迷い婚 すべての迷える女性たちへ | 2005 アメリカ ワーナー RUMOR HAS IT... |
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ストーリー | 映画『卒業』には実際にモデルがいたという話。 | |||
監督 | ロブ・ライナー | |||
出演 | ジェニファー・アニストン | ケヴィン・コスナー | シャーリー・マクレーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 映画『迷い婚』には裏話があってな・・・実はケヴィン・コスナーの役はホリエモンがモデルなんじゃよ。 この映画の設定は1997年。サラ(ジェニファー・アニストン)の母親が映画『卒業』(1967)のモデルであったとすると、サラは33歳。さすがに現代にすると、年齢的にも難しくなってしまうのでしょう。その他、ネット関連の先駆者で大金持ちであったと思われるボー・バローズだって、1997年だからこそ上手く設定できたわけで、「AOLとタイムワーナーが合併したらすごいことになるだろうな」という会話にもあざとさを感じてしまいました(この映画の配給もワーナー)。 弁護士ジェフと婚約したばかりのサラはニューヨークで結婚・死亡欄専門のジャーナリスト。ロスのパサディナの実家に帰ると、部屋にはジョーン・ジェットのポスターやエレキギターも置いてあるくらいのロック少女だったと想像できます。多分「アイ・ラヴ・ロックンロール」なんかも歌っていたのでしょう。そのジョーン・ジョットの在籍したバンドが「ランナウェイズ」ですが、このバンド名の由来が『卒業』からだったかどうかは定かではありません。 親子丼などという話なら小説や映画の世界では珍しくないのかもしれないけど、『卒業』でのベンジャミン(ダスティン・ホフマン)のモデルとなったボー・バローズ(ケヴィン・コスナー)はその娘サラとも寝てしまうという親子三代丼という偉業を達成してしまったのです。これはもうダブルバーガーの上を行くトリプルバーガーと同じ域です。とまぁ、すごい設定のラブコメだったことに驚いてしまいましたけど、そのボーがネット関連の仕事、自家用ジェット、大学は中退などといった設定からすると、どうしてもホリエモンと重なって見えてしまうのです。そう考えたら、感情移入なんて2人にできるわけもなく、弁護士ジェフ(マーク・ラファロ)をつい応援したくなりました。 他の俳優陣では『スタンドアップ』でもセロンのお父さんだったリチャード・ジェンキンスがとても良かったのですが、トンネルで息を止めるなどといったエピソードが妹アニーの息がつまったという事件に絡んでいるのかどうかがよくわかりませんでした。また、クレジットには載っていない意外な俳優キャシー・ベイツの登場!サラのお祖母さん(シャーリー・マクレーン)の役名もキャシーだったし、映画『卒業』でのエレン役はキャサリン・ロス。なんと3人のキャシーという共通項が現れるではありませんか・・・だからどうなんだと言われても仕方ないですけど・・・ ストーリーの面白さは「実はモデルがいた」という設定だけで、むしろ小ネタが面白い映画でした。クリントンやゲバラの合成写真、『タイタニック』ネタやリチャード・ドレイファスネタでブハハと笑えること必至です。 (2006.6)
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真夜中のカーボーイ | 1969 アメリカ UA MIDNIGHT COWBOY |
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ストーリー | NYでは女が男を買うという噂を聞いてテキサスの片田舎から上京するジョー(ヴォイド)は厳しい現実に思い知らされるが、ふとしたことでラッツォ(ホフマン)と知り合う。 | |||
監督 | ジョン・シュレシンジャー | |||
出演 | ジョン・ヴォイド | ダスティン・ホフマン | ブレンダ・ヴァッカロ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | ニルソンの「噂の男」が流れ、心地よいオープニング。夢や妄想が随所に織り込められていて、なかなか面白い。当時の風俗にかなり突っ込んである内容で、ゲイや男娼、ドラッグとサイケデリック、アメリカ貧困層の姿等を見事に描いている。 笑えるシーンも満載であり、ヴォイドが絶えずトランジスタラジオを持って歩く様も笑わずにはいられない。 出会った頃はいがみ合っていた二人が徐々に友情を感じる過程が微笑ましかった。その日暮らしのラッツォと女から金をもらって儲けることしか考えられないジョーのチグハグなコンビも風変わりで面白い。 序盤のシーンでTVに色んな番組が映っていたが、「ウルトラマン」もあったような。。。 1969年アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞受賞 同主演男優賞、助演女優賞(シルヴィア・マイルズ)、編集賞ノミネート ベルリン国際映画祭・全米批評家協会賞・NY批評家協会賞・Gグローブ賞・英国アカデミー賞 (2004.1)
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真夜中のサバナ | 1997 アメリカ ワーナー MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL |
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ストーリー | ジョージア州サバナに取材でやってきたジョンは、パーティの後、殺人事件に巻き込まれる。 | |||
監督 | クリント・イーストウッド | |||
出演 | ジョン・キューザック | ケヴィン・スペイシー | ジャック・トンプソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 全編通してJAZZが流れ、気持ちがいい。「真実は芸術と同じで、見る人によって違う」。そうなのか。。。と、言う事はこの事件は芸術だったのだな。。。 単純に正当防衛を論じているだけなのに、これほどまで真実が曖昧になっているとは。。。だから闇に葬ってもいいということにはなるまい。。。わからない。。。。 ブードゥ教の儀式もわからないし、アブが頭の周りを飛び回っているのもわからない。不思議なサバナの町だった。 出演はその他、殺されるゲイ役ジュード・ロウ、監督の娘アリソン・イーストウッド、アブおじさんのジェフリー・ルイス。 (2004.1)
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真夜中の銃声 | 2000 イギリス/アメリカ 劇場未公開 UP AT THE VILLA |
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ストーリー | 第二次大戦前のフィレンツェにあるアン・バンクロフトの屋敷。イギリスから来た未亡人のメアリーはスウィフト伯からプロポーズされていたが、アメリカから来たローリーも無視できない存在となってきた・・・ | |||
監督 | フィリップ・ハース | |||
出演 | ショーン・ペン | クリスティン・スコット・トーマス | アン・バンクロフト | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 戦争に絡んだ話があまり意味をなさない映画。 レジスタンスを組織しようとしていたバイオリン弾きの青年と一夜を過ごしたのは、アン・バンクロフトの話を聞いて共感したからなのか・・・これが彼女にとって忘れられない性体験になるのかもしれないが、バンクロフトの男性遍歴の豊かさに驚いてしまって、途中からどうでもよくなってくる。 まぁ、銃で自殺した青年も哀れだが、殺人の疑いをかけられたローリー(ペン)もかわいそうだ。それを結婚話はついでであるかのようにメアリーは淡々と話すもんだから、こんな女となんて絶対に結婚したくないと思っちゃう。 (2006.12)
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真夜中のピアニスト | 2005 フランス メディア・スーツ=ハピネス・ピクチャーズ DE BATTRE MON COEUR S'EST ARRETE |
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ストーリー | 『マッド・フィンガーズ』のリメイク。トムは父と同じ不動産ブローカーとして働くが、ピアニストであった亡き母のようにピアニストの夢もくすぶっている。母のマネージャーであった師に偶然会い、オーディションを受けることになるが、10年のブランクは相当なもの。そこで中国人留学生である女流ピアニストの特訓を受けることに・・・ | |||
監督 | ジャック・オーディアール | |||
出演 | ロマン・デュリス | リン・ダン・ファン | オーレ・アッティカ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | フランスでは48時間居座ると追い出されないのか・・・ 口の悪さは父親ゆずりで、ピアノの才能は母親ゆずりといった28歳のトム(ロマン・デュリス)は不動産ブローカーという職業。買い取った建物に居座るホームレスに対してネズミや水で追い出し工作をする毎日なのです。偶然再会した彼の亡き母親のマネージャーでもあったピアノの恩師から「オーディションを受けてみないか?」と言われ、母親から受け継いだ遺伝子が10年のブランクを経て甦る。猛特訓してピアニストを目指そうとするが、彼のレッスンを受け持った教師はフランス語を全く喋れない中国人留学生だった。 映像はフィルムノワールによって犯罪と紙一重の商売と音楽の世界の区別をわかりやすく表現していて、ハンディカメラでありながらほとんどぶれない安定感によって安心して観ることができるのです。父親の再婚相手だとか、同僚の浮気のアリバイ作りとか、不安定なはずなのに落ち着いてる風に思えるくらいです。そうした日常とその日常から逃避したくなる心の葛藤。父と母双方の遺伝子が彼の運命をもてあそんでいるような面白さがありました。 留学生ピアノ教師のレッスンも順調に進みますが、他で女性と関係を持つトムなので、ここでロマンスが生まれることもありません。しかし、事件は終盤になって一気に押し寄せてきて、彼の運命も変わってしまうのですが、その2年後のストーリーが面白かった。 父を死に追いやったロシア人を殺すチャンスがあったが殺さなかったというのは両親の遺伝子には関係なく、女流ピアニストの教えに他ならないような気がします。また、コンサート・ピアニストにはならずにマネージャーとなったことで、実の父があのマネージャーだったのではないかと妄想も膨らんでしまいました・・・ 2005年ベルリン国際映画祭銀熊賞(音楽) 2005年英国アカデミー賞外国映画賞 2005年セザール賞作品賞、監督賞、助演男優賞、有望若手女優賞、脚色賞、音楽賞、撮影賞、編集賞 その他 (2006.3)
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真夜中の弥次さん喜多さん | 2005 日本 アスミック・エース |
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ストーリー | ヤク中の喜多さんをすくうべく弥次さんは伊勢へ行く決心をする。 | |||
監督 | 宮藤官九郎 | |||
出演 | 長瀬智也 | 中村七之助 | 小池栄子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 荒川良々良々良々良々良々良々良々良々良々良々良々良々良々良々良々 序盤から“Born To Be Wild”のパクリっぽい曲(「東海道で行こう」)で始まったためかなり期待したけど、途中までは寒い、眠い、尻が痛い、と3拍子揃っていました。江戸と「笑いの宿」が全く笑えなかったのが失敗だったのか、それとも冒頭のキスシーンで引いてしまったためだろうか、「魂の宿」に荒川良々が登場するまでは我慢の連続だった。妻夫木聡の役にもちょっとびっくり。眠いせいで気づかなかったし・・・ リヤルな世界を求めて伊勢まで旅する二人は、映画そのものが時代考証無視という背景にあるため、そこから抜け出そうとする伏線にもなっているように思う。しかし本線を見ると、人間が死んだり三途の川から戻って来たり、アーサー王が出て来たりと、ヤク絡みの青春ロードムービーにしては馬鹿馬鹿しい解決法を取っているため、全体的にもストーリーは破綻しているのです。だけど、意外な脇役が味を出しているため、何となく許してしまえる。言ってみれば、映画全体がゴリ押しギャグそのものになっているからだ。寒いギャグを連発する漫才師に対して引いてしまっても、あまりにもつまらないギャグを最後まで引っ張るので最後にはつい笑ってしまう。この感覚と似ているのです。 まぁ、クドカン初監督作品ということもあるし、今後にも期待して・・・ (2005.4)
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真夜中まで | 1999 日本 東北新社 |
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ストーリー | 銀座のクラブでジャズトランペットを吹く守山(真田)。今夜は大物ミュージシャンが来店するというので気合が入っていたが、隣の駐車場で殺人事件が起きる・・・ | |||
監督 | 和田誠 | |||
出演 | 真田広之 | ミッシェル・リー | 岸部一徳 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | CGを使わずに長回しによる隣の駐車場からクラブcotton tailでの演奏シーン。冒頭からなかなか見せてくれるし、聴かせてくれる「ラウンド・ミッドナイト」。タバコを持ちながらペットを吹く真田広之もサマになっている。「月の砂漠」のリクエストを軽く蹴って、「ソー・ホワット」を演奏するクインテット。 屋上で練習しているときに隣の立体駐車場では金のいざこざで殺人事件。犯人は国村隼と岸部一徳。目撃したリンダに助けを求められて守山は巻き込まれる。しかし、犯人の二人は刑事だったのだ。 ほぼワンシチュエーションにて逃亡劇を続ける守山とリンダ。日本映画でこうしたアクションは向かないなぁ〜と思いつつも、全編ジャズによるいい雰囲気のため、スタイリッシュでいい感じ。秘密はもっと最後のほうまで謎のままにしておいたほうが緊張感はあったと思うけど、「月の砂漠」の伏線がそれを忘れさせてくれる。 (2007.1)
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