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MUSA -武士− 2001 韓国/中国
ギャガ=ヒューマックス
MUSATHE WARRIORS
ストーリー  1375年、高麗の使節団が中国との友好を築くため南京へ向かうが、スパイ容疑で流刑となる。しかし、元により明の兵士は全滅。図らずも開放された形になった一行は高麗へ帰ろうとするが、元に囚われた明の姫から助けを求められる・・・
監督 キム・ソンス
出演 チョン・ウソン チュ・ジンモ アン・ソンギ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★ ★★
コメント  韓国と中国の友好映画と思えばいいのでしょう。冒頭の展開が速過ぎるため、高麗側の心の変化なんてさっぱりわかりません。ただ急襲あるのみ。
 チャン・ツイィー・ファンにとってはどうなんだろう?これだけ華のない彼女は初めて見た。籠に乗っているときから華がないのだ。やはり男(MUSA−むさくるしい−)の武侠映画なのだろう。男くさくてたまらなかった。
 戦闘の残酷さだけなら『ブラザーフッド』よりも凄いかもしれない。アン・ソンギがしぶい。とにかく蒙古だけが悪者。朝青龍が観たらどう感じるのだろうか・・・
(2005.3)

武蔵野心中 1983 日本
にっかつ
ストーリー  作家・太宰治と晩年の太宰に献身的に尽くした山崎富栄を描くにっかつ文芸シリーズ。
監督 柴田敏行
出演 高瀬春奈 峰岸徹 風祭ゆき
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★
コメント  自殺はいくない。心中しようとして女だけ死なせてしまうのはもっといくない。女中との心中失敗、最初の妻との心中失敗。自殺の原因や心理描写は全く行わず、太宰の自殺癖をエロく綴るが、セックスシーンさえ虚しく感じさせるポルノ映画だ。
 太宰が「本当は死ぬ気がなかったんでしょ?」と詰め寄る富栄。心中を一種のゲームのように、男と女の駆け引きがあったのではないかと想像させるところはあるが、「一緒に生きたい」と「一緒に死にたい」を同義のように扱っては、普通の人には理解できない(多分太宰本を読めばある程度理解できるのでしょうけど・・・)。自殺の真相を明らかにする趣旨はなかったけど、何となく人となりがわかるという雰囲気でした。
 ラストの濡れ場がすごいですね。かなりリアル。しかし、自殺は美しいものじゃない!せめて死体くらいはもっと汚くしてほしいです・・・
(2005.4)

蟲師 2006 日本
東芝エンタテインメント
ストーリー  100年前の日本。世の中には“蟲”の存在があり、人間と共生していた。
監督 大友克洋
出演 オダギリジョー 江角マキコ 大森南朗
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★
コメント  なんだかよくわからない世界。蟲・・・
(2007.4)

無人の野 1980 ベトナム
「無人の野」普及委員会
CANH DONG HOANG
ストーリー  ベトナム戦争末期、ベトコンの連絡網を絶つために米軍が一つの村を「無人の野」にした作戦があった。しかし、そこには一組の夫婦と赤ん坊が生き残っていたのだ・・・
監督 グェン・ホン・セン
出演 グェン・トゥイ・アン ラム・トイ グェン・ホン・トゥアン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  定期的に連絡するベトナム人。しかも湿地帯に舟で集合するのだ。女性兵士が乳飲み子を抱える夫婦の元へ手伝いに行くと申し出るがデルタ地帯は厳しい。何度もヘリからの攻撃を受け、家も爆破されたりするが、たくましく生きていく親子3人。
 ヘリが接近してきたら潜るしかない。赤ん坊をビニール袋に入れて潜る夫婦。戦争というものが最初からそこにあったかのように当然のごとく逃げ隠れるのだ。全編白黒映像で自然の美しさも感じられず、混沌とした戦況下での生きることだけが使命であるような思いが伝わってくる。
 主人公の夫バー・ドーが最後に殺されてしまうが、その仇を妻サウ・ソアが討つ。よちよち歩きの彼らの赤ん坊と、子供の写真を抱えて死んだ米軍兵士との対比がなんともいえない無情感を醸し出していた。
 ベトナム人が作った貴重なベトナム戦争映画。
(2006.7)

息子 1991 日本
松竹
ストーリー  岩手から上京してフリーターをしている次男哲夫は金属会社の取引先で知り合った女の子は聾唖の川島征子だった。
監督 山田洋次  原作:椎名誠「倉庫作業員」
出演 三國連太郎 永瀬正敏 和久井映見
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  次男のほうが可愛いんだよなぁ〜なんとなく。
 長男としては納得いかない部分もあるけど、三國連太郎が台詞にしなくても心がわかるほど迫真の演技。でも田舎の家族揃っての団欒が一番!

1991年日本アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、新人俳優賞
1991年ブルーリボン賞助演男優賞(永瀬)
(2006.7)

息子と恋人 1960 アメリカ
FOX
SONS AND LOVERS
ストーリー  イギリスの炭鉱町。モレル家の三男が炭鉱事故で亡くなり、画家を目指す次男が奨学生としてロンドンに招かれるが、母親のために田舎に残ることにした・・・
監督 ジャック・カーディフ  原作:D・H・ロレンス
出演 トレバー・ハワード ディーン・ストックウェル ウェンディ・ヒラー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  ポールにはミリアムという恋人がいたのだが、彼女の母親は厳粛なカトリック信者であるが故に体を許そうとはしない。ミリアム自身もそのDNAを受け継ぎ、精神的な愛によってポールを支えていけると信じていたのだ。ロンドン行きの話が持ち上がったことで、ポールを引き止めるため体を許すが、苦痛の表情しか見せないミリアムに対し愛も冷めてしまった・・・「セックスは子供を生むために耐える苦痛」と主張する母親の頑固さも印象的。
 ロンドンへ来ないかとスポンサーに誘われるものの、ポールは地元の婦人服工場で働くことになり、そこで知り合った人妻クララと恋に落ちる。クララは婦人の権利主張をする運動家でもあり、母親よりも強い性格に惹かれたのか、上手く行くことのない恋に溺れるポール。「自由恋愛っていいなぁ〜」と実感しただけにとどまったようだ・・・
 ラストにはまたミリアムと仲直りか?と思わせておいて、母親の死が強烈にポールを閉ざされた闇に落としいれ、画家を目指す心さえもあやふやな青年になった。ミリアムがとても可哀想に思えるラスト。これが現実なんだと突き放すかのようなエンディングは冷たい風が吹いているようにも感じてしまう。終わってみると、何を言いたかったのかさっぱりわからない映画だったが、これから恋をする若者たちへの教訓でもあったのか・・・虚しくなるだけかも・・・
 まぁ、原作が『チャタレイ夫人の恋人』のロレンスだから、エロじゃないと面白くない内容なのかもしれないし、sonsと複数形になってることから、ポールだけを描いた内容では単なるマザコン息子としか映らないようでもあった。

1960年アカデミー賞撮影賞
同作品賞、主演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚色賞、美術監督・装置賞ノミネート
1960年ゴールデングローブ賞監督賞
その他
(2007.2)

息子の部屋 2001 イタリア
ワーナー
LA STANZA DEL FIGLIO
ストーリー  精神科医ジョバンニの息子アンドレアがダイビング中に事故で死亡した。家族は悲しみに打ちひしがれたが、悲しみから立ち直る術を知らず、苦悩する日々が続く。。。
監督 ナンニ・モレッティ
出演 ナンニ・モレッティ ラウラ・モランテ ジャスミン・トランカ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★ ★★★
コメント  何だかかなり後ろ向きの父親ジョバンニ。精神科医であることも災いしてか、生活を元へ戻せそうにないジョバンニなのだ。むしろ患者の方が息子の死という悲しみから逃れる術を知っているようにもとれる。
 立ち直るキッカケは難しい。それを敢えて映像化することに意味が見出せない。家族は全て暗いんだけど、音楽が案外爽やか系であり、患者がかなり面白い人たちだった。序盤からのエピソード、アンモナイトの化石を盗んだ事を母だけに告白するシーンがあったのだが、結局この伏線を生かしきれてないし、息子の友達の描写もおざなりになっている。母と娘の泣くシーンだけは迫真の演技だったのだが、モレッティ自身の演技がだめだ。。。
 ラストに出てくる、アンドレアの最後の彼女(キャンプで云々・・・)がヒッチハイクでジョバンニ一家に訪れるが、帰り際にそのアリアンナの目線で家族が砂浜で戯れている。これがどういう意味になるのか、賛否両論であろう。似たようなシチュエーションならば『普通の人々』のほうがが断然にいいと思います。

2001年カンヌ映画祭パルムドール
(2004.11)

息子のまなざし 2002 ベルギー/フランス
ビターズ・エンド
LE FILS
ストーリー  職業訓練校で木工を教えるオリヴィエ。彼のクラスへフランシスという少年が入所希望してくる。
監督 ジャン・ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルエンヌ
出演 オリヴィエ・グルメ モルガン・マリンヌ イザベラ・スパール
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
  ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  ドグマ映画?と思ってしまうほど、圧倒される静かな内面の描写。木槌でコンコン叩く音が、脈を乱すかのように心に訴えてきた。観客に与えられた情報が少なければ少ないだけ、オリヴィエの過去の記憶と贖罪を推し量ろうとのめり込んで観てしまうのです。

2003年カンヌ国際映画祭男優賞
(2005.5)

娘・妻・母 1960 日本
東宝
ストーリー  東京山の手の中流家庭・坂西家は、60歳になる母(三益愛子)と同居する長男夫婦(森雅之・高峰秀子)、その子供、夫と死別して出戻った長女(原節子)と三女のほかに、それぞれ結婚して家庭を持つ次男・次女がいる大家族。ある日、長男が多額の融資に失敗したことから家庭内のかっとうが表面化するが・・・。
監督 成瀬巳喜男
出演 三益愛子 原節子 森雅之
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  最後に笠智衆が出てきたときには心が和んだけど、それまでは自分の家族やら兄弟、親戚の顔が思い浮かんでしまい・・・
 財産分けを相談するシーンは最初に原節子が戻ってきたとき、融資の失敗が表面化したときの2度あるが、態度が変わらないのは三女の団令子だけ。それでも家族それぞれで独立することを提案していたけど、三益愛子ばあちゃんだけが置いてけぼり。原節子には仲代達矢という恋人誕生か?!と思った直後だったにもかかわらず、母親も一緒に引き取ってもかまわないという条件の京都の見合い相手・上原謙を選んでしまう。ちょっと涙が出てきたぞ。ボソっと喋るだけの仲代達矢だったけど、さすがに母親までをと考えるとなぁ・・・どうだったんだろ。
 家族の絆。けっこう脆いものだったりするけど、高度成長期にさしかかった時代なので皆たくましくも思える。ユーモアある台詞もある割には小津作品とは違い、かなり深刻さとか醜さまでも強調されていたかもしれない。
 甲府へのピクニックを8ミリで撮ったりする場面もあったけど、映像はプロ並み。まぁ、次男の宝田明がカメラマンだったせいもあるけど・・・
(2008.5)



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