MONA(モナ) 彼女が殺された理由 | 2000 アメリカ フルメディア DROWNING MONA |
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ストーリー | モナ・ディアリー(ミドラー)が車ごと川に突っ込んで死亡。 | |||
監督 | ニック・ゴメス | |||
出演 | ダニー・デヴィート | ネーヴ・キャンベル | ベット・ミドラー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 事故に遭ったのはユーゴ車。だが、物語とは関係ない・・・ モナが死んだと家族に伝える警官。悲劇的ではあるけど、嫌われていた事実や、乱暴な運転だった事実など色んなことが浮上してくる。夫フィル(ウィリアム・フィクトナー)だってダイナーのウェイトレス(ジェイミー・リー・カーティス)と浮気中だし、警官ラッシュ(デヴィート)の娘エレン(キャンベル)の婚約者ボブだってかなり嫌っている。その婚約者の兄(ウィル・フェレル)やモナの息子だってどうでもいい感じ。ブレーキに仕掛けのしてあった車の持ち主が息子だけど、車のほうが大事。オフビート感覚溢れる中にもミステリーがある。 誰もが疑わしいと思わせる名脇役が集まったこの映画なのに、当初は劇場公開されなくて、ビデオでの人気のおかげで単館公開されたのでしょう。 途中、ボブが犯行を告白するがそんな単純には終わらないのがいい。フィルと息子ジェフは同じ女性を愛していたし、エレンも勘違いが・・・ (2006.7)
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モナリザ・スマイル | 2003 アメリカ UIP MONA LISA SMILE |
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ストーリー | 1953年、マサチューセッツ州ウェルズリー大。この保守的かつ優秀な大学で、リベラルな美術史の新任教師ワトソンが教鞭をとる。 | |||
監督 | マイク・ニューウェル | |||
出演 | ジュリア・ロバーツ | キルステン・ダンスト | ジュリア・スタイルズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
コメント | まさしく女性の自立を謳った女性のための映画だ。“女性の理想はよき妻になること”という花嫁修業の場であるような大学において、恋愛・結婚・仕事において自由な考えを授業において教えようと意気込むキャサリン・ワトソン。現代の視点からすると、彼女が来るまでの大学が異常な風に映るわけだが、何しろ50年代の設定である。大学在籍中に半数が結婚し、残りも皆プロポーズを待つばかりといった状況なのだ。男の目からすれば、学歴も良い良家のお嬢様を嫁にもらうといったところであろう。 学生の中ではジゼル(マギー・ギレンホール)の性に対して自由奔放な性格が面白く、彼女を配置することによって現代と過去の学生気質の違いをわかりやすく描いたのであろう。ジョーン(スタイルズ)は早くからワトソンに馴染み、教師の視点で思い通りの道を選ぶと思われたが、意外な方向へとストーリーが進む。しかし、ジョーン側からすると彼女は自由な選択をしたこととなり、ワトソンが教えた自立とは違うものの自らの意志を持っていたのだと思う(ここにはワトソンは矛盾を感じなかったのか?)。全体的にも、自由・自立を教えようとする割に、結局はワトソンの思想を押し付けて生徒を自分の思い通りにしようとしていただけのような気もして、納得がいかなかった。 基本の筋は、ワトソンの恋愛、ベティ(ダンスト)との対立の構図となるのだが、この本線がつまらないのだ。全体の設定や脇の人物の性格の変化は面白いのだから、事件が起きるとか、もっとメリハリをつけるといい映画になったのでしょう。50年代の女性の価値観を学べたというだけだったかな。。。 2003年ゴールデングローブ賞歌曲賞(エルトン・ジョン)ノミネート (2004.8)
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もののけ姫 | 1997 日本 東宝 PRINCESS MONONOKE |
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ストーリー | 山里に住むアシタカはタタリ神と化した猪神から呪いを受けてしまい、その呪いを解く術を求めて旅に出る。エボシ御前が取り仕切る西方の地タタラに辿りついたアシタカは彼等タタラが自然を破壊することに抵抗するサンという少女を知る・・・ | |||
監督 | 宮崎駿 | |||
出演 | 松田洋治 | 石田ゆり子 | 田中裕子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★ | ★★★★★ |
コメント | 冒頭から凄い展開だった。宮崎アニメの中ではこんなにグロいシーンの連続だった作品はないでしょう。人を殺すシーンだってある。両腕が飛び、首もはねるという強力な弓矢を引くアシタカヒコ。前半は人の醜さ、残酷さを強調するような映像だった(ナウシカも人を殺したけど、映像としてはおとなしかった)。 最初に観たときから、現代社会の構図との比較を考えてみるもののどうもしっくりこなかったものだ。西の国とサン及び山犬の対立構図以外にも中立的な生き物がいたり、どこまで神の扱いなのかがさっぱりわからなかった獅子神とダイダラボッチ。森の賢者・猩猩の中立的な存在。森を守ろうとしているのに何故タタリ神となってしまうのか・・・ 獅子神=王蟲と考えれば、かなり『風の谷のナウシカ』との構図が似てくるのですが、一度では全ての関係を把握しにくいです。映像的には猪・山犬=王蟲の構図でしたからね・・・ 「死ぬのは牛飼いばかり」「さらなる恨みや呪いを買う」「生きろ」といい台詞はいっぱいあるけど、タタラ場を襲う侍など、ちょっとだけ物足りないところもあったけど、ラストのダイダラボッチの映像のおかげですっかり忘れてしまいました。 1997年日本アカデミー賞作品賞、協会特別賞(米良美一) 1997年ブルーリボン賞特別賞 (2006.5)
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