乱れ雲 | 1967 日本 東宝 |
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ストーリー | 夫を事故で亡くした江田由美子。妊娠中、海外出張という幸せの真っ只中にあった不幸だ。葬式に現れた加害者の三島(加山)は無罪となるが自分の給料から月賦で払おうと誠意を見せるが・・・ | |||
監督 | 成瀬巳喜男 | |||
出演 | 加山雄三 | 司葉子 | 草笛光子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 「バハハーイ、ケロヨーン」って、えらい懐かしいなぁ。ちょうどあの少年と同じくらいだ。そんな一家団欒の後、不幸の知らせが訪れる。 金を送られてくることが亡き夫を思い出すからといって断られる気持ち。加害者、被害者双方が苦しむ姿がとてもリアル。そこから新たな恋心が生まれるというのは男側の一方的なもののような気もするけど、それを演ずる加山雄三が若大将シリーズと全く違った雰囲気でビックリしてしまう。二人が結ばれることによって縛られた十字架は軽くなることがあるのだろうか?などとこうした事故を考えてみても想像がつかない心理状況。 十和田湖で心中したカップルがいたことで、もしや二人で心中を?とどんどん暗い方向にも考えてしまうが、なにかに取り憑かれたように旅館に駆け込む二人だったが、交通事故現場を見たり、救急車で誰かが運ばれる様子を目撃してしまうと二の足を踏んでしまう・・・ ラホールへ転勤という話が出てきたけど、それってどこ?と思って調べるとパキスタンだった。天然痘発祥の地らしい。 1967年キネ旬日本映画第4位 (2006.8)
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愛欲みだれ妻 | 1999 日本 新東宝 |
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ストーリー | 人妻の治子は、医者から子供が出来ない身体と知らされ落胆した。泣きながら自転車を走らせていると、夫の光夫は彼女に優しく接しながらも若いあきことの不倫に溺れていた。やがて2人の関係を知った治子は、偶然知り合った時男を家に招くが…。 | |||
監督 | 今岡信治 | |||
出演 | 諏訪光代 | 田中要次 | 永井健 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ガソリン切れのおっさんにガソリン給油。泣きながら帰宅する妻は妊娠ではなく病気だった。普通のナンセンスギャグ映画か?と思ってしまうR-15映画。 財布を拾った縁でトキオという青年とデート。酒を飲むと耳がかゆくなるのに飲んでしまい、ラブホテルまで行った・・・夫があきこと別れた直後、治子はトキオを家に招きいれるが結局不倫できず・・・彼女とデートだというトキオを追いかけて行く・・・ 撮り方、街を歩くアングルとか田中要次の茫然と立ち尽くすカットとか、かなり映画的。まじめな作りになっていて、単なるエロじゃない。もしかすると、将来はいい作品を撮るかもしれんな〜と思える監督か。 (2008.7)
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ミッション | 1986 アメリカ ヘラルド THE MISSION |
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ストーリー | 1750年、ローマ法王の元、イエズス会のガブリエル神父は南米奥地のイグアスの滝までやってくる。そこで奴隷商人であったメンドーサ(デ・ニーロ)は弟(エイダン・クイン)を殺した罪に苛まれていたが、ガブリエルとともに伝道の道に入り・・・ | |||
監督 | ローランド・ジョフィ | |||
出演 | ロバート・デ・ニーロ | ジェレミー・アイアンズ | レイ・マカナリー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | ロバート・デ・ニーロが主役なのかと思っていたけど、やっぱりこの映画ではジェレミー・アイアンズ。そしてリーアム・ニーソンも脇を固めていて、見所いっぱい。 イエズス会の布教活動と、ポルトガルとスペインの領土争い。この三者がイグアスの滝の上の部族を悲劇に追いやってしまう。改宗なんてそう簡単にはいかないと思って観てたけど、意外にも原住民語をペラペラと喋っていたし、コーラスや楽器なども練習できていた。エンニオ・モリコーネの曲も南米の民族音楽ぽい雰囲気を醸し出していました。 結局はポルトガルに土地を委譲する形を取らざるを得なかったが、メンドーサと2人の神父は戦うことを選択する。平和は愛によって導かれると頑なだったガブリエル(アイアンズ)だけはガラニー族の子供たちと教会で祈り続ける・・・ 戦いは一方的。ポルトガル軍とスペイン軍がイエズス会を追放するため、原住民を殺しまくる。これが歴史の真実なのだろう。痛ましい。残虐だ。こうやって南米各地に領土を広げたのだと思うと、重苦しくなってしまう。こんなことなら、裁判のシーンでガブリエルが人狩りや奴隷売買を訴えればよかったのに・・・と。 1986年アカデミー賞撮影賞 同作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞、編集賞ノミネート 1986年カンヌ国際映画祭パルムドール、フランス映画高等技術委員会賞 1986年ゴールデングローブ賞脚本賞、音楽賞 1986年英国アカデミー賞助演男優賞(マカナリー)、作曲賞、編集賞 他 (2007.2)
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ミッドウェイ | 1976 アメリカ CIC MIDWAY |
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ストーリー | 真珠湾攻撃に成功した日本海軍連合艦隊はミッドウェイ攻略を計画。当初は反対だった大本営も東京空襲を受け、山本五十六は賛同する。しかし、暗号解読により、米海軍司令部は三隻の空母で連合艦隊を待ち受ける・・・ | |||
監督 | ジャック・スマイト | |||
出演 | チャールトン・ヘストン | ヘンリー・フォンダ | 三船敏郎 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 中盤までは双方の作戦が交互に描かれ、史実であるにもかかわらずどうなるのかと興味深く見てた。戦闘が始まると逆に面白くなくなった・・・実写ドキュメントと上手く合わせて作ってあるけど、そのおかげで緊迫感がなくなったのかもしれない。それでも上手く組み合わせてあるな〜と驚いてしまう。 序盤では日本人女性と恋に落ちる兵士とかサブストーリーによって平和を訴えるのかと思いきや、単なる一エピソードでしかなかったのだとわかる。 結局は操舵室に突っ込んでくる戦闘機や、着陸時に爆発してしまうシーンがメインだったか。 (2009.1)
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ミッドナイト イーグル | 2007 日本 松竹 |
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ストーリー | 戦場カメラマンだった西崎優二は冬の北アルプスで写真を撮っていたときに偶然赤く光った飛行物体を目撃する。 | |||
監督 | 成島出 | |||
出演 | 大沢たかお | 竹内結子 | 玉木宏 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | またもや雑誌編集長の石黒賢。 日米同時公開という珍しい邦画なので、ちょっと気になってアメリカのYAHOOを見てみると、“U.S. Box Office: $2,543 ”となっていた・・・1000人くらいは観てるってことか。それにしても、アメリカ批判のような部分もあるのに、よくアメリカで公開できたものだと思う。 どこかの国の工作員。自国の爆弾ではなく、アメリカ製核爆弾によって日本中に被害を与えようというテロ。『亡国のイージス』と似たような話でしたけど、映画だけ比べてみると、今作ではアメリカも日本へ核を持ち込んだとしてしっかりと悪のイメージが残りました。最終的にはケツぬぐいをさせたかのような展開でしたが、総理大臣の知らないところでヤバイことやってるんですからねぇ・・・ 「戦争は絶対に嫌ですね」などという感想も聴かれる今作ですが、こうしたコメントはどうもピンとこない。だいたい、日本は戦争をしちゃいけない国なんですから、どこかの情報操作によって憲法が書き換えられたと思わされているのかもしれません。せっかく「我々は軍隊ではない。自衛隊だ」と言わせているのに・・・ 戦争を起こさないことが政治家の使命という言葉も出てくるけど、在日米軍が原因であれば打つ手はない。どうにか国家機密として世間に知らさないようにするのが今の日本政府の使命なのだろう。また、そこまで秘密が多いものなら、「平和ボケしてる日本人は見るべき」という議論さえ成り立たない。そんなことより、「あのヘリは山田洋行を通して買ったもので、200億円するらしい」などと議論するほうがいいに決まってる。 そんなことはさておき、吉田栄作演ずる三等陸佐・佐伯の国を守るという純粋な信念、玉木宏のジャーナリスト魂を貫く新聞記者、そして大沢たかおが演ずる戦場カメラマン西崎優二の3人が起爆装置をリセットし、爆弾を工作員の魔の手から守るという男のドラマが展開されるのです。ツッコミどころは多いけれど、愛する人を守るという自己犠牲の精神によって涙がこぼれてしまいました。飲みつぶれて介抱したという話には泣けませんけどね・・・ (2007.12)
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緑の館 | 1959 アメリカ MGM GREEN MANSIONS |
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ストーリー | 故郷の政争から逃れるためアマゾンに逃れた青年アベル(パーキンス)は美少女と出会う。 | |||
監督 | メル・ファーラー | |||
出演 | オードリー・ヘプバーン | アンソニー・パーキンス | 早川雪舟 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 殺された前陸軍軍人の父の復讐を誓い、資金を集めるためジャングルの族長が持っていた黄金のありかを知りたかったアベル。ジャングル生活をするうちに、「悪霊のいる禁断の森には近づくな」とか「悪霊の娘を殺せ」などとか言われるが、その悪霊の娘リマと恋に落ちるアベルであった。リオラマというアベルが住んだこともある土地の出身らしかったがようわからん。 アマゾンの自然映像とスタジオ映像の組み合わせには多分当時としては上手くいってたんだろうけど、みな衣装までも綺麗すぎ。ディズニーアニメにも通じるような雰囲気だ。 それにしても現地人の族長リニが日本人の早川雪舟であることが見事にはまっている。アンソニー・パーキンスがギターの弾き語りをするところもよかった。 (2006.8)
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緑山高校 甲子園編(劇場版) | 1990 日本 |
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ストーリー | 福島県地方大会決勝戦。全員1年生の緑山高校が優勝候補NO.1の実力校と延長戦に入っていた。ピッチャーの怪物・二階堂が踏ん張り、三振の山を築いていたが、ついに3ランホームランを浴び・・・ | |||
監督 | 池田成 | |||
出演 | 千葉繁 | 水島裕 | 玄田哲章 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | コミックスも最初のほうは読んだ。魅力ある怪物投手二階堂が面白いのだ。チームワークは悪いが皆負けず嫌い。なんとかノリだけで勝ってしまい甲子園へと進む・・・ 初戦はいきなり去年の覇者でもあり優勝候補である広島の宮島高校。初回にいきなり満塁ホームランを浴び、ワンサイドゲームになるかと思ったら二階堂は27連続三振を狙いだしたのだ。それでも23連続、26奪三振と大記録を作るものの試合は負けている・・・「大阪見物がかかってるんだ!」と意気込むメンバー。熱くなること間違いなし。 なんだか、この続きを見たかったのに、結局は1回戦を勝ってエンディング。続きはテレビを見ろってことなのか・・・ それにしても80年代から90年代というのはスポ根モノが廃れていった時代。アホなことばかりやっていても根はしっかりしているパターンの漫画が多い。世の男たちも影響を受けているのだろうけど、子供が影響を受けるとしたら、裏にある人知れない努力までは読み取れないのかもしれないなぁ。 (2008.1)
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