容にしか思えない。厳しい寮生活という雰囲気もあり、60年代、70年代のイギリス映画にありがちな寄宿舎ものの様子も醸し出している。彼女たちの行動にも不可思議な点があったことも感情移入しにくかった。
 それでも重苦しい修道院も理解でき、イジメの実態や腐敗した教会の描写も鋭かった。デカパイ賞やペチャパイ賞のシーンでの女優たちの演技は鬼気迫るものがあり、ぞっとしましたですよ。

2002年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞
その他
(2004.10)

マグノリア 1999 アメリカ
日本ヘラルド
MAGNOLIA
ストーリー  死期を迎えた大物プロデューサー、アールを中心に確執のある息子、現在の妻、ガンを宣告されたクイズ番組の司会者、その娘、娘に恋する警官、ラッパーにあこがれる不良少年、過去に天才少年と言われた青年等々が微妙に絡みあっていく群像劇。
監督 ポール・トーマス・アンダーソン
出演 ジェレミー・ブラックマン トム・クルーズ ジュリアン・ムーア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  冒頭の偶然に絡み合う事故の紹介があったので、もっと事件性がある内容かと思われたのに、徐々に単なるドラマであることに気づいた。確かに蜘蛛の糸を張り巡らせたような人間模様には巧妙さに対して恐れ入ったが、それぞれのドラマがありきたりでつまらない。嘘や隠し事をしていた人物達が何とか真実を伝えたいが、上手くいかない等、きっかけを模索している。それを大群の蛙の落下という珍事で決着させる。
 壮大な構想を立てたドラマが途中で収拾がつかなくなった場合に、イナゴの大群等のパニックを起こしてプロットを解決するという映画が多いが、納得のいかない観客は多いと思います。

2000年ベルリン国際映画祭金熊賞
1999年ゴールデングローブ賞助演男優賞、トムクルーズ
(2003.12)

マグノリアの花たち 1989 アメリカ
COLTRI
STEEL MAGNOLIAS
ストーリー  マリン(フィールド)の娘シェルビー(ジュリア・ロバーツ)の結婚式の当日、トゥルービー(パートン)の美容室ではシェルビーが糖尿病の発作を起こす。
監督 ハーバード・ロス
出演 サリー・フィールド ドリー・パートン シャーリー・マクレーン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★★★ ★★★
コメント  実力派女優の饗宴という雰囲気。特にジュリア・ロバーツの低血糖ショックのシーンは凄まじかった(実際の発作はどんなのか知らないけど・・・)。舞台はアメリカ南部、カントリーミュージックがガンガンかかる。
 糖尿病の恐ろしさを知った・・・

1989年アカデミー賞助演女優賞(ジュリア・ロバーツ)ノミネート
その他
(2004.7)

マクベス 1971 イギリス
COL
MACBETH
ストーリー  3人の魔女にそそのかされ王を殺害したマクベス。魔女の予言通りスコットランド王となったが、イングランドに逃亡していた王子が軍を率いてやってきた。
監督 ロマン・ポランスキー 原作:ウィリアム・シェイクスピア
出演 ジョン・フィンチ フランチェスカ・アニス マーティン・ショウ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  不気味な三人の魔女は砂浜の死体に血をかける儀式。マクベスの友人バンクオは「王になれぬが子孫は王に・・・」と予言される。雨も降る暗い昼間に妖気さえ漂う。
 戦いの末、コーダー領主となったマクベスだが、ここまで登りつめても飽きたらぬ。王子が邪魔だから何とかしたいと思いつつ家へ帰ると、妻がダンカン王を殺せとそそのかす。心の葛藤、幻のような短剣、なんとか自分が殺ったと思われぬように心配性にもなるが・・・
 殺した人間の亡霊が見えるようになったマクベス。その精神は狂気へと変貌するが、魔女たちに会ってそれが増幅。権力なんて持ったって、またそれが覆される。無駄なことなんだと切々と訴えてくる。古典を味わうよりもポランスキーが妻を惨殺された怨みもこもっているような映像が続く。ストーリー的には退屈だが、時折見ている者まで狂気にかられるような気がしてくる。

1972年英国アカデミー賞衣装デザイン賞
(2004.7)

マクマレン兄弟 1995 アメリカ
FOX
THE BROTHERS McMULLEN
ストーリー  アイルランド出身で敬虔なカトリックの家庭に育ったマクマレン家の3兄弟、ジャック、パトリック、バリー。
監督 エドワード・バーンズ
出演 エドワーズ・バーンズ ジャック・マルケイ マイク・マッグローン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  アイルランド民族音楽にのって、3兄弟それぞれの宗教観、結婚観などが展開される。熱心なカトリック教徒なら婚前交渉も浮気もダメ。特に三男のパトリックは真面目すぎて、ユダヤ教のスーザンと考えているが、宗教問題が絡んで結婚に踏み切れない。次男バリーは自由すぎてころころと女を代えているのと対照的だ。
 展開は地味。結局は浮気は許されるかどうか等、宗教的な問題ばかり。

1995年インディペンデント・スピリット賞新人作品賞
(2005.4)

MAKOTO 2005 日本
松竹
ストーリー  監察医、白川真言は幽霊が見える。
監督 君塚良一
出演 東山紀之 和久井映見 哀川翔
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★
コメント  何だ、これ? ホラー、サスペンス、コメディ、純愛等々、撮りたいジャンルを一度に全部盛り込んじゃえ!と『踊る大捜査線』の脚本家が監督になって大暴れした作品だ。
 監察医である白川真言に霊が見えてしまい、そのおかげで数々の難事件を解決するのだが、彼の死んだ妻が男と付き合っていたことを知ってしまってからは、さぁ大変、真実を見つけると彼女の霊は消え去ってしまうから悩んでしまった・・・
 途中で退席してしまいたくなるほどいい加減な脚本。大学の研究室に所属する監察医が事件性が確認される前に警察と現場に向かったり、現場の死体を見ただけで自殺か他殺かを判断したりとムチャな設定が多すぎる。霊が見えることを全員が納得する病院や警察は大目に見ても、幽霊を抱きしめたりするのはやめてほしかった。
 児童虐待を疑って調査した結果、実は母親を恋しがったために転落事故死した幼女のエピソードにホロリとくるものの、もう一方の事件は笑わせてくれた。それは、女を取り合って殺してしまった犯人は逃げ、犯人と思われるからすぐに自殺したボンボンのエピソードだ。その話を聞かされた武田鉄也の態度も大爆笑できる(笑っちゃいけないのに・・・)。所々、翔兄貴とベッキー、室井滋のコンビのコミカルなシーンのおかげでキレることなく鑑賞できたのが救いだったのかもしれない。
 出演者をよく見てみると、ほとんどが歌手、元歌手、CDを出したことがあるタレントばかりのキャスティングだ!しかも、歌手が本業ではない人コメディ・ソングというパターンが多いのだろうか。それなら、2時間サスペンス『監察医 室生亜季子』のパロディも採り入れて、左とん平をキャスティングしてほしかった。彼には「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」という名曲があるのですよ!大好き・・・
 しかし、とんでもない映画だった。今年のワースト邦画の最有力となりました。
(2005.2)

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 2007 アメリカ
角川映画
MR. MAGORIUM'S WONDER EMPORIUM
ストーリー  “マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋”は創業113年。そのオーナーであるマゴリアムはマネージャーのモリー・マホーニーに譲ろうとしていたが、魔法をかけられたようなおもちゃたちがすねてしまう。
監督 ザック・ヘルム
出演 ダスティン・ホフマン ナタリー・ポートマン ジェイソン・ベイトマン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマン、ジェイソン・ベイトマン・・・マンで揃えてきた。
 タイトルを覚えたつもりだったのに、またしてもチケット売り場でやってしまいました・・・「マグノリアおじさん、1枚」と。予告編をチェックすると懐かしいパイロットの曲が流れたものだから焦っていたためかもしれません。バンド名がパイロットといっても、曲タイトルは万年筆ではなく、「マジック」です。
 残念なことに、その「マジック」が聴けないばかりか、ストーリーも何を訴えたいのかわからないような内容だったのです。さすがに魔法を使えるマゴリアムおじさんが主人公ですから、ファンタジーなのはわかるのですが、243歳という高齢であることや“消える”ことの意味を簡単に受け入れることについていけませんでした。でも魔法は信じたい・・・
 本当はモリー・マホーニー(ナタリー・ポートマン)やエリック少年(ザック・ミルズ)の成長物語を中心にしたかったんでしょうけど、それが伝わってきません。最初の章では“stuck”という言葉で引っかかったエリックの帽子とモリーの行き詰まりをかけていたので、期待していたんです。それでもなんとか“友達を作ること”と“ピアノのスランプ脱出”は解決したように見えたけど、結局は“魔法を信じること”とか“店を存続させること”がメインだったようです。
 おもちゃの世界も悪くありません。懐かしいおもちゃも登場するし、ソックモンキーというぬいぐるみが可愛くて、ミュータント(ベイトマン)を引きとめるところなんてウルっときちゃいました。それにナタリー・ポートマンの魅力には胸キュンです。涙をためて“I love you”とささやかれ、その上ハグされてしまったら卒倒ものですよ・・・彼女のファンなら必見です。
 その胸キュンなポートマンとソックモンキー以外では感情を揺さぶられないし、眠くなることもあるかもしれません。できるなら字幕版がおすすめ。眠気を克服するためには、使われてる英語を楽しむことしかないような。
 モーティマーという謎のシマウマが登場するのですが、白黒の世界になってしまうのはもしかするとこいつが原因か?
(2008.2)



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