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マサイ 2004 フランス
コムストック=角川ヘラルド
MASSAI - LES GUERRIERS DE LA PLUIE
ストーリー  干ばつ続きの村で若者が旅だったが帰ってこなかった。遺志を継いだ若者たちが“ヴィチュア”と呼ばれる赤い獅子のタテガミを持ってくることによって雨を降らせ、他部族との争いもなくなると信じ旅立った。
監督
出演 マイナ・マコ パルカシオ・ムンテット スワケイ・キピロッシュ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★
コメント  彼らに演技指導して壮大な冒険物語を作るなんて大したもんだ。しかも中心となるのが少年たち9人。羊飼いの息子メロノなんてレイナという少女との恋心まで描いている。
 ヴィチュアが見つかるどころか、他部族に襲われる面々。メロノは別行動だったのだが、ピンチに助けに入るのだ。そこからはリーダー格になったメロノ。途中で穴の話も聞いてマサイ族の迷信的な部分も楽しめる。でも、熱病にうなされるってのは英雄にふさわしくないような気もした。
 最後はちょっと悲しいヒーロー伝説。ライオンと対峙したときレイラからかけられた首飾りを彼女の兄に託すところは全てを悟ったようでもあり、ウルウル・・・
 
(2008.9)

マザー・テレサ 2003 イタリア/イギリス
東芝エンタテインメント
MADRE TERESA
ストーリー  1946年、カルカッタ。修道院で教師をしていたマザー・テレサは“貧しい人々のために尽くしなさい”という神の声を聞いた。
監督 ファブリツィオ・コスタ
出演 オリビア・ハッセー セバスチャーノ・ソバ ミハエル・メンドル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  ジュリエットを演じ、聖母マリアを演じ、マザー・テレサを演じたオリビア・ハッセー。特殊メイクアップの素晴らしさからも目をそらせない。
 誰もが名前くらいは知っているマザー・テレサ。数々の反対運動による困難も乗り越え、慈愛に満ちた救済活動を生涯貫き通した20世紀に誇る女性の一人だ。実際どのような活動をなさっていたのかよくわかり、エピソードの積み重ねによる年表のような映画でしたが、心うたれること間違いなし。
 しかし、脚本の甘さも目立つし、死んだはずの子供が手を動かすなどの演技指導もおざなりになってる感がある。最も泣けるシーンがエクセム神父であるところも残念だった。
 施設建設現場にて、「暴力に対して暴力で抵抗してどうするんですか!」と叫ぶマザー・テレサが最も魅力的でしたけど、その施設現場を反対派が取り壊そうとするのは日真建設とロゴの入ったブルトーザー。ちょっと目立ちすぎ・・・
 晩年の老け顔の皺一筋一筋に彼女の慈愛の精神がこもっていて、オリビアの体当たり演技が冴えていました。マザー・テレサがアルバニア生まれということもあり、巻き舌R音の特徴も訓練したのでしょう。その他国際的な俳優ばかりで固められています。全編聞き取りやすい英語でしたので、英語の勉強をしたい人にも打ってつけです。
(2005.9)

マジック・キッチン 2004 香港
MAGIC KITCHEN  魔幻厨房
ストーリー  厨房で苦労した母に育てられた娘ヨウ。母直伝のレシピにより私房菜館を経営することになった。東京に行き、元カレと会うが復縁はままならない。どうも代々男と結ばれない家系らしいが・・・
監督 リー・チー・ガイ
出演 サミー・チェン ジェリー・イェン アンディ・ラウ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  他にニコラ・チャン、マギー・チャン、アンソニー・ウォン、ダニエル・ウー。
 ずっと主人公の語りなので、字幕を読むのが辛くなる・・・コメディ調のサミー・チェンとアンディ・ラウの会話や、セックスしたいけど、なんだかんだと邪魔が入って未遂に終わるエピソードなど、結構楽しめました。だけど、後半がだれてきて、クライマックスの料理対決もイマイチ。
(2007.1)

魔女の宅急便 1989 日本
東映
KIKI'S DELIVERY SERVICE
ストーリー  13歳の魔女キキが旅立った。修行のため海辺の大きな町へ降り立つのだが。。。
監督 宮崎駿
出演 高山みなみ 佐久間レイ 戸田恵子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  公開当時、一緒に観に行ったのはヒロコとだったかなぁ。
 冒頭しばらくしてユーミンの「ルージュの伝言」がかかる。そして、クロネコヤマトがスポンサーとして目立ちすぎる展開。当時はメール便などなかった頃だろうから感じなかったが、この時期にテレビ放映するとなると、郵政民営化問題をまた考えてしまう。
 物語はキキがトンボという男の子と知り合ったり、人(魔女ではない)との暖かい交流を経て、ホウキで飛べなくなるといった躓きを描いたもの。思春期。女の子にとっての心と体の変化までをも表現しているのか?と、ずっと考えていたものだ。
(2005.9)

マスター・オブ・サンダー 決戦!! 封魔龍虎伝 2006 日本
日活
ストーリー 黄泉と現世を我が手に治めようと企む巨大な怨霊・小野篁が、永き封印を破り現世で暴れ始める。かつてこの怨霊を封印した僧侶たちも今や三徳和尚と源流和尚の2人だけとなっていた。再び怨霊を封印することは、もはや彼らだけでは年齢的にも不可能だった。そこで三徳和尚の弟子アユミは、この危機を救うために新たな弟子たちを集め、怨霊封じに立ち上がる
監督 谷垣健治
出演 木下あゆ美 芳賀優里亜 椿隆之
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  倉田保明vs千葉真一!!そして、コミカルなワイヤーアクションもさることながら、今年流行のメガネザルが最も萌える。
 『ただ、きみを愛してる』の宮崎あおい、『7月24日通りのクリスマス』の中谷美紀、『いちばんきれいな水』の菅野莉央、そしてこの『マスター・オブ・サンダー』ではシャープペンシル脳天刺しが得意技である芳賀優里亜だ。「メガネをはずしたほうが可愛いよ」などという言葉はもしかして今年の流行語大賞に選ばれるんじゃないかというほど(?)下半期の映画に登場してますが、ここまでコンタクトレンズ業界からの援助があるのかと疑ってしまうほどです。
 その芳賀優里亜は『仮面ライダー555』のヒロイン、主役の木下あゆ美は『特捜戦隊デカレンジャー』のヒロイン、永田杏奈は『仮面ライダーカブト』のヒロイン、小松彩夏は『実写版美少女戦士セーラームーン』のセーラーヴィーナスであります。さらに男性陣でも『仮面ライダー剣』の椿隆之が出ているほど、アクション系若手俳優のための映画。そんな萌えキャラだらけの中、アキバ系の男が入っていたり、変な日本語を喋る黒人アドゴニー・ロロが出演していたりします。
 ストーリーはVシネマとか深夜ドラマが似合うような内容なのですが、CGやワイヤーアクションにも力を入れ、ゆるいコメディタッチなのが魅力でした。倉田保明にもおちゃめな演技をさせるなんてすごすぎます。かのブルース・リーにヌンチャクをプレゼントした伝説の人に!です。そして千葉真一。かつてのアクションスターのイメージよりは『キル・ビル』に登場した時の雰囲気そのままだったのですが、今回は刀匠ではなく仏像の木彫りに精を出す一線から退いた闘魂和尚の役でした。
 見所は往年のアクションスター対決だとばかり思っていたのですが、それよりも冒頭の悪役中村浩二が数十人の修行僧を相手に暴れ回るシーンでした。それもかなりの長回しで、疲れを感じさせない連続の格闘。こんなに美味しいシーンを最初に持ってこられたら、中盤の若手俳優たちの楽しい修行シーンのおかげで印象が薄らいでしまいます。欲を言えば、お色気シーンがちょっとでもあれば・・・と、映画の対象年齢も気になりました。さすがにカンフーファン向けではないような・・・
(2006.11)

マスターズ/超空の覇者 1987 アメリカ
東宝東和
MASTERS OF THE UNIVERSE
ストーリー  魔王により地球に飛ばされた宇宙の勇者HE-MANが地球人の協力も得て、魔王と対決する・・・
監督 ゲイリー・ゴダード
出演 ドルフ・ラングレン フランク・ランジェラ メグ・フォスター
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  いきなり『スターウォーズ』のパロディのようなオープニング。この安っぽいファンタジーは明らかにB級映画。ラングレンが『コナン・ザ・グレート』のコスプレで真面目に冒険する。
 これは宇宙人が置いていったシンセサイザーかな?などと強力な武器をぞんざいに扱ってしまう地球人。メロディによって自分の国に帰れるなんて、このあたりは『未知との遭遇』なのか。最後はなんともつまらない展開だったけど、地球に戻ってからの「パパを飛行機に乗せちゃいけない」ってのが面白かった。

1987年ラジー賞助演男優賞(ビリー・バーティ)ノミネート
(2006.11)

MASK DE 41 マスク・ド・フォーワン 2001 日本 公開2004
ファントム・フィルム
ストーリー  1000万の退職金で会社をリストラされそうな41歳の倉持。プロレスファンが集まる“カフェアリーナ”でプロレス新団体作ることを熱く語る大学時代の同級生に感化され、
監督 村本天志
出演 田口トモロヲ 松尾スズキ 筒井真理子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント  今のプロレスはさっぱりわからないけど、イノキ、馬場がわかればこの映画を楽しむことができる。松尾スズキの怪演も光るところだ。「やっとつかんだ暇つぶしよ!」という筒井真理子の台詞がいい!
 トモロヲの携帯の着メロがクリエイションの「スピニング・トゥ・ホールド」。これはザ・ファンクスの登場テーマだった。ミル・マスカラスのフライイング・ボディアタックのイメージビデオにて登場シーンを決意するシーンは最高!なんといっても、オールド・プロレス・ファンへのサービスが満点なのである。「平成のガキにわかってたまるか!」なのだ。
 伝説の400試合全敗のマスク・ド・コテツがリングネームなのではなく、サル・ワスカラスがリングネームなのだ(しかも代役)。マスクが脱げるシーンのスローモーションは何気にかっこよい。「僕のプランチャー受けてください」という言葉もいい。
 かつてのプロレスヲタク魂をくすぐるような作品ではあるが、リストラ男の悲哀はそれほど感じることもできず、笑うしかなかったことをお許しください。ラストの「京子コール」も最高だった。
(2005.10)







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