モンキー・ビジネス | 1952 アメリカ 劇場未公開 MONKEY BUSINESS. |
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ストーリー | 製薬会社の研究員バーナビーの開発した薬がチンパンジーによって完成され、自ら実験台となった彼が若返りをする。 | |||
監督 | ハワード・ホークス | |||
出演 | ケイリー・グラント | ジンジャー・ロジャース | マリリン・モンロー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | コメディなのだが、途中まで笑えない。妻役のジンジャー・ロジャースも薬を飲んだところからかなり笑えました。彼女は『恋愛手帖』(1940)でアカデミー賞主演女優賞を受賞していますが、子供になった役を見事にこなしています。グラントも引きずられるように徐々に演技が冴えてきました。 しかし、この映画の若返りって表面上は何も変わらず、精神年齢だけが若くなる!そんな薬はいらないヨ。 (2004.3)
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モンスター | 2003 アメリカ/ドイツ ギャガ・コミュニケーションズ MONSTER |
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ストーリー | 1986年、自殺をも考えていたアイリーンはバーでセルビーという同性愛の女の子と運命的な出会いをはたした。 | |||
監督 | パティ・ジェンキンス | |||
出演 | シャーリーズ・セロン | クリスティーナ・リッチ | ブルース・ダーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 久々に泣いてしまいました。 体重を13キロも増やして体当たり演技で殺人鬼アイリーン役に臨んだC・セロン。同性愛のために家族から、社会から疎外感を感じている孤独な女性を演ずるC・リッチ。ともに演技は最高でした。説明調の前置きも少なく、実際の事件についても予備知識がほとんどないという状況においても、二人の演技(特に表情)が運命的な出会いを見事に演出していました。“娼婦”であることにたじろがず、職業への貴賎に対しては全く純粋なセルビーに心を開く様子。最初の殺人の後にセルビーを呼び出したシーンもよかった。堅気の職業に就こうとする彼女に対しても「そんな受け答えじゃダメだよ」とスクリーンに向かって叫びたくなったほどです。。。 セロンの演技は随所に光りました。特に印象的なのは第2の殺人を犯すときの表情です。金のため、女を買う男への憎しみ、“変態野郎!”と叫びたくなる心境、そして殺人が快楽へと変わる瞬間の殺人鬼特有の目に変化する過程なのです。一度人を殺すと、歯止めがきかなくなるということをも表現できていました。 ラストでの電話〜法廷シーンも奥が深かったです。途中で、声のトーンを変えながらもセルビーは関係がないんだということを伝えたくなるほど機転が利く彼女。このくらい感性が鋭いもの持ってるんだから、堅気の商売でも通用したはずだ(決して生まれながらの落伍者なんていないということも伝わった)。その才能は、セルビーへの愛を貫いてセルビーに迷惑のかからないように自分一人で罪を償うことに注がれました。これほどまでにセルビーへの愛を信じて涙するアイリーンに対し、セルビーが徐々に甘えん坊みたいに演じ、最期には冷たく指差す行為も対照的に描かれていましたので、余計アイリーンに対して泣けてくるんですよね。 エンドロールに再度流れるジャーニーの“ドント・ストップ・ビリーヴィンDon'tStopBelievin'”がアイリーンの台詞に使われていることに感動し、また涙が溢れてきた。 2003年アカデミー賞主演女優賞 2004年ベルリン国際映画祭銀熊賞(C・セロン) その他 (2004.10)
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モンスターズ・インク(吹替) | 2001 アメリカ ブエナ MONSTERS.INC. |
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ストーリー | 子供を驚かせて悲鳴を集め、それをエネルギー源にしているモンスターズ株式会社。しかし、モンスターの世界に人間が紛れ込むと汚染されると信じている。ある日、活躍ナンバー1のサリバンの元へ人間の女の子が紛れ込んでしまう。。。 | |||
監督 | ピート・ドクター | |||
出演 | 石塚英彦 | 田中裕二 | 井上愛理 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | せっかく童心に帰って画面に集中したのだが、設定が子供向きなのか大人向きなのか微妙なところだったので、素直にのめり込めなかった。モンスター自体もアメリカの子供向けであり、親しみが持てるのは目玉おやじだけかな。爆笑問題・田中もアドリブを効かせて「おい鬼太郎!」なんてやってくれると面白かったかも(笑) 途中からはテンポが良く結構楽しめました。声優の評価になってしまいますが、漫才そのままのツッコミの雰囲気のところは笑えました。 見所は、女の子BOOがおもちゃを渡すときにニモ人形が混じっていたところ。「おいおい、次回作の宣伝をこんなに早くから・・・」 2001年アカデミー賞歌曲賞ランディー・ニューマン (2003.11)
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モンスーン・ウェディング | 2001 インド/アメリカ/フランス/イタリア メディア・スーツ MONSOON WEDDING |
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ストーリー | 不倫を続けていたアディティは父が薦めた結婚話を承諾する。モンスーンの時期に家族と親類縁者は結婚式前に盛大な準備を始める。 | |||
監督 | ミーラー・ナーイル | |||
出演 | ナセールディン・シャー | リレット・デュペイ | ヴァソンダラ・ダス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 本筋はあくまでもアディティの不倫と結婚なのだが、群像劇のように周囲の人たちのほのかな恋愛感情や莫大な結婚費用の話を散りばめてある。途中までは花婿が誰なのかわからないくらいに登場シーンが少ないくらいなのだ。そして、脚本や撮り方がイギリス映画っぽく言語も英語が中心なので非常に入り込みやすい。想像するに中流以上の家庭なのだろうが、結婚式の数日前から多額の金をかけてあるほどのインドの結婚式の風習がよくわかる。日本でも田舎の結婚式となると、こんなものかなと妙に納得できる。 婚約者ヘマントの決断も男らしく見所であるが、ブシュミ似デュペイのアリスに対する純朴な愛も捨てがたい(こちらの方がメインのような気もする)。 2001年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(ミーラー・ナーイル) 2001年ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート 等々 (2004.5)
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MON-ZEN | 1999 ドイツ キネマ旬報社 ERLEUCHTUNG GARANTIERT |
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ストーリー | 風水カウンセラーのグスタフと妻子に逃げられた兄ウーヴェが日本の門前に禅修業に出かけるが、東京で金を使いすぎた上に帰るホテルがわからなくなってしまう。。。 | |||
監督 | ドーリス・デリエ | |||
出演 | ウーヴェ・オクセンネヒト | グスタフ=ペーター・ヴェーラー | アニカ・ドブラ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 文無しになった上にホテルがわからないというオバカぶり。中々門前の総持寺には行きつけない。石川県に住む者にとっては、いつ門前が出てくるのだとイライラしてくる(笑) 総持寺に着いてからは、ドキュメンタリー風。座禅中の心の描写なんてのは笑えます。 (2004.11)
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モンディアリート | 2000 スイス/フランス 劇場未公開 MONDIALITO |
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ストーリー | 給油所店員のジョルジュはアラブの少年を連れて強盗扱いされ、警察に追われることになった。 | |||
監督 | ニコラ・バディモフ | |||
出演 | ムサ・マースクリ | エマ・ドゥコーヌ | アントワーヌ・モリーニ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 冒頭、アフメドがサッカーのゴールポストに縛られて拷問を受けてるシーン。 アラブの少年アブドゥはワールドカップの試合を観たいだけ。途中で娼婦に犬を売る行商をしている女性と知り合いマルセイユまで目指そうとするが、男たちが昼寝していると車を盗まれてしまった。 いいところまできて、なかなか進まない。ビーチサッカー優勝でチケットがもらえることがわかり急遽メンバーを集め始める。しかし、キレやすいジョルジュはここでもやはり失敗してしまう。辿りついたのは実家のアパート。なんとか過去を清算したかった彼は・・・クラブチームのゴールキーパーだったことも判明。 (2006.3)
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モンテ・ウォルシュ | 1970 アメリカ 東和 MONTE WALSH |
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ストーリー | カウボーイの時代も終わりに近づき、みな失業する中、モンテとチェットは牧場主ブレナンに堅気の職に就かないかともちかけられる。 | |||
監督 | ウィリアム・A・フレイカー | |||
出演 | リー・マーヴィン | ジャンヌ・モロー | ジャック・バランス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | チェットは金物店のメアリーと結婚。自分もマルチーヌとそろそろ結婚か・・・という気持ちにもなったが、「結婚はカウボーイ」を引退したときだと心に決めているモンティ。荒馬乗りを認められて西部ショーで働かないかとも誘われる。牧場も経営難でリストラを行ない、若者たちが解雇されるが、彼らは銀行を襲ったり保安官を殺してしまったり。 時代はカウボーイを必要としていない。時代に乗り遅れたまま自分の居場所を探し続けるが、チェットの死によって誇りを賭けた姿が甦る。マルチーヌの病死が唐突すぎて、終盤の展開は虚しいし、最後にはただ自暴自棄になってる雰囲気だ。それでも、哀愁を感じられるリー・マーヴィンの後姿と渋い声に男を見た! (2005.10)
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モンテカルロ殺人事件 | 1993 アメリカ 東宝東和 ONCE UPON A CRIME |
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ストーリー | フィービーとジュリアンはダックスフンドを拾い持ち主に届けて報酬をもらおうと旅に出る。一方、ニールとマリリンの夫妻もカジノへ出かけた際に殺人事件に遭遇する。 | |||
監督 | ユージン・レヴィ | |||
出演 | ジョン・キャンディ | ジェームズ・ベルーシ | シビル・シェパード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 軽快なコメディ、こういう映画は楽しい。フィービーとジュリアンの偶然のカップルも良かった。中でもフィービーが徐々に役者になったかのように警察の尋問に嘘をつきとおすところや、ニール(ジェームズ・ベルーシ)とマリリンがバラバラ死体の入ったスーツケースを捨てる珍道中は笑ってしまった。 いい俳優を揃えたおかげで単なるドタバタにはならず、しっかりとまとまったコメディになっていたところが評価できます。 (2004.3)
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モンテ・クリスト伯 | 2002 イギリス/アイルランド 東宝東和 THE COUNT OF MONTE CRISTO |
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ストーリー | 1814年、マルセイユの船乗りエドモン・ダンテスは友人でもある伯爵の子息フェルナンらの陰謀によって孤島の牢獄に幽閉させられる。獄中で知り合ったファリア司祭に助けられ復讐を誓う。 | |||
監督 | ケヴィン・レイノルズ 原作:アレクサンドル・デュマ「巌窟王」 | |||
出演 | ジム・カヴィーゼル | ガイ・ピアース | ダグマーラ・ドミンスク | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 『パッション』を観た後に観ると、カヴィーゼルがイエスの役に抜擢されたのかがわかるような気がする。小説「巌窟王」は、子供の頃父が読めと薦めながらも筋を全部教えてくれたのでずっと読む気が起きなかった思い出の作品だ(笑)。多分、原作の復讐部分とはかなり違うのだろうけど、現代のサスペンスファンのために面白く、且つコンパクトにまとめ上げた苦労が窺える。ガイ・ピアースも好演だが、もっと憎らしく描いても良かったのではないだろうか。 (2004.5)
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モンドヴィーノ | 2004 フランス/アメリカ 日活 MONDOVINO |
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ストーリー | フランスを中心としたワインの裏情報のドキュメンタリー。 | |||
監督 | ジョナサン・ノシター | |||
出演 | ミシェル・ロラン | ロバート・パーカー | エメ・ギベール | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | 評価できない | ★★★ |
コメント | 年商5億ドルのモンダヴィ社。品質を高めるための味見は当然!「クチュクチュ、ぺっ!」と吐き出す映像を見てたら、「お口クチュクチュ、モンダヴィ」と歌いたくなった・・・ 序盤はちょっとしたサスペンス仕立て。「モンダヴィ事件とは何なのですか?」とインタビュワーが次々と人に尋ねる様子でどんどん引きこまれていく。フランスのアニアーヌ地方において、アメリカのモンダヴィ社がワイナリーを子会社化しようとしたこと。村長が中心に大企業参入を阻止した事実を愉快そうに語られていき、ワインビジネス界におけるファシストだと皮肉ってるところは面白かったです。とにかく、なんでもかんでもグローバリゼーションなんてやってはいけないんですね。そうやって考えると、ホリエモンもIT界のファシストなんだなぁ〜と、頭の中に3畳の独居房映像が思い浮かぶ・・・ このモンドヴィ事件を第一のテーマとして進み、次は1980年代から登場したロバート・パーカーが中心。ワイン評論家の登場だ。彼のつける点数のおかげで、業者の方針も左右され、売れるか売れないかも決まってしまうほど影響力のあるもの。「美味しんぼ」に出てくる父ちゃんみたいなものです。 日本においてもボジョレー・ヌーボーの話題や、自宅にワインセラーを作ったセレブの登場、赤ワインの健康ブームなどもバブル経済期あたりからワインブームが起こったように思う。だけど、このドキュメンタリー映画を観ると、同じ畑で採れたブドウでも場所によって味が違うんだとわかるし、ワインの利き酒なんてかなり適当なものじゃないかと思ってしまいます。しかもアニアーヌの村のワインは世界に向けての出荷はされてないんだし、現地で飲むことしかできないシロモノなのです。 やっぱりワインは楽しく味わうもの。吾郎ちゃんが演じた「ソムリエ」なんて、ウンチク豊富だったのでフランス料理店で飲みたくなったものです。このワインにはモンティーユ父娘の確執があるとか、フレスコバルディは700年の歴史があるけど大資本に負けちゃったとか、ヨーロッパをイメージしながら酔っ払ってみたい・・・ 男がパンツ一丁でブドウを踏み潰すシーンもあったのですが、あの、はみ出してるんですけど・・・ 2004年カンヌ国際映画祭コンペ 2004年セザール賞EU作貧賞ノミネート (2006.2)
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