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目かくし 1965 アメリカ
Uni
BLINDFOLD
ストーリー  精神科医バーソロミュー・スノーは国家保安局の要請により理論物理学者の治療をするために南部に連れてこられる。
監督 フィリップ・ダン
出演 ロック・ハドソン クラウディア・カルディナーレ ジャック・ウォーデン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  事件に巻き込まれる精神科医。もっとストイックな男かと思っていたら、かなりのプレイボーイ。診察する患者の妹が近づいたため結婚宣言するのだ。そのうち、CIAだと名乗る男も現れ、逮捕するなどと・・・
 後半の冒険がなかなか面白い。自分の耳を頼りに車を走らせ、雑踏の人の声かと思ったら雁だったりと。森に入ってからはワニやら底なし沼やら、子供時代に見た冒険ドラマそのままの展開。必殺技は馬に蹴らせるってところもgood。
 CCの魅力より、なぜだかラロ・シフリンの音楽がツボ。
(2008.1)

めがね 2007 日本
日活
ストーリー  南の島にやってきたタエコは小さなペンション・ハマダへ到着する。
監督 荻上直子
出演 小林聡美 光石研 もたいまさこ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  かもめ、めがね、ねこがすき・・・
 『かもめ食堂』の人気によって、似たようなコンセプトのスローライフ・ムービーを作った荻上直子監督。きた!きた!南の島へ。と、小さな宿ハマダへとやってきたのは小林聡美。今回はハマダの主人光石研ともたいまさこの関係が大いなる謎だったのですが、その謎も途中からはどうでもよくなってくるといった展開なのです。“ものすごい関係”だと言ってたのが市川実日子だったからかもしれませんが・・・。もちろん小林聡美と加瀬亮の関係も興味あるけど、すぐにどうでもよくなります。
 『かもめ食堂』では無性におにぎりが食べたくなったのですが、今回はいかがだったのでしょうか。クロースアップされたのが伊勢海老やバーベキューでしたけど、最も胃袋に刺激を与えてくれたのがビール。塩鮭やいくらに違和感を覚えたために食材にのめり込めなかったのが原因かもしれません。そして、どうしても比較してしまうのですが、ムーミンやガッチャマンに匹敵するネタが足りないのが残念でした(メルシー体操は素直に笑えなかったし)。観たのが寒い季節ということも原因かもしれないけど・・・
 もうひとつ違和感を感じてしまうのが“たそがれる”という言葉の使い方。光石、もたい、小林の3人には当てはまる部分があるのかもしれないけど、市川、加瀬の2人には年齢的にもしっくりこない言葉だ。
 お金にこだわってないところは良かった。現実的にはどうしても気になる経済観念を宿でもぼかしているし、もたいまさこのかき氷屋も客の判断で決められるところが素敵です。宿の食材はどうしてるんだろう?などといった疑問さえどうでもよくなってくるところ。まさか全て近所の人からもらってるのでもないだろうし。
 やっぱり何も起こらない展開。性格の違いから会話が絡まないという小林聡美を中心とした対立はあるのですが、たそがれる才能を得ることによってぎくしゃくした関係が無くなっていくといった描写は見事でした・・・とは言っても、南の島には行きたくならなかった・・・
(2007.12)

女神が家(ウチ)にやってきた 2003 アメリカ
ブエナビスタ
BRINGING DOWN THE HOUSE
ストーリー 子供のしつけにうるさい弁護士のピーターは、チャットで知り合った女性と会うことになったのだが。。。
監督 アダム・シャンクマン
出演 スティーヴ・マーティン クイーン・ラティファ ユージン・レヴィ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★ ★★★★★ ★★★
コメント ピーター役のスティーヴ・マーティンがとても笑えました!この俳優って、こんなコメディやってたのね〜真面目顔だから余計に笑えます。中でもヒップホップを踊るところは最高です。
主演女優のクイーン・ラティファはイマイチ笑えませんが、同僚弁護士や義妹などの脇役陣もかなり面白いです。これは吹き替え版が出来たら、吹き替えでも見てみたい映画ですね。
ストーリーはシャリーンの無実をはらすというテーマの一つだけど、それをしっかり描ききれなかったのが残念です。また、子供たちが徐々にシャリーンに好感度を上げていくシーンも物足りなかったかな・・・笑いたい人にはオススメ。
爆笑度は☆☆☆☆☆
(2003.10)

女狐風呂 1958 日本
大映
ストーリー  南伊豆の温泉宿。若女将の足袋に針が仕組まれたり、材木が倒れてくるなどといった事件が起こる。
監督 安田公義
出演 市川雷蔵 嵯峨三智子 林成年
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント  サスペンスタッチの時代劇。犯人は誰だということを考えるよりも、多彩な登場人物の人間関係の面白さがある。手相を見るのが得意な竜山堂とか泥棒を追ってきた目明し二人組が滑稽で楽しませてくれる。
 後半、宿屋の広間に泊り客を集め推理するところ。疑わしい人物の申し開きを聞いていく。しかし文吉(市川)の女房の推理ははずれ、もう1度文吉が推理する・・・といった内容。こりゃエラリー・クインなんかよりも面白いかもしれない。ちょっと人物が多すぎたのが難・・・・
(2006.12)

めぐみ-引き裂かれた家族の30年- 2006 アメリカ
ギャガ・コミュニケーションズ
ABDUCTION: THE MEGUMI YOKOTA STORY
ストーリー  北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを取り戻すべく闘った横田夫妻たち拉致家族のドキュメンタリー。
監督 ジェーン・カンピオン
出演 横田滋 横田早紀江 増元照明
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ 評価できない ★★★★ なし ★★★
コメント  アメリカで拉致問題を認知させた功績は評価できるかもしれない。
 ハンセン病訴訟と並んで小泉元総理の最大の成果である首相初訪朝(その他はたいしたことない)。そして拉致被害者5名が帰国できたニュースは本当に感涙したものだ。映画は横田夫妻を中心としたドキュメンタリーであり、横田めぐみさんの『流浪の民』の肉声を聞くと涙がこぼれ落ちました。しかし、拉致問題ニュースに関してテレビにかじりついた日本人にとっては目新しいこともないので、拉致の歴史を再確認したにとどまるのかも・・・
 ドキュメンタリー映画としては切り口もいいし、フィルムの切り貼りも緊張感があるものに仕上がっていた。残念なのは、政治色を排したかったと述べているにも拘らず、増元照明氏の描写をかなり取り入れたことだろう。彼が登場するだけで政治色が強まってしまう。また、アン・ミョンジン氏の発言内容もどこまで真実であるかわからないのだし、実際に拉致された蓮池薫さんや曽我ひとみさんの意見もないままだ。さらにもっと多くの被害者家族を映し出したほうがよかったのではないかとも思えます。
 北朝鮮の汚いやり口は許せないものだし、日本人が受けた屈辱はしっかり胸に刻んでおかねばならぬこと。ただ、問題のすり替えだけはよくない。これをネタに軍備増強なんてもってのほかだし、核問題が起こったからといって先制攻撃論にまで発展させるべきではないはずだ。

2006年スラムダンス映画祭観客賞
2006年サンフランシスコ国際映画祭
その他
(2007.2)

めぐりあい 1968 日本
東宝
ストーリー  自動車工場で働く江藤努は通勤途中で典子と知り合い、猛烈にアタックをかける。
監督 恩地日出夫
出演 黒沢年男 酒井和歌子 桑山正一
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  胸タッチ!さわやかなエッチ・・・てか、やばいでしょ。不良とまではいかないが、ヤンチャな性格の努。「電車止めるぜ!」と言って田村亮の恋人を助けるが、こんなので酔っ払いが退散するんかな。
 ダンプカーでドライブして海水浴。努に男を感じてしまった典子は身を引くが、その後、ダンプの荷台を傾け置いてけぼりにしようとしてキスシーン。家に帰ると、典子の母は事故死。努の父は失業。さらに努は弟とケンカして家を飛び出し、自棄酒買春などとハメをはずし、工場でもミスをして左遷。重く暗くなるかと思っていたら、ようやく立ち直り・・・
 家族の風景などはかなり演技が上手い。黒沢年男が立ち直る描写をもっとわかりやすくすればgood。酒井和歌子が若いのにグラマラス。海のシーンは良かった。
(2005.8)

めぐり逢い 1957 アメリカ
FOX
AN AFFAIR TO REMEMBER
ストーリー  NYに向かう豪華客船にて、婚約発表があったばかりのプレイボーイの画家ニッキーと歌手のテリーが出会い、たちまち恋に落ちる。お互いの婚約を解消して1年後にエンパイアステートビルで会おうと約束するのだが・・・
監督 レオ・マッケリー
出演 ケイリー・グラント デボラ・カー リチャード・デニング
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  トム・ハンクス、メグ・ライアン共演の『めぐり逢えたら』はこの映画の約束をモチーフにしていたんだ。船を下りた後のデボラ・カーの心理描写は上手いけど、女たらしという設定だからなのかケイリー・グラントの描写がよくわからない。
 当時は世界一高いビルディング。展望台で待つニッキー、そして事故に遭うテリー。2人の運命や如何に・・・
 歩けないテリーがいじらしくてとても可愛い。子供達に音楽を教えているシーンも印象的です。そしてニッキーが突然訪ねてきて・・・

1957年アカデミー賞撮影賞、作曲賞、歌曲賞、衣装デザイン賞ノミネート
(2007.6)

めぐり逢い 1994 アメリカ
WB
LOVE AFFAIR
ストーリー オーストラリアへ向かう飛行機の中で出会った、元アメフト選手でスポーツ解説者のマイクと歌手のテリー。エンジン・トラブルから飛行機が不時着し、乗客たちはロシアの客船に救出されることになる。
監督 グレン・ゴードン・キャロン
出演 ウォーレン・ベイティ アネット・ベニング キャサリン・ヘプバーン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  1957年作品のリメイク。
 現代っぽくアレンジはしてあるけれど、お互い“浮気”ってのはいただけないなぁ・・・おかげで最初からのめり込めない。

1994年ラジー賞ワースト・リメイク・続編賞ノミネート
(2008.7)

めぐりあう時間たち 2002 アメリカ
アスミック・エース
THE HOURS
ストーリー  「ダロウェイ夫人」を通じて、時代を超えて3人の女たちが運命的な1日という凝縮された時間を過ごす話。
監督 スティーヴン・ダルトリー
出演 ニコール・キッドマン ジュリアン・ムーア メリル・ストリープ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★
コメント 映画館ではリピート割引という企画があった。そのくらい何度も観なきゃこの映画の良さがわからないよ!と挑戦状を叩きつけられているような気がしてムカついた。ニコール・キッドマン演ずる作家ヴァージニア・ウルフが入水自殺を図るシーンからスタートするが、自殺を中心とした「死」をテーマにするのなら、自殺が美しいという結論に達するものと受け止められる。ジュリアン・ムーアのストーリーもエイズ患者と向き合ったメリル・ストリープのストーリーも素晴らしいものであるから、このサンドイッチの構成には疑問を抱いてしまいます。
 3つのストーリーがラストで有機的に結びつくのだと予想していたのだが、そうしたファンタジーの要素が全くない硬派の映画という印象でした。役者の演技は素晴らしいが、オスカーを獲得したのがキッドマンだけというのも納得いかない。エド・ハリスやジョン・C・ライリーの影で支える演技が好きだった。

2002年アカデミー賞主演女優賞(ニコール・キッドマン)
同作品賞、助演男優賞(エド・ハリス)、助演女優賞(ジュリアン・ムーア)、監督賞、脚色賞、作曲賞、衣装デザイン賞、編集賞ノミネート
2003年ベルリン国際映画賞銀熊賞
その他多数
(2004.7)

めぐり逢えたら 1993 アメリカ
Tri=COLTRI
SLEEPLESS IN SEATTLE
ストーリー  妻を亡くしたシアトルに住む建築家サムは、息子が勝手にラジオ人生相談に電話したことがきっかけで、結婚を考えるようになる。NYのアニーは結婚を控えていたが、サムの声が気になってしかたがなかった。
監督 ノーラ・エフロン
出演 トム・ハンクス メグ・ライアン ビル・プルマン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  最後まで出会わないと思っていたら、途中、「ハロー」と声をかけていたのですね。これが伏線となって『めぐり逢い(1957)』に繋がるのですが、この映画のための映画なんですね。『めぐり逢い』は未見であるため、途中に出てくる台詞には目をつむってしまいました。
 ラスト近くの警備員の言葉についウルウルしてしまったのだが、ケーリー・グラントをもっと勉強しておいた方がよさそうだ。

1993年アカデミー賞脚本賞、主題歌賞ノミネート
1993年ゴールデングローブ賞作品賞、男優賞、女優賞ノミネート
その他多数ノミネート
(2004.8)








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