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王手 1991 日本
ムービーギャング
ストーリー  真剣・・・賭け将棋。大阪・新世界に住む真剣師の飛田(赤井)とプロを目指す香山は幼馴染の腐れ縁。そんな2人の前に老真剣師三田村(若山富三郎)が現れるが、飛田は全く歯が立たない・・・飛田は昔、彼から将棋を習ったのだ。
監督 阪本順治
出演 赤井英和 加藤昌也 広田玲央名
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  広田玲央名がなんとストリッパー役。日本海まで気ままにタクシーで行って、彼女と一晩を過ごす飛田であったが、とんぼ返りでプロアマ決戦へ。「自給自足」「万国共通」「オーヤンフィフィ」と書いた扇子が笑える。
 手に困ったら反則技を誘えばいい!なんだかうまいなぁ。こんな作戦なんて麻雀に通じるものがありますな。
 通天閣の大きな盤での勝負。そして、ラストはみなの借金帳消しの大きな勝負。ちょっと眠くなった・・・
(2006.5)

王と鳥 1980 フランス
クロックワークス
LE ROI ET L'OISEAU
ストーリー  タキカルディ王国の王様は気に入らない人間を全て高層階から穴に落としてしまうほどの暴君。彼の肖像画から抜け出した王が、同じく絵から抜け出した羊飼いの娘と煙突掃除の青年を追い掛け回す。
監督 ポール・グリモー 脚本:ポール・グリモー、ジャック・プレヴェール
出演 パスカル・マゾッティ ジャン・マルタン アニエス・ヴィアラ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  シャルル5+3+8=16世。宮廷内にはピカソ風の肖像画も飾られていたけど、ピカソの絵の方がましだと思われるくらいに不気味な顔をしていた。
 これがまたとんでもないほどの暴君ぶり。高層階の王宮から気に入らない奴は皆落とし穴に落としてしまう。一人落ち着くための秘密の部屋は彼の孤独をも象徴しているが、その部屋に飾られた彫像や絵の中の人間が生きているのだ。三枚の絵。羊飼いの娘と煙突掃除の青年、そして狩猟姿の王がいる。愛し合い、王から逃れるため絵から抜け出した二人に対して王は嫉妬し、二人を追って彼も飛び出してしまう・・・
 本物の王も肖像画から抜け出した偽物の王によって落とし穴に落とされる。日頃から粛清しか興味のない王も自分の分身によって粛清されたわけだ。しかし性格はちっとも変わらない。現世に当てはめてみても、統治者が代わっても圧政は変わらないといったところだろうか。二人を追いかけ回し、家臣も秘密警察のごとき捕らえるのに懸命になる。チェイスシーンではジブリの高畑勲氏がほれ込んだだけあって、半世紀も前に作られたというのに躍動感のあるアニメーション。主人公たる鳥が彼らを助けてくれるものの、途中捕まり、青年だけがライオンの檻に落とされてしまった。
 民主化されていない絶対権力の階層社会。最下層では太陽も当たらず、鳥さえ見たことのない人ばかりなのです。ライオンに食べられそうになった青年は、その最下層の盲人の音楽によって一時的に助けられたが、鳥が再三助けてくれる。ここでの鳥は単純に王への憎しみのため、正しいことというよりもヘリクツとしか思えない演説により猛獣たちを説得するのです。何が正しくて、何が悪いことなのか、子供にも理解できるようになってる一方で、アニメの国の中だけではなく現代社会の問題点に全て通じているような奥深さもある。
 「鳥たち万歳!」と地下の住民たちは革命が起こったかのように喜ぶのですが、彼らにとってみれば虎もライオンもみな同じ。人民主導の革命と思いきや、単に独裁者が交替するだけの皮肉とも受け止められます。その証拠に狂ったように暴れ回る巨大ロボットが・・・
 音楽も素敵でしたが、「ロバと王様と私」という曲が笑えます。
(2006.12)

王の男 2006 韓国
角川ヘラルド映画=CJ・Entertainment
THE KING AND THE CLOWN
ストーリー  16世紀の朝鮮。旅芸人の花形チャンセンとコンギルは一座を抜け出し漢陽の町にやってくる。噂で聞いたヨンサングン王と愛人を皮肉った劇を演じて、王の重臣に捕らえられる・・・
監督 イ・ジュンイク
出演 カム・ウソン イ・ジュンギ チョン・ジニョン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  ゲイのためなら、王をも泣かす〜♪玉を綱にぶつけるからといって、窓口で「玉の男」と言わないようにしてください。
 キャッチコピーは「それより奥は、見てはならない」である。これから公開される日本映画『大奥』への挑戦状とも感じ取れるのですが、暴君ヨンサングンやその宮廷内を描くというよりも旅芸人の二人があくまでも主人公なのです。それでも暴君の描写は興味深いもので、世間を知らないマザコン王という雰囲気から理不尽な処刑を繰り返す王へと豹変する様子に驚かされます。役者であるチャンセンとコンギルの芸に突如笑い出す姿はまさに北村一輝!これから地球を破壊していくX星人そのものでした。
 芸人のチャンセンとコンギルは旅芸人一座を抜け出し、漢陽の町で一旗挙げようと町の中で噂に聞いた宮廷内を皮肉った芝居で人気を得るのですが、不敬罪だとして王の重臣たちによって捕らえられる。「王を笑わせることができれば侮辱してることにならない」と主張し、王の前で風刺劇を敢行するという序盤のストーリー。下ネタばかりの芸なので、王が笑うわけないと思ったら、さすがに世間知らずのおぼっちゃま王にとっては新鮮だった。その晩には、早速妾と下ネタ芸ごっこをする始末なのだ・・・
 映画を観ている者にとって、決して笑える芸ではないのですが、宦官の下半身に「無」とかかれた布を見るとクスリと笑ってしまいました。ヨンサングンの時代、朝鮮史は全くわかりませんが、ハングル文字と漢字が混在していた16世紀の朝鮮。漢字のネタや伏線となる筆跡など、日本人にもわかりやすいけど、カブもあったとは知りませんでした。「9」をカブと言ってたし・・・
 コンギルは女形のような男性。チャンセンとは深い絆で結ばれた男同士。冒頭では男娼のような扱いを受けていたのですが、「後悔するぞ」というチャンセンの言葉でも感じられるようにゲイだったわけではなく、兄弟のような雰囲気。男の友情以上のものもあったのかもしれないけど、ラストシーンを見るとそんなことはどうでもよくなってきます。宮廷に入ってからは、燕山君も妓生遊びに飽きたのか、やがては彼を気に入るようになった。体の関係はあったのかどうか定かではありませんが、これを面白くないと思った王の愛人ノクスは復讐を思いつくという展開に突入します。
 マザコンから暴君へと変貌を遂げる心理劇のような王族の醜い争いとともに、一般庶民の生きていく強さがも感じられました。ただ、出世欲など持たずに笑って楽しく生きていく側と、王に取り入って貪欲に出世を目指す側とが対照的です。腹黒い奴だと庶民からも重臣からも嫌われるってことでした。
 音楽もよかったので、かなり満足できました。だけど、どうせ下ネタ満載なんだから、残酷描写があってもいいと思う。
(2006.12)

王妃の紋章 2006 中国/香港
ワーナー
CURSE OF THE GOLDEN FLOWER
満城尽帯黄金甲
ストーリー  唐滅亡後、五代十国の中国に黄金の一族が栄華を極めていた。王妃は先妻の息子と不倫、病弱でもあり、トリカブト入りの薬を飲まされている。やがて第二王子と謀反を企てるのだが・・・
監督 チャン・イーモウ
出演 チョウ・ユンファ コン・リー ジェイ・チョウ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  与えられたモノばかりじゃ映画は満足できない・・・
 宮廷の侍女たちの着替えのシーンで目のやり場に困ってしまい、彫金師たちの扱う金の多さに目がくらみ、王妃であるコン・リーの立眩みシーンでメロメロになってしまいました。宮廷内はとにかくキンキラキン。『HERO』や『LOVERS』で独特の色彩表現で観客を圧倒したチャン・イーモウだけに、今度はどんな色のイメージをもってくるのかと期待して臨んだのです・・・終わってみれば王位継承問題やドロドロの愛憎劇にまみれた王族の虚しさ。豪華絢爛であっても蓋を開けてみれば・・・といった印象となりました。
 その金ピカな衣装やセットによって、最初のうちはチャン・イーモウのセンスを疑ったりしてみたのですが、ラストの荘大な内輪もめ金対銀のシーンに打ちのめされました。その前にも黒忍者対赤忍者というアクションが楽しめたし、戦いが終わった直後に何事もなかったかのように“重陽節”の式典の準備をやり直すシーンが圧巻。役職によって統一された色の衣装が整列すると北京オリンピックの開会式も兼ねているんじゃないかと感じてしまうところだけど、チベット問題だけはきちんと片づけてもらいたいものです・・・
 鬚によって貫禄ある王を演じたチョウ・ユンファも存在感たっぷり。王妃の不義(先妻の息子と不倫)も知っていたし、細かな罪を赦してしまう寛大さも見せるものの、その裏では王妃に微量のトリカブトを仕込んだ薬を飲ませ続ける残酷さも秘めている。この王の相反する言動が恐ろしく、また母への愛情によって次男坊(ジェイ・チョウ)の心が謀反へと傾く様子も見どころだ。それにしてもラストのチョウ・ユンファは後継者も失って、“王族たちの挽歌”といった雰囲気の表情になるところが何とも言えないのです。
 絢爛豪華な歴史スペクタクルといえども、派手な部分ばかりではなく、王族たちの陰謀や愛憎劇による心理描写が絶妙でした。サブストーリー的な長男(リィウ・イエ)と蒋嬋(リー・マン)の近親相姦エピソードも面白かったし、最後に自己主張する三男坊も面白い。やっぱりショックだったのは次男坊が王に言われた最後の一言だったけど・・・まじで泣けてきた・・・

2006年アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート
(2008.4)

大いなる遺産 1946 イギリス
BCFC=NCC
GREAT EXPECTATIONS
ストーリー  両親を亡くし鍛冶屋の下で育ったピップは、墓参りをしているとき、囚人に優しくしたのが縁で遺産相続人となりロンドンで生活することになった。名乗らないパトロンはてっきり世話になった豪邸に住む女性だと思っていたのだった・・・
監督 デヴィッド・リーン  原作:チャールズ・ディケンズ
出演 ジョン・ミルズ ヴァレリー・ホブソン ジーン・シモンズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  子供時代のエステラがジーン・シモンズ、そしてピップがアンソニー・ウェイジャー。彼女の演技が一番よかったような気もする。
 囚人に対する描き方はなかなかよかったし、偏見を持たない主人公の素直さにも共感できるものがある。ずっと独身を通す金持ちの女性の過去や、彼女が養女にしたエステラ。謎めいた設定であってもわかりやすい展開だ。
 結局、エステラは囚人の娘であったことが判明するのだけど、女王然とした高慢な態度は変わるのだろうか。ピップへの愛情もそれほど無さそうだったし、将来を考えると、尻にしかれるピップ像が浮かんでくる・・・。

1947年アカデミー賞撮影賞、美術監督賞、美術装置賞
同作品賞、監督賞、脚色賞ノミネート
(2007.11)

王は踊る 2000 ベルギー/フランス/ドイツ
日本ヘラルド
LE ROI DANSE
ストーリー  17世紀、5歳で即位したルイ14世。14歳になった今も実権は母が握っていたため、彼は音楽と踊りに明け暮れていた。最も寵愛を受けていたイタリア出身の音楽家リュリ。
監督 ジェラール・コルビオ
出演 ブノワ・マジメル ボリス・テラル チェッキー・カリョ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  1653年、新しいヒールの高い靴をもらい舞台の中央に立ったルイ14世。頭の後ろに後光がさすような飾りをつけ、まるで太陽の化身のような神々しさが溢れる。「太陽王」とイメージされた一瞬だ。これがフロンド(貴族)の乱を鎮圧したのか?
 8年後、宰相マザランが死ぬと宰相を置かずに統治すると宣言するが、ダンスアカデミーを作るなどのたまってた。現在のバレエの原型ともなったダンスを確立した功績。リュリとモリエールのコンビによって出来上がった歌曲など興味深いエピソードが多い。
 ジャン=バディスト・リュリはフランス国籍を取得したものの男色だとの悪評もあり、次第にルイから寵愛を失いつつあった。フランスオペラの集大成を作ると約束してルイの寵愛を取り戻すところが彼の望み。そのためには喜劇を合作し続けたモリエールをも裏切ることになった。
 ラストの死に際までかなりあっさりと描かれていたけど、オペラが成功した割には愛人以外誰も友人がいなかったという虚しさが伝わってきます・・・
 冒頭シーンに成功したリュリが「国王のテ・デウム」を指揮するシーンがあり、国王の席を用意したのに来なかった・・・そして足を切断しなければならない苦痛のシーン。この史実を知らないとさっぱりわからないぞ・・・で、来なかったのか?
(2007.1)

大奥 2006 日本
東映
ストーリー  正徳三年(1713年)。先代将軍家宣に取り立てられた七代将軍家継の側用人間部詮房と側室であり生母である月光院が逢瀬を重ねていた。敵対する家宣の正室天英院は月光院を何とか失脚させるため、大奥総取締の絵島に色恋の罠を仕掛けるのだが・・・
監督 林徹
出演 仲間由紀恵 西島秀俊 井川遥
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  それでもぼくはやってない!
 仲間由紀恵が主演する映画は演技が気になって仕方がない。もしかすると「生島と結ばれるのは夢の中のみ・・・」などという台詞が出てくるのではないかと冷や冷やものでしたが、さすがにそれはありませんでした。その脚本を書いたのはテレビシリーズも一人で書いたという浅野妙子。『純情きらり』の脚本家として注目していたので、安心して観ることができました。
 大奥というタイトルだけで、徳川時代の未知なる世界を想像させるものの、庶民的な感覚が全く感じられないのではないかと、今まで敬遠してきました。今回の映画化作品では主人公の大奥総取締の絵島(仲間由紀恵)も側用人間部詮房(及川光博)も庶民出身だし、生島新五郎も歌舞伎役者なのです。これほどまで感情移入しやすい題材だとは思いませんでした。絵島生島事件に関しては諸説あるようなので詳細は割愛しますが、最終的に1300名もの人が罰せられた事実を考えると、相当な権力争いが繰り広げられたのでしょうね。
 豪華絢爛な俳優陣や贅を尽くした華麗な内掛衣装。それに歌舞伎座のセットと炎上シーンなど見所いっぱい。そして、政敵をつぶそうと策略を企てる醜いまでの女の戦いと、それにも屈しない究極のラブストーリーの表現がなかなかの出来。ただ、台詞をなんとかこなした絵島であったが、顔で演技するまでは至らなかったのか・・・欲を言えば、彼女が恋に落ちる瞬間を目撃したかったところだ。
 七代将軍家継は徳川15代の中でも最年少で将軍になった人物。そんな状況だから、大奥でも月光院(井川遥)なんかが男に餓えてしまっている様子がなかなかリアル。大奥の中から女性は外に出られないけど、口実を作って歌舞伎見物に行ったというのは史料に残ってるらしい。これが生島という歌舞伎役者と色恋沙汰に陥れるプロットに見事にはまり、わくわくさせてくれました。ここでは裏で謀略に奔走する宮路(杉田かおる)が光っていました。
 途中まではそれほどでもなかったのですが、金魚の伏線が外に出られない大奥の辛さを描いていたり、風車という小道具がとても印象に残りました。また、「そんなの理不尽だよ」と言いたくなるほどの裁判。実際には月光院が嘆願したらしいのですが、家継の裁量にはビックリさせられました。しかしまぁ、醜い権力争いの結果、犠牲となるのは庶民出身の者なんですね〜
(2006.12)

1955 日本
近代映画社
ストーリー  山道で郵便車が襲われ、強奪された。
監督 新藤兼人
出演 乙羽信子 高杉早苗 殿山泰司
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント  息子が病気である未亡人矢野あきこは東洋生命に入社する。応募者が全員採用。6ヶ月経って成績が上がらなければクビとなる厳しさ。今の時代とそう変わりはない。
 まだ戦後混乱期。高度成長期のちょっと手前。まだまだ生命保険に入ろうという者が少ない時代なのだ。ウダツの上がらない男女社員5人は強盗するか自殺するかを相談するようになり、郵便車の情報も話合われる。切羽詰った貧乏暮しの面々。乙羽信子がふと地面を見やると甲虫の幼虫がアリに集られてもがいている映像。
 日本におけるクライム・ムービーの先駆け的存在かもしれない。奪った金35万円余を5人で分け、それぞれ使い、最後に別れる。
(2006.1)

大曽根家の朝(あした) 1946 日本
松竹
ストーリー  昭和18年、クリスマスの夜。大曽根家では長女悠子の婚約者実成明の出征を祝っていた矢先、突如長男一郎が憲兵に検挙される。
監督 木下恵介
出演 杉村春子 長尾敏之助 三浦光子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント  戦争に反対する長男。思想犯として検挙されたおかげで妹の縁談を叔父が断ることになった。軍人である叔父とは違い、亡くなった父は自由主義者の家庭だった。翌年、美術学校を目指す次男泰二が召集される。彼もまた戦争に対して疑問を持っていた。「武士道とは死ぬことと見つけたり」などと単純思想にはついていけなかったのだ。
 泰二が戦病死したと連絡が入り、三男隆も海軍予備学生を志す。娘悠子の再縁談。母杉村が夢の中で見た隆の戦死。やがて叔父が我が物顔で大曽根家を牛耳る姿。そして敗戦後、隆の戦友が形見を持ってくる・・・
 戦後最初の木下作品ということもあり、場面は大曽根家の中が中心。舞台劇のほうがいいものになるのかもしれない。軍国主義を徹底的に批判し、捕われた長男を信じてやまなかった母親の力強い台詞が印象的。
(2005.11)









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