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未完の対局 1982 日本
東宝
ストーリー  第二次大戦終結後の上海。一人の中国人が日本へ向かっていた。1924年、松波という日本人棋士が北京の総督邸に呼ばれ江南一の棋士と対局しようとしていた。松波は彼の息子阿明を気に入り、日本へ連れ帰った。
監督 佐藤純弥、段吉順
出演 三國連太郎 松坂慶子 紺野美紗子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  1946年に況易山(孫道臨)が日本にやってきて、息子阿明を探す。そして、1924年から北京において対局する松波(三國)、戦争の悲惨な現状を描きつつ、阿明が日本で成長する様子と中国に残された家族の物語。時系列をかなり触りつつ過去と終戦当時が交錯する。
 日中国交正常化10周年における、日本の贖罪を見事に描き、翻弄される日中の一般大衆の悲惨な運命を丁寧に描いていた。南京大虐殺(4万5千と言っていた)の史実もしっかりとらえ、祖国を思う阿明を中心に愛国の精神もよく伝わった。碁に打ちこむだけの人生は戦争によって両者が引き裂かれ、怨恨だけが残ってしまう・・・阿明は松波の弟子となり、天聖位を掴み取るが、日本に帰化せよという軍の命令に背き、密出国を企てる。松波が阿明を殺したというあやふやな情報を信じた易山は彼を殺そうとまでしていたが、戦死したと言われ無念のまま帰国。実は、松波は召集され中国で易山と対峙していたというラストの回顧シーンがすごい。孫の伊藤つかさの演技もアイドルながら素晴らしい素質を感じたけども、その後の回想での指切断シーンが強烈なのだ!
 残念なのは青年期の阿明。幼い頃からずっと日本で暮らしているのに日本語がたどたどしい。松波の妹三田佳子が年を取らないのも不自然。紺野美紗子の演技やベテラン俳優はとてもよかった。
 反戦映画というよりは、侵略戦争贖罪映画。日本における右翼化傾向にある現在、20年前にこういう考え方だったということを思い出すために必要な映画かもしれない。
(2005.11)

ミクロキッズ 1989 アメリカ
TS=WB
HONEY, I SHRUNK THE KIDS
ストーリー  物体縮小装置を誤って作動させた4人の子供たち。彼らが裏庭で昆虫たちと戦う。。。
監督 ジョー・ジョンストン
出演 リック・モラニス マット・フルーワー マーシャ・ストラスマン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  子供から大人まで楽しめるSFファンタジーアドベンチャー映画。特殊技術を駆使して表現された庭の風景は面白い。原案のクレジットにブライアン・ユズナの名前があるのには驚いた。

1990年英国アカデミー賞特殊視覚効果賞受賞
(2004.5)

ミクロの決死圏 1966 アメリカ
FOX
FANTASTIC VOYAGE
ストーリー  事故により脳に傷を受けたVIPに話をさせるために、科学者グループがミクロ化した特殊潜水艇“プロテウス”で体内に注入される。
監督 リチャード・フライシャー
出演 スティーヴン・ボイド ラクエル・ウェルチ アーサー・ケネディ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  初めて観たときには政治色が強い冷戦時代の象徴のような映画に思えたものでした。ファンタスティックという原題が示すような夢と空想の世界よりも、冒頭から始まるサスペンスタッチの映像のほうが印象に残ったのです。何しろ体内は明るく、外の世界のほうが暗い。
 軍隊ミニチュア化は60分しか持たない。狙われた要人はその永続化の技術を持っていたのだ。作戦は頚動脈から注入し、心臓を通らずに脳に行き、患部をレーザーで溶解し、静脈を通って体外に出ること。血液の流れや抗体、白血球など医学的にも説明される。さらに用意周到なことに、患者を冬眠状態にしてあるなど、冒頭の説明通り、専門家からの協力があってこそ出来あがった映画なのであろう。
 スパイモノとしては、デュバル博士が反国家的という伏線を用意して、マイケル博士が信頼できる医者という設定である。途中のスリリングな展開はさすがにドキドキ。静脈から動脈に入ってしまい、心臓を一時的に止めなければ針路が危うい。そして廷内の空気不足。次から次へとピンチがおとずれる。
 映像は面白いし、緊迫したサスペンスも楽しめるが、微妙な設定についていけるかどうか。

1966年アカデミー賞美術監督・装置賞、特殊視覚効果賞
同撮影賞、音響効果賞、編集賞ノミネート
(2006.3)




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