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21グラム 2003 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
21 GRAMS
ストーリー  余命1ヶ月と宣告された重症の心臓病のポール。前科者のジャックが交通事故でクリスティーナの夫と娘二人を死なせてしまったことにより、夫の心臓がポールに移植されることに。。。
監督 アレハンドラ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演 ショーン・ペン ベニチオ・デル・トロ ナオミ・ワッツ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★
コメント  3人の演技が最高です。命を失う悲しさ、命を授かることの苦悩。そして新たな魂と復讐の念の葛藤。一つの心臓がめぐり逢わせた奇妙な人間関係を不安定な心情を表現しつつ芸術的に仕上げた映画となりました。
 しかし、芸術性にこだわりを見せすぎたのが原因でしょうか、ツギハギだらけの編集となり、観る者に混乱を与えてしまいます。中盤までは、この時間の逆行とフラッシュバック効果で充分緊張感を感じるのですが、結局そのまま一本の線にまとまることなく終盤まで引きずっていっちゃいました。生と死の二面性を巧く絡めてあったことが、遂には空中分解してしまったという感じがあるのです。
 それでも編集の難解さを役者の演技力がカバーしてくれた。3人以外にもシャルロット・ゲンズブールの泣き顔には注目だ。

2003年アカデミー賞主演女優賞、助演男優賞ノミネート
その他多数
(2004.6)

25時 2002 アメリカ
アスミック・エース
25TH HOUR
ストーリー  ニューヨーク。ドラッグの売人、、モンティ・モーガンは誰かの密告により麻薬捜査局により逮捕される。そして25時間後には7年の服役のため収監される予定だ。
監督 スパイク・リー
出演 エドワード・ノートン フィリップ・シーモア・ホフマン バリー・ペッパー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  瀕死の犬を助け、ドイルと名付けたモンティ。トイレで世の中の不満をぶちまけるシーンがすごかった。その後は友人たちとのお別れパーティになって、ジェイコブ(ホフマン)のエピソードが中心になるが、ラスト近くでの本音のぶつかりあいは見ごたえあり。
 単純なクライム・ムービーになっていないところがすごいですね。人生を振り返り、未来を夢見る。罵倒してた人たちが暖かく見送ってくれるところなんか素敵だ。

2002年ゴールデングローブ賞音楽賞ノミネート
(2005.3)

25年目のキス 1999 アメリカ
FOX
NEVER BEEN KISSED
ストーリー  25歳になるコピー・エディターのジョジーは本気でキスされたことがなかった。ある日、10代のレポートをするため、高校生になりすまして学園に潜入する・・・
監督 ラージャ・ゴスネル 製作総指揮:ドリュー・バリモア
出演 ドリュー・バリモア デヴィッド・アークエット ジョン・C・ライリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  自然に太ってるのか・・・ドリュー・バリモア。編物するライリーもいいけど・・・弟のイカレっぷりがよかったかな。
 男女一緒に性教育する授業。バービー人形の人気。人気者はアメフトじゃなく野球というのも珍しい。

2000年MTVムービーアワード女優賞、キスシーン賞ノミネート
(2005.3)

二十四の瞳 1954 日本
ストーリー  小豆島の分教場に女子先生の大石がやってきた。
監督 木下恵介 原作:壺井栄
出演 高峰秀子 天本英世 夏川静江
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
評価を控える ★★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  映画を観て初めて泣いたのがこの作品だった。何故か小学校のときの先生が授業中に見せてくれた。‘アカ’って何?と誰かが質問したような記憶もある。当時はこれが反戦映画、反戦小説だと気付かずに、単なる牧歌的な学園ドラマとしか思っていなかったのだが、歴史を学ぶにつれて徐々にその価値を理解していったものでした。子供にとっても前半の先生の家に押しかけるシーンでは泣いてしまった。
 高峰秀子演ずる大石先生が純粋すぎるため、「戦争反対」を口にしなくても生徒を戦争に送り出したくないという気持ちに心打たれました。生徒の一人まっちゃんも重要で、修学旅行中に偶然先生と出会ったり、終盤復職した先生のクラスにも・・・という映画ならではの偶然性に涙してしまいます。また、全体を通して貧困な家庭や庶民性を前面に出したため、平和を強く求めた作者の想いが嫌味なく伝わります。
 共演者には、田村高広、浦辺粂子、清川虹子など・・・

1954年ゴールデングローブ賞外国語映画賞
1954年ブルーリボン賞作品賞、監督賞、主演女優賞
(2004.5)

二重スパイ 2003 韓国
ギャガ・ヒューマックス=東映
DOUBLE AGENT
ストーリー  1980年、西ドイツ経由で北朝鮮から韓国へ亡命してきたイム・ビョンホ。過酷な拷問にも耐え、着実に信頼を得た彼は2年後、国家安全企画部の要員として採用されるまでになった。彼は北のスパイで、ラジオから流れる暗号で最初の指令が下った。アナウンサーのユン・スミに接触せよ・・・
監督 キム・ヒョンジョン
出演 ハン・ソッキュ コ・ソヨン チョン・ホジン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント  南北ものを扱った韓国映画は疲れる。どっちがどっちかわからなくなるので、注意深く観なければいけないからだ。途中、軍艦の話で混乱し、しばらく進むと理解でき、と、こういう私の弱い頭でストーリーを追っていくのだ。幸い、主役の二人の心理描写が多くなるので、徐々に理解度が進んだ。
 それにしてもハン・ソッキュは心を読み取りやすい表情をしますなぁ。逆に考えれば、見破られそうな表情・・・韓国側のみんな信用したのでしょうかね?
(2004.8)

28日後... 2002 イギリス/アメリカ/オランダ
FOX
28 DAYS LATER...
ストーリー  怒りの病気を治そうとしている霊長類研究所からチンパンジーのウィルスが漏れてしまった。28日後、主人公のジムが病院のベッドで目覚めると院内には誰もいなかった。人を求めて外をさまようジムであったが、教会で驚くべき光景に遭遇する。。。
監督 ダニー・ボイル
出演 キリアン・マーフィ ナオミ・ハリス クリストファー・エクルストン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  最初はまるでバイオハザードの続編であるかのような展開。ハラハラさせられた。
「閉ざされた森」を見た後だったが、ここでも「殺しあうのが人間の本能」という言葉が・・・この台詞のあたりから吐き気がしてきた。そうではない!と主張する主人公がほしかったのに、見事に期待を裏切ってくれましたね。。。(これで俺の評価はぐっと下がる、やはりイギリスもアメリカと同じか?)
 音楽ではストーンズがあったり、ジミヘンがあったり、綺麗な「アベマリア」があったりと効果的に使われてました。
 最後に別バージョンのエンディングがあったけど、これって観客がひいてしまわないかい?
(2003.10)

28週後... 2007 イギリス/スペイン
FOX
28 WEEKS LATER
ストーリー  新種ウィルスRAGEの蔓延によって壊滅したロンドン。餓死により感染者は全滅、復興に向かい、28週後には海外にいた住民も続々帰国し、米国主導によるNATO軍に監視されていた・・・
監督 フアン・カルロス・フレスナディージョ 製作総指揮:ダニー・ボイル
出演 ロバート・カーライル ローズ・バーン ジェレミー・レナー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  敵は人間だ!
 『28日後...』の続編らしいのですが、登場人物は違うし、設定だけもらった後日談といったところ。新種ウイルスが蔓延してゾンビ(感染者)がイギリスを壊滅状態にした半年後くらい、みんな餓死したようなんです。ここで3年間一人ぼっちという『アイ・アム・レジェンド』の違和感をすっきりさせてくれました。やがて海外にいたイギリス国民が帰国して、イギリスはアメリカ主導のNATO軍によって監視されることに・・・なかなかリアルな設定だ。
 最初の主人公はドン(ロバート・カーライル)。普通のドラマのような導入部分があって、隠れ家にいる一行は直後に襲われる。妻アリス(キャサリン・マコーマック)を助けようとしたけれど間に合わず、別れ際の彼女の悲痛な表情が強烈に焼き付いてしまう。序盤はハンディカメラや細かな切り返し編集の効果もあって、めまいを起こしそうになるかもしれません。
 スペインの避難所生活をしていたドンの娘と息子が帰国し、ドンに母アリスの安否を問い詰めるところからキャリアとなったアリスを発見・隔離する辺りまでの心理描写が絶妙でした。子供たちの「助けなかったの?」という言葉と忌まわしい記憶が交錯するドン。しかし、親子の確執が見ものなのかと妙な気分になるのはほんのわずか。より凶暴になった感染者があっという間に増殖する・・・。あぁ、子供たち、君たちが危険区域へ行かなければこれほどの惨事にはならなかっただろうに。
 本当に怖いのは人間だ。このホラー映画の隠されたテーマを見事に活かし(というより、前面に出すぎている)、感染者も非感染者も見境なく攻撃する軍隊。銃撃だけでは飽き足らず、ナパーム弾でロンドンの街を焼き尽くすのです。さらに攻撃は毒ガス(目に見えるから、親切設計なのか?)によって生存感染者を一掃しようとする徹底ぶり。安易に核を使わなかったところが逆に恐怖を与えてくれるのです。ゾンビもそれほど活躍してなかったけど、軍隊はいったいどれだけの非感染者を殺したんだろ・・・
 軍の中にも人間性を失わないまともな人間がいたことに安堵感をおぼえるのですが、クリス・タッカー似のヘリパイロット(ハロルド・ペリノー)がちょっとうざい。また、彼がヘリのプロペラで攻撃するシーンが凄まじいのです。肉が飛び散り、阿鼻叫喚の地獄絵図・・・とはいってもゾンビなのですが・・・。
(2008.1)

24時間4万回の奇跡 1999 ベルギー/フランス/スイス
KUZUIエンタープライズ
LES CONVOYEURS ATTENDENT
ストーリー  24時間で何回ドアを開閉できるかという記録を作るために奮闘する家族を描く・・・モノクローム作品。
監督 ブノワ・マリアージュ
出演 ブノワ・ポールヴールド ジャン=フランソワ・ドヴィーニュ フィリップ・グランダンリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  気だるさとばかばかしさがジム・ジャームッシュ風。何か世界一の記録を作って車をもらうぞ!とはりきる父親。ラジオ番組でばかなことを言っている息子ミシェル。いよいよ世界記録をかけた大会となったが、1万6千回を超えたあたりで逃げ出したくなったミシェル。車を運転して逃げ出そうとして自損事故を起こして病院に運ばれるのだ・・・
 親の権力はここまで絶大なのか?コーチまでつけてやったんだぞ!!なんて、自分でやれよと言いたくなります。上手くいけば家族もしっかりとまとまるのにな〜なんて、ただ失敗した例なんでしょう・・・最後は上手くまとまったから良しとするべきか・・・
(2006.11)

2001年宇宙の旅 1968 アメリカ/イギリス
MGM
2001: A SPACE ODYSSEY
ストーリー  人類の創世。そして猿から宇宙へ。モノリスを通して。
監督 スタンリー・キューブリック
出演 ケア・デュリア ゲイリー・ロックウッド ウィリアム・シルヴェスター
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★★
コメント  子供の頃から何度も観ている映画だが、いつも答えを出せないでいて、2001年までに答えを見つければいいやと思っていると、いつのまにか2001年を迎えて5年が過ぎた。何しろ最初に観たときは小学生である。これは完全に人類の祖先猿の映画だと思っていた。フロイド博士がテレビ電話で娘と会話しているシーンで「欲しいものは?」「猿」と答えるのを当てたことに満足していたのだ。
 伝染病説が多数を占める中で、月の探索を始めた宇宙飛行士たち。猿が見つけたモノリスをここでも発見するぞという予想もできたのですが、「するとあの猿たちは月に住んでいたのか?」とずっと悩んでいたものだ。
 18ヶ月後、木星有人飛行計画ではHAL9000。故障したことがなかったのに故障の予知を誤ってしまう。フランクとデイヴが相談しても、ハルは読唇術を使うほど優れているし、コンピュータの恐ろしさを痛感しました。船外活動しているフランクを飛ばしちゃうし、コールドスリープ隊員を殺しちゃうし、きゃーです。
 ラストのシークエンスでは、宇宙空間を彷徨い、豪邸で食事している老人・・・デヴィッド・ボウマン船長本人に出会い、それが彼の目線となり、ベッドに横たわる更に更けた老人を発見、そして目線がまた彼に乗り移り、やがてスターチャイルドとなる。そして目の前にはあのモノリスが不気味に立っている。この10数分間が面白いんだけど・・・

1968年アカデミー賞特殊視覚効果賞
同監督賞、脚本賞、美術監督・装置賞ノミネート
その他いろいろ
(2005.12)

2300年未来への旅 1976 アメリカ
MGM=CIC
LOGAN'S RUN
ストーリー  23世紀、戦争、人口過剰によりシティというドームで暮らしていた人々は外界を忘れていた。安楽そのものの生活だったが30歳になると“火の儀式”を受けて生まれ変わらねばならなかった・・・
監督 マイケル・アンダーソン
出演 マイケル・ヨーク ジョニー・アガター ピーター・ユスティノフ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★★ ★★ ★★★
コメント  サンドマンのローガン5。逃亡者を粛清するのが仕事。新生もせずに逃亡した人間が1056人もいる事実をコンピューターから聞き、サンクチュアリを破壊するように命令を受けた。手のひらには生命クロック(ウルトラマンのカラータイマーのような)が点滅する。
 アンクという逃亡者仲間のジェシカを騙してまんまと寺院に潜入するローガン。ここでファラ・フォーセット・メジャーズが簡単に殺されてしまった。なんとか仲間の追っ手を振り払って最終ゲートへ進むが、そこは氷の世界。管理ロボットを倒してついに外界へ・・・
 自然がいっぱいなだけではなく、ワシントンの塔や博物館など、CGがない時代なのに蔦で覆われた建造物を見事に再現している。そして出会った人間はネコだらけの中に老人一人。シティに戻って仲間を連れて来ると約束する・・・
 イエローやらオレンジの少年時代からグリーン、レッドと成長して30歳で人生がおしまい。新生というのもクローンじゃなさそうだし、設定の詰めが甘い。しかし、美術セットと視覚効果はとにかく凄い!金がかかっていそうだ・・・

1976年アカデミー賞特別業績賞(視覚効果)
同撮影賞、美術監督賞ノミネート
(2006.3)

2010年 1984 アメリカ
MGM/UA=CIC
2010
ストーリー  『2001年宇宙の旅』でのディスカバリー号の事故、ハル9000の故障、モノリスの謎を解明するためソ連のレオノフ号にアメリカ人宇宙飛行士を乗せて旅立つ。
監督 ピーター・ハイアムズ
出演 ロイ・シャイダー ヘレン・ミレン ジョン・リスゴー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★★ ★★★ ★★★
コメント  アメリカが月から持ちかえったモノリスが情報公開されない。そこでソ連が・・・といった冷戦を感じさせる内容。神経質そうなジョン・リスゴーって、乗組員には選ばれそうもない雰囲気があると思う。
 突如ボウマン未亡人のテレビにデイブが映し出される。それまでの淡々とした展開が一気に不気味な空間につつまれる瞬間だ。そして米ソの交戦状態とデイブの出現。宇宙怪談のような展開になってくる。
 冷戦の終結を祈っているかのような結末と宇宙生命の神秘。白亜紀かジュラ紀か知らないけど、ラストの映像は綺麗だ。

1984年アカデミー賞美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、メイクアップ賞、視覚効果賞、音響賞ノミネート
(2006.3)

2046 2004 香港
ブエナビスタ
2046
ストーリー  シンガポールから戻ってきたチャウは小説を書き始めた。
監督 ウォン・カーウァイ
出演 トニー・レオン 木村拓哉 コン・リー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  秘密を隠すにはどうするか?井戸の中に叫べばいいんですよ。「王様の耳はロバの耳!」ってね。。。
 まさしく秘密を言いたくなる映画ですね、「つまんないですよ、これ」って。『花様年華』はよかったのになぁ。とりあえず中国を代表する女優さんたち、綺麗ですよ。しかもいっぱい出てくるから、ドン・ジエも出てたのか・・・チェックし忘れ・・・みたいに、かなりもったいないくらいのキャスティングでした。特にチャン・ツィーの熱演は見ものなんですが、その他の俳優さんはほとんど演技してません(笑)。カーウァイ監督はひょっとしてファッションショーでも撮りたかったのかと思わせるほど綺麗な映像にこだわってるかのようで・・・字幕の台詞を追っていかないと理解できない映画なんて、小説読めばいいのでは?とだんだん腹立たしくもなってきます。
 カンヌでは無冠に終った今作品。気をよくしすぎていたのでしょう・・・反省してください。サブタイトルに「中国映画ファンの集い」とか付けておけばいいのに・・・

(2004.9)



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